ユメノチカラ

あれは僕がまだ高校生の頃だった。

夢なんて叶うはずがない、そう思っていた僕は無難な人生を歩こうと進路希望調査に<進学>と書いて提出したんだ。でもそれは僕が本当に歩みたかった人生じゃない。提出する前、子供の頃の夢<漫画家>とふざけて書いていた。

隣の席の君は、どういうわけかそれを覗き見してたんだな。

それから君は僕に付きまとうようになった。

夢を諦めた僕と、夢を追い続ける君の物語。

どこか投げやりに生きていた僕が、君の言葉でもう一度夢を追いかけようと決意した、そんな物語。
24h.ポイント 0pt
0
小説 195,570 位 / 195,570件 青春 7,075 位 / 7,075件

あなたにおすすめの小説

5年A組の三学期。

ポケっこ
青春
狂いの5年A組も三学期。5Aでは一日に一回何か可笑しな出来事が起こる。そんな5Aを盛り切りする咲希先生と生徒達の日常を描いた物語。

感謝の気持ちをいつかまた

おむらいす
青春
特にこれといった才能もない高校ニ年の牧岡杏奈。問題児だらけの学年で、教師が何度も変わってきた。だが、ある時入ってきた大城光は今までと違った。小説が好きという点で仲が良くなった二人。小説を通して深まる仲とは。

ヘブンズトリップ

doiemon
青春
理不尽な理由で病院送りにされた主人公は、そこで面識のない同級生の史彦と出会う。 彼はオカルト雑誌に載っていた亜蘭山の魔女を探しに行こうと提案する。 二人は病院を抜け出し、亜蘭山までドライブすることになるのだが、そこにはとんでもないトラブルが待っていた。

退廃くんとカメラ子ちゃん

師走こなゆき
青春
「退廃っていうのかな、そういうのが似合うキミが好きなのさ」  その日、クラスの桂木さんに声をかけられて、僕は驚いた。  クラスこそ同じものの地味で暗い僕とは違い、桂木さんは明るくて奔放的で、まさに真逆の人種。このまま卒業まで、いや、一生交わることのない人間だと思っていた。  それなのに、彼女から声をかけてくるなんて。  その上、カメラのモデルになってほしいなんて。 ※他サイトからの転載です

冬の水葬

束原ミヤコ
青春
夕霧七瀬(ユウギリナナセ)は、一つ年上の幼なじみ、凪蓮水(ナギハスミ)が好き。 凪が高校生になってから疎遠になってしまっていたけれど、ずっと好きだった。 高校一年生になった夕霧は、凪と同じ高校に通えることを楽しみにしていた。 美術部の凪を追いかけて美術部に入り、気安い幼なじみの間柄に戻ることができたと思っていた―― けれど、そのときにはすでに、凪の心には消えない傷ができてしまっていた。 ある女性に捕らわれた凪と、それを追いかける夕霧の、繰り返す冬の話。

手のひらのひだまり

蒼村 咲
青春
【あらすじ】 地味で冴えない生徒会長・佐々木玲奈。 目立たなくていい。 生徒会だってソツなくこなせればそれでいい。 そう思っていたはずなのに……? ──どうせなら『美人生徒会長』にりたいと思わない? 突然現れたイケメン新入生・園田祐輝に導かれ、玲奈の高校生活が変わり始める。 R:玲奈視点 Y:祐輝視点

「南風の頃に」~ノダケンとその仲間達~

kitamitio
青春
合格するはずのなかった札幌の超難関高に入学してしまった野球少年の野田賢治は、野球部員たちの執拗な勧誘を逃れ陸上部に入部する。北海道の海沿いの田舎町で育った彼は仲間たちの優秀さに引け目を感じる生活を送っていたが、長年続けて来た野球との違いに戸惑いながらも陸上競技にのめりこんでいく。「自主自律」を校訓とする私服の学校に敢えて詰襟の学生服を着ていくことで自分自身の存在を主張しようとしていた野田賢治。それでも新しい仲間が広がっていく中で少しずつ変わっていくものがあった。そして、隠していた野田賢治自身の過去について少しずつ知らされていく……。

碧よりも青く

ハセベマサカズ
青春
軽めの学園ものです。出だしから暗いですがコメディです。