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最終章 出刃包丁と蛇の目傘
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姫! とヤハズは叫び再び駆け、腕を振るってたやすく千鳥は銀の糸を弾く。どうやら水を操るらしい。しかしなぜ今の今まで蛇の目傘に気がつかなかった。それほど私が惚けているわけではない。しかし・・・と考えていると隣で砂利を踏みしめる音がした。
出刃包丁の男・・・彦助の想いを宿した開襟シャツの男は右手に包丁を垂らして身を曲げながら足を踏み出す。額を何度も振りつつ正気を取り戻そうとしていた。
「すまんな。俺はすっかり彦助が犯人だと思っていたよ」
私が声をかけると、彦助はいいんだ。と首を横に振る。
「僕も同罪だ。姉さんをあんな風にしてしまったのは僕だから。なぜ僕の名前を知っている?」
「彦助の・・・出刃包丁に込められた想いを見たからな。なぁ。お前は姉をまだ守りたいのか?」
彦助は胸をそらして大きく息を吸った。そしてまっすぐと私の視線に瞳を合わせる。
「もちろんだ。姉さんは誰よりも僕に優しかった。ずっと僕を守ろうとしていた。長い年月できっと・・・想いが淀んでしまったんだ。かつての僕みたいな子供を守るためなら、手段を選ばないようになってしまった。僕はそんな姉さんを見たくない。僕は僕の記憶の中にある姉さんを守る。それが本当の姉さんだから」
なんとも勝手だね。と私が銃口を千鳥に向けると、そうだな。と彦助は含み笑った。自嘲しているように見える。
長い間、人の世に流れながら彦助の想いはずっと姉に注がれていたのだろう。そして子供を千鳥にさらわれた開襟シャツの男を食った。形を得て私の隣にいる。誰が一体悪いのだろうか。善悪などはすでに超越している。ただ存在するのは互いの意思だ。想いなのだ。私は幾度も交わした千鳥との会話を思い出す。
想いを変質させて、かつての想いなど叶うはずはないのに。輪廻の中でもがいている。
雨から人を守り、飾り立てて降り注ぐ雨すらも楽しい模様に変えてしまう蛇の目傘。
貧しい千鳥の憧れの傘。
今際の間際に注がれた想いは彦助の言う通りに弟のような子供を守りたい一心だったのだろう。だがもう・・・ここまで想いが淀んでしまったら仕方がない。きっと彦助と同じように長い年月をかけて、千鳥のもとになった、哀れな田舎から出てきた女から形を奪ったのだろう。それはもう確かめようもない。
もはや罪も償いようがない。煙に包んでしまわなければ真実などわからないのだ。
「どうだい。彦助。共に千鳥を止めようじゃないか。想いを晴らして砕いて見せて、地獄のような後悔の輪廻から解き放とう。共に祓うんだ」
彦助は身をかがめて前髪が目を隠す。右手に持った出刃包丁が姉の想いをさばいて晴らすために力が込められている。それが答えだった。ギィインと音が響いて、ヤハズが私と彦助の間に落ちてくる。
土煙が舞って晴れると片膝をついてうなだれるヤハズがいた。
「呆けるな! お前も姫を助けるために戦え」
いいや。と答えて私は千鳥に銃口を向けたまま、足を踏み出す。千鳥が首をかたむけ私の表情をうかがうように上目で見ていた。
「どうしたの翁さん? 私はあなたのことが好きだわ。私のことを守ってくれたから。私と一緒に子供たちを守ってあげたから。たくさんの子供に囲まれて、懐かれて、いつだって羨ましかった。どうして?」
何度も見た千鳥の表情だ。想いには一点の曇りもない。ただ歪んでいるだけなのだ。哀れな過去には同情しかない。
しかしもう・・・許されないのだ。
