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第四章 魔王討伐とマチルダさん
第33話 ミルヴァさんと会う
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(ミルヴァside)
ミルヴァはあのときの事を思い出していた。
レッドドラゴンに殺されかけ、何もかも失う覚悟でいたあの時、マルコスのスキルで命を救ってもらった事を。
目をつぶれば何度もあの時の光景が浮かんでくる。
マルコスが発する白い光に包まれると、私の中を流れる川が激しく逆流するようにどんどんと生きる力がよみがえってきた。
もともとマルコスはレベルの高い冒険者ではない。
けれど、何なんだ、あの能力は。
ランキング1位の私など、足元にも及ばない圧倒的なスキルの力。あのレッドドラゴンの角さえも、簡単に切り落とすことができたのだから。
正直、はじめての経験だ。
私より明らかに強い男が、この世に存在しているなんて。
今まで女である私は、自分の強さを隠すために冒険者でいる際はいつも男に変装していた。
女である自分が誰よりも強いという現実が受け入れられなかったのだ。
どうしてかと言えば。
私はある男に恋をしていたのだ。
その男は、冒険者としては中流で、ランキング表にも載らないどこにでもいる剣士だった。
彼の名前はオーウェン……。
けれど。
男は強いだけが魅力ではない。
弱すぎる男は嫌いだが、強すぎる男も肩がこる。
私は完全にオーウェンの虜になっていた。
じゃあ、男の側からみた女はどうなんだ。
オーウェンは私のことをどう思っているのだろう?
私はこう考えている。
最強ランクの私が導き出した答えがこれだった。
強い女は、結局弱い男に避けられると。
私は、中流剣士のオーウェンを好きになってしまっていた。
そのため、私は、彼より弱い女を演じるため、冒険者でいるときは男に変装しているのである。
正直、それはかなり窮屈なことだった。自分が自分でないわけだから。
そんな窮屈な思いをしていた時、あの冒険者が現れた。
マルコスだ。
私より明らかに強い冒険者。
私しか扱えないオリハルコンの剣を、私より上手く手なづけてしまった稀有の才能を持つ男。
以前は目をつぶればオーウェンの笑顔が目に浮かんできた私だが、今はちょっと違う。
命を助けられたマルコスの、弱々しく見えるが実は誰よりも強い男であるあの顔立ち、私の心はもうすっかりあの男に持っていかれてしまっている。
もう一度マルコスに会いたい……。
私が弱い女性を演じなくても済む男、世の中で一番素直な自分をさらけだしてもいい男。
マルコスにもう一度会いたい。
私はそう思っていたのだった。
そんな時、驚くことが起こった。
なんと。
私が今一番会いたいと思っていたその男が、私の家にやってきたのだ。
「こんにちは、ミルヴァさん。困ったことが起きたので相談に乗ってほしくて訪れました」
入口の前で立つ男、間違いない。
今私の体は、しびれてしまっている。そこにマルコスがいたからだ。
ランキング1位の私よりずっと強い冒険者で命の恩人でもあるマルコスが、なにやら慌てた様子で立っていたのだ。
※ ※ ※
「ど、どうしたの?」
ミルヴァさんは、僕の急な来訪に驚いている様子だった。
「実は……」
僕は、ミルヴァさんと別れた後のことを語りだす。
無事にマチルダさんの禁術が解けたこと。
禁術をかけたクローにマチルダさんともう二度と会わないと約束させたこと。
そのクローがマチルダさんを連れ去り、こともあろうか彼女が魔族に捕まってしまったこと。
「じゃあ、マチルダさんは魔王ザットに捕らわれてしまったというのね」
「はい」
「それは、やっかいなことだわ」
「……」
「なぜなら、魔王はこの世で一番強いとされている存在だから。いくらマルコスでも敵わないわよ」
「そうなんですか……」
「けれど、魔王に勝てる者が一人だけいる」
「それは、誰なのですか?」
「勇者よ。魔王は勇者に倒される運命なの。だから、勇者なら魔王に勝てるのよ」
「でも勇者なんてどこにもいませんよ」
「そうなの。今この世には勇者はいない。けれど、マルコス、あなたは今後勇者になれるかもしれない勇者候補の一人よ」
「僕が勇者候補……」
これまでも、何度かそんなことを言われてきたが、正直僕は勇者なんかには興味がなかった。
けれど、今は。
マチルダさんを救うため、僕は勇者になりたい!
