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第六章 ディアーナの首飾りと夢の魔女
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ミーナさんと私はなんとか言葉を作ると胸の中にぎゅっと頭を埋める。ラベンダーの香りがわずかに漂っていた。ミーナさんはじりじりと後ずさりを始めた残りの三人から視線を動かさない。
「これだから人も魔女も嫌いなの。群れると自分がまるで神だと言わんばかりに強いと勘違いしてしまう。こんなに弱いのにね」
ミーナさんは抱き寄せた私から手を離すと右手をまっすぐ残された三人へと向ける。空気の密度が上がったようで息苦しい。そして三人はあっけなく崩れ落ちる。ミーナさん?と私が見上げると大丈夫?とミーナさんは笑みを浮かべる。いつもと違うその瞳はどこか冷たい。
「眠っているだけだから。道端に置いておきましょう。そのうち誰かが見つけるでしょうし、それよりも琴音ちゃんの手当をしなきゃ」
はい。と私はうなずく。手元には粉々になった首飾りの破片がチクチクと手のひらを刺し、やっと私は痛みを感じることができた。血の味もまた口の中へと広がっている。
大丈夫?と私を覗き込むミーナさんの向こう側の空が、黒く染まるのを私は見た。
夜の帳が目の前に降りてくるように、だんだんと近づいてくる。そしてようやく私は箒に乗った人だと気がついた。二、三十人にも見えるその多くの魔女や魔法使いが空を覆っていた。
ミーナさんもそれに気がついたのかそれを向き直る。下がってと私の前にミーナさんは踏み出した。
その集団の中央から長い黒髪を一本にまとめた魔女が進み出る。その魔女は箒に乗ったままいびつな笑みを浮かべていた。その顔には見覚えがある。
アマーリア・・・とミーナがぽつりとその名を呼ぶ。アマーリアはいびつな笑みを崩さずにミーナさんを見下ろすと口を開いた。
「かつての偉大な魔女も堕ちたものだな。こんな可愛い、何も知らない人の子に魔法を使うなんて。いままでは多少お前が魔法を使おうとも、勝手に弟子を取ろうとも大目に見られていたのが不思議だよ。まぁお偉方はお前の機嫌を損ねて竜に仕返しされるとでも思っているのだろうが、それも今日で終わりだ」
「ミーナさんは私のために!」
そう進み出た私をミーナさんは手を伸ばして制する。ん?と今度はアマーリアが私へ視線を移した。
「なんだ。人の子か。魔女でもないのにミーナの弟子になったつもりの滑稽な魔女。気がつかなかったのか?その砕かれた首飾りがなければ君は精霊が見えない。でも他の魔女はそんな首飾りがなくても精霊が見えているだろう?竜の魔女に利用されていたとは思わなかったか?」
そんなことはない。と私はミーナさんをみる。ミーナさんはアマーリアから視線をそらさず何も言わなかった。アマーリアは続ける。
「最初から私はお前のことが気に入らなかったんだよ。どこから来たのかもわからない魔女、我々の敵である竜と手を組み、使役されるはずの精霊たちを助け、まるで同等のように隣を歩く。とんだ偽善者だな」
「いいえ。みんな私の大切なお友達です。琴音ちゃんもそう。利用しようなんて思ったことは一度もないわ」
ミーナさんはそうきっぱりというと、行きましょうと私の袖を握る。手を少しだけ震えていた。
「おいおい。また逃げるつもりか?なぜか抵抗もしなかった竜のように。この件に関してはきさまも隣の少女も我々と一緒に、来てもらわなければならない。魔女の資格を奪われているのにもかかわらず人に魔法を使った罪だな」
「琴音ちゃんは関係ないでしょう!」
「いいや関係がある。少なくともこの件に至ったのはそこの女が原因なのだからな。この子たちもかわいそうに。まぁ・・・他にも方法はあるがな」
