9 / 134
9 バイト先に、ご新規さん
しおりを挟む
学校を終え、バイト先へ。
着いて、チェックを入れ、髪をまとめ、エプロンを着けて。
ラファエルさんとアデルさんに声をかけてから、店内へ。
「(お、光海。今来たのかい?)」
馴染みの一人である、イギリス出身だというエマさんに、声をかけられた。
「(はい、そうです。いらっしゃいませ)」
「(光海、今、時間あるかい?)」
「(ちょっと待ってください)」
軽く店内を見回し、大丈夫だと確認して。
「(今は大丈夫です。なんですか?)」
「(ピアスをね、ナオミに頼まれてしまってね。日本な感じのものが良いって。何かアドバイスくれないかい?)」
ナオミさんは、エマさんの姪御さんだ。私より1歳上だったと記憶している。
「(そうですね……因みにエマさんは、どのようなものを考えてるんですか?)」
「(こういうのかな)」
と、見せてくれたのは、和風な装飾品を扱う店のもの。
「(どれも素敵に思えますね。私も好きなデザインです)」
「(そう?)」
「(はい。……それで、この中で特に日本らしい、と、なると……)」
目をつけたピアスを、指し示す。
「(私が選ぶなら、これ、と、これですかね)」
示したのは、風鈴型のピアスと、リュウキンが象られたピアス。
「(風鈴タイプは昔から日本にもありますし。金魚も日本の、これからの季節を表しますから。風鈴は音が鳴るので、そこはエマさんとナオミさんの好みですね。……どうですか?)」
「(へえ、ありがとう。あと、一ついいかい?)」
「(なんですか?)」
「(この金魚、色が5種類あるけど……どれが良いかな)」
展開されているカラーは、赤、黒、黄色、青、透明。
「(ポピュラーなのは、赤だと思います。それに赤は、お祝いの色でもありますし。ですけど、好みを優先して良いと思います)」
「(うん、ありがとう、光海)」
エマさんに笑顔を向けられ、「(いえ、こちらこそ)」と答えた。
と、カラン、と音がしたので、姿勢を正して顔を向ける。
「いらっしゃいませ」
居たのは三人。マリアちゃんと、どこかで見たことあるような、二人だ。
「あ、いつもの感じで大丈夫。で、三人、空いてるか?」
マリアちゃんに言われたので、
「分かった。空いてるよ。席どうする? 案内する?」
「いや、こっちで決める」
「分かった。お水持ってくるね」
厨房へ入り、三人来たことを知らせ、水を用意し、さて、どこへ……あそこね。
入口近くにある4人席のテーブルに、マリアちゃんたちは座っていた。
「おまたせしました」と、水を置いて。
「メニュー表はありますが、説明しますか?」
と、マリアちゃんが連れてきてくれた二人に声を掛ける。
「や、自分は大丈夫っす」
そう答えたのは、背中まであるピンク色の髪の毛の人。水色のオーバーオールを着ている。
「あ、ボクも、マリアから聞きます」
メニュー表をちらりと見ながらそう言ったのは、青が一筋入った黒髪をポニーテールにして、大きな金のリングピアスをしてる人。モダンな感じの白のブラウスと、ウエスト部分が幅広な、赤のスカートを履いている。
「かしこまりました。では、御用の際はお呼び下さい」
と、下がる。
二人連れの常連さんの会計をして、食器を片し、テーブル周りを綺麗にする。
その間にマリアちゃんたち三人は、店の内装やメニューについて話したり、仕事について話したり。モデルかインフルエンサー仲間かな、と見当をつける。
「光海、いい?」
「うん、ちょっと待って」
マリアちゃんに声をかけられ、テーブルの最終チェックに入っていた私はそれを終え、その席に向かう。
「なんでしょう?」
「メニュー決まったから、頼む」
「了解。それで、どれでしょう?」
エプロンから伝票メモとペンを取り出す。
「私はセットで、これとこれとこれ」
マリアちゃんが指さしたのは、じゃがいものガレットとキャロットラペ、ムース・オ・ショコラ。
「自分はこれで」
ピンクの髪の人が示したこれ、は、アッシ・ド・ブフ・パルマンティエ。野菜と挽き肉を炒めたものの上に、マッシュポテトで蓋をして、オーブンで焼く料理。
