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*俺に診察させて?
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まるでそれを待っていたみたいや奏芽さんに、即座に頬を捕らえられて唇を塞がれてしまう。
「はぁ、……んっ」
ぬるりと口蓋を舐め上げられる感触が、くすぐったくて気持ちいい。
奏芽さんにキスされているんだと思うだけで、下腹部がきゅんと切なく疼いた。
と、今まで指と指の間を広げるようにしてかわされていた胸の先端の昂りを、奏芽さんが指の間隔を狭めてキュッと挟んできて。
「――あん、やっ」
途端、思わず身体がビクッと跳ねて、私は恥ずかしさに身体を前のめりに縮こまらせた。
「焦らされた後に触れられると、もどかしかった分、すげぇくるだろ?」
奏芽さんが私の身体のことなんて全てお見通しみたいにそう言ってクスクス笑って。
私はその言葉に、降参ですという意思を込めて何度も小さくうなずいてから奏芽さんを振り返った。
そうして、涙目で懇願する。
「も、……のぼせちゃ、いそう、なの……で」
だから、ここまでで許して欲しいです。
そう申し上げたつもりだったのだけれど。
「そっか、じゃあ、湯から出てここに座って?」
シャワーを手にして壁に面した浴槽の縁を指さすと、壁面にお湯を掛けて冷たくないようにしてくださいながらそう言われて。
私はさすがにお湯から出てしまうことに躊躇いを感じて戸惑ってしまう。
「あ、あのっ、でもっ」
「イヤはなし。さっき約束したよな?」
先刻奏芽さんがしたいようにしてもいいと言ってしまった時、そう釘を刺された。
でも、だからといってその言葉を受け入れるのは何だかやっぱり抵抗があって。
オロオロと奏芽さんを見つめて困っていたら、「凜子はもう、全部俺のもの、だろ?」って。
低めた声で甘えたように問いかけてくるとか……ずるい。
胸と下腹部が隠れるように手で覆いながら恐る恐る浴槽の縁に腰掛けたら、奏芽さんも浴槽内で立ち上がられて。
お互い、所々にきめ細かな泡をまとわり付かせているのが、何だかやけにエッチに思えて。
いつものサラサラストレートのイメージと違って、濡れそぼった髪の毛をかき上げるように無造作に後ろへ撫で付けていらっしゃる奏芽さんの頬が上気していて凄く色っぽい。
あの薄い唇で何度も口付けられたんだって思ったら、すごくドキドキしてしまった。
「はぁ、……んっ」
ぬるりと口蓋を舐め上げられる感触が、くすぐったくて気持ちいい。
奏芽さんにキスされているんだと思うだけで、下腹部がきゅんと切なく疼いた。
と、今まで指と指の間を広げるようにしてかわされていた胸の先端の昂りを、奏芽さんが指の間隔を狭めてキュッと挟んできて。
「――あん、やっ」
途端、思わず身体がビクッと跳ねて、私は恥ずかしさに身体を前のめりに縮こまらせた。
「焦らされた後に触れられると、もどかしかった分、すげぇくるだろ?」
奏芽さんが私の身体のことなんて全てお見通しみたいにそう言ってクスクス笑って。
私はその言葉に、降参ですという意思を込めて何度も小さくうなずいてから奏芽さんを振り返った。
そうして、涙目で懇願する。
「も、……のぼせちゃ、いそう、なの……で」
だから、ここまでで許して欲しいです。
そう申し上げたつもりだったのだけれど。
「そっか、じゃあ、湯から出てここに座って?」
シャワーを手にして壁に面した浴槽の縁を指さすと、壁面にお湯を掛けて冷たくないようにしてくださいながらそう言われて。
私はさすがにお湯から出てしまうことに躊躇いを感じて戸惑ってしまう。
「あ、あのっ、でもっ」
「イヤはなし。さっき約束したよな?」
先刻奏芽さんがしたいようにしてもいいと言ってしまった時、そう釘を刺された。
でも、だからといってその言葉を受け入れるのは何だかやっぱり抵抗があって。
オロオロと奏芽さんを見つめて困っていたら、「凜子はもう、全部俺のもの、だろ?」って。
低めた声で甘えたように問いかけてくるとか……ずるい。
胸と下腹部が隠れるように手で覆いながら恐る恐る浴槽の縁に腰掛けたら、奏芽さんも浴槽内で立ち上がられて。
お互い、所々にきめ細かな泡をまとわり付かせているのが、何だかやけにエッチに思えて。
いつものサラサラストレートのイメージと違って、濡れそぼった髪の毛をかき上げるように無造作に後ろへ撫で付けていらっしゃる奏芽さんの頬が上気していて凄く色っぽい。
あの薄い唇で何度も口付けられたんだって思ったら、すごくドキドキしてしまった。
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