異端な俺を愛してくるヤンキー達!

翠星

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天龍said

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  「はぁ~まず初めにどうして俺たちに近づいてきた?」

「なんでそんなこと言わないといけないの!」

「殺されたくなかったらサッサっと言え!」

ビクッ

「そ、それはパパがあなた達を憎んでいたからよ…」

「憎んでいた?なぜ?俺らは1度も組に関わったことはないが?」

「私には腹違いの兄がいるの……パパは兄とその兄の産みの母をとても愛していたわ……」

「それで?」

「ある日、病で兄の産みの母が死んでしまったの。それから、兄はグレてしまったわ。朝から晩までずっと喧嘩三昧!それで兄が所属していた暴走族があなた達によって潰されたの……兄はその喧嘩に混ざっていたの……」

「まさか……死んだのか……?」

「俺らは人を殺したの……?」

「違う……その後兄は昏睡状態になってしまったのよ。医師からは一生目覚めないで死ぬかもしれないし、運が良ければ目を覚ますが体はうごからなくなり植物状態になると言われたの……」

「なるほどな……」

「それで、パパは天龍を殺そうと情報を欲しがっていたの。私は生まれた時からパパの愛情が欲しくて……だから……あなた達に近づいたの……ヒクッもう、これでいいでしょ!うわぁーん」

「おい、泣くんじゃねぇ!うるせぇよ!」

「ったく、マジで次泣いたらぶん殴るぞ?」

「「今、思ったんだけどさ~」」

「なんだ?」

「「僕達も同じ立場だったら同じことすると思うんだよね~」」

「ま~雪哉と雪兎言ってることもあったているよね~だって俺も多分すると思うよ~誰だって家族からの愛情は欲しいもんじゃん?」

「これだと罰が難しくなってきましたね…」

「ん?何言ってんだ?俺たちは殺されそうになったんだぞ!許すのかよ!」

「許さないに決まっているだろ?俺たちが迷っているのはどういう罰を与えるかだ!バカやろー。」

「普通に私たちに近寄らないでこの街から追い出した方がいいと思いますが?」

「「僕達もそれでいいと思う!賛成~」」

「ほかはどうだ?この罰でいいのか?」
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