そんな気持ちが、自然とあふれ出てくる。
「僕が勇者候補だと言うのなら……。どうしたら、僕は勇者になれるのですか? 今すぐ僕は勇者になりたいんです!」
「勇者になるには時間が必要よ」
ミルヴァさんは冷静に返す。
「勇者の称号を得れば、ステイタス画面に勇者の文字が記されるはずよ。そうなるには、この世の旅をずっと続けて、多くの経験値を積まないといけないわ」
ステイタス画面に、勇者の文字が記される……。
僕はすかさず自分のステイタスを開いた。
───────────────
冒険者マルコス LV4
【攻撃力】 10
【魔力】 0
【体力】 15
【スキル】 レベル4
【スキルランク】 S
【スキル能力】
・体を輝かせる
・回避
・ヒール
【持ち物】
・アイテムボックス
・オリハルコンの剣
───────────────
ミルヴァさんも僕のステイタスを覗くとこう言った。
「名前のところが『冒険者マルコス』となっているでしょ。ここが『勇者マルコス』となれば、勇者の称号を得た印なの。あなたは勇者になりうる冒険者だと思うけど、今はまだ勇者ではないわ」
「今は勇者で無くても、僕が勇者になりうる存在だというのなら、魔王に勝てる可能性があるのでは。マチルダさんを救うことができるのではないですか?」
「無理よ。何度も言うけど、魔王に勝てるのは勇者だけよ。まだ勇者ではないマルコスでは絶対に勝てない。魔王に勝つためにはもっと何年も経験値を積んで、本物の勇者になるまで待つことよ」
「何年も経験値を積んで……。それでは間に合いません」
僕は自然と声が大きくなってきた。
「猶予は一週間しか無いのです! 一週間経てば、マチルダさんは殺されてしまうのです!」
「マルコス、残酷なことを言うけど、あきらめなさい。これは明らかにワナよ。勇者候補のあなたをおびき寄せるワナなのよ。魔王山などに出向いたら、あなたの命は間違いなく終わってしまうのよ」
「それでも構いません。僕にはあきらめることなどできませんから」
僕の意志は決まっていた。マチルダさんを見捨てる選択などありえない。
「……」
ミルヴァさんはしばらくの間黙っていた。
そして、沈黙の後、ようやく口を開いた。
「わかったわ。だったら魔王山に行きましょう。もちろんマルコス一人では行かせられないわよ。私も一緒に行くわ」
「えっ? ミルヴァさんも一緒に? それは駄目です。危険すぎます」
「何を言っているの。魔王の周囲には部下たちがたくさんいるのよ。そんな部下たちをマルコス一人で相手になどできるわけないじゃない。魔王を倒すには仲間が必要よ。私が……、この世であなたの次に強い冒険者であるランキング1位のブルカイトが一緒に行くわ」
ミルヴァさんは僕の顔をじっと見つめながら頷くのだった。
ミルヴァはあのときの事を思い出していた。
レッドドラゴンに殺されかけ、何もかも失う覚悟でいたあの時、マルコスのスキルで命を救ってもらった事を。
目をつぶれば何度もあの時の光景が浮かんでくる。
マルコスが発する白い光に包まれると、私の中を流れる川が激しく逆流するようにどんどんと生きる力がよみがえってきた。
もともとマルコスはレベルの高い冒険者ではない。
けれど、何なんだ、あの能力は。
ランキング1位の私など、足元にも及ばない圧倒的なスキルの力。あのレッドドラゴンの角さえも、簡単に切り落とすことができたのだから。
正直、はじめての経験だ。
私より明らかに強い男が、この世に存在しているなんて。
今まで女である私は、自分の強さを隠すために冒険者でいる際はいつも男に変装していた。
女である自分が誰よりも強いという現実が受け入れられなかったのだ。
どうしてかと言えば。
私はある男に恋をしていたのだ。
その男は、冒険者としては中流で、ランキング表にも載らないどこにでもいる剣士だった。
彼の名前はオーウェン……。
けれど。
男は強いだけが魅力ではない。
弱すぎる男は嫌いだが、強すぎる男も肩がこる。
私は完全にオーウェンの虜になっていた。
じゃあ、男の側からみた女はどうなんだ。
オーウェンは私のことをどう思っているのだろう?
