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一方デムバックでは
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※※※
デムバックの町の中心よりやや入り口と反対側の奥の方、そこにはこの町を管轄している町長宅がある。ファリスより人口が多い町長宅とあって正に城の様な出で立ち。ファリスの町長の邸宅も立派だったが、それよりも更に贅を尽くした佇まい。高く白い外壁に囲まれた広い庭園、入り口には高さ3mはありそうな鉄柵の門、そして邸宅の両脇には、大きく尖った屋根だけ青い2つの高い塔が聳え立ち、それはデムバックを囲む高い外壁よりも上に見えている。
その邸宅の真ん中辺り、四面を大きな窓で囲われた箇所がどうやら町長の部屋である。中にはキングサイズベッドが豪華な紅の天蓋の装飾と共に鎮座している。そのベッド上には、両側に美しい全裸の女性2人を侍らせ、腹の出たお世辞にもスタイルが良いとは言えない、金髪の20代後半と見られる男が同じく裸で寝そべっていた。
そしてベッドの傍らでは、明らかに冒険者と思しき姿格好の男が跪き何かしらの報告をし終えたところ。その内容を聞いたベッド上の男は、面倒そうな顔で「はあ」と1つ溜息を吐き、「で?」と、だけ返事する。その反応を見た、跪いている男は更に説明を加える。
「そのファリスから来たという男2人は、とりあえずそのまま町に居残るそうで。一応警備隊に言って監視をつけておく予定です」
「てかさあ、そいつらメタルランクなんだよね? 何でそんなに気を使う訳?」
胡乱げな態度ながらも気になった様で、だらしなく膨れた裸の腹をボリボリ掻きながら聞き返す金髪の男。
「そいつ等がギルドに持って来たのがキラータイガー、しかも4体だったんです」
その言葉を聞いた金髪は、仰向けに寝ていた身体を起こし「何だって?」と聞き直す。
「キラータイガーです。メタルランクどころかシルバーランクでも狩るのが難しい筈の。その死体を4つも。何故持って来れたのか、そもそも何でそいつ等はファリスじゃなくここに来たのか……」
「勿論理由を聞いたんだよな?」
「一応は。ですが当人達は運が良かった、としか言わないんです。どうも何か隠してるみたいで。受付嬢はそれ以上聞き出す事をせず換金に応じたそうです。なので怪しいと思い警備隊に監視する様伝えたんで」
ベッドの上で上体だけ身体を起こしていた金髪の男は、醜く張った下っ腹を揺らしながら女達の尻をパシっと叩く。「キャッ」と小さな悲鳴を上げた2人。そして彼女達に「出ていけ」と命令する。それを聞いて女達はいそいそと服を着て出て行った。それを跪いたままの男が目で追うのに気付いた金髪。
「ん? あいつ等気になるの?」
「ええ、まあ。元々ギルドの受付嬢ですから」
「そういやギルド職員だったなあの2人。ま、新しい女見つけてこれたら、あいつ等お前にやるよ」
「ですが、もうこの町には女自体が殆どおりません」
男の言葉を聞きながら、下っ腹の出た金髪は自身も服を着ながら「それを探してくるのもお前の仕事だろ」とやや苛立ちながら返す。
「ったく、何でこんなに女が居ないんだ? デムバックは人が多い町の筈だろうに」
「そりゃあ、あれだけ殺してしまったら……」
男はつい本音を漏らしてしまいハッとし口を抑える。だが時既に遅し。金髪には聞こえてしまった模様。着替え終わった金髪は無表情でベッドからゆっくり降り、そして跪いている男の頭に手を当てる。その感触にビクっと反応した男は、恐怖のあまり一気に全身から汗が滲み出る。
「僕のせいだって言いたいのか?」
冷たく言い放つ金髪。正に男の生殺与奪の権利を我が手に掴んでいると言わんばかりに。男は跪き床下を見つめ、流れる汗もそのままにガクガクと全身を震わせる。
