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*束の間だけ逆?

バカっ、そんな…締めんな

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 息も絶え絶えになるほど嬌声をあげ続けた喉は少し声がかすれ始めていると言うのに、私の身体はまだまだ温和はるまさが足りないのだと無意識に彼を求めてしまう。

「俺に反応するお前、すっげぇ、エロくて……すげぇ可愛い……」
 温和はるまさが中のいいところと、外の敏感な突起部分を一緒に責め立ててきて、身体にキュッと力が入る。

「バカっ、そ、んな……締め、んな。たなくなるっ」

 温和はるまさが背後から私をギュッと抱きしめて、甘く乱れた声を出す。

 私の両腕を解放した温和はるまさが、今までちっとも触ってくれなかった胸を我慢できないみたいに揉みしだいてきて、なのに一番敏感なところは避けているのが分かって……もどかしさに先端がキュン、と疼いた。
 触れられていないのに固く尖ったそこが、切ないぐらいにじんじんと甘い痺れを訴えてくる。

 腕を解放されたのだから、本当は自分で触れることも出来るのだけど……でも、それはイヤだって思ったの。
 温和はるまさの愛撫じゃないと、この切なさは止められない気がするから。

 だから……。

温和はるまさ、お願……っ、胸……っ」
 敏感なところにも触れて欲しい。
 痛いくらいに強く……激しく……刺激して欲しい……。

 気がついたら、私は恥も外聞も捨てて温和はるまさに胸の色づきのさらにその中心に触れて欲しいのだと、おねだりしてしまっていた。

 そこに触れてもらえたら、中の切ないぐらいの昂りも一緒に昇り詰めていけるような、そんな気がして。

 私のおねだりに、温和はるまさが膣内でピクンと反応したのがわかって、
「んっ……」
 ほんの少しの刺激でさえ子宮に響いてくるようで、堪らなく愛しくて……気持ちいい。

音芽おとめ、一緒に……こう、な」

 温和はるまさが、艶めいた余裕のない声でそう言って、私の肩にちゅっと口付けてから、今度こそ胸の先端を指の腹でギュッと押し潰すようにしてこねた。
 そのまま指先でつまむようにして緩急をつけて勃ち上がった胸のしこりをつぶしながら、腰をグッと打ち付けるようにして私の最奥を穿うがつ。

 瞬間目の前にチカチカと星が弾けるような快感が突き抜けて、それと同時に私の中で薄い膜越しに温和はるまさが吐精したのが分かった。

 く寸前に、温和はるまさが私をギュッと抱きしめて「音芽っ」って切なげに呼んでくれたのが凄く凄く嬉しくて……。身体が震えるぐらい気持ち良くて……。

 でもそれを最後に、私の意識はプツッと途絶えてしまったの。
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