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128 改良した理由が理由だから
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色々ありつつ、ついに3年生のリレーです。
「青と緑の入れ替わりが激しいな」
マリアちゃんが、掲示板を見ながら言う。
「そうだね、僅差だもんね」
3位の赤はずっとそのままだけど、青と緑がリレー毎に入れ替わって、今は青が1位だけど、このリレーの結果でまた順位が入れ替わる可能性は大いにある。
「じゃあ行ってきます」
そろそろ列に並ばねば。高峰さんもあと少しで走るし。
「橋本ちゃん、応援コメント」
涼が桜ちゃんに肘でつつかれた。
「え?」
一瞬きょとんとした涼は、真面目な顔になって、
「えー、お前はお前のままで大丈夫だから。光海」
……なんだ? なんかすごい嬉しいぞ? 勇気が湧いてくる。
「ありがとう涼! 頑張ります! 涼が走るのもちゃんと見てるね!」
嬉しくて、笑顔で言ったら。
「(だからお前の一挙手一投足は俺を殺すんだよ)」
すっごい早口で言われた。
「(なんかすみません)」
「(だから謝るな)」
もうどうしろと。
けど、嬉しいのはそのままだったので、リレーの列に並び、涼の言葉とバナナカップケーキのことを考えながら順番を待って。
……さあ、私の番だ。
助走、バトンを受け取る、走る、繋ぐ。
任務終了だ。緑に抜かれたけど、二人リードしてたからマイナスではない。頑張ったぞ、私。
終わった人たちの場所に移動して、しゃがみ込んだら、高峰さんがこっちに来た。
「お疲れ様、成川さん。橋本がすごい気合い入れてるけど、なんか言ったの?」
「え?」
高峰さんの視線を追うと、列に並んでいる涼は真面目な顔をして手や足をぷらぷらさせていた。
なるほど、真剣さが伝わってくる。あれが気合いを入れてる時の涼なのか。
「言ったといいますか、コメントを貰ってお礼を言いましたね」
「そっか。またクリーンヒットしたんだね」
またクリーンヒットしたのか。早口のあれってそういうことだったの?
涼が位置について、走り出す。バトンを受け取って、すぐさまトップスピードに。差を縮めていた緑を一人、遅れてる赤を一人抜いて、青がまた、トップに。そのままスピードを緩めずバトンを繋ぎ、次のクラスメイトが助走からトップスピードに。
「お疲れ様です。涼」
こっちに来た涼へ、労いの言葉をかける。
「おお、光海も高峰もお疲れ」
しゃがみ込んでそう言った涼に、高峰さんは楽しそうに、
「橋本、お疲れ様。成川さんの言葉で気合いが入った感じだった?」
「おちょくるな高峰」
涼が顔をしかめると、高峰さんは吹き出した。
「ほんと……成川さん大好きだよね……」
「笑うな。今。横に光海がいんだよ」
「中学からの友達……羨ましいです……」
「なんでそうなんだよ」
「中学時代はアレに絡まれてたので」
「……そうだったな」
涼は渋い顔になった。
さて、そろそろマリアちゃんの番だ。青がトップのままだけど、また緑がじりじり差を縮めているので、足の速いマリアちゃんになら、追いつかれてしまうかもだ。
マリアちゃんが走り始め、バトンを受け取り、一気にスピードを上げる。あともう少し、というところで青が先にバトンを渡し、また差が広がる。マリアちゃんはバトンを渡して、息を整えながらこっちに来た。
「マリアちゃん、お疲れ様」
「お疲れ。そっちの二人はどうしたんだ?」
マリアちゃんに言われて涼たちへ目を向けると、高峰さんはツボに入ったのか俯き加減に肩を震わせたままで、涼はそんな高峰さんを肘で小突いていた。
「中学からの友情の結果だよ」
「仲良きことは、みたいなものか」
「そうそう」
