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第五章 ノームの時計と竜の魔女
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「あぁぁ。こんなお休みの日にやることがないなんてぇ。でも遊びすぎると仕事に響くぅ・・・」
ランチタイムが終わりを告げた、ディナータイムまでの空き時間。目の前に置かれたコーヒーカップをカウンターにうなだれながら柚さんは揺らしている。
今日は日曜日で仕事はお休みらしく、ランチタイムからダラダラと柚さんはカフェ・ノードで過ごしていた。そんなにお仕事が忙しいんだなぁと私はちょっとかわいそうになる。
魔女になったとしても社会で生きるということはこんなにも大変なことなのだ。
「まぁまぁ。今日はちょっとゆっくりしていったら?それに今夜はたくさんご予約が入っているの」
「そうかぁ。ミーナさんはいいなぁ。本当にリアルが充実していて同じ魔女とは思えない」
「ふふふ。これでも忙しいんだから。でも私は好きなことをしているからねぇ」
そういってミーナさんは野菜や果物を刻みながら下ごしらえをしている。
「そんなにディナータイムが忙しいなら手伝いましょうか?」
「いいえ。琴音ちゃんは働かせられないわ。でもゆっくりと夕飯は食べていってね」
はい。と私は訳もわからずにそう返事をする。この店には街中のレストラン顔負けな店長のまかないが出る。それは私に取ってもとても楽しみな一日の終わりだった。
いいなぁ。と柚さんはカウンターに溶けてしまいそうなほどグッタリとしている。ミーナさんはしゃがみこんで棚を覗くと、あら。と声をあげた。
「いけない。ワインがもうないわ・・・あっそうだ!お散歩がてらちょっと買い出しにいかない?紹介したいお店があるの」
どう?と私へと視線を向けるミーナさんに私はうなずく。あっウチもー!と柚さんはその場で身を跳ね上げるように手を上げて、なら三人で行きましょうかとミーナさんは笑みを作った。
カフェの階段を降りて外に出ると北の山々から吹き下ろす風はすっかりと冷たい。もうすぐこの街を凍てつかせてしまう冬が来ると思うと、ちょっとだけ私はワクワクと胸が弾んだ。
この街の冬は盆地のせいがひどく冷える。だけど大気がとても澄んで、見えて呼吸をする度に心の中が洗われていく。そんな気分がするからだ。
私たちはミーナさんに連れられたまま街の合間を東へと歩くとすぐに賀茂川が見える。高野川と合流する前は、鴨という文字は川の前にはつかない。たくさんの鴨がお散歩するのを横目に、私たちはそこを歩きながら降り注ぐ太陽が体温を徐々に上げる。柚さんは気持ちよさそうにうーん。と伸びをする。
「ひっさしぶりのゆっくりとした時間やなぁ。生きている感じがするわぁ」
本当に気持ちよさそうな柚さんを見ていると、こちらまで体と心が緩んでくる気がする。
「魔女になってもやっぱりお仕事は大変なんですね」
私の言葉に柚はうんうん。と何度もうなずく。
「魔女としてお金を稼ぐならあのエリート集団たる魔法保安局で汗水垂らして働くか、自分の魔法を生かして占いをするかその二択かもしれへんなぁ。もっとうまいことお金を稼げる人はいるかもしれへんけど、それがスタンダードやね。ウチにはどっちも合わへんからこうやってしがない会社員ってやつやわ。ウチもカフェとか始めようかなぁ」
「ふふふ。なら柚ちゃんは料理をとっても勉強しなきゃね。インスタントばかり食べてちゃダメだよ」
「そやねんなぁ。それが問題・・・大問題やねん・・・」
