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■僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』
*キミだけの僕2
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葵咲ちゃんが懸命に僕の胸元に唇を寄せて肌に吸い付いている。
顔を真っ赤にしているのがすごく可愛くて、僕は彼女の、根本が少し乱されたポニーテールを指先で弄びながらその様を見る。
「葵咲、ゴム、外すね」
言って、葵咲ちゃんが返事をするのも待たずにスルリと髪から花柄のシュシュと一緒にその下のゴムを抜き去った。
それらがなくならないようにベッドの宮棚に載せると、葵咲ちゃんはお風呂上りによく見る下ろし髪になった。
ギュッと束ねていた跡が全然ついていない艶やかな黒髪に、そっと指を絡めて彼女の耳にかける。
愛らしい耳がほんのりと朱くに染まっていて、それがすごく可愛くて。
「そんなに力を入れて吸わなくても大丈夫だよ?」
言うけれど、葵咲ちゃんにはキスマークをつけるコツがよく分からないみたいで。
僕を申し訳なさそうに見上げると、「頑張って吸い付いてみたけど全然痕、残せない」と悲しそうに言うの、本当に可愛いんだ。
「理人は何でそんなに上手にできるの?」
ふっと自分の胸元に視線を落とした葵咲ちゃんが、そこに残された花弁に触れながらつぶやく。
僕がつけた痣を葵咲ちゃんの綺麗な指先がなぞる様は何とも艶めいて見えて――。
僕は思わず唾を飲み込んだ。
そこで釣られるように自分の胸元に視線を落とすと、葵咲ちゃんが離れたあとには本当に申し訳程度に薄っすらと鬱血したあとが残っていて。
あんなに頑張っていたのに“コレ”と思うと、余計に愛しさが込み上げた。
「考えたこと、なかったな――」
言いながら葵咲ちゃんを抱き寄せて、さり気なくブラのホックを外す。
そうして彼女の肩から肩紐と一緒にワンピースの袖を抜き取ると、「ヤダっ」と葵咲ちゃんが僕にギュッと身体を寄せるようにして胸を隠そうとしてきた。
でもごめん、それ逆効果だ。
葵咲ちゃんの柔らかくて弾力のある乳房が、僕の胸に押し当てられているんだもの。
お互い裸で……素肌同士で触れ合っているのだから、嫌でも相手の温もりを意識してしまうじゃないか。
「葵咲、誘ってるの?」
葵咲ちゃんをそっとベッドに押し倒すと、彼女の両手首をひとまとめに頭上へ束ねて動きを封じる。
そのまま、天井を差してツン、と尖っている葵咲ちゃんの胸の先端を口に含んでチュッと軽めに吸い上げると、肌を濡らすようにねっとりと舌を這わせた。
「……はぁ、んっ、理人っ」
葵咲ちゃんがギュッと目をつぶって小さく吐息を落としながら僕の名を呼ぶのを見つめながら、先ほどつけた痕の対角線上に、新たに唇を寄せる。
先刻よりやや強めに肌を吸い上げると、葵咲ちゃんが「んっ」とつぶやいて、束ねられた手にほんの少し力が入ったのが分かった。
「葵咲、痕を残すコツ、少し分かったかも」
葵咲ちゃんの敏感なふくらみの先端を指先でやんわりこねるようにつまみながら、彼女の耳に唇を寄せる。
「唇を湿らせて、ウの口で吸い付いたらいいみたいだよ」
言いながら耳孔に水音を響かせるように舌を滑り込ませる。
「や、理人っ、あぁっ、それ、……ダメぇ……っ」
途端、身体をよじるようにして葵咲ちゃんが僕から逃げようとしたけれど、――ごめん、逃がすつもりはないんだよ。
イヤイヤをするように耳を避けようとする葵咲ちゃんに、僕は彼女の胸の頂を少し強めにギュッとつまんで動きを封じる。
「逃げないで?」
顔を真っ赤にしているのがすごく可愛くて、僕は彼女の、根本が少し乱されたポニーテールを指先で弄びながらその様を見る。
「葵咲、ゴム、外すね」
言って、葵咲ちゃんが返事をするのも待たずにスルリと髪から花柄のシュシュと一緒にその下のゴムを抜き去った。
それらがなくならないようにベッドの宮棚に載せると、葵咲ちゃんはお風呂上りによく見る下ろし髪になった。
ギュッと束ねていた跡が全然ついていない艶やかな黒髪に、そっと指を絡めて彼女の耳にかける。
愛らしい耳がほんのりと朱くに染まっていて、それがすごく可愛くて。
「そんなに力を入れて吸わなくても大丈夫だよ?」
言うけれど、葵咲ちゃんにはキスマークをつけるコツがよく分からないみたいで。
僕を申し訳なさそうに見上げると、「頑張って吸い付いてみたけど全然痕、残せない」と悲しそうに言うの、本当に可愛いんだ。
「理人は何でそんなに上手にできるの?」
ふっと自分の胸元に視線を落とした葵咲ちゃんが、そこに残された花弁に触れながらつぶやく。
僕がつけた痣を葵咲ちゃんの綺麗な指先がなぞる様は何とも艶めいて見えて――。
僕は思わず唾を飲み込んだ。
そこで釣られるように自分の胸元に視線を落とすと、葵咲ちゃんが離れたあとには本当に申し訳程度に薄っすらと鬱血したあとが残っていて。
あんなに頑張っていたのに“コレ”と思うと、余計に愛しさが込み上げた。
「考えたこと、なかったな――」
言いながら葵咲ちゃんを抱き寄せて、さり気なくブラのホックを外す。
そうして彼女の肩から肩紐と一緒にワンピースの袖を抜き取ると、「ヤダっ」と葵咲ちゃんが僕にギュッと身体を寄せるようにして胸を隠そうとしてきた。
でもごめん、それ逆効果だ。
葵咲ちゃんの柔らかくて弾力のある乳房が、僕の胸に押し当てられているんだもの。
お互い裸で……素肌同士で触れ合っているのだから、嫌でも相手の温もりを意識してしまうじゃないか。
「葵咲、誘ってるの?」
葵咲ちゃんをそっとベッドに押し倒すと、彼女の両手首をひとまとめに頭上へ束ねて動きを封じる。
そのまま、天井を差してツン、と尖っている葵咲ちゃんの胸の先端を口に含んでチュッと軽めに吸い上げると、肌を濡らすようにねっとりと舌を這わせた。
「……はぁ、んっ、理人っ」
葵咲ちゃんがギュッと目をつぶって小さく吐息を落としながら僕の名を呼ぶのを見つめながら、先ほどつけた痕の対角線上に、新たに唇を寄せる。
先刻よりやや強めに肌を吸い上げると、葵咲ちゃんが「んっ」とつぶやいて、束ねられた手にほんの少し力が入ったのが分かった。
「葵咲、痕を残すコツ、少し分かったかも」
葵咲ちゃんの敏感なふくらみの先端を指先でやんわりこねるようにつまみながら、彼女の耳に唇を寄せる。
「唇を湿らせて、ウの口で吸い付いたらいいみたいだよ」
言いながら耳孔に水音を響かせるように舌を滑り込ませる。
「や、理人っ、あぁっ、それ、……ダメぇ……っ」
途端、身体をよじるようにして葵咲ちゃんが僕から逃げようとしたけれど、――ごめん、逃がすつもりはないんだよ。
イヤイヤをするように耳を避けようとする葵咲ちゃんに、僕は彼女の胸の頂を少し強めにギュッとつまんで動きを封じる。
「逃げないで?」
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