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街造り+人員増加
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日が経つこと十日程、ヒロキは合流したサトウさんやテン達と一緒に王都アニスバラを出発してマグナミアに戻って来ていた。マグナミアに新たに移住した人数は300名程でひとまず空き家に割り振られて仮の住居に住んでもらうことになった。ヒロキに比較的近しいサトウさんやテンは砦の空き部屋に住んでもらうことにした。移住してきた人達は明日から早速仕事を割り当てるらしい。割り当てる仕事についても特別な技能を持たない人は農場の拡張や海で塩の生産や漁をしてもらうらしい。そのあたりの仕切りはカールさんに相談しながらサトウさんがすることになった。テンにいたってはもう2~3日ゴロゴロしてから仕事をすると発言して兄貴分のサトウさんにひっぱたかれた後、蹴りを食らっていた。
ヒロキはサトウさんに引きずられていくテンを見送った後、シエラを伴って砦の地下にあるアンドロイドのラボに来ていた。新たに使用可能になったであろうアンドロイドを起動させるためだ。ラボに到着すると、使用可能になったアンドロイドは2体になっていた。一人目は中性的な顔立ちの子供のような体型の情報収集と家事特化型だ。ヒロキは早速ユーザー登録を済ませる。名前はビクターと名付けた。続いて2体目の登録をする。こちらはシエラが入っていた水槽である。医療特化型アンドロイドの細身の男性だ。名前はケベックとした。ヒロキはビクターとケベックに挨拶することにした。
「えっと・・・。ヒロキだ。ビクターとケベック!これからよろしくね?」
「はじめましてヒロキ様!ビクターです!精一杯勤めさせていただきます。特技は情報収集と広域探査と家事全般です。」
「よろしくお願いいたしますヒロキ様。ケベックと申します。皆様の健康維持と世界の医療発展に貢献することをお誓いします。」
「え~、それではそれぞれに指示を出すよ?まずビクターはできるだけ広範囲で詳細な地図を作製してくれ。終了次第砦の家事をお願い。次にビクターは町全体を巡回して町の人の健康状態を把握しておいてくれ。感染の危険がある病人を発見した場合は報告するように。」
「はい!お任せください!では早速行ってまいります!」
「はい、いってらっしゃ?待って!!服を着なさい!!」
ヒロキが指摘すると二人とも素で忘れていたようだ。慌ててケベックはスラックスにカッターシャツの上に白衣を纏った。ビクターはヒロキと同じような作業着姿になるとラボを出発した。
ヒロキは二人を見送ると気を取り直してさらにアンドロイド2体の追加作製をすることにした。一人目は背の低いスレンダーな女性タイプで魔術特化及び魔道具生産型。二人目は兵器生産特化型の中肉中背の男性タイプだ。兵器に関してはシエラも生産できるが、どちらかというと小型火器が得意なようなので大型の物を作らせる予定だ。また、魔術特化についてはこの世界は前世とは違って魔法が使えるがまだまだ使い方についてはヒロキは未熟だと思っていたので練習や研究も兼ねている。なんてことを考えながら作製指示を終えた頃、シエラが少し申し訳なさそうにして話かけてきた。
「ヒロキ様申し訳ございません。完成の時間が掛かっているアンドロイドのについて報告があります。」
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体調がここ3ヵ月ほど思わしくなく更新が滞ってしまいました。できるだけ更新頑張りますのでよろしくお願いします。
ヒロキはサトウさんに引きずられていくテンを見送った後、シエラを伴って砦の地下にあるアンドロイドのラボに来ていた。新たに使用可能になったであろうアンドロイドを起動させるためだ。ラボに到着すると、使用可能になったアンドロイドは2体になっていた。一人目は中性的な顔立ちの子供のような体型の情報収集と家事特化型だ。ヒロキは早速ユーザー登録を済ませる。名前はビクターと名付けた。続いて2体目の登録をする。こちらはシエラが入っていた水槽である。医療特化型アンドロイドの細身の男性だ。名前はケベックとした。ヒロキはビクターとケベックに挨拶することにした。
「えっと・・・。ヒロキだ。ビクターとケベック!これからよろしくね?」
「はじめましてヒロキ様!ビクターです!精一杯勤めさせていただきます。特技は情報収集と広域探査と家事全般です。」
「よろしくお願いいたしますヒロキ様。ケベックと申します。皆様の健康維持と世界の医療発展に貢献することをお誓いします。」
「え~、それではそれぞれに指示を出すよ?まずビクターはできるだけ広範囲で詳細な地図を作製してくれ。終了次第砦の家事をお願い。次にビクターは町全体を巡回して町の人の健康状態を把握しておいてくれ。感染の危険がある病人を発見した場合は報告するように。」
「はい!お任せください!では早速行ってまいります!」
「はい、いってらっしゃ?待って!!服を着なさい!!」
ヒロキが指摘すると二人とも素で忘れていたようだ。慌ててケベックはスラックスにカッターシャツの上に白衣を纏った。ビクターはヒロキと同じような作業着姿になるとラボを出発した。
ヒロキは二人を見送ると気を取り直してさらにアンドロイド2体の追加作製をすることにした。一人目は背の低いスレンダーな女性タイプで魔術特化及び魔道具生産型。二人目は兵器生産特化型の中肉中背の男性タイプだ。兵器に関してはシエラも生産できるが、どちらかというと小型火器が得意なようなので大型の物を作らせる予定だ。また、魔術特化についてはこの世界は前世とは違って魔法が使えるがまだまだ使い方についてはヒロキは未熟だと思っていたので練習や研究も兼ねている。なんてことを考えながら作製指示を終えた頃、シエラが少し申し訳なさそうにして話かけてきた。
「ヒロキ様申し訳ございません。完成の時間が掛かっているアンドロイドのについて報告があります。」
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体調がここ3ヵ月ほど思わしくなく更新が滞ってしまいました。できるだけ更新頑張りますのでよろしくお願いします。
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