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■僕惚れ②『温泉へ行こう!』
*ちゃんと私を感じて欲しい1
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「理人、……したい、な?」
私は初めて、彼に抱きついて自分から彼を求める言葉を発した。
今なら……彼が私を無条件で求めてくれる気持ちが物凄くよく分かる。
「葵咲……?」
そんな私に、理人が驚いた顔をする。
「さっきみたいに理人が辛そうなのじゃなくて……理人にも幸せな気持ちで……ちゃんと私を感じて……欲しいの……」
私は、身も心も彼のものなのだから――。
「理人、持ってる、よね?」
何が、とは言わなかったけれど、彼はそれだけで分かってくれた。
すぐに頷いて、私を抱きすくめる手に力がこもる。
私が大学を無事卒業するまでは……彼に負い目を感じさせるわけにはいかないから。
「さっきもしたばかりだけど、葵咲、しんどくない? 無理してない?」
聞きながら、理人が優しく私の瞳を覗き込んできた。
私は、理人を真っ直ぐ見つめ返すと、小さく首肯する。
その意思表示に、私を抱きしめる理人の下腹部から、熱を持ち始めた彼を感じて、私の身体も理人を受け入れる準備を始めたように、甘やかに潤みを帯びて香り立つ。
どちらからともなく口付けを交わしながら、我慢できないように、二人、ベッドに倒れこんだ――。
理人が、私の上になって、首筋にキスを落としながらウエストで結んだ帯を解く。
帯を失った襟元は、簡単に寛げられて――。
お風呂上りで下着を何も身につけていない胸が、ほろりと顔を覗かせた。
「あっ……」
そこを優しく包み込むように揉まれて、私は堪えきれずに声を漏らす。
彼が触れたところがどこもかしこも熱く疼いて……肌がほんのりと薄紅に色づく。
「理人……」
彼の名前を口にするだけで、下腹部からトロリ、と蜜があふれ出したのがわかった。
私は今、浴衣の下には何も身につけていないのに……。
浴衣のところに下着を持って来忘れていたから……。後でこっそり履けば大丈夫かな、とか……そんなことを考えてしまった自分に後悔したけれど、今更で――。
あふれ出した蜜は、きっと即座に後ろ身頃を濡らしてしまうだろう。
それが恥ずかしくて、思わず足をもじもじと身じろいだら、理人に気付かれてしまった。
「可愛い、葵咲。もう、こんなに濡らしてるの?」
腿の間を割るように伸びてきた理人の指が、秘所を優しく擦る。
「それに、下着を身につけていないとか……最初からこうなるのを期待してた?」
気にしていたことを改めて指摘されて、私は一気に恥ずかしくなる。
「違っ、お願いっ。恥ずかしいから……言わない、でっ……?」
私から理人を求めたくせに、こんな風にはしたなく感じていることを彼に暴かれると、堪らなくしんどい。
何て矛盾しているんだろう、と自分でも思った。
「僕を求めてくれる葵咲も刺激的で素敵だけど、恥ずかしがってるキミも可愛らしくて大好きだよ」
でも、そんな気持ちも、理人のたった一言で、報われてしまう。
「理人……私も、貴方が、大好きっ」
言いながら、気が付いたら理人の襟元を掴むようにして彼を引き寄せ、自ら理人に口付けていた。
私のぎこちない口付けを、理人が優しくカバーしてくれる。
あごを軽く持ち上げて私の顔を上向けると、口付けの角度を深くする。
薄く開いた唇の間から理人が舌を差し入れてきて、私のそれを優しく絡め取った。
私は初めて、彼に抱きついて自分から彼を求める言葉を発した。
今なら……彼が私を無条件で求めてくれる気持ちが物凄くよく分かる。
「葵咲……?」
そんな私に、理人が驚いた顔をする。
「さっきみたいに理人が辛そうなのじゃなくて……理人にも幸せな気持ちで……ちゃんと私を感じて……欲しいの……」
私は、身も心も彼のものなのだから――。
「理人、持ってる、よね?」
何が、とは言わなかったけれど、彼はそれだけで分かってくれた。
すぐに頷いて、私を抱きすくめる手に力がこもる。
私が大学を無事卒業するまでは……彼に負い目を感じさせるわけにはいかないから。
「さっきもしたばかりだけど、葵咲、しんどくない? 無理してない?」
聞きながら、理人が優しく私の瞳を覗き込んできた。
私は、理人を真っ直ぐ見つめ返すと、小さく首肯する。
その意思表示に、私を抱きしめる理人の下腹部から、熱を持ち始めた彼を感じて、私の身体も理人を受け入れる準備を始めたように、甘やかに潤みを帯びて香り立つ。
どちらからともなく口付けを交わしながら、我慢できないように、二人、ベッドに倒れこんだ――。
理人が、私の上になって、首筋にキスを落としながらウエストで結んだ帯を解く。
帯を失った襟元は、簡単に寛げられて――。
お風呂上りで下着を何も身につけていない胸が、ほろりと顔を覗かせた。
「あっ……」
そこを優しく包み込むように揉まれて、私は堪えきれずに声を漏らす。
彼が触れたところがどこもかしこも熱く疼いて……肌がほんのりと薄紅に色づく。
「理人……」
彼の名前を口にするだけで、下腹部からトロリ、と蜜があふれ出したのがわかった。
私は今、浴衣の下には何も身につけていないのに……。
浴衣のところに下着を持って来忘れていたから……。後でこっそり履けば大丈夫かな、とか……そんなことを考えてしまった自分に後悔したけれど、今更で――。
あふれ出した蜜は、きっと即座に後ろ身頃を濡らしてしまうだろう。
それが恥ずかしくて、思わず足をもじもじと身じろいだら、理人に気付かれてしまった。
「可愛い、葵咲。もう、こんなに濡らしてるの?」
腿の間を割るように伸びてきた理人の指が、秘所を優しく擦る。
「それに、下着を身につけていないとか……最初からこうなるのを期待してた?」
気にしていたことを改めて指摘されて、私は一気に恥ずかしくなる。
「違っ、お願いっ。恥ずかしいから……言わない、でっ……?」
私から理人を求めたくせに、こんな風にはしたなく感じていることを彼に暴かれると、堪らなくしんどい。
何て矛盾しているんだろう、と自分でも思った。
「僕を求めてくれる葵咲も刺激的で素敵だけど、恥ずかしがってるキミも可愛らしくて大好きだよ」
でも、そんな気持ちも、理人のたった一言で、報われてしまう。
「理人……私も、貴方が、大好きっ」
言いながら、気が付いたら理人の襟元を掴むようにして彼を引き寄せ、自ら理人に口付けていた。
私のぎこちない口付けを、理人が優しくカバーしてくれる。
あごを軽く持ち上げて私の顔を上向けると、口付けの角度を深くする。
薄く開いた唇の間から理人が舌を差し入れてきて、私のそれを優しく絡め取った。
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