「なぁ。千鳥。傘は雨から人を包み守る。お前は人を守りたい。その想いが今の千鳥にしたのだろう。しかし勘違いしている。お前は人のために人を守りたいのではないよ。自分のために人を守っているのだ。その先には何がある? 何にもないよ。ただ満たされぬ空虚な気持ちだけだ。物は物として己の本分を果たすべきなのだ。人の想いに汚されては綺麗な蛇の目傘がかわいそうではないか。だから俺が晴らしてやる。雨雲を払い、お前さんを祓ってやるよ。もうお前は誰も守ることはない。守る必要はない」
うるさい! と千鳥は唇を歪める。血に濡れたように赤く染まっていた。ともかく姫を助けなければ。死なずとも苦しいはずだ。姫は首に手を当てもがいている。
私は引き金を引く。爆ぜる想いを込めた透明の弾丸が銃口より発射された。
引き金を引くのを合図に彦助とヤハズは互いに分かれて左右から千鳥を挟むように走る。千鳥は身を翻し銃口の方向へ傘を向け震わせる。傘から放たれた弾丸と大きさを同じくする水滴が視界を覆った。互いの中央で大気が破裂する。爆ぜる弾丸は水弾にあたり想いを遂げた。
しかしすべての水弾を破裂することは叶わずに震える大気を越えて、私へと水弾は進む。私は足に力を込めて跳ねる。地面を見ると細かな穴が空いた地面は濡れていた。すかさず彦助は出刃包丁で千鳥に左方から胴へと薙ぐ。千鳥はつま先で地面を蹴るとたやすく包丁の切っ先を避けた。
蛇の目傘は開かれたままクルクルと回る。千鳥はそのまま彦助の方に乗ると、距離を取ろうと後方へ跳ねて半分だけ閉じた蛇の目傘を縦に振ると、どこからともなく現れた水の柱が彦助を押し潰し、彦助は水柱の向こうへと姿を消した。
私は緩やかに落下しながら千鳥へ向けて想いを放つ。姫からは距離を離さなければならない。後方へ浮かぶように跳ねる千鳥の足元へ放たれた銃口は地面で爆ぜていく。その間にもヤハズが水球に包まれた姫へとたどり着き、形の残る左手を伸ばした。
「そんなこと・・・させない!」
千鳥は後方へ跳ねながら傘を広げる。開かれた傘を回転させると傘の先端が震える。震えた後に地面を砕きつつ波動がヤハズへと向かい、姫へと視線を置くヤハズの体を吹き飛ばした。砕かれた地面はまっすぐと轍を作りあたりは濡れている。ヤハズ! と姫の口元が動いた。
人と物の境界は脆くて曖昧だなと息を吐く。
跳ね飛ばされたヤハズが視界の外に消える。土煙だけが舞っていた。
「夜桐ヤハズは人形だったのね。奇妙だと思ったわ。人なのに人ではない。人だったならちりぢりになっていたはずなのに、惜しいことをしたわ」
クスクスと笑う千鳥は私へと傘の先端を向ける。私は羽織を煙に巻き地面を裂きつつ向かってくる衝撃を受ける。羽織を振るって衝撃をそらし、銃口を再び千鳥へと向ける。視界の端に立ち上がる彦助が見えた。彦助は千鳥に向かって振り返りながら出刃包丁を振り上げる。
「もうやめよう姉さん! そんな姉さんを見たくはない!」
雛菊・・・そう呟いて振り上げた出刃包丁の剣尖は伸びた。あたりへ降りしきる水滴を裂きつつ千鳥へと向かう。千鳥が剣尖へと傘を向け、私は引き金を引く。
「砂塵よ・・・風に舞え」
出刃包丁の男・・・彦助の想いを宿した開襟シャツの男は右手に包丁を垂らして身を曲げながら足を踏み出す。額を何度も振りつつ正気を取り戻そうとしていた。
「すまんな。俺はすっかり彦助が犯人だと思っていたよ」
私が声をかけると、彦助はいいんだ。と首を横に振る。
「僕も同罪だ。姉さんをあんな風にしてしまったのは僕だから。なぜ僕の名前を知っている?」
「彦助の・・・出刃包丁に込められた想いを見たからな。なぁ。お前は姉をまだ守りたいのか?」
彦助は胸をそらして大きく息を吸った。そしてまっすぐと私の視線に瞳を合わせる。
「もちろんだ。姉さんは誰よりも僕に優しかった。ずっと僕を守ろうとしていた。長い年月できっと・・・想いが淀んでしまったんだ。かつての僕みたいな子供を守るためなら、手段を選ばないようになってしまった。僕はそんな姉さんを見たくない。僕は僕の記憶の中にある姉さんを守る。それが本当の姉さんだから」