がっくりと肩を落とす柚さんにミーナさんはくすくすと笑みを向ける。どこか遠くで鳥の鳴き声が聞こえた。四大元素の声を聞き、精霊たちを使役して魔法を扱う。それが魔女であるらしいけれどミーナさんはめったに魔法を使わなかった。科学の発展に伴い魔法を使うよりも文明の利器を使う方が楽という。
それもそうだと思う。派手な魔法は敵がいなければ使う必要もなく、とてもよく効く魔法の薬がなくても安価でドラッグストアや病院と薬局で傷や病気は癒えてしまう。だからといって心の傷がそう簡単に癒えることはないのだけど。
でも私は魔法のことをもっと知りたいと思った。いや、今ではタールーやアールやミアスといった精霊たちともっと出会いたいと思っている。精霊たちとの出会いでちょっとずつ私は前向きになれていると思っていたし、信じたかった。それに私はまだ魔女でも、きっとその見習いでもないのだ。やっていることは思い浮かべた修行ではない。
カフェのお手伝いだけで、思い描いた杖を振るって呪文を唱えるような魔法の修行とはまったく違う。
「あの。私も魔女になれるのでしょうか?」
その問いに隣を歩くふたりは顔を見合わせる。そうね。とミーナさんは立ち止まり私の顔を覗き込んだ。
「魔法の修行はとってもいい具合に進んでいるから大丈夫」
「私がやっているのはカフェの手伝いだけに思うのですが・・・」
「いいえ。最初に言ったでしょう?まずは知らない世界を知ってその声を聞くこと。それはもうバッチリね。ケットシーやサラマンダー、ウンディーネともすっかりと仲良くなっちゃった。アールさんはともかく気難しいミアスちゃんにもあんなに気に入られて、小さな子供みたいに琴音が!琴音は!って嬉しそうにしていたしね」
海外のモデルをそのまま切り取ってきたような見た目の青い髪をしたウンディーネ。あの日、迷子の子供を送り届けた後、お店でミアスは私の隣でくっつくようにその日のことを語っていた。
頬を染めて、興奮する心を隠すように言葉を選ぶミアスはとても可愛くて、素直で、こんなにきれいなモデルさんみたいな見た目なのに反則だなぁと思ったのを覚えている。
「あのミアスちゃんかぁ。そんなん想像できひんなぁ。ウチには真顔で肌が荒れているから規則正しい生活をしては?年齢を重ねると難しいか?とか、ど直球な質問してくるしなぁ」
たぶん悪気はないのだろうなぁ。と私はその光景を想像して笑みを含む。ミーナさんは右手の人差し指をくるくると回しながら話を続ける。
「この世には目に見えない存在がいるということを知る。それは自然魔術の初歩の初歩、ちゃんと琴音ちゃんはこのカフェで学んでいるわ。おいしく料理を作るのもコーヒーを淹れるのも今では当たり前だけど、遠い昔では立派な魔法だもの。お次は精霊と気軽におしゃべりできることが目標だったけど、驚くくらいにあっさり達成しちゃった。でも思えばタールーとお店に来た時に達成できていたわね。昔みたいに精霊や神話に生きる生物は自然の奥底でじっとはしていないし、言葉も通じるからとても楽にはなっているけど、お話しすることは難しいの。当たり障りのない会話をすることはできるけど対話はできない。気に入られることなんてもっと難しい」
どういうことだろう?と私が首をかしげていると、そやなぁと柚さんは腕を組む。
「ウチらは自分が周りと違う人だと気がついた時、不思議と同じ魔女に出会うねん。んで今の琴音ちゃんみたいにいろいろ教わる。必要なのは四大元素の使役。でもそれをウチはあんまり好きになれへんやった。まるで自分の手下みたいに扱うなんて嫌やん?」
私は二条大橋で見た人虎と魔法保安局、そしてアールさんとのやりとりを思い出す。人や魔女に支配されていてもいいのかと言っていた。でもアールさんはそれをあっさりと否定していた。柚さんは続ける。
「そんでな。まぁ一応ウチはそれをクリアしたけどミーナみたいに元素を使った魔法は苦手やねん。ほんで長いこと使ってないとそれもいつかは忘れる。学校で勉強した数学と同じようなもんやな」