「め、滅相も無い! 若い女を見つけられない、私の、私の責任です!」
声まで震わせそう答えると、金髪は「その通りだよな」と男の頭から手を離す。手が離れた事で男はホッと胸を撫で下ろす。
「僕もずっとギルドの受付嬢ばかりが相手で飽きてきた。あいつ等は町に残って冒険者達の相手もしないといけないって事で逃げる事も出来ないからお誂え向きではあるんだけど。上玉ばかりだし。まあ、美人で若けりゃ人妻でもいいんだけど……。そういやミラリスは?」
名前を聞いた男は眉をピクリと上げる。
「ミラリス……、とは、魔石屋の、ですか?」
「そうそう。あいつ人妻だけど良い女だった。確か子連れだったろ? 殺してないよな?」
「と言いますか、魔石屋は随分前からも抜けの殻で子ども達も居ないです」
男の返答に金髪は眉を顰める。
「子ども達も居ない? どういう事だ……。逃げるにしても子連れでなんて到底無理な話だ。町から出ようにも警備隊が門前で見張ってるし、裏側は湖だし逃げ場なんて無い筈。ミラリスは魔法使いだから空から逃げる事も出来るだろうけど、それも僕が結界を張ったから不可能だ。にしても、ミラリスだけでなくもう少し女達が居た筈だが……。もう殺しちゃったっけ?」
「その可能性もあるでしょうし、デムバックは広いんでどっかに隠れているとも考えられます。見つかり次第捕まえて連れてきます」
ずっと跪いたまま男が答えると、「隠れている、ねえ?」とやや訝しがりながら金髪は呟く。
「まあ僕に逆らえないのは判ってる筈だし? 嘘を吐いてはいないだろうけど、僕の機嫌が悪くならない様、きっちり働いてくれよ? ギルド長?」
そう言いながらギルド長と呼ばれた男の肩にポン、と手を置いて、金髪は部屋を後にした。金髪の気配が消えるのを待って、ギルド長と呼ばれた男は「はあ~」と大きく深い溜息を吐き、それからすっくと立ち上がり、同じく部屋から出て行く。だが、その顔には焦燥感で溢れていた。
「……そろそろ限界だ。せめて精霊魔法があれば……」
※※※
ファリスのギルドにて子ども達2人から事情を聞いたミーク達は、その後皆でネミルの宿屋に向かい、夕食を共にした。久々のちゃんとした料理だった事もあり、アニタとリンクの姉弟は最初泣きながら食事を頬張っていた。だが暫くすると落ち着いてきた様で、今は笑顔で次々と料理を口に運んでいる。ミーク達はその様子を微笑ましく眺めながら、時折口の周りを拭いてあげたり、水を用意してあげたり、皆甲斐甲斐しく世話をしていた。
「ふふ。本当に可愛らしいわね」
「だにゃー。必死に食べてるにゃ。余程お腹空いてたんだにゃ」
「そうだね。……服も薄汚れてるし、デムバックじゃまともな生活出来てなかったかも」
「……」
嬉しそうに食事をする幼い子ども2人を眺めながら揃って憂いを帯びた表情になる4人。徐ろにニャリルが「食堂手伝ってくるにゃ」と言って席から立ち上がり厨房に向かった。それを見たエイリーも「じゃあ私も」と続く。
確かに食堂内は慌ただしさを増して来ている。ミークも彼女達同様手伝おうと立ち上がり、そして振り向き様にラミーに声をかける。
「あ、ラミーはその子達見てて。次いでに私達がデムバックに行ってる間、この子達をネミルにお願いしてみる。デムバックには連れて行けないから」
「そうね。この子達は置いて行くのが賢明ね。分かったわ」
そう返事したラミーはミークにいってらっしゃい、と手を振り、ミークも同様に手を挙げ返事する。そして直ぐ厨房に向かった。姉弟は3人が厨房に向かい食堂の手伝いをしているのを見て不思議そう顔をする。
「お姉ちゃん達お店のお仕事するの?」
「冒険者、とか言ってなかった?」
2人の問いにラミーが微笑みながら答える。