「ボクは、これで」
ポニテの人がこれで、と示したのは、そば粉のガレット。
「かしこまりました。お飲み物はいかがしますか?」
書き込み、聞く。
「いや、全員一旦いい」
マリアちゃんに言われたので、
「了解。では、少々お待ち下さい」
それらをラファエルさんたちに伝えるため、厨房へ。
◇
「すげぇな、ここ」
光海がキッチンに引っ込んでから、柳原ユキが楽しそうに、ピンクの髪を揺らしながら言う。
「もっと早く来れば良かった。てか、もっと早くに知りたかった」
「そう思ってくれるなら、連れてきた甲斐があった」
「ここ、よく来るんだよね? で、さっきの人が、学校の友達?」
アズサは聞きながら首を傾げる。ピアスが揺れた。
「そう」
柳原ユキはインフルエンサーで、アズサはモデルをしている。二人共マリアの仕事仲間であり友人で、2ヶ月ほど前に共通の知り合いになり、今では友人である。
「さっきの、会計の時の、何語?」
アズサが聞く。
「フランス語」
マリアは当たり前のように答える。
「はあ、流石? 頭良い高校行ってるだけあるな」
ユキが言うと、「ちょっと違う」とマリアは言った。
「ウチにも選択科目でフランス語はあるけど。光海があそこまで話せるようになったのは、ほぼ独学」
「マジか」
「マジ」
と、光海が戻ってきた。
「すいませーん」
ユキが光海へ、手を挙げる。
「はい。なんでしょう?」
「自分、マリアの友達で、柳原ユキって言います。インフルエンサーしてます。で」
光海がなにか言う前に、
「ここ、宣伝して良いですか?」
スマホを取り出し、そう言った。
「ああ、はい。そちらにありますが」
光海は、テーブル脇のポップを示し、
「撮影OKですし、SNSに出していただくのも、全然構いません。ただ、他のお客様もいらっしゃいますので、その辺りに気を配っていただけると、助かります」
「了解っす」
ユキが頷く。
「あとは何か、ありますか?」
光海が三人を見ながら聞く。
「あの、さっきマリアに聞いたんですけど。あ、ボク、アズサです。一応モデルしてます。で、その、みつみ、さん?」
首を傾げたアズサに、
「あ、私、成川光海と言います」
「成川さん。宣伝、良いなら、周りの知り合いにも話して良いですか?」
「はい、もちろんです。……ですけど」
光海は、少し後ろを振り返り、向き直り。
「料理ももうすぐ出来上がりそうなので、お二人には、その料理の味も、皆さんにお伝えいただけると、ありがたいです」
「あ、はい」
「もちろんっすよ!」
「ありがとうございます」
そこで、ラファエルが厨房から顔を出して、光海を呼んだ。
「呼ばれたので、失礼しますね」
光海は、ラファエルと共に料理を店内に運び、そこからは一人で全ての料理を持ち、マリアたちの席へ向かう。そして、これがこれ、と説明しながら置いていき、
「カトラリー類は、そのカゴにありますので。お箸も入っています。セルヴィエット──紙ナプキンは、そちらに。では、どうぞ、ごゆっくり」
光海が言い終えたすぐあとに、カラン、と音がした。光海は姿勢を正し、顔を向ける。
入ってきたのは、濃い金髪の男性。この店の常連の一人だった。
「(いらっしゃいませ、ヴァルターさん)」
「(やあ、光海、久しぶり。カウンター良いかな)」
「(はい。どうぞ)」
「(あと、いつものお願いするよ)」
「(かしこまりました)」
光海がキッチンに引っ込む。
「……今度は、何語?」
アズサが声を潜めて聞く。
「……ドイツ。でしたよね、ヴァルターさん」
ユキとアズサがギョッとする中、マリアはヴァルターへ声をかけた。
「ん? そうだよ」
ヴァルターがくるりと振り返り、マリアへ答える。
「私の母国はDeutschland。ドイツだよ。ご友人がたが驚いてるけど、大丈夫かな。敬語にしたほうが良いですか?」
と、そこに、光海が水を持ってきた。
「(おまたせしました。……何かありましたか?)」
光海はヴァルターと、マリアたちを交互に見る。