元素を使った魔法は?・・・ということは!と柚さんを見上げる。
ランチタイムが終わりを告げた、ディナータイムまでの空き時間。目の前に置かれたコーヒーカップをカウンターにうなだれながら柚さんは揺らしている。
今日は日曜日で仕事はお休みらしく、ランチタイムからダラダラと柚さんはカフェ・ノードで過ごしていた。そんなにお仕事が忙しいんだなぁと私はちょっとかわいそうになる。
魔女になったとしても社会で生きるということはこんなにも大変なことなのだ。
「まぁまぁ。今日はちょっとゆっくりしていったら?それに今夜はたくさんご予約が入っているの」
「そうかぁ。ミーナさんはいいなぁ。本当にリアルが充実していて同じ魔女とは思えない」
「ふふふ。これでも忙しいんだから。でも私は好きなことをしているからねぇ」
そういってミーナさんは野菜や果物を刻みながら下ごしらえをしている。
「そんなにディナータイムが忙しいなら手伝いましょうか?」
「いいえ。琴音ちゃんは働かせられないわ。でもゆっくりと夕飯は食べていってね」
はい。と私は訳もわからずにそう返事をする。この店には街中のレストラン顔負けな店長のまかないが出る。それは私に取ってもとても楽しみな一日の終わりだった。
いいなぁ。と柚さんはカウンターに溶けてしまいそうなほどグッタリとしている。ミーナさんはしゃがみこんで棚を覗くと、あら。と声をあげた。
「いけない。ワインがもうないわ・・・あっそうだ!お散歩がてらちょっと買い出しにいかない?紹介したいお店があるの」
どう?と私へと視線を向けるミーナさんに私はうなずく。あっウチもー!と柚さんはその場で身を跳ね上げるように手を上げて、なら三人で行きましょうかとミーナさんは笑みを作った。
カフェの階段を降りて外に出ると北の山々から吹き下ろす風はすっかりと冷たい。もうすぐこの街を凍てつかせてしまう冬が来ると思うと、ちょっとだけ私はワクワクと胸が弾んだ。
この街の冬は盆地のせいがひどく冷える。だけど大気がとても澄んで、見えて呼吸をする度に心の中が洗われていく。そんな気分がするからだ。
私たちはミーナさんに連れられたまま街の合間を東へと歩くとすぐに賀茂川が見える。高野川と合流する前は、鴨という文字は川の前にはつかない。たくさんの鴨がお散歩するのを横目に、私たちはそこを歩きながら降り注ぐ太陽が体温を徐々に上げる。柚さんは気持ちよさそうにうーん。と伸びをする。
「ひっさしぶりのゆっくりとした時間やなぁ。生きている感じがするわぁ」
本当に気持ちよさそうな柚さんを見ていると、こちらまで体と心が緩んでくる気がする。
「魔女になってもやっぱりお仕事は大変なんですね」
私の言葉に柚はうんうん。と何度もうなずく。
「魔女としてお金を稼ぐならあのエリート集団たる魔法保安局で汗水垂らして働くか、自分の魔法を生かして占いをするかその二択かもしれへんなぁ。もっとうまいことお金を稼げる人はいるかもしれへんけど、それがスタンダードやね。ウチにはどっちも合わへんからこうやってしがない会社員ってやつやわ。ウチもカフェとか始めようかなぁ」
「ふふふ。なら柚ちゃんは料理をとっても勉強しなきゃね。インスタントばかり食べてちゃダメだよ」
「そやねんなぁ。それが問題・・・大問題やねん・・・」
がっくりと肩を落とす柚さんにミーナさんはくすくすと笑みを向ける。どこか遠くで鳥の鳴き声が聞こえた。四大元素の声を聞き、精霊たちを使役して魔法を扱う。それが魔女であるらしいけれどミーナさんはめったに魔法を使わなかった。科学の発展に伴い魔法を使うよりも文明の利器を使う方が楽という。