アマーリアはいびつな笑みを広げながらそういった。ミーナさんは一度目を伏せ、心を決めたかのようにアマーリアをもう一度見上げた。
「やる気になったのだな。きさまに与えられる選択肢はそこの少女と我々に連行されるか、もしくは白い竜を討伐することだ。かつてはお前がかばった忌まわしい竜の討伐。杖は後で返してやる。きさまなら簡単だろう?これで精霊たちも呑気には暮らせない。魔法を扱える人の威厳を取り戻すことができる」
そっか・・・とミーナさんは私へと振り向き頭に手を当てる。温かなそれはどこか悲しそうな笑みと共に私をなでる。
「ごめんね。どうやら過去からは逃げられないみたい。大丈夫。すぐに戻ってくるからね」
言葉も出せずに首を横に振る私に片目を閉じて見せて、ミーナさんは宙に浮き、アマーリアたちへと向かう。すぐに十人くらいの箒に乗った魔女と魔法使いがミーナさんを取り囲んだ。
ミーナさんはまっすぐと姿勢を伸ばしたまま逃げないわよ。と不満そうに冷たい視線を魔女に向け、そのまま空を歩いて私の視界から消えていった。アマーリアは満足そうにそれを見届けると私を見下ろす。
「こんな騒ぎになったんだ。すべてもとどおりにしないとな。忘却の魔女としての責務を果たさせてもらう。人も精霊もミーナのことは忘れるだろう。それでみんなもとどおりだ」
アマーリアは右手に持った杖を振るうとそれは視界を奪うほどに輝き、私は目を閉じる。
そして再び瞼を開けた時には空を覆っていた魔女の姿はなかった。今までのことがまるで夢のように。魔女には四大元素を操る以外にもその人だけが使える魔法があると聞いた。
忘却の魔女。はっと私は気がつきカフェ・ノードへ走る。
それだけはイヤだと思った。ひとりになるのは、ミーナさんがまたひとりになるのもイヤだった。
もう痛みは感じない。私は住宅街を駆け抜けるとすぐにカフェ・ノードにたどり着く。いつものようにシャッターの開く音がしてすぐに康夫さんが姿を現した。
「おう。どうした?迷子か?」
目を丸めて首をかたむける康夫さんの瞳は何も変わらない。そして奥から着物姿の八重子さんもまた姿を表す。
「あらやだ。めっちゃ可愛い子がおるやん!どないしたん?名前は?」
「これだから人も魔女も嫌いなの。群れると自分がまるで神だと言わんばかりに強いと勘違いしてしまう。こんなに弱いのにね」
ミーナさんは抱き寄せた私から手を離すと右手をまっすぐ残された三人へと向ける。空気の密度が上がったようで息苦しい。そして三人はあっけなく崩れ落ちる。ミーナさん?と私が見上げると大丈夫?とミーナさんは笑みを浮かべる。いつもと違うその瞳はどこか冷たい。
「眠っているだけだから。道端に置いておきましょう。そのうち誰かが見つけるでしょうし、それよりも琴音ちゃんの手当をしなきゃ」
はい。と私はうなずく。手元には粉々になった首飾りの破片がチクチクと手のひらを刺し、やっと私は痛みを感じることができた。血の味もまた口の中へと広がっている。
大丈夫?と私を覗き込むミーナさんの向こう側の空が、黒く染まるのを私は見た。
夜の帳が目の前に降りてくるように、だんだんと近づいてくる。そしてようやく私は箒に乗った人だと気がついた。二、三十人にも見えるその多くの魔女や魔法使いが空を覆っていた。
ミーナさんもそれに気がついたのかそれを向き直る。下がってと私の前にミーナさんは踏み出した。
その集団の中央から長い黒髪を一本にまとめた魔女が進み出る。その魔女は箒に乗ったままいびつな笑みを浮かべていた。その顔には見覚えがある。
アマーリア・・・とミーナがぽつりとその名を呼ぶ。アマーリアはいびつな笑みを崩さずにミーナさんを見下ろすと口を開いた。
「かつての偉大な魔女も堕ちたものだな。こんな可愛い、何も知らない人の子に魔法を使うなんて。いままでは多少お前が魔法を使おうとも、勝手に弟子を取ろうとも大目に見られていたのが不思議だよ。まぁお偉方はお前の機嫌を損ねて竜に仕返しされるとでも思っているのだろうが、それも今日で終わりだ」
