籠ノ中ノ蝶
ねぇ?
全てを奪う愛は愛じゃない、なんて誰が決めたの?
それこそが、君を僕のモノにできるたった一つの方法なのに。
お願いだから、愛して。でないと、また……堕ちてもらわなきゃ。
◆ ◇ ◆ ◇
今考えれば、それは必然で……逃げるなんて不可能だ。
だって、私はもう捕まってしまっていた。
だから、籠の中から出られるなんて夢、見られるはずがなかったんだ。
◇ ◆ ◇ ◆
※2012.1.25に他サイトで公開したものの改稿版になります。
R15は念のため。
全てを奪う愛は愛じゃない、なんて誰が決めたの?
それこそが、君を僕のモノにできるたった一つの方法なのに。
お願いだから、愛して。でないと、また……堕ちてもらわなきゃ。
◆ ◇ ◆ ◇
今考えれば、それは必然で……逃げるなんて不可能だ。
だって、私はもう捕まってしまっていた。
だから、籠の中から出られるなんて夢、見られるはずがなかったんだ。
◇ ◆ ◇ ◆
※2012.1.25に他サイトで公開したものの改稿版になります。
R15は念のため。
序章
第一章―飛び立つことさえ許されず―
第二章―狙われた蝶―
第三章―愛するが故に―
第四章―偶然という名の必然―
第五章―暴かれた正体と過去―
第六章―切実なる願い―
第七章―選択の末路―
終章
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