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*初めてをあなたに
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耳に響く濡れた水音と、胸から這い登ってくる痺れるような感覚……。
思わず自分に触れる奏芽さんの手をギュッと握って、刺激に耐えるように唇を噛んだ。
と、それを窘めるように、私の耳に舌を這わせていた奏芽さんが、「凜子、唇、噛むな。――俺しかいねぇんだから感じてる声、俺に聞かせろよ……」って甘く切ない声で囁いてきて。
湿り気を帯びた耳に奏芽さんの吐息が掛かって、彼の唇が皮膚をかすめるたび、私の意思とは関係なく、身体がビクビクと小刻みに跳ねてしまう。
それに合わせるように奏芽さんに胸の先端をやんわりつまむようにこねられて、私は堪らず声を上げた。
「あ、……やぁっ、……」
途端足の間からまた、さっき感じたみたいに熱いものがトロリと溢れ出てくる感覚がして。
「……か、なめ……さっ……」
どうしていいか分からなくて、私はすがるように彼の名前を呼んでしまう。
奏芽さんはそれに呼応するみたいに私の太ももを撫で下ろしながら手を下方に降ろしていくと、足の付け根をやんわりくすぐった。
その感触に、思わず我慢出来ずに足を動かしたら、チャンスとばかりに下着のクロッチ横の隙間から、ショーツの中に指を差し入れられた。
自分でもクロッチ部分がしとどに濡れてしまっているのが分かる。
きっと内側はもっとひどいことになっていると思う。
慌てて足をすり合わせながら
「あっ、待っ、そこ、……き、……っ」
汚いのでって言おうとしたのに、うまく言えなくて……。
「――ひゃ、ぁ、ぁっ!」
そればかりか、はしたなくも悲鳴のような嬌声が口をついてしまった。
だ、だって奏芽さんがっ。
下着の中、自分でも何となくその存在を感じていた……〝ツンと立ち上がった突起〟に不意に触れていらしたから――。
そこに触れられた瞬間、今まで感じたことのないような強い刺激が身体を駆け抜けた。
……い、いまのっ、な、に……っ?
まるで電流を流されたみたいな……。
でも……電撃を受けてしまった時みたいなピリピリと痛む感じは全然なくて……。
それよりむしろ――。
耳朶から這い降りてきた奏芽さんの舌が、首筋に熱く濡れた軌跡を描く。
その感触にゾクリと身体を震わせたら、囁くようにそっと問いかけられた。
「凜子、気持ちいい?」
思わず自分に触れる奏芽さんの手をギュッと握って、刺激に耐えるように唇を噛んだ。
と、それを窘めるように、私の耳に舌を這わせていた奏芽さんが、「凜子、唇、噛むな。――俺しかいねぇんだから感じてる声、俺に聞かせろよ……」って甘く切ない声で囁いてきて。
湿り気を帯びた耳に奏芽さんの吐息が掛かって、彼の唇が皮膚をかすめるたび、私の意思とは関係なく、身体がビクビクと小刻みに跳ねてしまう。
それに合わせるように奏芽さんに胸の先端をやんわりつまむようにこねられて、私は堪らず声を上げた。
「あ、……やぁっ、……」
途端足の間からまた、さっき感じたみたいに熱いものがトロリと溢れ出てくる感覚がして。
「……か、なめ……さっ……」
どうしていいか分からなくて、私はすがるように彼の名前を呼んでしまう。
奏芽さんはそれに呼応するみたいに私の太ももを撫で下ろしながら手を下方に降ろしていくと、足の付け根をやんわりくすぐった。
その感触に、思わず我慢出来ずに足を動かしたら、チャンスとばかりに下着のクロッチ横の隙間から、ショーツの中に指を差し入れられた。
自分でもクロッチ部分がしとどに濡れてしまっているのが分かる。
きっと内側はもっとひどいことになっていると思う。
慌てて足をすり合わせながら
「あっ、待っ、そこ、……き、……っ」
汚いのでって言おうとしたのに、うまく言えなくて……。
「――ひゃ、ぁ、ぁっ!」
そればかりか、はしたなくも悲鳴のような嬌声が口をついてしまった。
だ、だって奏芽さんがっ。
下着の中、自分でも何となくその存在を感じていた……〝ツンと立ち上がった突起〟に不意に触れていらしたから――。
そこに触れられた瞬間、今まで感じたことのないような強い刺激が身体を駆け抜けた。
……い、いまのっ、な、に……っ?
まるで電流を流されたみたいな……。
でも……電撃を受けてしまった時みたいなピリピリと痛む感じは全然なくて……。
それよりむしろ――。
耳朶から這い降りてきた奏芽さんの舌が、首筋に熱く濡れた軌跡を描く。
その感触にゾクリと身体を震わせたら、囁くようにそっと問いかけられた。
「凜子、気持ちいい?」
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