「や、二人が店の雰囲気に驚いただけ。ヴァルターさん、すみません」
マリアが軽く頭を下げる。
「いえ、気にしてませんから。光海も、大丈夫」
言われた光海は、「そうですか。では、御用の際は呼んで下さい」と、壁の隅に寄った。
「(光海、コーヒーくれない?)」
エマの言葉に「(はい。かしこまりました)」と光海が引っ込む。
「一応言っとくけど、英語な」
「それはなんとか分かる」
マリアの言葉に、また少し驚いていたユキが言い、アズサもこくこくと頷く。
「……けど、習ったのと、なんか、違う?」
アズサが小声で問いかける。
「あー……アズサがどこの英語を習ったかは、知らんけど。エマさんのはイギリス英語」
と、光海がヴァルターへ料理を持って出てきた。
「(どうぞ。ラタトゥイユです)」
「(ああ、ありがとう)」
そして光海は、エマの所へ。
「(コーヒーお持ちしました)」
「(ありがとね)」
光海を目で追いかけている二人に、
「食べないのか? あと、写真は? 冷めるけど」
写真を撮っているマリアが声をかけ、二人はハッとしたように動き出した。
着いて、チェックを入れ、髪をまとめ、エプロンを着けて。
ラファエルさんとアデルさんに声をかけてから、店内へ。
「(お、光海。今来たのかい?)」
馴染みの一人である、イギリス出身だというエマさんに、声をかけられた。
「(はい、そうです。いらっしゃいませ)」
「(光海、今、時間あるかい?)」
「(ちょっと待ってください)」
軽く店内を見回し、大丈夫だと確認して。
「(今は大丈夫です。なんですか?)」
「(ピアスをね、ナオミに頼まれてしまってね。日本な感じのものが良いって。何かアドバイスくれないかい?)」
ナオミさんは、エマさんの姪御さんだ。私より1歳上だったと記憶している。
「(そうですね……因みにエマさんは、どのようなものを考えてるんですか?)」
「(こういうのかな)」
と、見せてくれたのは、和風な装飾品を扱う店のもの。
「(どれも素敵に思えますね。私も好きなデザインです)」
「(そう?)」
「(はい。……それで、この中で特に日本らしい、と、なると……)」
目をつけたピアスを、指し示す。
「(私が選ぶなら、これ、と、これですかね)」
示したのは、風鈴型のピアスと、リュウキンが象られたピアス。
「(風鈴タイプは昔から日本にもありますし。金魚も日本の、これからの季節を表しますから。風鈴は音が鳴るので、そこはエマさんとナオミさんの好みですね。……どうですか?)」
「(へえ、ありがとう。あと、一ついいかい?)」
「(なんですか?)」
「(この金魚、色が5種類あるけど……どれが良いかな)」
展開されているカラーは、赤、黒、黄色、青、透明。
「(ポピュラーなのは、赤だと思います。それに赤は、お祝いの色でもありますし。ですけど、好みを優先して良いと思います)」
「(うん、ありがとう、光海)」
エマさんに笑顔を向けられ、「(いえ、こちらこそ)」と答えた。
と、カラン、と音がしたので、姿勢を正して顔を向ける。
「いらっしゃいませ」
居たのは三人。マリアちゃんと、どこかで見たことあるような、二人だ。
「あ、いつもの感じで大丈夫。で、三人、空いてるか?」
マリアちゃんに言われたので、
「分かった。空いてるよ。席どうする? 案内する?」
「いや、こっちで決める」
「分かった。お水持ってくるね」
厨房へ入り、三人来たことを知らせ、水を用意し、さて、どこへ……あそこね。
入口近くにある4人席のテーブルに、マリアちゃんたちは座っていた。
「おまたせしました」と、水を置いて。
「メニュー表はありますが、説明しますか?」
と、マリアちゃんが連れてきてくれた二人に声を掛ける。
「や、自分は大丈夫っす」
そう答えたのは、背中まであるピンク色の髪の毛の人。水色のオーバーオールを着ている。
「あ、ボクも、マリアから聞きます」
