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「――ュア! おい! ジョシュア! 止めろ!」
隊長の声にハッと魔力を止める。気付くと周囲には魔物たちの屍が山となっていた。
午後の任務は王都近くの森への調査だった。瘴気の発生源と魔物の生息域を調べ、後日改めて討伐に向かうという手筈だったのだが……
「ジョシュア、お前なんか変だぞ」
「すみません……」
何も言い返せない。上辺では平気なふりをしていても、心の中は苦しいほどの感情が荒れ狂っていた。感情が魔力をぶれさせる事は良くある。今更ながら事故にならなくて良かったとホッと息を吐いた。
「ともあれ、これで討伐任務まで終わったな。報告は俺がやっておくから、お前はもう帰れ」
「はい……失礼します」
部屋へ戻ってベッドに腰かけた。ギッと鳴る音に様々な記憶がこみ上げてきて胸が苦しくなった。初めて唇を重ねたのも初めて体を重ねたのも、この部屋だった。この部屋にはフレッドとの思い出がたくさんある。どれも大切な記憶だけれど、今の俺にとっては辛いものだった。
「――フレッド……」
名を口にすると堪えきれずに嗚咽が漏れてしまった。由緒正しい公爵家の令嬢との結婚。きっとフレッドは幸せになれるだろう。フレッドを大切に思うなら、喜んで祝ってあげるべきなんだ。
「今日だけ。今日だけだから……」
次に会った時に笑顔で祝福できるように、涙は今日のうちに全て出し切ってしまえばいい。
その夜から、俺はフレッドの部屋に行かなくなった。
フレッドが結婚する――そのニュースはあっという間に軍中に伝わった。宝飾店でアクセサリーを買っていただの、両親への挨拶は済ませただの真偽不明ながら具体的な証言があちこちから出てきている。ドゥメルグ隊長は気づかわしげな視線を送ってきたが、俺はそれに気付かないふりをして明るく振舞った。親友が結婚するんだ。めでたい事でしかないだろう。
あの日から部屋に帰りたくなくて、俺は第三部隊の執務室で残業をするようになった。瘴気関係でやることはたくさんある。隊長には止められたが、部屋にいた方がむしろ気が休まらないので事務棟に泊まり込んでいる。
今日も夜半過ぎまで事務仕事をして執務室を後にした。仮眠室へ向かう道中の廊下でふと立ち止まる。そうだ、この廊下だ。初めてフレッドに抱きしめられたのは。
あの時は驚きのあまり逃げてしまったけれど。
「あれからいろいろあったな……」
フレッドと出会って初めて、俺は友人と語り合う楽しさを知って、自分を尊重する大切さを知って、愛し愛される喜びを知って。
フレッドは俺に沢山の幸せをくれた。だから、今度は俺がフレッドの幸せを願わなくては。
「ジョシュ!」
暗い廊下の先から、近付いてくる人影が見えた。窓から差し込む月光が白金の髪に当たってその輪郭を神秘的に浮かび上がらせていた。
会いたくなかった。それが正直な感想だ。十分に覚悟できているか、自信がなかったから。
笑え。口角を上げろ。俺は深呼吸してフレッドに向き合った。
「マルジョレーヌ様だったか? 結婚するんだろ。おめでとう」
暗闇の中、薄らとフレッドの顔が見えるようになった時、俺は声をかけた。声の震えは無理矢理抑え込んだ。俺はちゃんと笑えているだろうか。
俺の言葉にフレッドは歩みを止めた。この距離だとどんな表情をしているのか分からない。でもそれは俺にとって好都合だった。
「根も葉もない噂だよ」
「ここまで噂が広まってんだ。全く何もねぇ訳ねえだろ」
「ジョシュ、俺の任務の内容を聞いてほしい」
フレッドが一歩近付いてくる。これ以上近寄られると耐えられなくなりそうで、俺は一歩下がった。
「モラン公爵家には長い間違法薬物の輸入と販売の疑惑がかかっていてね。でもなかなかしっぽが掴めずにいたんだ。それで、俺が娘に近付くふりをしてその証拠を探る――それが任務の内容だよ。昨日ようやく決定的な証拠が手に入って、公爵を捕まえることが出来たんだ」
