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77 二学期末試験
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映画の撮影を見学し、どうだった? と、監督に聞かれて、
「すごいですね。演じている時の役の入り込みと、その切り替えに驚きました」
マリアはあえて、思ったことをそのまま述べた。
監督は笑い、良い視点持ってるね、と言い、
「やっぱり君に、出て欲しいな。企画書、見てみるだけでもいいから、貰ってくれない?」
「分かりました。ありがとうございます」
差し出されたそれを、マリアは受け取った。
「……ミエラ・笠原」
家に帰り、部屋で企画書を読み始め、マリアはその映画の原作・脚本を担当する人の名を、口にした。
それは、光海がファンだと言っている、小説家の名前。
「なんとも、面白い縁だな」
そのまま、企画書を読み進めていく。出られるとしても、自分は端役だろうが、この映画に関われるかもしれない。そう思っていたら、マリアは自分が、少なからず、高揚していることに気付く。
「……決まりだな」
出たい、と、連絡をしよう。
そう思い、スマホを手に取って、通知に気付く。
ウェルナーからだった。
「……」
開けば、
『今日は論文の資料集めをしてたんだ、マリアは?』
という、メッセージ。
ウェルナーは、3、4日に一度、簡素なメッセージを送ってくる。以前のような、こちらへ深く突っ込んでくるようなメッセージは送ってこない。
『お疲れ様です。仕事関連で、ある現場の見学をしていました』
そう送る。
それに対してウェルナーは、どんな反応をするか。以前のように突っ込んでくるか、最近のように軽く触れるだけなのか。
「……ある意味、難しいな」
マリアへ気を遣い、自分の想いを仕舞おうとしているウェルナーの、けれどはみ出すそれに気付く度、複雑な気分になる。
まるで自分が翻弄されているようだ。マリアは思い、その考えを打ち消した。
◇
「みつみんや、シャルルくんは元気かね」
「すくすく成長しているよ」
12月に入り、二学期の期末試験対策期間となった。
私は涼と、桜ちゃんとマリアちゃんと、高峰さんとも一緒に、放課後の学校の図書室で勉強しているところ。
桜ちゃんが言ったシャルルくんとは、アデルさんとラファエルさんの赤ちゃんの名前だ。
子育ての様子は、定期的に送られてくる。送ってもらっている。その度にコメントをしている。
出産祝いは、産休明けに、直接渡すつもりだ。……最終的に、赤ちゃんの肌にも優しいというタオルを選んだけども。
「なら良かった。そのうち私も会えるかな」
「会えるんじゃない?」
私は言って、隣に座る涼の手元と顔を見て、つっかえている部分の解説をする。対策範囲への理解を進めてもらっていく。
そのまた隣で黙々と、高峰さんが試験範囲の勉強をしている。チラッとノートを見てしまったけど、丁寧かつシンプルな書き方をしていた。これがこの人のやり方か、と思った。
時間になり、下校して、駅から家までの帰り道で。
「涼、ジョン・ドゥさんは、生配信とかする予定、あります?」
「は? 急になんだ?」
「いえ、大樹が。ジョン・ドゥさんにハマったらしくて。暇さえあれば観てるんですよ、動画を」
私は家族にもジョン・ドゥさんを勧め、大樹がどハマリした。勧誘成功である。
「マジか」
「マジです。で、生配信とかしないのかなぁこの人、と、言ってました」
「……そっか。調べてみるわ」
涼の、柔らかい口調に。
「ありがとうございます」
友達思いだなぁ、と思いながら、お礼を言った。
◇
朝の勉強と、授業と、休み時間の課題と放課後と勉強会での試験対策と。前回もしたんだからと、涼に、潰れない程度の手加減で、ある意味容赦なく教えていく。
だからこそ、分かる。涼は日に日に、範囲への理解を深めていると。
期末試験は、言ってしまえば学期の復習テストだ。一緒に課題を解いたり、勉強したりしていたおかげでか、涼もだいぶ、試験対策へのコツを掴んだらしい。
私はまた安心して、自分の試験対策へも、きちんと意識を向けていられるし、自分自身も身に付いていると、改めて実感する。
そして、二学期の期末試験の日程。これも一学期同様、3日間行われる。
試験当日、その初日。
私は、朝は涼と一緒にその日のテストの範囲の復習をして、試験に臨み、休み時間も、充てられるだけ次のテスト範囲の復習に充てた。試験が終わり、お昼を食べてからは、次の日のテストへの対策。
3日目のお昼過ぎ。全てのテストを終え、ふう、と息を吐いた。解答用紙が集められて、回収されて。
「涼」
解散の声がかけられ、私は涼の席へと向かった。
「光海」
一学期の時より、少し、余裕があるように見える。
「手応え、どうでした?」
「……あった。俺なりには」
「なら、良かったです。帰ります? 自己採点していきます?」
涼は少し、黙って。
「(……俺の家でしてもいいか)」
フランス語で言ってきた。……涼、あのね。
「(それは構いませんが、涼。フランス語を話せる生徒だって、普通に居るんですよ?)」
少し笑いそうになりながら言えば、涼はむくれたような顔になって、
「(分かってる。けど、全員じゃねぇだろ)」
「(まあ、それはそうですね)」
「(なら、まだマシ)」
涼。あなたがそれで良いなら、私もそれで良い。
そして、涼の家にお邪魔して、いつものように仏壇にお線香を上げて。
涼の作ってくれたサンドイッチを食べてから、自己採点を始める。
「……」
うん。合ってる。ほぼ満点だと思う。ケアレスミスが無かったら、きっと、満点だった。ちょっと悔しい。
涼のほうを見れば。
「……? ? ??」
意外そうな顔をしていた。
「涼、どうでした?」
「俺の、採点だと、前回より、良いんだが……自信無い。見てくれ」
渡された問題用紙を見る。採点していく。
「……そうですね、赤点回避どころか、平均点くらいいけるのでは? 涼の実力ですよ」
「マジか……」
涼は、後ろに手をつき、天井を見上げ、現実味のなさそうな声で言った。
「マジですよ。涼、テストが返ってくるまで、息抜きしましょう。打ち上げをしても良いですけど……まだ、お店は産休中ですし、どうします?」
「一旦、息抜きっていうか、癒やしが欲しい」
涼はそう言うと、私へ顔を向け、そのまま緩く抱きしめてきた。
「……なら、私も癒やされたいです」
言って、涼の背中に手を回す。
「……光海」
「はい」
「光海」
「うん」
「…………お前のおかげで、今、すっごい癒やされてる」
「それなら、良かったです」
「俺には、光海を癒やす効果、あるか?」
「あるので、こうしてます」
「なら、良かった」
「すごいですね。演じている時の役の入り込みと、その切り替えに驚きました」
マリアはあえて、思ったことをそのまま述べた。
監督は笑い、良い視点持ってるね、と言い、
「やっぱり君に、出て欲しいな。企画書、見てみるだけでもいいから、貰ってくれない?」
「分かりました。ありがとうございます」
差し出されたそれを、マリアは受け取った。
「……ミエラ・笠原」
家に帰り、部屋で企画書を読み始め、マリアはその映画の原作・脚本を担当する人の名を、口にした。
それは、光海がファンだと言っている、小説家の名前。
「なんとも、面白い縁だな」
そのまま、企画書を読み進めていく。出られるとしても、自分は端役だろうが、この映画に関われるかもしれない。そう思っていたら、マリアは自分が、少なからず、高揚していることに気付く。
「……決まりだな」
出たい、と、連絡をしよう。
そう思い、スマホを手に取って、通知に気付く。
ウェルナーからだった。
「……」
開けば、
『今日は論文の資料集めをしてたんだ、マリアは?』
という、メッセージ。
ウェルナーは、3、4日に一度、簡素なメッセージを送ってくる。以前のような、こちらへ深く突っ込んでくるようなメッセージは送ってこない。
『お疲れ様です。仕事関連で、ある現場の見学をしていました』
そう送る。
それに対してウェルナーは、どんな反応をするか。以前のように突っ込んでくるか、最近のように軽く触れるだけなのか。
「……ある意味、難しいな」
マリアへ気を遣い、自分の想いを仕舞おうとしているウェルナーの、けれどはみ出すそれに気付く度、複雑な気分になる。
まるで自分が翻弄されているようだ。マリアは思い、その考えを打ち消した。
◇
「みつみんや、シャルルくんは元気かね」
「すくすく成長しているよ」
12月に入り、二学期の期末試験対策期間となった。
私は涼と、桜ちゃんとマリアちゃんと、高峰さんとも一緒に、放課後の学校の図書室で勉強しているところ。
