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■僕惚れ②『温泉へ行こう!』
*嫉妬2
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唇を奪われた弾みにそこにあった大樹に押しつけられて、身体を引きたくても動けない。
彼を押し退けようと厚い胸板に手を当てると、邪魔だと言わんばかりに一纏めにされて絡め取られた。
片手で簡単に動けなくさせられてしまうことに、理人の男を感じてしまう。
私の抵抗を封じた理人が、口づけながら空いた方の手でブラウスのボタンを1つずつ寛げ始めた時にはさすがに焦った。
「り、ひとっ。やだっ、ここ……外っ」
何とかキスの合間を縫うように抗議の声を上げるけれど、彼は聞く耳を持たないとばかりに、私を熱に浮かされた目で見つめてくる。
さっきまでの無表情が嘘みたいな、追い詰められた獣みたいな表情に、私は思わず現状も忘れて見惚れてしまった。
「僕を、こんな風に追い詰めたのは葵咲だろ?」
新幹線の中からずっと、君を抱きたくて堪らなかった……!
まるでうわ言のように、熱い吐息とともに感情をぶつけてくる理人。
ブラウスのボタンを全部外し終えると、理人はブラのホックまで外してしまった。
「――僕が好きなら抵抗しないで?」
まるで懇願するようにそう言うと、彼は私の戒めを解いた。
すぐに胸を隠したかったけれど、理人の泣きそうに苦しげな表情がそれを躊躇わせる。
そんなことを言われたら、私が抵抗出来なくなるのは分かっているくせに……理人はずるい。
「意地悪……」
ギュッとスカートを掴んでそう言って、彼を睨むのが私に出来る精一杯の抗議。
彼は私に抵抗する意思がないのを確かめると、ホッとした顔をした。
そればかりか、私が理人のことを好きな気持ちを試すように、肩ひもをずらす様にして肌蹴させた胸を、色づきに沿って弄んでから、先端の敏感なところを口に含む。そうしながら上目遣いで私を見つめて問いかけてくる。
「ねぇ葵咲、彼とは親しかったの?」
いつも私を見下ろすばかりの彼からのその視線は、私の羞恥心をいたずらに煽った。
彼が言葉を紡ぐたびに、彼の口に含まれたままの先端に、甘やかな刺激が走る。
「あんっ。……理、人っ、それ、やぁっ」
そんな酷い仕打ちをされても尚、彼を押し退けられない私は、理人のことが好きでたまらないのだと自覚する。
余りの羞恥心と激しい刺激に、嫌だと訴えても、彼は許してくれなかった。
背中に触れる木肌のゴツゴツとした感触が、いやでもここが外なのだと思い起こさせる。
理人は執拗にそこを責め立てて固くしこらせると、そこでやっと私の求めに応じたようにチュッと音を立てて突起を吸い上げてから、不意に解放する。
途端、限界まで感じさせられてほんのりと朱に鬱血した先端が、外気に晒されて、ふるり、と震えた。
「りひ、とっ、も、許してっ……」
人気のない山の中とはいえ、外で胸を露出させられていると言うことが、私をたまらなく不安にさせる。
隠したくても、抵抗すれば理人を傷付けると分かっているから、寸でのところでそれができない自分がもどかしい。
それは結局、私自身が彼にそう言う行為を許していることに他ならないわけで――。
頬に含羞のためばかりではない熱が篭り、目尻に涙がじわりと滲む。
「あの男にもここを見せたり、した?」
意地悪く問いかけながら、固く張り詰めた先端を指先で爪弾かれる。
「ん、あっ。――そんな、こと、してなっ……」
理人が、私の初めての相手だったことは、貴方が一番知っているくせに。
彼はなんて意地悪なんだろう。
彼を押し退けようと厚い胸板に手を当てると、邪魔だと言わんばかりに一纏めにされて絡め取られた。
片手で簡単に動けなくさせられてしまうことに、理人の男を感じてしまう。
私の抵抗を封じた理人が、口づけながら空いた方の手でブラウスのボタンを1つずつ寛げ始めた時にはさすがに焦った。
「り、ひとっ。やだっ、ここ……外っ」
何とかキスの合間を縫うように抗議の声を上げるけれど、彼は聞く耳を持たないとばかりに、私を熱に浮かされた目で見つめてくる。
さっきまでの無表情が嘘みたいな、追い詰められた獣みたいな表情に、私は思わず現状も忘れて見惚れてしまった。
「僕を、こんな風に追い詰めたのは葵咲だろ?」
新幹線の中からずっと、君を抱きたくて堪らなかった……!
まるでうわ言のように、熱い吐息とともに感情をぶつけてくる理人。
ブラウスのボタンを全部外し終えると、理人はブラのホックまで外してしまった。
「――僕が好きなら抵抗しないで?」
まるで懇願するようにそう言うと、彼は私の戒めを解いた。
すぐに胸を隠したかったけれど、理人の泣きそうに苦しげな表情がそれを躊躇わせる。
そんなことを言われたら、私が抵抗出来なくなるのは分かっているくせに……理人はずるい。
「意地悪……」
ギュッとスカートを掴んでそう言って、彼を睨むのが私に出来る精一杯の抗議。
彼は私に抵抗する意思がないのを確かめると、ホッとした顔をした。
そればかりか、私が理人のことを好きな気持ちを試すように、肩ひもをずらす様にして肌蹴させた胸を、色づきに沿って弄んでから、先端の敏感なところを口に含む。そうしながら上目遣いで私を見つめて問いかけてくる。
「ねぇ葵咲、彼とは親しかったの?」
いつも私を見下ろすばかりの彼からのその視線は、私の羞恥心をいたずらに煽った。
彼が言葉を紡ぐたびに、彼の口に含まれたままの先端に、甘やかな刺激が走る。
「あんっ。……理、人っ、それ、やぁっ」
そんな酷い仕打ちをされても尚、彼を押し退けられない私は、理人のことが好きでたまらないのだと自覚する。
余りの羞恥心と激しい刺激に、嫌だと訴えても、彼は許してくれなかった。
背中に触れる木肌のゴツゴツとした感触が、いやでもここが外なのだと思い起こさせる。
理人は執拗にそこを責め立てて固くしこらせると、そこでやっと私の求めに応じたようにチュッと音を立てて突起を吸い上げてから、不意に解放する。
途端、限界まで感じさせられてほんのりと朱に鬱血した先端が、外気に晒されて、ふるり、と震えた。
「りひ、とっ、も、許してっ……」
人気のない山の中とはいえ、外で胸を露出させられていると言うことが、私をたまらなく不安にさせる。
隠したくても、抵抗すれば理人を傷付けると分かっているから、寸でのところでそれができない自分がもどかしい。
それは結局、私自身が彼にそう言う行為を許していることに他ならないわけで――。
頬に含羞のためばかりではない熱が篭り、目尻に涙がじわりと滲む。
「あの男にもここを見せたり、した?」
意地悪く問いかけながら、固く張り詰めた先端を指先で爪弾かれる。
「ん、あっ。――そんな、こと、してなっ……」
理人が、私の初めての相手だったことは、貴方が一番知っているくせに。
彼はなんて意地悪なんだろう。
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