メニュー表をちらりと見ながらそう言ったのは、青が一筋入った黒髪をポニーテールにして、大きな金のリングピアスをしてる人。モダンな感じの白のブラウスと、ウエスト部分が幅広な、赤のスカートを履いている。
「かしこまりました。では、御用の際はお呼び下さい」
と、下がる。
二人連れの常連さんの会計をして、食器を片し、テーブル周りを綺麗にする。
その間にマリアちゃんたち三人は、店の内装やメニューについて話したり、仕事について話したり。モデルかインフルエンサー仲間かな、と見当をつける。
「光海、いい?」
「うん、ちょっと待って」
マリアちゃんに声をかけられ、テーブルの最終チェックに入っていた私はそれを終え、その席に向かう。
「なんでしょう?」
「メニュー決まったから、頼む」
「了解。それで、どれでしょう?」
エプロンから伝票メモとペンを取り出す。
「私はセットで、これとこれとこれ」
マリアちゃんが指さしたのは、じゃがいものガレットとキャロットラペ、ムース・オ・ショコラ。
「自分はこれで」
ピンクの髪の人が示したこれ、は、アッシ・ド・ブフ・パルマンティエ。野菜と挽き肉を炒めたものの上に、マッシュポテトで蓋をして、オーブンで焼く料理。
「ボクは、これで」
ポニテの人がこれで、と示したのは、そば粉のガレット。
「かしこまりました。お飲み物はいかがしますか?」
書き込み、聞く。
「いや、全員一旦いい」
マリアちゃんに言われたので、
「了解。では、少々お待ち下さい」
それらをラファエルさんたちに伝えるため、厨房へ。
◇
「すげぇな、ここ」
光海がキッチンに引っ込んでから、柳原ユキが楽しそうに、ピンクの髪を揺らしながら言う。
「もっと早く来れば良かった。てか、もっと早くに知りたかった」
「そう思ってくれるなら、連れてきた甲斐があった」
「ここ、よく来るんだよね? で、さっきの人が、学校の友達?」
アズサは聞きながら首を傾げる。ピアスが揺れた。
「そう」
柳原ユキはインフルエンサーで、アズサはモデルをしている。二人共マリアの仕事仲間であり友人で、2ヶ月ほど前に共通の知り合いになり、今では友人である。
「さっきの、会計の時の、何語?」
アズサが聞く。
「フランス語」
マリアは当たり前のように答える。
「はあ、流石? 頭良い高校行ってるだけあるな」
ユキが言うと、「ちょっと違う」とマリアは言った。
「ウチにも選択科目でフランス語はあるけど。光海があそこまで話せるようになったのは、ほぼ独学」
「マジか」
「マジ」
と、光海が戻ってきた。
「すいませーん」
ユキが光海へ、手を挙げる。
「はい。なんでしょう?」
「自分、マリアの友達で、柳原ユキって言います。インフルエンサーしてます。で」
光海がなにか言う前に、
「ここ、宣伝して良いですか?」
スマホを取り出し、そう言った。
「ああ、はい。そちらにありますが」
光海は、テーブル脇のポップを示し、
「撮影OKですし、SNSに出していただくのも、全然構いません。ただ、他のお客様もいらっしゃいますので、その辺りに気を配っていただけると、助かります」
「了解っす」
ユキが頷く。
「あとは何か、ありますか?」
光海が三人を見ながら聞く。
「あの、さっきマリアに聞いたんですけど。あ、ボク、アズサです。一応モデルしてます。で、その、みつみ、さん?」
首を傾げたアズサに、
「あ、私、成川光海と言います」
「成川さん。宣伝、良いなら、周りの知り合いにも話して良いですか?」
「はい、もちろんです。……ですけど」
光海は、少し後ろを振り返り、向き直り。
「料理ももうすぐ出来上がりそうなので、お二人には、その料理の味も、皆さんにお伝えいただけると、ありがたいです」
「あ、はい」
「もちろんっすよ!」
「ありがとうございます」
そこで、ラファエルが厨房から顔を出して、光海を呼んだ。
「呼ばれたので、失礼しますね」
光海は、ラファエルと共に料理を店内に運び、そこからは一人で全ての料理を持ち、マリアたちの席へ向かう。そして、これがこれ、と説明しながら置いていき、