話しながらまた一歩、さらに一歩、近づいてくる。今度は下がらなかった。もうフレッドは目の前にいる。月明かりに照らされたその表情は、少し緊張したような印象を受けた。
フレッドはポケットを探ると、手のひらに収まるほど小さな箱を取り出した。
「任務が終わったら、渡そうと思ってた。どうか、受け取って?」
触り心地の良い黒いベロアの箱を握らされる。開けてと乞われるままに開くと、中に入っていたのはフレッドの瞳のような澄んだ翠の宝石がついたピアスだった。
反射的に顔を上げる。俺でも知ってる。瞳の色のピアスを贈る意味は――
「俺と結婚してください」
その一言に時が止まった。真剣な眼差しに頬が徐々に熱を帯びていく。フレッドが、俺と結婚してくれるなんて……しかし沸き上がった喜びの気持ちはすぐに萎んでいった。箱を閉じてそっと押し戻す。
「俺は……フレッドには相応しくない」
フレッドからのプロポーズに頷くことが出来たら、どれだけ幸せだろうか。それでもフレッドの為を思うなら、俺じゃ駄目なんだ。フレッドの顔が見れなくて俯いた。
「俺はそうは思わないけれど……ジョシュがなんでそう思うのか、聞かせてくれる?」
フレッドはこんな時でも俺の頭を優しく撫でてくれる。柔らかな手の感触に熱いものが込み上げてくるのを抑えながら、ぽつりぽつりと口を開いた。
「俺は平民で孤児だし……」
「生まれなんて関係ないよ。平民と貴族が結婚しちゃいけないなんて決まりも無いし」
「男だし……」
「同性婚は認められているし、兄にはもう子供がいるから跡継ぎの問題もないよ」
「容姿も才能も、フレッドには釣り合わないし……」
「ジョシュは自覚がないだけで凄く綺麗な顔立ちをしているから周りへの牽制が大変なくらいなんだよ。それに魔術の腕も国トップクラス――特に魔力操作では国一番じゃないかな? 能力の希少さでいったら俺の方が釣り合わないくらいだよ」
ね。何の問題も無いだろう? と言われても素直に納得できなかった。俯いたままの頬をそっと持ち上げられて、俺はようやくフレッドを見た。いつもと同じ、俺の大好きな笑顔だ。じわじわ視界が歪んでいく。瞬きをするとポロリと頬に雫が落ちた。
「ジョシュは?」
フレッドは優しい手つきで親指の腹で涙を拭ってくれた。
「ジョシュは俺と結婚するの、嫌?」
「嫌じゃない! でも…………周りは納得しないだろ?」
情けない自分に自嘲するしかなかった。食堂で聞こえてきた言葉が頭を過ぎる。
『――様なら諦めもつくわね』
フレッドのような素晴らしい人の伴侶には同じくらい素晴らしい人でなければ納得できない。俺が当人でなければ俺だってそう思うだろう。
俺では周囲の納得を得られない。いくらフレッドが言葉を重ねてくれても、俺とフレッドでは釣り合いが取れないという客観的な事実は変わらないのだから。
フレッドは辛そうにきゅっと眉を寄せると、真っ直ぐに俺を見つめた。透き通る瞳のその奥に、燃えるような熱情を感じて、目が逸らせなかった。
「俺はくだらない世間の声なんかでこの気持ちを諦めたく無いんだ。だからもしジョシュも同じ気持ちなら、応えて欲しい。ジョシュの事は俺が一生守るから」
フレッドの言葉に胸が震えた。それと同時に自分が恥ずかしくなった。フレッドの為と言いながら、俺はただ逃げているだけだったんだ。フレッドはこんなにも俺の事を思ってくれているのに。
俺は覚悟を決めてフレッドの手を取った。
「俺もフレッドの事が好きだ。だから」
一度言葉を切って深呼吸した。もう迷わない。
「……フレッドの事、諦めたくない」
フレッドの翠の瞳が輝くと、花が綻ぶように笑った。
「ジョシュ――」
フレッドはもう一度小箱を取り出して俺の手に握らせた。
「改めて――俺と、結婚してください」
「……はい」
今度はしっかりと小箱を受け取り、フレッドに抱き着いた。もう離さない。何があってもフレッドと共にいる。そんな思いを込めてきゅっと力を込めると、フレッドも強く抱きしめ返してくれた。
