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その七十
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「武智君……。あの、ごめん。明歩が気になるから……」「ああ。とりあえず水族館出よう」
俺も柊さんと同じ気持ちだ。手を繋いだまま、俺と柊さんは急いで水族館を出た。
今日のデートが終われば暫く会えないだろう。だから今日一日は目一杯二人で遊ぶ予定だった。だけど、安川さんが拐われるなんていうとんでもない事件が、柊さんの幼馴染が巻き起こした。それ放置して俺達だけ楽しむなんてできっこない。
既に柊さんは足取りがしっかりしてる。とりあえず落ち着いたようだ。そして俺と柊さんは、すぐにタクシーを拾った。
※※※
「あーあ、結局こうなっちまったよ」
「俺は最初からこうしてりゃ良かったと思ってましたけどね」
「だから本当はそれじゃダメなんだって。これじゃ目的達成できた事にならねーんだから」
「で、拉致ったのはいいとして、どこ行くんです? ラブホ?」
「そこじゃいくら車っつってもこっから距離あるから無理。余り遠出して、移動してる間に彼氏の三浦君に警察呼ばれちゃまずい。だから、裸にひん剥いて写メ撮ってそれ彼氏に送って、釘刺してってのを早めにやらねーと。トランクに放り込んでるからこの季節だと熱中症もあるからな。だから近場だ」
「あー、車使うから遠くに行くかと思ってましたけど、単に運ぶために車使っただけなんすね」
「そゆこと」
「じゃあ、ヒロ君の家にでも行くんですか?」
「ばっか。行けるわけねーだろ? 親いんのに」
「じゃあ、人目につかない場所、近所にあるんすか?」
「ああ、ちょうどおあつらえ向きの場所があるんだよ」
※※※
「ムグッ! グゥ!」
いくら体を動かしても、後手に括られた縄が解けない。口にはガムテープ? その上から更に縄を括りつけられてるっぽい。目隠しもされてるから全く見えないけど、さっきからガタン、ガタン、と跳ね上がってるの分かるから、多分車のトランクの中に、アタシがいるんだと思う。
ファミレスの駐車場で雄介が、アタシにちょっかいかけた三人組と揉めてるのを見かけて、つい飛び出したところでヒロ君に捕まって、いつの間にか気絶させられ、車に乗せられてる。
……要するアタシ、攫われたって事? だよ、ね?
まさか、あの爽やかイケメンヒロ君がそんな事するとは思ってなかった。いや、雄介が言ってた通りの、実はあんま善人じゃない男だったんだ。
どうしよう。いくら頑張って縄が外れない。……怖いよ、怖いよう。
アタシこれからどうなんの? つか、そもそもなんで拉致られてんの? アタシがヒロ君にもう会えないって言ったから? でも雄介の方が大事だから仕方ないじゃん!
ん? 声が聞こえる? え? ヒロ君一人じゃないの? ……どうやら他にも男が数人乗ってる?
え? ちょっと待って? それ、やばいじゃん!
これから何するか分っちゃったじゃん! いやだいやだいやだあああああ!!!
「フグ、ウ、ウウ、フグウ……」怖くて涙が止まらない。頑張ってジタバタするけど全然びくともしない。口のガムテも剥がれないし。なんでこんなに頑丈なの?
ふと、ガタン、と大きく跳ねて、車が止まった。そしてバタンバタン、とドアを開ける音が聞こえ、ザッザっと複数の足音。カチャリとトランクの鍵を開ける音が聞こえた。蒸し暑かったトランク内に風が入ってきて、空いたのが分かった。
「おーおー。ボロボロ泣いちゃって。それでもいい女ってのは美人だから得だねえ」
ヒロ君の声? アタシはまたもジタバタする。当然無駄なんだけど、抗いたい気持ちがそうさせてしまう。更にヒッシッシ、とか、これからこの女を、とか、うまそうだな、とか聞こえる……。
いやいやいやいやいやああああ!!!!
「ムグムグフグググウウウウウ!!!」アタシの叫び声はガムテに抑えられ籠った声にしかならない。それを見てギャハハと嗤う男達。
「とりあえず出そうぜ」「おぅ、そうだな」
男二人? がアタシの体に触れトランクから出した。その際いやらしく胸とお尻をもまれた。その手つきが気持ち悪かったけど、それより、これから起こる事が怖くて恐ろしくて、アタシはそれどころじゃない。
ドサっと投げ捨てられる。この感触……、ベッド? そして急に後手に括られてた腕を上に持ってきて、そこで固定されてしまう。
それから目隠しと口のガムテを外される。急に眩しい光が入ってきて見えなかったけど、すぐ目が慣れて、誰がアタシの目隠しを外したのかすぐ分かった。ヒロ君だ。
キョロキョロするとどうやらここは倉庫? アタシは病院にあるような白いベッドの上にいるみたい。
……それと、男が三人、いる?