「カトラリー類は、そのカゴにありますので。お箸も入っています。セルヴィエット──紙ナプキンは、そちらに。では、どうぞ、ごゆっくり」
光海が言い終えたすぐあとに、カラン、と音がした。光海は姿勢を正し、顔を向ける。
入ってきたのは、濃い金髪の男性。この店の常連の一人だった。
「(いらっしゃいませ、ヴァルターさん)」
「(やあ、光海、久しぶり。カウンター良いかな)」
「(はい。どうぞ)」
「(あと、いつものお願いするよ)」
「(かしこまりました)」
光海がキッチンに引っ込む。
「……今度は、何語?」
アズサが声を潜めて聞く。
「……ドイツ。でしたよね、ヴァルターさん」
ユキとアズサがギョッとする中、マリアはヴァルターへ声をかけた。
「ん? そうだよ」
ヴァルターがくるりと振り返り、マリアへ答える。
「私の母国はDeutschland。ドイツだよ。ご友人がたが驚いてるけど、大丈夫かな。敬語にしたほうが良いですか?」
と、そこに、光海が水を持ってきた。
「(おまたせしました。……何かありましたか?)」
光海はヴァルターと、マリアたちを交互に見る。
「や、二人が店の雰囲気に驚いただけ。ヴァルターさん、すみません」
マリアが軽く頭を下げる。
「いえ、気にしてませんから。光海も、大丈夫」
言われた光海は、「そうですか。では、御用の際は呼んで下さい」と、壁の隅に寄った。
「(光海、コーヒーくれない?)」
エマの言葉に「(はい。かしこまりました)」と光海が引っ込む。
「一応言っとくけど、英語な」
「それはなんとか分かる」
マリアの言葉に、また少し驚いていたユキが言い、アズサもこくこくと頷く。
「……けど、習ったのと、なんか、違う?」
アズサが小声で問いかける。
「あー……アズサがどこの英語を習ったかは、知らんけど。エマさんのはイギリス英語」
と、光海がヴァルターへ料理を持って出てきた。
「(どうぞ。ラタトゥイユです)」
「(ああ、ありがとう)」
そして光海は、エマの所へ。
「(コーヒーお持ちしました)」
「(ありがとね)」
光海を目で追いかけている二人に、
「食べないのか? あと、写真は? 冷めるけど」
写真を撮っているマリアが声をかけ、二人はハッとしたように動き出した。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
最底辺の落ちこぼれ、実は彼がハイスペックであることを知っている元幼馴染のヤンデレ義妹が入学してきたせいで真の実力が発覚してしまう!
電脳ピエロ
恋愛
時野 玲二はとある事情から真の実力を隠しており、常に退学ギリギリの成績をとっていたことから最底辺の落ちこぼれとバカにされていた。
しかし玲二が2年生になった頃、時を同じくして義理の妹になった人気モデルの神堂 朱音が入学してきたことにより、彼の実力隠しは終わりを迎えようとしていた。
「わたしは大好きなお義兄様の真の実力を、全校生徒に知らしめたいんです♡ そして、全校生徒から羨望の眼差しを向けられているお兄様をわたしだけのものにすることに興奮するんです……あぁんっ♡ お義兄様ぁ♡」
朱音は玲二が実力隠しを始めるよりも前、幼少期からの幼馴染だった。
そして義理の兄妹として再開した現在、玲二に対して変質的な愛情を抱くヤンデレなブラコン義妹に変貌していた朱音は、あの手この手を使って彼の真の実力を発覚させようとしてくる!
――俺はもう、人に期待されるのはごめんなんだ。
そんな玲二の願いは叶うことなく、ヤンデレ義妹の暴走によって彼がハイスペックであるという噂は徐々に学校中へと広まっていく。
やがて玲二の真の実力に危機感を覚えた生徒会までもが動き始めてしまい……。
義兄の実力を全校生徒に知らしめたい、ブラコンにしてヤンデレの人気モデル VS 真の実力を絶対に隠し通したい、実は最強な最底辺の陰キャぼっち。
二人の心理戦は、やがて学校全体を巻き込むほどの大きな戦いへと発展していく。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる