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決死隊
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「これより其方に、二十人の兵を預ける」
延の戦いで敗れた霍軍が敗走した頃、白姚は霍の右将軍、呂眺に呼び出されていた。そして、軽歩兵二十名の歩兵の隊長に任命された。因みにこの呂眺という男は、藍中平原で敗北した呂徳の弟である。
「この隊の目的は、敵本陣を奇襲し、敵将軍の首を取ることである。一人で良い。敵将の首を刈り取って参れ」
白姚に言い渡された任務は、敵本陣への奇襲により敵の将軍の首を取ることであった。端的に言って、非常に困難かつ危険な任務であると言わざるを得ない。
これより前のことである。白姚は梁軍を迎撃する霍軍に従軍していたが、彼女の部隊は前線ではなく輜重に回されており、交戦機会がないまま国都方面へ逃走する羽目になった。そうして、新雍に程近い洽という土地で宿営した際、右将軍に呼び出されたのである。
確かに、小柄で身を隠しやすく、それでいて剣の腕は誰よりも強い彼女であれば、このような作戦を行うにはうってつけであろう。しかし、それはほぼ、彼女を捨て駒としているようなものであった。
白姚は一瞬、視線を落とした。そのような作戦に投入されて、帰ってこられようとは思えない。自分が帰らぬ人となっては、残された妹はどうなる。そう思うと、暗澹たる気分にさせられた。だが、これが成功すれば、梁軍の進軍には非常に大きな影響を与えることができる。そも、新雍を梁軍が落とせば、自分の故郷であり、妹を残してきている涼安も危ないのだ。妹が危険な目に遭うことだけは、絶対に許せなかった。それに、一人でも敵将軍の首を取れば、危険に相応しい褒美も約束されている。
「はっ、必ずや、敵将の首を持ち帰ってみせます」
白姚は、口ごもることなくはっきりと返事をした。命令された以上、敵地へ飛び込むより、活路はないのだ。白姚の拳は、固く握りしめられていた。
白姚率いる部隊は、夜闇に紛れ、山林に身を隠しながら、敵大将のいる本陣目掛けて進んだ。部隊の皆は、驚くべきことに、臆する様子を全く見せなかった。皆が皆、梁軍を止めるためなら自分の命も賭けられる、そう考えているようであった。
敵陣に近づくと、周囲の警戒任務に当たっているのであろう梁兵の姿が散見されるようになった。梁軍の中でも一番前方に張り出しているこの軍は、確か総大将の張章が率いているはずである。白姚と部下たちは彼らに見つからぬよう、息を潜めて行動した。
「ん? 今あの辺の草むらが動かなかったか?」
歩哨の一人の耳が、右方で草の擦れる音を拾った。怪訝に思った歩哨の兵は、隣の兵に問うてみた。
「いやぁ聞いてないがね」
「うーん獣か……一応確認するか……」
歩哨の一人が、松明を持ちながら草むらの方へ歩いてくる。その向こう側には、白姚たちが慌てて地面に伏せっていた。万事休すである。白姚は剣の柄に手を添えた。
「うーん……何もいないか……やっぱ獣だろうな……」
運よく、白姚たちは草むらを覗き込んだ歩哨の視界に入らなかった。白姚は甚だ安堵した。
尚も、白姚たちは進み続けた。進み続けると、ようやく本陣らしき場所に至った。兵たちの大半は眠っており、僅かに警戒の兵がいるのみである。
「よし、行くぞ」
白姚は部下たちに言うと、彼らは黙って首を縦に振った。そして、梁兵に対して、白姚が素早く躍り出た。
「て、敵……」
叫ぼうとした兵は白姚に後ろから口を塞がれた状態で、首元に白刃を捻じ込まれた。白姚の部下たちも、騒ぎを起こされる前に、手早く梁兵を沈黙させた。
しかし、である。
「て、敵だ! 敵襲!」
その様子を、他の梁兵に見つかってしまい、太鼓を打ち鳴らされてしまった。白姚は慌ててその兵に襲い掛かって斬り捨てたが、程なくして、遠くから兵が集まる足音が聞こえだした。
「俺たちはここで敵を食い止めます! 隊長は大将首を!」
「分かった! 頼んだぞ!」
この瞬間、白姚は自分が、自分が率いた兵の命を捨てたことに気づいた。彼らを置き去りにすれば、数を恃みに襲いくる梁兵に押しつぶされてしまうだろう。けれども、後ろを振り返れば、留まって敵を食い止めると言った彼らの意志を無駄にすることになる。
白姚は、帷幕を切り裂いて、その中を見た。そこに大将がいるものと踏んだからだ。