そして、高峰さんが落ち着いてきたあたりで、桜ちゃんが位置につく。走り出して、バトンを受け取り、抜かされることなくバトンを繋ぐ。
「終わったぜー」
顔をパタパタ手で仰ぎながら、合流。
「桜ちゃん、お疲れ様」
「お疲れ、桜」
「百合根、お疲れ」
「お疲れ様、百合根さん」
「みんなもお疲れ様ー」
リレーは僅差で青が1位。次が緑で3位が赤、となりました。
◇
「勇斗? なんでそんなことに?」
お昼を食べに、みんなで保護者席に行ったら、勇斗が隆さんに肩車されていた。
「涼にぃのお父さんスゲェ高い! お父さんより高い!」
それはそうだけど。
「すみません皆さん、こんな形で」
隆さんが謝る。
「いえ、こちらこそ、面倒見てくれて……」
「大丈夫ですよ光海さん。涼の小さい頃を思い出します」
「……そういや肩車してもらってたっけ……」
唖然としていた涼が、唖然としたまま呟いた。
「ありがとうございます、勇斗と遊んでくれて。勇斗、もうお昼だからね。終わりにしようね。お腹空いてるでしょ?」
「えー」
「えー、じゃないの」
渋る勇斗が隆さんの頭に腕を回そうとしたところで、
「勇斗。今、父さんより俺のが背ぇ高いぞ」
「マジで?! 涼にぃのが高いの?!」
涼の言葉で勇斗は隆さんから涼の肩に移った。
「ホントだ?! なんかちょっと高い!」
「2cmだけどな。父さんの身長越すとは思ってなかった」
ほんまに高いんかい。
そして涼が勇斗を5分くらいキャッキャさせる、という一場面があってから、本格的にお昼が始まった。
私の家族は、お父さんと勇斗と彼方の三人。
涼は、隆さん。
桜ちゃんは花梨さん、マリアちゃんはお母さん、高峰さんは仕事が忙しいとのことで保護者はいらしていない。
高峰さんと隆さんが、お久しぶりです、と挨拶したり。お昼をパクパク食べ終わった彼方がまだ食べている涼に肩車が無理ならおんぶ、と迫ったり。それを見た勇斗がまた涼に肩車をねだったりなどあったが、私の一大イベントは、ご飯のあとのデザートである。
「これが噂の」
桜ちゃんが言う。
「そうそう噂の」
高峰さんがノッてくる。
「どういう噂だ?」
マリアちゃんが首を傾げて、
「バナナカップケーキ。俺が作った」
涼がため息を吐きながら答える。
「なんですかそのため息」
「特に理由はねぇ」
全員にバナナカップケーキが行き渡り、私は満を持して「いただきます」とそれを食べる。
うん、美味しい。やっぱり美味しい。涼はもはやプロと言っていいと思う。
「久しぶりに食べるけど……なんか、味変わった? 改良した? 橋本」
高峰さんの問いかけに、
「……まあ少し」
涼はそう答える。
……ため息の意味、そこか? 隆さんは分かってるのか、微笑ましそうにしてる。
「美味しいんだから良いじゃないですか」
「分かってるって」
食べ終わって、彼方と勇斗を涼がそれぞれおんぶして肩車して、お昼の時間は終わった。
◇
「(へー羨ましいな。家族公認の恋人なんだ?)」
伊緒奈のそれに、涼はため息を吐きながら、
「(受け入れてくれてるとは思うけど。有り難いことに。あと、何度も言ってるが、お前への態度は変えるけど、恋人の座は譲らねぇよ?)」
「(それを決めるのは光海先輩でしょ)」
「(お前ホント強気な、光海が居ないと。その強気のまま告ってフラレろ。だんだん面倒になってきたわ)」
「(気持ちは伝えてるよ? 光海先輩がどう受け取るかの問題でしょ)」
そのやり取りを横目に、高峰は運動場へも視線を向ける。
今、光海は借り物競争で、桜は障害物競走で、それぞれ運動場に居る。
カードを拾った光海は難しい顔をしていて、ぐるりと周囲を見回すと、青のテントに向かってきた。
「お、光海先輩がこっち来た」
「なんのお題を引いたんだろうな」
日本語に切り替えた二人の心情を想像しながら、光海を眺めていた高峰に、
