【完結】【R18】オトメは温和に愛されたい

鷹槻れん(鷹槻うなの)

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*束の間だけ逆?

お願…ぃっ、あまり…見な、い…で?

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「……あ、いゃっ!」
 その感触に思わずいかないでと思ってしまった私に、温和はるまさが「すぐ挿入れてやるからそんな悲しそうな顔すんなよ」って苦笑するの。

「かっ、悲しそうな顔なんてっ」

 図星をつかれたのが恥ずかしくて、温和はるまさを見つめて言い返そうとしたら、「威勢がいいですね、音芽おとめさん。じゃあ、その勢いのまま、次は俺のほうにお尻向けて四つん這いになろうか?」って。

 え?……嘘、でしょ?

「そ、そんなことしたら……」

 後ろが丸見えになって恥ずかしいです……。

 温和はるまさが抜け出たばかりのそこは、恥ずかしいぐらい濡れそぼってひくついているのが自分でも分かる。
 温和はるまさがいなくなったことを抗議するみたいに、太腿を伝う愛液の感触だって感じているの。
 だからイヤだ。見せたくないっ。

「音芽」
 でも、そんな抗議も、温和はるまさが少し声のトーンを下げて私の名前を呼ぶだけで、鳴りを潜めてしまう。


***


「お願……ぃっ、あまり……見な、い……で?」
 ギュッと目をつぶって四つん這いになった私の背後に温和はるまさが立つ。

 背ろから入口の濡れ具合を確かめるように、温和はるまさの長く節くれだった指先が、秘部をそろりと亀裂に沿って撫でてきて――。

「……っ!」
 私は声を押し殺したままその感触に耐える。

「すごいな、音芽。内腿まで垂れてきてるよ?」
 何が、とは言われなくてもそれが何を指しているのか分かって、凄く凄く恥ずかしくて。

 なのにそんなことを抗議させる間も与えないみたいに
「今度は俺の番、な?」
 私の腰に手を添えた温和はるまさの声が甘く耳朶を揺らした。
 それと同時に彼の屹立が再度入口にあてがわれて、もう一度私の中をこじ開けるようにして進んでくる。

「――あ、んっ、はる……まさッ」
 思わず彼の名前を呼んで口をパクパクさせて喘ぐ私に応えるように、温和はるまさの指が下腹部に伸びてきて。
 そのまま無防備にぷっくりとち上がっていた秘芽をこすられて、私の身体はビクッと反応してしまう。

「あっ、それ……だ、めっ」
 温和はるまさが、自身の抽挿に併せるように、前にもやんわりと刺激を加えてきて、私はどうしたらいいのか分からなくて布団に顔を突っ伏して耐えた。

 そのせいで、更に高く彼の方へお尻を突き出す形になってしまっているなんて、思いもしなかった。

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