それもそうだと思う。派手な魔法は敵がいなければ使う必要もなく、とてもよく効く魔法の薬がなくても安価でドラッグストアや病院と薬局で傷や病気は癒えてしまう。だからといって心の傷がそう簡単に癒えることはないのだけど。
でも私は魔法のことをもっと知りたいと思った。いや、今ではタールーやアールやミアスといった精霊たちともっと出会いたいと思っている。精霊たちとの出会いでちょっとずつ私は前向きになれていると思っていたし、信じたかった。それに私はまだ魔女でも、きっとその見習いでもないのだ。やっていることは思い浮かべた修行ではない。
カフェのお手伝いだけで、思い描いた杖を振るって呪文を唱えるような魔法の修行とはまったく違う。
「あの。私も魔女になれるのでしょうか?」
その問いに隣を歩くふたりは顔を見合わせる。そうね。とミーナさんは立ち止まり私の顔を覗き込んだ。
「魔法の修行はとってもいい具合に進んでいるから大丈夫」
「私がやっているのはカフェの手伝いだけに思うのですが・・・」
「いいえ。最初に言ったでしょう?まずは知らない世界を知ってその声を聞くこと。それはもうバッチリね。ケットシーやサラマンダー、ウンディーネともすっかりと仲良くなっちゃった。アールさんはともかく気難しいミアスちゃんにもあんなに気に入られて、小さな子供みたいに琴音が!琴音は!って嬉しそうにしていたしね」
海外のモデルをそのまま切り取ってきたような見た目の青い髪をしたウンディーネ。あの日、迷子の子供を送り届けた後、お店でミアスは私の隣でくっつくようにその日のことを語っていた。
頬を染めて、興奮する心を隠すように言葉を選ぶミアスはとても可愛くて、素直で、こんなにきれいなモデルさんみたいな見た目なのに反則だなぁと思ったのを覚えている。
「あのミアスちゃんかぁ。そんなん想像できひんなぁ。ウチには真顔で肌が荒れているから規則正しい生活をしては?年齢を重ねると難しいか?とか、ど直球な質問してくるしなぁ」
たぶん悪気はないのだろうなぁ。と私はその光景を想像して笑みを含む。ミーナさんは右手の人差し指をくるくると回しながら話を続ける。
「この世には目に見えない存在がいるということを知る。それは自然魔術の初歩の初歩、ちゃんと琴音ちゃんはこのカフェで学んでいるわ。おいしく料理を作るのもコーヒーを淹れるのも今では当たり前だけど、遠い昔では立派な魔法だもの。お次は精霊と気軽におしゃべりできることが目標だったけど、驚くくらいにあっさり達成しちゃった。でも思えばタールーとお店に来た時に達成できていたわね。昔みたいに精霊や神話に生きる生物は自然の奥底でじっとはしていないし、言葉も通じるからとても楽にはなっているけど、お話しすることは難しいの。当たり障りのない会話をすることはできるけど対話はできない。気に入られることなんてもっと難しい」
どういうことだろう?と私が首をかしげていると、そやなぁと柚さんは腕を組む。
「ウチらは自分が周りと違う人だと気がついた時、不思議と同じ魔女に出会うねん。んで今の琴音ちゃんみたいにいろいろ教わる。必要なのは四大元素の使役。でもそれをウチはあんまり好きになれへんやった。まるで自分の手下みたいに扱うなんて嫌やん?」
私は二条大橋で見た人虎と魔法保安局、そしてアールさんとのやりとりを思い出す。人や魔女に支配されていてもいいのかと言っていた。でもアールさんはそれをあっさりと否定していた。柚さんは続ける。
「そんでな。まぁ一応ウチはそれをクリアしたけどミーナみたいに元素を使った魔法は苦手やねん。ほんで長いこと使ってないとそれもいつかは忘れる。学校で勉強した数学と同じようなもんやな」
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