「安川さんよぉ、あんたが悪いんだぜ? 俺の女になってりゃ、こんな強引な事する必要なかったんだからさあ」
ふと、正面にいるヒロ君が、アタシに話しかけてくる。アタシはキッとヒロ君を睨んで大声を出す。
「どういう意味! これどういう事! さっさと外して!」
「いや人の話聞こうぜ? こうなったのは、あんたが俺をフッたからだよ」
「なんであんたをフッたからって、あたしがこんな目に遭う必要あんのよ!」
「威勢いいねぇ」「気弱いくせにな」「ギヒヒ。こういう女をヒィヒィ言わすのがたまんねぇんだよなあ」
「……は?」気弱い? 何か聞いた事あるような……。ヒロ君の周りにいた男達の下卑た言葉を聞いて、そこで改めて男達を見てハッとする。そこで彼らが誰か気付いた。まさか、まさかまさか!
「……グルだった?」「まあね」
呆然とするアタシ。でも、ヒロ君は何の気もなしに答える。
「……何のために?」「ま、運命の出会いってのを演出すれば、大抵の女はコロっと落ちるからね。俺結構イケメンだし。だからこいつらに頼んで絡んで貰って、俺が手を差し伸べてやれば、ギャル系の安川さんならイチコロだと思ったんだよねえ」
なんてこった……。アタシを口説き落とすために、グルになってたんだ。こいつらと。アタシあの時、本当に怖かったのに。
「じゃ、じゃあ何で今こんな事を?」
「いやさあ。俺としてはもうちょっとかなぁ? って思ってたんだけどさ。結局彼氏になびいちゃったっしょ? だから強硬手段に出たわけ。こいつらも安川さんの事気に入ってるしさ。みんなで楽しい事しようって思ったのさ」
ヒロ君の説明を聞いてる、アタシが寝かされてるベッドの周りにいる三人組の男達は、ずっとニヤニヤいやらしい笑みを浮かべてアタシを見てる。
……てか、強硬手段? どういう事?
「ま、とりあえず服脱がそうか」「オーケー」「待ってました」
嬉々とした顔でヒロ君と男達がアタシのベッドに迫ってくる。
「いや! こないで! やめて!」「いいねえいいねえ。そうやってとことん抵抗してくれよ? そういう女を手籠めにすんのが楽しいんだからよお」
いやだいやだいやだあああああ!!!
「いやああああああああ!!!」「うっせぇ」
いきなりヒロ君がパシン、とアタシの頬を平手打ちする。びっくりして固まってしまうアタシ。
その隙に、首の大きく開いたアタシの白いシャツをずるりと下に降ろし、デニムのスカートをも脱がされてしまった。
「い、いやッ」露になってしまったアタシの下着姿。怖いのと恥ずかしいのが混濁して顔が熱くなって隠そうとするけど、身動きが取れない。
「おほほ。ほんっとスタイルいいなこいつ」「こんな上玉久々だな」「ほらヒロ君、さっさとやってしまってくださいよ!」
「バカ野郎。まずは写真だろ?」「「あーそうだった」「チッ。じゃあさっさと撮っちまって下さいよ」「あーもう我慢ならねえ」
え? 写真撮られるの? いやだいやだ!