「ミーナさんは私のために!」
そう進み出た私をミーナさんは手を伸ばして制する。ん?と今度はアマーリアが私へ視線を移した。
「なんだ。人の子か。魔女でもないのにミーナの弟子になったつもりの滑稽な魔女。気がつかなかったのか?その砕かれた首飾りがなければ君は精霊が見えない。でも他の魔女はそんな首飾りがなくても精霊が見えているだろう?竜の魔女に利用されていたとは思わなかったか?」
そんなことはない。と私はミーナさんをみる。ミーナさんはアマーリアから視線をそらさず何も言わなかった。アマーリアは続ける。
「最初から私はお前のことが気に入らなかったんだよ。どこから来たのかもわからない魔女、我々の敵である竜と手を組み、使役されるはずの精霊たちを助け、まるで同等のように隣を歩く。とんだ偽善者だな」
「いいえ。みんな私の大切なお友達です。琴音ちゃんもそう。利用しようなんて思ったことは一度もないわ」
ミーナさんはそうきっぱりというと、行きましょうと私の袖を握る。手を少しだけ震えていた。
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「琴音ちゃんは関係ないでしょう!」
「いいや関係がある。少なくともこの件に至ったのはそこの女が原因なのだからな。この子たちもかわいそうに。まぁ・・・他にも方法はあるがな」
アマーリアはいびつな笑みを広げながらそういった。ミーナさんは一度目を伏せ、心を決めたかのようにアマーリアをもう一度見上げた。
「やる気になったのだな。きさまに与えられる選択肢はそこの少女と我々に連行されるか、もしくは白い竜を討伐することだ。かつてはお前がかばった忌まわしい竜の討伐。杖は後で返してやる。きさまなら簡単だろう?これで精霊たちも呑気には暮らせない。魔法を扱える人の威厳を取り戻すことができる」
そっか・・・とミーナさんは私へと振り向き頭に手を当てる。温かなそれはどこか悲しそうな笑みと共に私をなでる。
「ごめんね。どうやら過去からは逃げられないみたい。大丈夫。すぐに戻ってくるからね」
言葉も出せずに首を横に振る私に片目を閉じて見せて、ミーナさんは宙に浮き、アマーリアたちへと向かう。すぐに十人くらいの箒に乗った魔女と魔法使いがミーナさんを取り囲んだ。
ミーナさんはまっすぐと姿勢を伸ばしたまま逃げないわよ。と不満そうに冷たい視線を魔女に向け、そのまま空を歩いて私の視界から消えていった。アマーリアは満足そうにそれを見届けると私を見下ろす。
「こんな騒ぎになったんだ。すべてもとどおりにしないとな。忘却の魔女としての責務を果たさせてもらう。人も精霊もミーナのことは忘れるだろう。それでみんなもとどおりだ」
アマーリアは右手に持った杖を振るうとそれは視界を奪うほどに輝き、私は目を閉じる。
そして再び瞼を開けた時には空を覆っていた魔女の姿はなかった。今までのことがまるで夢のように。魔女には四大元素を操る以外にもその人だけが使える魔法があると聞いた。
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それだけはイヤだと思った。ひとりになるのは、ミーナさんがまたひとりになるのもイヤだった。
もう痛みは感じない。私は住宅街を駆け抜けるとすぐにカフェ・ノードにたどり着く。いつものようにシャッターの開く音がしてすぐに康夫さんが姿を現した。
「おう。どうした?迷子か?」
目を丸めて首をかたむける康夫さんの瞳は何も変わらない。そして奥から着物姿の八重子さんもまた姿を表す。
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