「すみません高峰さん! 協力して下さい!」
「え? 僕?」
「青と緑の入れ替わりが激しいな」
マリアちゃんが、掲示板を見ながら言う。
「そうだね、僅差だもんね」
3位の赤はずっとそのままだけど、青と緑がリレー毎に入れ替わって、今は青が1位だけど、このリレーの結果でまた順位が入れ替わる可能性は大いにある。
「じゃあ行ってきます」
そろそろ列に並ばねば。高峰さんもあと少しで走るし。
「橋本ちゃん、応援コメント」
涼が桜ちゃんに肘でつつかれた。
「え?」
一瞬きょとんとした涼は、真面目な顔になって、
「えー、お前はお前のままで大丈夫だから。光海」
……なんだ? なんかすごい嬉しいぞ? 勇気が湧いてくる。
「ありがとう涼! 頑張ります! 涼が走るのもちゃんと見てるね!」
嬉しくて、笑顔で言ったら。
「(だからお前の一挙手一投足は俺を殺すんだよ)」
すっごい早口で言われた。
「(なんかすみません)」
「(だから謝るな)」
もうどうしろと。
けど、嬉しいのはそのままだったので、リレーの列に並び、涼の言葉とバナナカップケーキのことを考えながら順番を待って。
……さあ、私の番だ。
助走、バトンを受け取る、走る、繋ぐ。
任務終了だ。緑に抜かれたけど、二人リードしてたからマイナスではない。頑張ったぞ、私。
終わった人たちの場所に移動して、しゃがみ込んだら、高峰さんがこっちに来た。
「お疲れ様、成川さん。橋本がすごい気合い入れてるけど、なんか言ったの?」
「え?」
高峰さんの視線を追うと、列に並んでいる涼は真面目な顔をして手や足をぷらぷらさせていた。
なるほど、真剣さが伝わってくる。あれが気合いを入れてる時の涼なのか。
「言ったといいますか、コメントを貰ってお礼を言いましたね」
「そっか。またクリーンヒットしたんだね」
またクリーンヒットしたのか。早口のあれってそういうことだったの?
涼が位置について、走り出す。バトンを受け取って、すぐさまトップスピードに。差を縮めていた緑を一人、遅れてる赤を一人抜いて、青がまた、トップに。そのままスピードを緩めずバトンを繋ぎ、次のクラスメイトが助走からトップスピードに。
「お疲れ様です。涼」
こっちに来た涼へ、労いの言葉をかける。
「おお、光海も高峰もお疲れ」
しゃがみ込んでそう言った涼に、高峰さんは楽しそうに、
「橋本、お疲れ様。成川さんの言葉で気合いが入った感じだった?」
「おちょくるな高峰」
涼が顔をしかめると、高峰さんは吹き出した。
「ほんと……成川さん大好きだよね……」
「笑うな。今。横に光海がいんだよ」
「中学からの友達……羨ましいです……」
「なんでそうなんだよ」
「中学時代はアレに絡まれてたので」
「……そうだったな」
涼は渋い顔になった。
さて、そろそろマリアちゃんの番だ。青がトップのままだけど、また緑がじりじり差を縮めているので、足の速いマリアちゃんになら、追いつかれてしまうかもだ。
マリアちゃんが走り始め、バトンを受け取り、一気にスピードを上げる。あともう少し、というところで青が先にバトンを渡し、また差が広がる。マリアちゃんはバトンを渡して、息を整えながらこっちに来た。
「マリアちゃん、お疲れ様」
「お疲れ。そっちの二人はどうしたんだ?」
マリアちゃんに言われて涼たちへ目を向けると、高峰さんはツボに入ったのか俯き加減に肩を震わせたままで、涼はそんな高峰さんを肘で小突いていた。
「中学からの友情の結果だよ」
「仲良きことは、みたいなものか」
「そうそう」
そして、高峰さんが落ち着いてきたあたりで、桜ちゃんが位置につく。走り出して、バトンを受け取り、抜かされることなくバトンを繋ぐ。
「終わったぜー」
顔をパタパタ手で仰ぎながら、合流。
「桜ちゃん、お疲れ様」