「ニャリルは元々ここで働いていたのよ。ミークも冒険者しながら手伝いしていたって聞いているわ。エイリーもね。ニャリルとエイリーは普通の女の子だったけれど、でも戦い方を覚えて強くなって、冒険者になれたのよ」
「さっきも言ってたけど本当に強いの?」
「女なのに? 信じられない」
漸く満腹になった姉弟はラミーにそう言うと、微笑みながら「そうよね」と敢えて同意の返事をする。
「まあでも、一番強いのはあの黒髪の美人さんだけれどもね……。彼女は普通の女の子、とは言い難いわね」
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そしてベッドの傍らでは、明らかに冒険者と思しき姿格好の男が跪き何かしらの報告をし終えたところ。その内容を聞いたベッド上の男は、面倒そうな顔で「はあ」と1つ溜息を吐き、「で?」と、だけ返事する。その反応を見た、跪いている男は更に説明を加える。
「そのファリスから来たという男2人は、とりあえずそのまま町に居残るそうで。一応警備隊に言って監視をつけておく予定です」
「てかさあ、そいつらメタルランクなんだよね? 何でそんなに気を使う訳?」
胡乱げな態度ながらも気になった様で、だらしなく膨れた裸の腹をボリボリ掻きながら聞き返す金髪の男。
「そいつ等がギルドに持って来たのがキラータイガー、しかも4体だったんです」
その言葉を聞いた金髪は、仰向けに寝ていた身体を起こし「何だって?」と聞き直す。
「キラータイガーです。メタルランクどころかシルバーランクでも狩るのが難しい筈の。その死体を4つも。何故持って来れたのか、そもそも何でそいつ等はファリスじゃなくここに来たのか……」
「勿論理由を聞いたんだよな?」
「一応は。ですが当人達は運が良かった、としか言わないんです。どうも何か隠してるみたいで。受付嬢はそれ以上聞き出す事をせず換金に応じたそうです。なので怪しいと思い警備隊に監視する様伝えたんで」
ベッドの上で上体だけ身体を起こしていた金髪の男は、醜く張った下っ腹を揺らしながら女達の尻をパシっと叩く。「キャッ」と小さな悲鳴を上げた2人。そして彼女達に「出ていけ」と命令する。それを聞いて女達はいそいそと服を着て出て行った。それを跪いたままの男が目で追うのに気付いた金髪。
「ん? あいつ等気になるの?」
「ええ、まあ。元々ギルドの受付嬢ですから」
「そういやギルド職員だったなあの2人。ま、新しい女見つけてこれたら、あいつ等お前にやるよ」
「ですが、もうこの町には女自体が殆どおりません」
男の言葉を聞きながら、下っ腹の出た金髪は自身も服を着ながら「それを探してくるのもお前の仕事だろ」とやや苛立ちながら返す。
「ったく、何でこんなに女が居ないんだ? デムバックは人が多い町の筈だろうに」
「そりゃあ、あれだけ殺してしまったら……」
男はつい本音を漏らしてしまいハッとし口を抑える。だが時既に遅し。金髪には聞こえてしまった模様。着替え終わった金髪は無表情でベッドからゆっくり降り、そして跪いている男の頭に手を当てる。その感触にビクっと反応した男は、恐怖のあまり一気に全身から汗が滲み出る。
「僕のせいだって言いたいのか?」
冷たく言い放つ金髪。正に男の生殺与奪の権利を我が手に掴んでいると言わんばかりに。男は跪き床下を見つめ、流れる汗もそのままにガクガクと全身を震わせる。
「め、滅相も無い! 若い女を見つけられない、私の、私の責任です!」
声まで震わせそう答えると、金髪は「その通りだよな」と男の頭から手を離す。手が離れた事で男はホッと胸を撫で下ろす。
「僕もずっとギルドの受付嬢ばかりが相手で飽きてきた。あいつ等は町に残って冒険者達の相手もしないといけないって事で逃げる事も出来ないからお誂え向きではあるんだけど。上玉ばかりだし。まあ、美人で若けりゃ人妻でもいいんだけど……。そういやミラリスは?」