「……お前は……!」
そこにいたのは、碧い眼をした、あの少年であった。兜を着けていない故に、灯りに照らされて、その銀髪が照り輝いている。この軍は総大将張章の軍であると思っていたが、そうではなかった。実際は魏令の軍であった。
実は、焦った伝令兵によって、右将軍の元に誤った情報が伝わってたのである。伝令は、張章軍と魏令軍の位置を、間違って報告していたのだ。その誤り故に、白姚は張章軍を襲っているつもりで、魏令軍を襲ったということであった。
「あの時の女子か。よく来たな」
銀髪碧眼の美少年――前将軍魏令は、腰に手をかけ、剣を抜いた。白姚の方も魏令を覚えていたし、魏令の方もまた、白姚のことを覚えていた。
以前は悪鬼のように恐ろしい存在に思えてならなかった碧眼の美少年に対して、今の白姚は全く恐怖心を抱かなかった。寧ろ、勝てる、という確信を胸に秘めていた。今の彼は馬上になく、弓も持たない。この男を殺す、最高にして最後の好機だ。それに、この男、魏令も、今は将軍として万の軍を率いていると聞く。彼の首を持ち帰れば、敵軍は相当に混乱するはずだ。
白姚が松明の炎に白刃を煌めかせて斬りかかった。魏令はそれを剣で受け止め、そのまま二人は何度も切り結んだ。
「くっ……やはり強いな……あの時に射殺しておくべきだったか」
剣による戦いでは、魏令がやや押され気味であった。魏令自身、例の少女がこれ程までとは信じられなかった。騎射であれば目の前の少女に負けることはなかったであろうが、ここにない物をねだっても仕方がない。
一方で、焦っているのは白姚も同じであった。押し込んでいるのは確かなのだが、思いの他、敵に粘られている。このままでは、敵の救援がやってきてしまう。時間は相手方の味方なのだ。
「これで終わりだ!」
白姚の剣が、魏令の体に迫りくる。魏令はそれを防ぎきれず、右の肩口を切り裂かれた。白姚は、次で仕留める、と、もう一度、魏令に斬りかかろうと体勢を整えた。
その時である。
「将軍閣下! 今助太刀致します!」
男にしては甲高い声が、右方から聞こえてきた。その声の主は、歩兵の中隊を率いる田羊であった。近くに詰めていた田羊の歩兵部隊二百が、奇襲騒動に駆けつけてきたのである。
「者共! 賊を逃がすな! 将軍閣下をお助けせよ!」
帯甲し、盾を構えて戟を突き出した歩兵が、白姚に迫る。魏令は右肩の刀傷を手で押さえながら、白姚から離れて距離を取った。その魏令を庇うように、田羊隊の歩兵が白姚の前に立った。
「将軍閣下に傷を……生きて帰れると思うなよ」
田羊はその目に、静かに慍怒の炎を灯していた。愛する者を傷つけられたのだ。至極真っ当な反応である。
「ちいっ……流石にこの数は……」
味方の支援なしに、単独でこの数の兵を相手に突っ込むのは自殺行為である。敵将の首を取れなかったことは悔やまれるが、さりとてここで突っ張っても、もうその首を切り離すことはできまい。
白姚は、歩兵たちに背を向けて、林の方へ逃げ出した。
「ちぃ、追え! 逃がすな!」
田羊はすかさず兵五十名を率いて追いかけ始めた。しかし、白姚の身のこなしは軽く、飛ぶように逃げてしまった。
「騎馬の用意ができました!」
「ようし、馬を使え!」
田羊は騎兵も送り込んで尚もその姿を探し求めた。しかし、すでに遅かった。梁兵はついぞ白姚の姿を捉えることはできず、そうしている内に、やがて薄明の空を迎えた。
「お怪我は大丈夫でしょうか……」
田羊は魏令の傷を見て、心配そうに尋ねた。
「ああ、何とかな」
魏令の受けた傷は、すぐさま手当てが行われていた。幸い、その傷は致命的なものではなかったのだが、試しに弓を引いてみると、そこが痛み出した。万全、というわけにはいかないようだ。
「奴め、今度見つけたら四肢を引き裂いてやる」
田羊は、魏令を傷つけられたことでいきり立っているようであった。普段の柔和な顔立ちの優男からは想像もつかない程の、怒髪冠を衝かんばかりの憤激ぶりである。田羊配下の兵もまた、彼同様怒りに燃えているのであった。
新雍では、国中から何とか兵をかき集めて、総勢三万の軍を編成した。今の霍にとっては、この三万が、最後の砦であった。地方から急に集められてきたということもあって、兵の顔には色濃く見られた。あまりにも頼りない、最後の砦であった。
