11 / 14
となりの席
しおりを挟む
教室にいるのはまだ落ち着かないけど、休み時間はなっちゃんか赤髪くんが話しかけてくれる。まだ怖いのは治らないけど、学校生活は不自由していない。
「城山さんは間宮と伊野と仲が良いみたいだね。」
話しかけられるのは苦手なのでやめてほしいけれど、話しかけないでなんて言えない。
「ごめんね急に間宮達と話してる城山さんたのしそうだったから気になって。」
どうしよう。なっちゃんは今職員室に行ってて助けを求める相手がいないのに。
「今度勉強会するんだけど一緒にどう?」
この人、僕が返事してないのにどんどん話を進めてくる。隣席のこの人はいつも誰かに囲まれていて、クラスの中心の人なんだとは思うけど、僕は苦手なタイプだ。
「城山さんが来てくれたら、勉強も捗るだろうし!」
「翔太、何でみさちゃんに絡んでるの?」
なっちゃんは職員室から帰ってきたみたいで、僕との間に入ってくれた。
「ちょっと、勉強会に誘ってただけだよ。」
「ふーん。僕にはみさちゃんを困らせている風に見えたんだけど。」
この2人は仲が悪そうだ。
「そんなつもりは無いよ。城山さん、困らせてたらごめんね。でも、間宮が間に入ってからの方が困っているように見えるんだけど。」
「おい、那月。そんなにつっかかんなよ。」
ここで赤髪くんもなっちゃんを止めに入ってきた。
僕が初めから、もっと勇気を出して断ればよかったものを、なぜか3人が揉める形になってしまった。
「田嶋もあんまり、実咲にむやみに声をかけないでやってくれ。」
「なんだそれは。城山さんに声をかけるのはこっちの自由だろ。」
僕のために喧嘩しないで。って男子が怖くなければ言っているところだ。もうどうしていいかわからない。なんか教室内でもしせんそを集めていまっているような気がして、まともに考えることができなくなっていた。
「じゃ、じゃあ、みんなで勉強会をしましぇんか?」
口からは普段だったら絶対言わないようなことが飛び出していた。だけど、これ以外の方法が思いつかなかった。
なっちゃんも赤髪くんも驚いていたし、となりの田嶋くんは満足げだった。
自分の言ったことを今更後悔してもしかなが無いけれど、今すぐ帰りたい気分になった。
「城山さんは間宮と伊野と仲が良いみたいだね。」
話しかけられるのは苦手なのでやめてほしいけれど、話しかけないでなんて言えない。
「ごめんね急に間宮達と話してる城山さんたのしそうだったから気になって。」
どうしよう。なっちゃんは今職員室に行ってて助けを求める相手がいないのに。
「今度勉強会するんだけど一緒にどう?」
この人、僕が返事してないのにどんどん話を進めてくる。隣席のこの人はいつも誰かに囲まれていて、クラスの中心の人なんだとは思うけど、僕は苦手なタイプだ。
「城山さんが来てくれたら、勉強も捗るだろうし!」
「翔太、何でみさちゃんに絡んでるの?」
なっちゃんは職員室から帰ってきたみたいで、僕との間に入ってくれた。
「ちょっと、勉強会に誘ってただけだよ。」
「ふーん。僕にはみさちゃんを困らせている風に見えたんだけど。」
この2人は仲が悪そうだ。
「そんなつもりは無いよ。城山さん、困らせてたらごめんね。でも、間宮が間に入ってからの方が困っているように見えるんだけど。」
「おい、那月。そんなにつっかかんなよ。」
ここで赤髪くんもなっちゃんを止めに入ってきた。
僕が初めから、もっと勇気を出して断ればよかったものを、なぜか3人が揉める形になってしまった。
「田嶋もあんまり、実咲にむやみに声をかけないでやってくれ。」
「なんだそれは。城山さんに声をかけるのはこっちの自由だろ。」
僕のために喧嘩しないで。って男子が怖くなければ言っているところだ。もうどうしていいかわからない。なんか教室内でもしせんそを集めていまっているような気がして、まともに考えることができなくなっていた。
「じゃ、じゃあ、みんなで勉強会をしましぇんか?」
口からは普段だったら絶対言わないようなことが飛び出していた。だけど、これ以外の方法が思いつかなかった。
なっちゃんも赤髪くんも驚いていたし、となりの田嶋くんは満足げだった。
自分の言ったことを今更後悔してもしかなが無いけれど、今すぐ帰りたい気分になった。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。


王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い

俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる