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*俺に診察させて?

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「も、痛、くないですし……その……しゅ、出血、も……ほとんど止まってますの、で……診て頂かなくても……だ、いじょう、ぶですっ」

 見られたくない一心でそう言ってしまってから、自分で何て恥ずかしいことを暴露してしまったの!と気がついて恥ずかしくなる。

 さすがに奏芽かなめさんも驚かれたみたいで大きく瞳を見開かれて。

 その反応に、私はますます居た堪れない気持ちになった。


「わっ……」

「わ?」

「……忘れてくださいっ」

 言ったと同時、奏芽さんに両ひざに手を掛けられて。

「了解。――凜子りんこの言葉、しっかり忘れたから。せてもらうってことで……いいよな?」

 って、それとこれとは話が別ですっ。

「ヤッ、……ダメっ、」

 抗議の言葉を発した私を嘲笑うみたいにニヤリと笑った奏芽さんにゾクリとさせられて。
 手をかけられた脚にグッと力を入れてみたけれど、片ひざを離れた手が、脚の隙間を縫うように難なく秘部へ伸ばされた。

 そろり、とソコを亀裂に沿って撫でられて、ついでのようにあの気持ちいいところに触れられた私は、思わず後ろにのけぞってしまった。

「ひゃっ」

 途端、ずっと背中を預けていたわけではない壁面タイルの冷たさに、期せずして悲鳴を上げてしまう。

 そちらに気を取られて油断した瞬間、待っていたみたいに奏芽さんが私のひざを割り開いてきて。

 内腿うちももの間に奏芽さんの吐息を感じた私は、脚を閉じたいのに奏芽さんを挟んでしまうことは出来ないと思って……戸惑いに泣きたくなる。

「お願っ、かな、めさっ、離れてくださ……っ」

 慌てて手でそこを隠そうとしたのに、それすら奏芽さんに捕らえられて阻止されてしまう。

 内壁をこじ開けられることを覚悟した私だったけれど、奏芽かなめさん、どうやら中に指を入れるつもりはないみたい?で。

 入り口を包む谷間にそっと指を這わせながら、「触ったらこうしたら痛い?」って聞いていらして。

 私は早くそこから退いて頂きたくて一生懸命首を横に振る。


「熱持って腫れぼったい気がするけど……痛くねぇなら擦過瘡さっかそうにはなってないな。よかった。凜子りんこ、よく濡れてたもんな。――今もまた溢れてきてるし」

 そんなこと言わなくてもいいのにっ!
 わざわざ言って、私をはずかしめる奏芽さんがすごくすごく憎らしいです。

 それで、
「か、なめさんが……っ」
 と口走って、全部奏芽さんのせいです!って気持ちを込めて涙目で睨んだら、
凜子りんこがこんな風になってんの、みんな俺のせいだと思って構わねぇんだよな?」

 逆にとても嬉しそうに笑顔でそう問いかけられて。
 あろうことか入り口上部の敏感なところに唇を寄せられて、やんわりと吸い上げられる。
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