霍王はこの三万をすぐには梁軍へ振り向けずに、新雍に近く、その東北に位置する都市である旦陽で待機させ、梁軍に備えさせていた。
延の戦いで敗れた霍軍が敗走した頃、白姚は霍の右将軍、呂眺に呼び出されていた。そして、軽歩兵二十名の歩兵の隊長に任命された。因みにこの呂眺という男は、藍中平原で敗北した呂徳の弟である。
「この隊の目的は、敵本陣を奇襲し、敵将軍の首を取ることである。一人で良い。敵将の首を刈り取って参れ」
白姚に言い渡された任務は、敵本陣への奇襲により敵の将軍の首を取ることであった。端的に言って、非常に困難かつ危険な任務であると言わざるを得ない。
これより前のことである。白姚は梁軍を迎撃する霍軍に従軍していたが、彼女の部隊は前線ではなく輜重に回されており、交戦機会がないまま国都方面へ逃走する羽目になった。そうして、新雍に程近い洽という土地で宿営した際、右将軍に呼び出されたのである。
確かに、小柄で身を隠しやすく、それでいて剣の腕は誰よりも強い彼女であれば、このような作戦を行うにはうってつけであろう。しかし、それはほぼ、彼女を捨て駒としているようなものであった。
白姚は一瞬、視線を落とした。そのような作戦に投入されて、帰ってこられようとは思えない。自分が帰らぬ人となっては、残された妹はどうなる。そう思うと、暗澹たる気分にさせられた。だが、これが成功すれば、梁軍の進軍には非常に大きな影響を与えることができる。そも、新雍を梁軍が落とせば、自分の故郷であり、妹を残してきている涼安も危ないのだ。妹が危険な目に遭うことだけは、絶対に許せなかった。それに、一人でも敵将軍の首を取れば、危険に相応しい褒美も約束されている。
「はっ、必ずや、敵将の首を持ち帰ってみせます」
白姚は、口ごもることなくはっきりと返事をした。命令された以上、敵地へ飛び込むより、活路はないのだ。白姚の拳は、固く握りしめられていた。
白姚率いる部隊は、夜闇に紛れ、山林に身を隠しながら、敵大将のいる本陣目掛けて進んだ。部隊の皆は、驚くべきことに、臆する様子を全く見せなかった。皆が皆、梁軍を止めるためなら自分の命も賭けられる、そう考えているようであった。
敵陣に近づくと、周囲の警戒任務に当たっているのであろう梁兵の姿が散見されるようになった。梁軍の中でも一番前方に張り出しているこの軍は、確か総大将の張章が率いているはずである。白姚と部下たちは彼らに見つからぬよう、息を潜めて行動した。
「ん? 今あの辺の草むらが動かなかったか?」
歩哨の一人の耳が、右方で草の擦れる音を拾った。怪訝に思った歩哨の兵は、隣の兵に問うてみた。
「いやぁ聞いてないがね」
「うーん獣か……一応確認するか……」
歩哨の一人が、松明を持ちながら草むらの方へ歩いてくる。その向こう側には、白姚たちが慌てて地面に伏せっていた。万事休すである。白姚は剣の柄に手を添えた。
「うーん……何もいないか……やっぱ獣だろうな……」
運よく、白姚たちは草むらを覗き込んだ歩哨の視界に入らなかった。白姚は甚だ安堵した。
尚も、白姚たちは進み続けた。進み続けると、ようやく本陣らしき場所に至った。兵たちの大半は眠っており、僅かに警戒の兵がいるのみである。
「よし、行くぞ」
白姚は部下たちに言うと、彼らは黙って首を縦に振った。そして、梁兵に対して、白姚が素早く躍り出た。
「て、敵……」
叫ぼうとした兵は白姚に後ろから口を塞がれた状態で、首元に白刃を捻じ込まれた。白姚の部下たちも、騒ぎを起こされる前に、手早く梁兵を沈黙させた。
しかし、である。
「て、敵だ! 敵襲!」
その様子を、他の梁兵に見つかってしまい、太鼓を打ち鳴らされてしまった。白姚は慌ててその兵に襲い掛かって斬り捨てたが、程なくして、遠くから兵が集まる足音が聞こえだした。
「俺たちはここで敵を食い止めます! 隊長は大将首を!」
「分かった! 頼んだぞ!」
この瞬間、白姚は自分が、自分が率いた兵の命を捨てたことに気づいた。彼らを置き去りにすれば、数を恃みに襲いくる梁兵に押しつぶされてしまうだろう。けれども、後ろを振り返れば、留まって敵を食い止めると言った彼らの意志を無駄にすることになる。
白姚は、帷幕を切り裂いて、その中を見た。そこに大将がいるものと踏んだからだ。
「……お前は……!」
そこにいたのは、碧い眼をした、あの少年であった。兜を着けていない故に、灯りに照らされて、その銀髪が照り輝いている。この軍は総大将張章の軍であると思っていたが、そうではなかった。実際は魏令の軍であった。