私はこう考えている。
最強ランクの私が導き出した答えがこれだった。
強い女は、結局弱い男に避けられると。
私は、中流剣士のオーウェンを好きになってしまっていた。
そのため、私は、彼より弱い女を演じるため、冒険者でいるときは男に変装しているのである。
正直、それはかなり窮屈なことだった。自分が自分でないわけだから。
そんな窮屈な思いをしていた時、あの冒険者が現れた。
マルコスだ。
私より明らかに強い冒険者。
私しか扱えないオリハルコンの剣を、私より上手く手なづけてしまった稀有の才能を持つ男。
以前は目をつぶればオーウェンの笑顔が目に浮かんできた私だが、今はちょっと違う。
命を助けられたマルコスの、弱々しく見えるが実は誰よりも強い男であるあの顔立ち、私の心はもうすっかりあの男に持っていかれてしまっている。
もう一度マルコスに会いたい……。
私が弱い女性を演じなくても済む男、世の中で一番素直な自分をさらけだしてもいい男。
マルコスにもう一度会いたい。
私はそう思っていたのだった。
そんな時、驚くことが起こった。
なんと。
私が今一番会いたいと思っていたその男が、私の家にやってきたのだ。
「こんにちは、ミルヴァさん。困ったことが起きたので相談に乗ってほしくて訪れました」
入口の前で立つ男、間違いない。
今私の体は、しびれてしまっている。そこにマルコスがいたからだ。
ランキング1位の私よりずっと強い冒険者で命の恩人でもあるマルコスが、なにやら慌てた様子で立っていたのだ。
※ ※ ※
「ど、どうしたの?」
ミルヴァさんは、僕の急な来訪に驚いている様子だった。
「実は……」
僕は、ミルヴァさんと別れた後のことを語りだす。
無事にマチルダさんの禁術が解けたこと。
禁術をかけたクローにマチルダさんともう二度と会わないと約束させたこと。
そのクローがマチルダさんを連れ去り、こともあろうか彼女が魔族に捕まってしまったこと。
「じゃあ、マチルダさんは魔王ザットに捕らわれてしまったというのね」
「はい」
「それは、やっかいなことだわ」
「……」
「なぜなら、魔王はこの世で一番強いとされている存在だから。いくらマルコスでも敵わないわよ」
「そうなんですか……」
「けれど、魔王に勝てる者が一人だけいる」
「それは、誰なのですか?」
「勇者よ。魔王は勇者に倒される運命なの。だから、勇者なら魔王に勝てるのよ」
「でも勇者なんてどこにもいませんよ」
「そうなの。今この世には勇者はいない。けれど、マルコス、あなたは今後勇者になれるかもしれない勇者候補の一人よ」
「僕が勇者候補……」
これまでも、何度かそんなことを言われてきたが、正直僕は勇者なんかには興味がなかった。
けれど、今は。
マチルダさんを救うため、僕は勇者になりたい!
そんな気持ちが、自然とあふれ出てくる。
「僕が勇者候補だと言うのなら……。どうしたら、僕は勇者になれるのですか? 今すぐ僕は勇者になりたいんです!」
「勇者になるには時間が必要よ」
ミルヴァさんは冷静に返す。
「勇者の称号を得れば、ステイタス画面に勇者の文字が記されるはずよ。そうなるには、この世の旅をずっと続けて、多くの経験値を積まないといけないわ」
ステイタス画面に、勇者の文字が記される……。
僕はすかさず自分のステイタスを開いた。
───────────────
冒険者マルコス LV4
【攻撃力】 10
【魔力】 0
【体力】 15
【スキル】 レベル4
【スキルランク】 S
【スキル能力】
・体を輝かせる
・回避
・ヒール
【持ち物】
・アイテムボックス
・オリハルコンの剣
───────────────
ミルヴァさんも僕のステイタスを覗くとこう言った。
「名前のところが『冒険者マルコス』となっているでしょ。ここが『勇者マルコス』となれば、勇者の称号を得た印なの。あなたは勇者になりうる冒険者だと思うけど、今はまだ勇者ではないわ」
「今は勇者で無くても、僕が勇者になりうる存在だというのなら、魔王に勝てる可能性があるのでは。マチルダさんを救うことができるのではないですか?」
「無理よ。何度も言うけど、魔王に勝てるのは勇者だけよ。まだ勇者ではないマルコスでは絶対に勝てない。魔王に勝つためにはもっと何年も経験値を積んで、本物の勇者になるまで待つことよ」
「何年も経験値を積んで……。それでは間に合いません」
僕は自然と声が大きくなってきた。
「猶予は一週間しか無いのです! 一週間経てば、マチルダさんは殺されてしまうのです!」
「マルコス、残酷なことを言うけど、あきらめなさい。これは明らかにワナよ。勇者候補のあなたをおびき寄せるワナなのよ。魔王山などに出向いたら、あなたの命は間違いなく終わってしまうのよ」
「それでも構いません。僕にはあきらめることなどできませんから」
僕の意志は決まっていた。マチルダさんを見捨てる選択などありえない。
「……」
ミルヴァさんはしばらくの間黙っていた。
そして、沈黙の後、ようやく口を開いた。
「わかったわ。だったら魔王山に行きましょう。もちろんマルコス一人では行かせられないわよ。私も一緒に行くわ」
「えっ? ミルヴァさんも一緒に? それは駄目です。危険すぎます」
「何を言っているの。魔王の周囲には部下たちがたくさんいるのよ。そんな部下たちをマルコス一人で相手になどできるわけないじゃない。魔王を倒すには仲間が必要よ。私が……、この世であなたの次に強い冒険者であるランキング1位のブルカイトが一緒に行くわ」
ミルヴァさんは僕の顔をじっと見つめながら頷くのだった。
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