「お疲れ、桜」
「百合根、お疲れ」
「お疲れ様、百合根さん」
「みんなもお疲れ様ー」
リレーは僅差で青が1位。次が緑で3位が赤、となりました。
◇
「勇斗? なんでそんなことに?」
お昼を食べに、みんなで保護者席に行ったら、勇斗が隆さんに肩車されていた。
「涼にぃのお父さんスゲェ高い! お父さんより高い!」
それはそうだけど。
「すみません皆さん、こんな形で」
隆さんが謝る。
「いえ、こちらこそ、面倒見てくれて……」
「大丈夫ですよ光海さん。涼の小さい頃を思い出します」
「……そういや肩車してもらってたっけ……」
唖然としていた涼が、唖然としたまま呟いた。
「ありがとうございます、勇斗と遊んでくれて。勇斗、もうお昼だからね。終わりにしようね。お腹空いてるでしょ?」
「えー」
「えー、じゃないの」
渋る勇斗が隆さんの頭に腕を回そうとしたところで、
「勇斗。今、父さんより俺のが背ぇ高いぞ」
「マジで?! 涼にぃのが高いの?!」
涼の言葉で勇斗は隆さんから涼の肩に移った。
「ホントだ?! なんかちょっと高い!」
「2cmだけどな。父さんの身長越すとは思ってなかった」
ほんまに高いんかい。
そして涼が勇斗を5分くらいキャッキャさせる、という一場面があってから、本格的にお昼が始まった。
私の家族は、お父さんと勇斗と彼方の三人。
涼は、隆さん。
桜ちゃんは花梨さん、マリアちゃんはお母さん、高峰さんは仕事が忙しいとのことで保護者はいらしていない。
高峰さんと隆さんが、お久しぶりです、と挨拶したり。お昼をパクパク食べ終わった彼方がまだ食べている涼に肩車が無理ならおんぶ、と迫ったり。それを見た勇斗がまた涼に肩車をねだったりなどあったが、私の一大イベントは、ご飯のあとのデザートである。
「これが噂の」
桜ちゃんが言う。
「そうそう噂の」
高峰さんがノッてくる。
「どういう噂だ?」
マリアちゃんが首を傾げて、
「バナナカップケーキ。俺が作った」
涼がため息を吐きながら答える。
「なんですかそのため息」
「特に理由はねぇ」
全員にバナナカップケーキが行き渡り、私は満を持して「いただきます」とそれを食べる。
うん、美味しい。やっぱり美味しい。涼はもはやプロと言っていいと思う。
「久しぶりに食べるけど……なんか、味変わった? 改良した? 橋本」
高峰さんの問いかけに、
「……まあ少し」
涼はそう答える。
……ため息の意味、そこか? 隆さんは分かってるのか、微笑ましそうにしてる。
「美味しいんだから良いじゃないですか」
「分かってるって」
食べ終わって、彼方と勇斗を涼がそれぞれおんぶして肩車して、お昼の時間は終わった。
◇
「(へー羨ましいな。家族公認の恋人なんだ?)」
伊緒奈のそれに、涼はため息を吐きながら、
「(受け入れてくれてるとは思うけど。有り難いことに。あと、何度も言ってるが、お前への態度は変えるけど、恋人の座は譲らねぇよ?)」
「(それを決めるのは光海先輩でしょ)」
「(お前ホント強気な、光海が居ないと。その強気のまま告ってフラレろ。だんだん面倒になってきたわ)」
「(気持ちは伝えてるよ? 光海先輩がどう受け取るかの問題でしょ)」
そのやり取りを横目に、高峰は運動場へも視線を向ける。
今、光海は借り物競争で、桜は障害物競走で、それぞれ運動場に居る。
カードを拾った光海は難しい顔をしていて、ぐるりと周囲を見回すと、青のテントに向かってきた。
「お、光海先輩がこっち来た」
「なんのお題を引いたんだろうな」
日本語に切り替えた二人の心情を想像しながら、光海を眺めていた高峰に、
「すみません高峰さん! 協力して下さい!」
「え? 僕?」
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