言葉無く抱き合う二人の影を、月明かりが優しく照らしていた。
隊長の声にハッと魔力を止める。気付くと周囲には魔物たちの屍が山となっていた。
午後の任務は王都近くの森への調査だった。瘴気の発生源と魔物の生息域を調べ、後日改めて討伐に向かうという手筈だったのだが……
「ジョシュア、お前なんか変だぞ」
「すみません……」
何も言い返せない。上辺では平気なふりをしていても、心の中は苦しいほどの感情が荒れ狂っていた。感情が魔力をぶれさせる事は良くある。今更ながら事故にならなくて良かったとホッと息を吐いた。
「ともあれ、これで討伐任務まで終わったな。報告は俺がやっておくから、お前はもう帰れ」
「はい……失礼します」
部屋へ戻ってベッドに腰かけた。ギッと鳴る音に様々な記憶がこみ上げてきて胸が苦しくなった。初めて唇を重ねたのも初めて体を重ねたのも、この部屋だった。この部屋にはフレッドとの思い出がたくさんある。どれも大切な記憶だけれど、今の俺にとっては辛いものだった。
「――フレッド……」
名を口にすると堪えきれずに嗚咽が漏れてしまった。由緒正しい公爵家の令嬢との結婚。きっとフレッドは幸せになれるだろう。フレッドを大切に思うなら、喜んで祝ってあげるべきなんだ。
「今日だけ。今日だけだから……」
次に会った時に笑顔で祝福できるように、涙は今日のうちに全て出し切ってしまえばいい。
その夜から、俺はフレッドの部屋に行かなくなった。
フレッドが結婚する――そのニュースはあっという間に軍中に伝わった。宝飾店でアクセサリーを買っていただの、両親への挨拶は済ませただの真偽不明ながら具体的な証言があちこちから出てきている。ドゥメルグ隊長は気づかわしげな視線を送ってきたが、俺はそれに気付かないふりをして明るく振舞った。親友が結婚するんだ。めでたい事でしかないだろう。
あの日から部屋に帰りたくなくて、俺は第三部隊の執務室で残業をするようになった。瘴気関係でやることはたくさんある。隊長には止められたが、部屋にいた方がむしろ気が休まらないので事務棟に泊まり込んでいる。
今日も夜半過ぎまで事務仕事をして執務室を後にした。仮眠室へ向かう道中の廊下でふと立ち止まる。そうだ、この廊下だ。初めてフレッドに抱きしめられたのは。
あの時は驚きのあまり逃げてしまったけれど。
「あれからいろいろあったな……」
フレッドと出会って初めて、俺は友人と語り合う楽しさを知って、自分を尊重する大切さを知って、愛し愛される喜びを知って。
フレッドは俺に沢山の幸せをくれた。だから、今度は俺がフレッドの幸せを願わなくては。
「ジョシュ!」
暗い廊下の先から、近付いてくる人影が見えた。窓から差し込む月光が白金の髪に当たってその輪郭を神秘的に浮かび上がらせていた。
会いたくなかった。それが正直な感想だ。十分に覚悟できているか、自信がなかったから。
笑え。口角を上げろ。俺は深呼吸してフレッドに向き合った。
「マルジョレーヌ様だったか? 結婚するんだろ。おめでとう」
暗闇の中、薄らとフレッドの顔が見えるようになった時、俺は声をかけた。声の震えは無理矢理抑え込んだ。俺はちゃんと笑えているだろうか。
俺の言葉にフレッドは歩みを止めた。この距離だとどんな表情をしているのか分からない。でもそれは俺にとって好都合だった。
「根も葉もない噂だよ」
「ここまで噂が広まってんだ。全く何もねぇ訳ねえだろ」
「ジョシュ、俺の任務の内容を聞いてほしい」
フレッドが一歩近付いてくる。これ以上近寄られると耐えられなくなりそうで、俺は一歩下がった。
「モラン公爵家には長い間違法薬物の輸入と販売の疑惑がかかっていてね。でもなかなかしっぽが掴めずにいたんだ。それで、俺が娘に近付くふりをしてその証拠を探る――それが任務の内容だよ。昨日ようやく決定的な証拠が手に入って、公爵を捕まえることが出来たんだ」
