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(12)意識しないなんて無理!*
これ、絶対マズイやつ!
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ほんのちょっと身体を動かしただけなのに、乳首からビリッと電気が走るみたいな快感に全身を侵されて、日和美は懸命に口を押さえながらその感覚に耐える。
(……もぉ、ヤ、ぁッ……、んっ。……いっそのこ、とガバッと飛び起きて、現、状……を打破っ、した方がい、ぃんじゃない、のっ?)
頭の中で考えている思考ですら、敏感になり過ぎた身体のせいで途切れ途切れ。
息も絶え絶えな日和美は、トロリと下着を濡らすあってはいけない状況に涙目になった。
全くの一人ならば濡れた下着を取り換えるのだって問題ないはずだ。
でも、今ここには信武がいるわけで――。
朝っぱらからパンツを履き替えたことに気付かれたりしたら、何を言われるか分かったもんじゃない。
不破と同衾してしまった時ですらこんなことにはならなかったのに。
(全部全部胸に手なんて置いている信武さんのせいだ!)
そう思って意識すれば、お尻の辺りに固いモノが当たっている気もするし。
それが、男性にはどうしようもない朝の生理現象だと頭では理解できていても、身体が勝手に良からぬことを考えてしまう。
背後の男とそういうことを致す気がない身としては、本当に最悪な状況だ。
(うー。絶対絶対、三、二、一で飛、び起き、……る!)
日和美がそう決心をして心の中で三、二……とカウントダウンを開始したと同時。
信武が「んっ」と小さく吐息を漏らして日和美の胸に添えた手をムニムニと動かした。
きっとそれは無意識の行動なのだろうけれど、やられた日和美としては故意かそうでないかなんて関係なくて。
「ひ、あぁっ……!」
ビクッと身体を跳ねさせてあろうことか信武の腕の中。
朝っぱらから達かされてしまった。
びくびくと小刻みに震える身体を、自分ではどうすることも出来なくて、ただただ快感の波が通り過ぎるのを待つしかない。
(お願い、気付かないでっ)
もうこうなったらそれをひたすら願うしかない日和美だったのだけれど――。
「……日和美?」
神様はどうあったって日和美に意地悪みたいだ。
声と同時、スリリ……ッと今度こそ明確な意思を持って胸の昂りを指の腹で転がされた日和美は、痛いくらい敏感になり過ぎたそこへの刺激に、恥ずかしいくらい身体を跳ねさせた。
(ダメ、ダメ! これ、絶対マズイやつ!)
涙目になりながら身体を縮こまらせて、日和美は懸命に胸に伸びたままの信武の手を引き剥がして。
「ごめ、なさっ」
勝手に信武の手で気持ちよくなってしまったことに罪悪感を覚えまくりの日和美だ。
恥ずかしくて信武の方を見られない。
「――な、んで」
「――え?」
「何で日和美が謝んだよ。悪いのは勝手にお前の身体に触れてた俺だろーが」
言うなり後ろからギュウッと抱きすくめられた日和美は、お尻に当たる固い感触にドキドキしながら緊張でカチンコチンになる。
(……もぉ、ヤ、ぁッ……、んっ。……いっそのこ、とガバッと飛び起きて、現、状……を打破っ、した方がい、ぃんじゃない、のっ?)
頭の中で考えている思考ですら、敏感になり過ぎた身体のせいで途切れ途切れ。
息も絶え絶えな日和美は、トロリと下着を濡らすあってはいけない状況に涙目になった。
全くの一人ならば濡れた下着を取り換えるのだって問題ないはずだ。
でも、今ここには信武がいるわけで――。
朝っぱらからパンツを履き替えたことに気付かれたりしたら、何を言われるか分かったもんじゃない。
不破と同衾してしまった時ですらこんなことにはならなかったのに。
(全部全部胸に手なんて置いている信武さんのせいだ!)
そう思って意識すれば、お尻の辺りに固いモノが当たっている気もするし。
それが、男性にはどうしようもない朝の生理現象だと頭では理解できていても、身体が勝手に良からぬことを考えてしまう。
背後の男とそういうことを致す気がない身としては、本当に最悪な状況だ。
(うー。絶対絶対、三、二、一で飛、び起き、……る!)
日和美がそう決心をして心の中で三、二……とカウントダウンを開始したと同時。
信武が「んっ」と小さく吐息を漏らして日和美の胸に添えた手をムニムニと動かした。
きっとそれは無意識の行動なのだろうけれど、やられた日和美としては故意かそうでないかなんて関係なくて。
「ひ、あぁっ……!」
ビクッと身体を跳ねさせてあろうことか信武の腕の中。
朝っぱらから達かされてしまった。
びくびくと小刻みに震える身体を、自分ではどうすることも出来なくて、ただただ快感の波が通り過ぎるのを待つしかない。
(お願い、気付かないでっ)
もうこうなったらそれをひたすら願うしかない日和美だったのだけれど――。
「……日和美?」
神様はどうあったって日和美に意地悪みたいだ。
声と同時、スリリ……ッと今度こそ明確な意思を持って胸の昂りを指の腹で転がされた日和美は、痛いくらい敏感になり過ぎたそこへの刺激に、恥ずかしいくらい身体を跳ねさせた。
(ダメ、ダメ! これ、絶対マズイやつ!)
涙目になりながら身体を縮こまらせて、日和美は懸命に胸に伸びたままの信武の手を引き剥がして。
「ごめ、なさっ」
勝手に信武の手で気持ちよくなってしまったことに罪悪感を覚えまくりの日和美だ。
恥ずかしくて信武の方を見られない。
「――な、んで」
「――え?」
「何で日和美が謝んだよ。悪いのは勝手にお前の身体に触れてた俺だろーが」
言うなり後ろからギュウッと抱きすくめられた日和美は、お尻に当たる固い感触にドキドキしながら緊張でカチンコチンになる。
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