「お願い、やめてえええ……」今度は一気に涙が溢れ、アタシは弱々しくお願いする。ぐしゃぐしゃになってしまうアタシの顔。でも、アタシのその懇願する表情さえ、こいつらを喜ばすだけになってしまってる、みたい。
「ほらお前ら、ちゃんと足抑えとけよ。顔もこっち向けとけ。ちゃんと写るようにな」
へいへい、と男達がアタシの両足を無理やり、ベッドの中心で開脚させる。当然アタシは抵抗するけど、結局逆らえずなすがままにされてしまう。物凄く恥ずかしいカッコさせられ、アタシはもう鼻水も涙も止まらない。そんなぐしゃぐしゃの顔を、グイ、と無理やり正面に向けられる。ぐしゃぐしゃになった顔で写真撮られるのもいやなのに。
「よし。いいポーズだ」ヒロ君がスマホを取り出し、写真を撮ろうとした瞬間、
バン! と大きな音がして、奥の扉が開いた。
俺も柊さんと同じ気持ちだ。手を繋いだまま、俺と柊さんは急いで水族館を出た。
今日のデートが終われば暫く会えないだろう。だから今日一日は目一杯二人で遊ぶ予定だった。だけど、安川さんが拐われるなんていうとんでもない事件が、柊さんの幼馴染が巻き起こした。それ放置して俺達だけ楽しむなんてできっこない。
既に柊さんは足取りがしっかりしてる。とりあえず落ち着いたようだ。そして俺と柊さんは、すぐにタクシーを拾った。
※※※
「あーあ、結局こうなっちまったよ」
「俺は最初からこうしてりゃ良かったと思ってましたけどね」
「だから本当はそれじゃダメなんだって。これじゃ目的達成できた事にならねーんだから」
「で、拉致ったのはいいとして、どこ行くんです? ラブホ?」
「そこじゃいくら車っつってもこっから距離あるから無理。余り遠出して、移動してる間に彼氏の三浦君に警察呼ばれちゃまずい。だから、裸にひん剥いて写メ撮ってそれ彼氏に送って、釘刺してってのを早めにやらねーと。トランクに放り込んでるからこの季節だと熱中症もあるからな。だから近場だ」
「あー、車使うから遠くに行くかと思ってましたけど、単に運ぶために車使っただけなんすね」
「そゆこと」
「じゃあ、ヒロ君の家にでも行くんですか?」
「ばっか。行けるわけねーだろ? 親いんのに」
「じゃあ、人目につかない場所、近所にあるんすか?」
「ああ、ちょうどおあつらえ向きの場所があるんだよ」
※※※
「ムグッ! グゥ!」
いくら体を動かしても、後手に括られた縄が解けない。口にはガムテープ? その上から更に縄を括りつけられてるっぽい。目隠しもされてるから全く見えないけど、さっきからガタン、ガタン、と跳ね上がってるの分かるから、多分車のトランクの中に、アタシがいるんだと思う。
ファミレスの駐車場で雄介が、アタシにちょっかいかけた三人組と揉めてるのを見かけて、つい飛び出したところでヒロ君に捕まって、いつの間にか気絶させられ、車に乗せられてる。
……要するアタシ、攫われたって事? だよ、ね?
まさか、あの爽やかイケメンヒロ君がそんな事するとは思ってなかった。いや、雄介が言ってた通りの、実はあんま善人じゃない男だったんだ。
どうしよう。いくら頑張って縄が外れない。……怖いよ、怖いよう。
アタシこれからどうなんの? つか、そもそもなんで拉致られてんの? アタシがヒロ君にもう会えないって言ったから? でも雄介の方が大事だから仕方ないじゃん!
ん? 声が聞こえる? え? ヒロ君一人じゃないの? ……どうやら他にも男が数人乗ってる?
え? ちょっと待って? それ、やばいじゃん!
これから何するか分っちゃったじゃん! いやだいやだいやだあああああ!!!
「フグ、ウ、ウウ、フグウ……」怖くて涙が止まらない。頑張ってジタバタするけど全然びくともしない。口のガムテも剥がれないし。なんでこんなに頑丈なの?
ふと、ガタン、と大きく跳ねて、車が止まった。そしてバタンバタン、とドアを開ける音が聞こえ、ザッザっと複数の足音。カチャリとトランクの鍵を開ける音が聞こえた。蒸し暑かったトランク内に風が入ってきて、空いたのが分かった。
「おーおー。ボロボロ泣いちゃって。それでもいい女ってのは美人だから得だねえ」
ヒロ君の声? アタシはまたもジタバタする。当然無駄なんだけど、抗いたい気持ちがそうさせてしまう。更にヒッシッシ、とか、これからこの女を、とか、うまそうだな、とか聞こえる……。
いやいやいやいやいやああああ!!!!
「ムグムグフグググウウウウウ!!!」アタシの叫び声はガムテに抑えられ籠った声にしかならない。それを見てギャハハと嗤う男達。
「とりあえず出そうぜ」「おぅ、そうだな」
男二人? がアタシの体に触れトランクから出した。その際いやらしく胸とお尻をもまれた。その手つきが気持ち悪かったけど、それより、これから起こる事が怖くて恐ろしくて、アタシはそれどころじゃない。
ドサっと投げ捨てられる。この感触……、ベッド? そして急に後手に括られてた腕を上に持ってきて、そこで固定されてしまう。
それから目隠しと口のガムテを外される。急に眩しい光が入ってきて見えなかったけど、すぐ目が慣れて、誰がアタシの目隠しを外したのかすぐ分かった。ヒロ君だ。
キョロキョロするとどうやらここは倉庫? アタシは病院にあるような白いベッドの上にいるみたい。
……それと、男が三人、いる?