話しながらまた一歩、さらに一歩、近づいてくる。今度は下がらなかった。もうフレッドは目の前にいる。月明かりに照らされたその表情は、少し緊張したような印象を受けた。
フレッドはポケットを探ると、手のひらに収まるほど小さな箱を取り出した。
「任務が終わったら、渡そうと思ってた。どうか、受け取って?」
触り心地の良い黒いベロアの箱を握らされる。開けてと乞われるままに開くと、中に入っていたのはフレッドの瞳のような澄んだ翠の宝石がついたピアスだった。
反射的に顔を上げる。俺でも知ってる。瞳の色のピアスを贈る意味は――
「俺と結婚してください」
その一言に時が止まった。真剣な眼差しに頬が徐々に熱を帯びていく。フレッドが、俺と結婚してくれるなんて……しかし沸き上がった喜びの気持ちはすぐに萎んでいった。箱を閉じてそっと押し戻す。
「俺は……フレッドには相応しくない」
フレッドからのプロポーズに頷くことが出来たら、どれだけ幸せだろうか。それでもフレッドの為を思うなら、俺じゃ駄目なんだ。フレッドの顔が見れなくて俯いた。
「俺はそうは思わないけれど……ジョシュがなんでそう思うのか、聞かせてくれる?」
フレッドはこんな時でも俺の頭を優しく撫でてくれる。柔らかな手の感触に熱いものが込み上げてくるのを抑えながら、ぽつりぽつりと口を開いた。
「俺は平民で孤児だし……」
「生まれなんて関係ないよ。平民と貴族が結婚しちゃいけないなんて決まりも無いし」
「男だし……」
「同性婚は認められているし、兄にはもう子供がいるから跡継ぎの問題もないよ」
「容姿も才能も、フレッドには釣り合わないし……」
「ジョシュは自覚がないだけで凄く綺麗な顔立ちをしているから周りへの牽制が大変なくらいなんだよ。それに魔術の腕も国トップクラス――特に魔力操作では国一番じゃないかな? 能力の希少さでいったら俺の方が釣り合わないくらいだよ」
ね。何の問題も無いだろう? と言われても素直に納得できなかった。俯いたままの頬をそっと持ち上げられて、俺はようやくフレッドを見た。いつもと同じ、俺の大好きな笑顔だ。じわじわ視界が歪んでいく。瞬きをするとポロリと頬に雫が落ちた。
「ジョシュは?」
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情けない自分に自嘲するしかなかった。食堂で聞こえてきた言葉が頭を過ぎる。
『――様なら諦めもつくわね』
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俺では周囲の納得を得られない。いくらフレッドが言葉を重ねてくれても、俺とフレッドでは釣り合いが取れないという客観的な事実は変わらないのだから。
フレッドは辛そうにきゅっと眉を寄せると、真っ直ぐに俺を見つめた。透き通る瞳のその奥に、燃えるような熱情を感じて、目が逸らせなかった。
「俺はくだらない世間の声なんかでこの気持ちを諦めたく無いんだ。だからもしジョシュも同じ気持ちなら、応えて欲しい。ジョシュの事は俺が一生守るから」
フレッドの言葉に胸が震えた。それと同時に自分が恥ずかしくなった。フレッドの為と言いながら、俺はただ逃げているだけだったんだ。フレッドはこんなにも俺の事を思ってくれているのに。
俺は覚悟を決めてフレッドの手を取った。
「俺もフレッドの事が好きだ。だから」
一度言葉を切って深呼吸した。もう迷わない。
「……フレッドの事、諦めたくない」
フレッドの翠の瞳が輝くと、花が綻ぶように笑った。
「ジョシュ――」
フレッドはもう一度小箱を取り出して俺の手に握らせた。
「改めて――俺と、結婚してください」
「……はい」
今度はしっかりと小箱を受け取り、フレッドに抱き着いた。もう離さない。何があってもフレッドと共にいる。そんな思いを込めてきゅっと力を込めると、フレッドも強く抱きしめ返してくれた。
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