桜ちゃんが言ったシャルルくんとは、アデルさんとラファエルさんの赤ちゃんの名前だ。
子育ての様子は、定期的に送られてくる。送ってもらっている。その度にコメントをしている。
出産祝いは、産休明けに、直接渡すつもりだ。……最終的に、赤ちゃんの肌にも優しいというタオルを選んだけども。
「なら良かった。そのうち私も会えるかな」
「会えるんじゃない?」
私は言って、隣に座る涼の手元と顔を見て、つっかえている部分の解説をする。対策範囲への理解を進めてもらっていく。
そのまた隣で黙々と、高峰さんが試験範囲の勉強をしている。チラッとノートを見てしまったけど、丁寧かつシンプルな書き方をしていた。これがこの人のやり方か、と思った。
時間になり、下校して、駅から家までの帰り道で。
「涼、ジョン・ドゥさんは、生配信とかする予定、あります?」
「は? 急になんだ?」
「いえ、大樹が。ジョン・ドゥさんにハマったらしくて。暇さえあれば観てるんですよ、動画を」
私は家族にもジョン・ドゥさんを勧め、大樹がどハマリした。勧誘成功である。
「マジか」
「マジです。で、生配信とかしないのかなぁこの人、と、言ってました」
「……そっか。調べてみるわ」
涼の、柔らかい口調に。
「ありがとうございます」
友達思いだなぁ、と思いながら、お礼を言った。
◇
朝の勉強と、授業と、休み時間の課題と放課後と勉強会での試験対策と。前回もしたんだからと、涼に、潰れない程度の手加減で、ある意味容赦なく教えていく。
だからこそ、分かる。涼は日に日に、範囲への理解を深めていると。
期末試験は、言ってしまえば学期の復習テストだ。一緒に課題を解いたり、勉強したりしていたおかげでか、涼もだいぶ、試験対策へのコツを掴んだらしい。
私はまた安心して、自分の試験対策へも、きちんと意識を向けていられるし、自分自身も身に付いていると、改めて実感する。
そして、二学期の期末試験の日程。これも一学期同様、3日間行われる。
試験当日、その初日。
私は、朝は涼と一緒にその日のテストの範囲の復習をして、試験に臨み、休み時間も、充てられるだけ次のテスト範囲の復習に充てた。試験が終わり、お昼を食べてからは、次の日のテストへの対策。
3日目のお昼過ぎ。全てのテストを終え、ふう、と息を吐いた。解答用紙が集められて、回収されて。
「涼」
解散の声がかけられ、私は涼の席へと向かった。
「光海」
一学期の時より、少し、余裕があるように見える。
「手応え、どうでした?」
「……あった。俺なりには」
「なら、良かったです。帰ります? 自己採点していきます?」
涼は少し、黙って。
「(……俺の家でしてもいいか)」
フランス語で言ってきた。……涼、あのね。
「(それは構いませんが、涼。フランス語を話せる生徒だって、普通に居るんですよ?)」
少し笑いそうになりながら言えば、涼はむくれたような顔になって、
「(分かってる。けど、全員じゃねぇだろ)」
「(まあ、それはそうですね)」
「(なら、まだマシ)」
涼。あなたがそれで良いなら、私もそれで良い。
そして、涼の家にお邪魔して、いつものように仏壇にお線香を上げて。
涼の作ってくれたサンドイッチを食べてから、自己採点を始める。
「……」
うん。合ってる。ほぼ満点だと思う。ケアレスミスが無かったら、きっと、満点だった。ちょっと悔しい。
涼のほうを見れば。
「……? ? ??」
意外そうな顔をしていた。
「涼、どうでした?」
「俺の、採点だと、前回より、良いんだが……自信無い。見てくれ」
渡された問題用紙を見る。採点していく。
「……そうですね、赤点回避どころか、平均点くらいいけるのでは? 涼の実力ですよ」
「マジか……」
涼は、後ろに手をつき、天井を見上げ、現実味のなさそうな声で言った。
「マジですよ。涼、テストが返ってくるまで、息抜きしましょう。打ち上げをしても良いですけど……まだ、お店は産休中ですし、どうします?」
「一旦、息抜きっていうか、癒やしが欲しい」
涼はそう言うと、私へ顔を向け、そのまま緩く抱きしめてきた。
「……なら、私も癒やされたいです」
言って、涼の背中に手を回す。
「……光海」
「はい」
「光海」
「うん」
「…………お前のおかげで、今、すっごい癒やされてる」
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