名前を聞いた男は眉をピクリと上げる。
「ミラリス……、とは、魔石屋の、ですか?」
「そうそう。あいつ人妻だけど良い女だった。確か子連れだったろ? 殺してないよな?」
「と言いますか、魔石屋は随分前からも抜けの殻で子ども達も居ないです」
男の返答に金髪は眉を顰める。
「子ども達も居ない? どういう事だ……。逃げるにしても子連れでなんて到底無理な話だ。町から出ようにも警備隊が門前で見張ってるし、裏側は湖だし逃げ場なんて無い筈。ミラリスは魔法使いだから空から逃げる事も出来るだろうけど、それも僕が結界を張ったから不可能だ。にしても、ミラリスだけでなくもう少し女達が居た筈だが……。もう殺しちゃったっけ?」
「その可能性もあるでしょうし、デムバックは広いんでどっかに隠れているとも考えられます。見つかり次第捕まえて連れてきます」
ずっと跪いたまま男が答えると、「隠れている、ねえ?」とやや訝しがりながら金髪は呟く。
「まあ僕に逆らえないのは判ってる筈だし? 嘘を吐いてはいないだろうけど、僕の機嫌が悪くならない様、きっちり働いてくれよ? ギルド長?」
そう言いながらギルド長と呼ばれた男の肩にポン、と手を置いて、金髪は部屋を後にした。金髪の気配が消えるのを待って、ギルド長と呼ばれた男は「はあ~」と大きく深い溜息を吐き、それからすっくと立ち上がり、同じく部屋から出て行く。だが、その顔には焦燥感で溢れていた。
「……そろそろ限界だ。せめて精霊魔法があれば……」
※※※
ファリスのギルドにて子ども達2人から事情を聞いたミーク達は、その後皆でネミルの宿屋に向かい、夕食を共にした。久々のちゃんとした料理だった事もあり、アニタとリンクの姉弟は最初泣きながら食事を頬張っていた。だが暫くすると落ち着いてきた様で、今は笑顔で次々と料理を口に運んでいる。ミーク達はその様子を微笑ましく眺めながら、時折口の周りを拭いてあげたり、水を用意してあげたり、皆甲斐甲斐しく世話をしていた。
「ふふ。本当に可愛らしいわね」
「だにゃー。必死に食べてるにゃ。余程お腹空いてたんだにゃ」
「そうだね。……服も薄汚れてるし、デムバックじゃまともな生活出来てなかったかも」
「……」
嬉しそうに食事をする幼い子ども2人を眺めながら揃って憂いを帯びた表情になる4人。徐ろにニャリルが「食堂手伝ってくるにゃ」と言って席から立ち上がり厨房に向かった。それを見たエイリーも「じゃあ私も」と続く。
確かに食堂内は慌ただしさを増して来ている。ミークも彼女達同様手伝おうと立ち上がり、そして振り向き様にラミーに声をかける。
「あ、ラミーはその子達見てて。次いでに私達がデムバックに行ってる間、この子達をネミルにお願いしてみる。デムバックには連れて行けないから」
「そうね。この子達は置いて行くのが賢明ね。分かったわ」
そう返事したラミーはミークにいってらっしゃい、と手を振り、ミークも同様に手を挙げ返事する。そして直ぐ厨房に向かった。姉弟は3人が厨房に向かい食堂の手伝いをしているのを見て不思議そう顔をする。
「お姉ちゃん達お店のお仕事するの?」
「冒険者、とか言ってなかった?」
2人の問いにラミーが微笑みながら答える。
「ニャリルは元々ここで働いていたのよ。ミークも冒険者しながら手伝いしていたって聞いているわ。エイリーもね。ニャリルとエイリーは普通の女の子だったけれど、でも戦い方を覚えて強くなって、冒険者になれたのよ」
「さっきも言ってたけど本当に強いの?」
「女なのに? 信じられない」
漸く満腹になった姉弟はラミーにそう言うと、微笑みながら「そうよね」と敢えて同意の返事をする。
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