「安川さんよぉ、あんたが悪いんだぜ? 俺の女になってりゃ、こんな強引な事する必要なかったんだからさあ」
ふと、正面にいるヒロ君が、アタシに話しかけてくる。アタシはキッとヒロ君を睨んで大声を出す。
「どういう意味! これどういう事! さっさと外して!」
「いや人の話聞こうぜ? こうなったのは、あんたが俺をフッたからだよ」
「なんであんたをフッたからって、あたしがこんな目に遭う必要あんのよ!」
「威勢いいねぇ」「気弱いくせにな」「ギヒヒ。こういう女をヒィヒィ言わすのがたまんねぇんだよなあ」
「……は?」気弱い? 何か聞いた事あるような……。ヒロ君の周りにいた男達の下卑た言葉を聞いて、そこで改めて男達を見てハッとする。そこで彼らが誰か気付いた。まさか、まさかまさか!
「……グルだった?」「まあね」
呆然とするアタシ。でも、ヒロ君は何の気もなしに答える。
「……何のために?」「ま、運命の出会いってのを演出すれば、大抵の女はコロっと落ちるからね。俺結構イケメンだし。だからこいつらに頼んで絡んで貰って、俺が手を差し伸べてやれば、ギャル系の安川さんならイチコロだと思ったんだよねえ」
なんてこった……。アタシを口説き落とすために、グルになってたんだ。こいつらと。アタシあの時、本当に怖かったのに。
「じゃ、じゃあ何で今こんな事を?」
「いやさあ。俺としてはもうちょっとかなぁ? って思ってたんだけどさ。結局彼氏になびいちゃったっしょ? だから強硬手段に出たわけ。こいつらも安川さんの事気に入ってるしさ。みんなで楽しい事しようって思ったのさ」
ヒロ君の説明を聞いてる、アタシが寝かされてるベッドの周りにいる三人組の男達は、ずっとニヤニヤいやらしい笑みを浮かべてアタシを見てる。
……てか、強硬手段? どういう事?
「ま、とりあえず服脱がそうか」「オーケー」「待ってました」
嬉々とした顔でヒロ君と男達がアタシのベッドに迫ってくる。
「いや! こないで! やめて!」「いいねえいいねえ。そうやってとことん抵抗してくれよ? そういう女を手籠めにすんのが楽しいんだからよお」
いやだいやだいやだあああああ!!!
「いやああああああああ!!!」「うっせぇ」
いきなりヒロ君がパシン、とアタシの頬を平手打ちする。びっくりして固まってしまうアタシ。
その隙に、首の大きく開いたアタシの白いシャツをずるりと下に降ろし、デニムのスカートをも脱がされてしまった。
「い、いやッ」露になってしまったアタシの下着姿。怖いのと恥ずかしいのが混濁して顔が熱くなって隠そうとするけど、身動きが取れない。
「おほほ。ほんっとスタイルいいなこいつ」「こんな上玉久々だな」「ほらヒロ君、さっさとやってしまってくださいよ!」
「バカ野郎。まずは写真だろ?」「「あーそうだった」「チッ。じゃあさっさと撮っちまって下さいよ」「あーもう我慢ならねえ」
え? 写真撮られるの? いやだいやだ!
「お願い、やめてえええ……」今度は一気に涙が溢れ、アタシは弱々しくお願いする。ぐしゃぐしゃになってしまうアタシの顔。でも、アタシのその懇願する表情さえ、こいつらを喜ばすだけになってしまってる、みたい。
「ほらお前ら、ちゃんと足抑えとけよ。顔もこっち向けとけ。ちゃんと写るようにな」
へいへい、と男達がアタシの両足を無理やり、ベッドの中心で開脚させる。当然アタシは抵抗するけど、結局逆らえずなすがままにされてしまう。物凄く恥ずかしいカッコさせられ、アタシはもう鼻水も涙も止まらない。そんなぐしゃぐしゃの顔を、グイ、と無理やり正面に向けられる。ぐしゃぐしゃになった顔で写真撮られるのもいやなのに。
「よし。いいポーズだ」ヒロ君がスマホを取り出し、写真を撮ろうとした瞬間、
バン! と大きな音がして、奥の扉が開いた。
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