実は、焦った伝令兵によって、右将軍の元に誤った情報が伝わってたのである。伝令は、張章軍と魏令軍の位置を、間違って報告していたのだ。その誤り故に、白姚は張章軍を襲っているつもりで、魏令軍を襲ったということであった。
「あの時の女子か。よく来たな」
銀髪碧眼の美少年――前将軍魏令は、腰に手をかけ、剣を抜いた。白姚の方も魏令を覚えていたし、魏令の方もまた、白姚のことを覚えていた。
以前は悪鬼のように恐ろしい存在に思えてならなかった碧眼の美少年に対して、今の白姚は全く恐怖心を抱かなかった。寧ろ、勝てる、という確信を胸に秘めていた。今の彼は馬上になく、弓も持たない。この男を殺す、最高にして最後の好機だ。それに、この男、魏令も、今は将軍として万の軍を率いていると聞く。彼の首を持ち帰れば、敵軍は相当に混乱するはずだ。
白姚が松明の炎に白刃を煌めかせて斬りかかった。魏令はそれを剣で受け止め、そのまま二人は何度も切り結んだ。
「くっ……やはり強いな……あの時に射殺しておくべきだったか」
剣による戦いでは、魏令がやや押され気味であった。魏令自身、例の少女がこれ程までとは信じられなかった。騎射であれば目の前の少女に負けることはなかったであろうが、ここにない物をねだっても仕方がない。
一方で、焦っているのは白姚も同じであった。押し込んでいるのは確かなのだが、思いの他、敵に粘られている。このままでは、敵の救援がやってきてしまう。時間は相手方の味方なのだ。
「これで終わりだ!」
白姚の剣が、魏令の体に迫りくる。魏令はそれを防ぎきれず、右の肩口を切り裂かれた。白姚は、次で仕留める、と、もう一度、魏令に斬りかかろうと体勢を整えた。
その時である。
「将軍閣下! 今助太刀致します!」
男にしては甲高い声が、右方から聞こえてきた。その声の主は、歩兵の中隊を率いる田羊であった。近くに詰めていた田羊の歩兵部隊二百が、奇襲騒動に駆けつけてきたのである。
「者共! 賊を逃がすな! 将軍閣下をお助けせよ!」
帯甲し、盾を構えて戟を突き出した歩兵が、白姚に迫る。魏令は右肩の刀傷を手で押さえながら、白姚から離れて距離を取った。その魏令を庇うように、田羊隊の歩兵が白姚の前に立った。
「将軍閣下に傷を……生きて帰れると思うなよ」
田羊はその目に、静かに慍怒の炎を灯していた。愛する者を傷つけられたのだ。至極真っ当な反応である。
「ちいっ……流石にこの数は……」
味方の支援なしに、単独でこの数の兵を相手に突っ込むのは自殺行為である。敵将の首を取れなかったことは悔やまれるが、さりとてここで突っ張っても、もうその首を切り離すことはできまい。
白姚は、歩兵たちに背を向けて、林の方へ逃げ出した。
「ちぃ、追え! 逃がすな!」
田羊はすかさず兵五十名を率いて追いかけ始めた。しかし、白姚の身のこなしは軽く、飛ぶように逃げてしまった。
「騎馬の用意ができました!」
「ようし、馬を使え!」
田羊は騎兵も送り込んで尚もその姿を探し求めた。しかし、すでに遅かった。梁兵はついぞ白姚の姿を捉えることはできず、そうしている内に、やがて薄明の空を迎えた。
「お怪我は大丈夫でしょうか……」
田羊は魏令の傷を見て、心配そうに尋ねた。
「ああ、何とかな」
魏令の受けた傷は、すぐさま手当てが行われていた。幸い、その傷は致命的なものではなかったのだが、試しに弓を引いてみると、そこが痛み出した。万全、というわけにはいかないようだ。
「奴め、今度見つけたら四肢を引き裂いてやる」
田羊は、魏令を傷つけられたことでいきり立っているようであった。普段の柔和な顔立ちの優男からは想像もつかない程の、怒髪冠を衝かんばかりの憤激ぶりである。田羊配下の兵もまた、彼同様怒りに燃えているのであった。
新雍では、国中から何とか兵をかき集めて、総勢三万の軍を編成した。今の霍にとっては、この三万が、最後の砦であった。地方から急に集められてきたということもあって、兵の顔には色濃く見られた。あまりにも頼りない、最後の砦であった。
霍王はこの三万をすぐには梁軍へ振り向けずに、新雍に近く、その東北に位置する都市である旦陽で待機させ、梁軍に備えさせていた。
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