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愛されたかった
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いつからだろう。愛されることを諦めてしまったのは…。愛されたくて、振り向いて欲しくて必死に努力をしてきた。しかし、それでもあの人は振り向いてくれなかった。もしかしたら…、いつかは…、そんな期待を抱く度にその思いを打ち砕かれる。それが幾度も繰り返され、悲しみと虚しさを抱いた。あの人に必要なのは、容姿だけで性格や能力は無価値なものとされ、どんなに足掻いても美しくなければ無意味な存在とされてしまう。…哀しいがそれが現実だった。それでも…、叶わないと思いつつも願ってしまう。ただ、あの人に愛されたい。それだけだった。だが、光を失ったあの時からその希望は絶たれ、絶望した。光を失い、より一層醜い姿へと変わり果てた己がもう他人に愛されることはないと思い知らされた。だから、だからこそ…、
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