なんとも勝手だね。と私が銃口を千鳥に向けると、そうだな。と彦助は含み笑った。自嘲しているように見える。
長い間、人の世に流れながら彦助の想いはずっと姉に注がれていたのだろう。そして子供を千鳥にさらわれた開襟シャツの男を食った。形を得て私の隣にいる。誰が一体悪いのだろうか。善悪などはすでに超越している。ただ存在するのは互いの意思だ。想いなのだ。私は幾度も交わした千鳥との会話を思い出す。
想いを変質させて、かつての想いなど叶うはずはないのに。輪廻の中でもがいている。
雨から人を守り、飾り立てて降り注ぐ雨すらも楽しい模様に変えてしまう蛇の目傘。
貧しい千鳥の憧れの傘。
今際の間際に注がれた想いは彦助の言う通りに弟のような子供を守りたい一心だったのだろう。だがもう・・・ここまで想いが淀んでしまったら仕方がない。きっと彦助と同じように長い年月をかけて、千鳥のもとになった、哀れな田舎から出てきた女から形を奪ったのだろう。それはもう確かめようもない。
もはや罪も償いようがない。煙に包んでしまわなければ真実などわからないのだ。
「どうだい。彦助。共に千鳥を止めようじゃないか。想いを晴らして砕いて見せて、地獄のような後悔の輪廻から解き放とう。共に祓うんだ」
彦助は身をかがめて前髪が目を隠す。右手に持った出刃包丁が姉の想いをさばいて晴らすために力が込められている。それが答えだった。ギィインと音が響いて、ヤハズが私と彦助の間に落ちてくる。
土煙が舞って晴れると片膝をついてうなだれるヤハズがいた。
「呆けるな! お前も姫を助けるために戦え」
いいや。と答えて私は千鳥に銃口を向けたまま、足を踏み出す。千鳥が首をかたむけ私の表情をうかがうように上目で見ていた。
「どうしたの翁さん? 私はあなたのことが好きだわ。私のことを守ってくれたから。私と一緒に子供たちを守ってあげたから。たくさんの子供に囲まれて、懐かれて、いつだって羨ましかった。どうして?」
何度も見た千鳥の表情だ。想いには一点の曇りもない。ただ歪んでいるだけなのだ。哀れな過去には同情しかない。
しかしもう・・・許されないのだ。
「なぁ。千鳥。傘は雨から人を包み守る。お前は人を守りたい。その想いが今の千鳥にしたのだろう。しかし勘違いしている。お前は人のために人を守りたいのではないよ。自分のために人を守っているのだ。その先には何がある? 何にもないよ。ただ満たされぬ空虚な気持ちだけだ。物は物として己の本分を果たすべきなのだ。人の想いに汚されては綺麗な蛇の目傘がかわいそうではないか。だから俺が晴らしてやる。雨雲を払い、お前さんを祓ってやるよ。もうお前は誰も守ることはない。守る必要はない」
うるさい! と千鳥は唇を歪める。血に濡れたように赤く染まっていた。ともかく姫を助けなければ。死なずとも苦しいはずだ。姫は首に手を当てもがいている。
私は引き金を引く。爆ぜる想いを込めた透明の弾丸が銃口より発射された。
引き金を引くのを合図に彦助とヤハズは互いに分かれて左右から千鳥を挟むように走る。千鳥は身を翻し銃口の方向へ傘を向け震わせる。傘から放たれた弾丸と大きさを同じくする水滴が視界を覆った。互いの中央で大気が破裂する。爆ぜる弾丸は水弾にあたり想いを遂げた。
しかしすべての水弾を破裂することは叶わずに震える大気を越えて、私へと水弾は進む。私は足に力を込めて跳ねる。地面を見ると細かな穴が空いた地面は濡れていた。すかさず彦助は出刃包丁で千鳥に左方から胴へと薙ぐ。千鳥はつま先で地面を蹴るとたやすく包丁の切っ先を避けた。
蛇の目傘は開かれたままクルクルと回る。千鳥はそのまま彦助の方に乗ると、距離を取ろうと後方へ跳ねて半分だけ閉じた蛇の目傘を縦に振ると、どこからともなく現れた水の柱が彦助を押し潰し、彦助は水柱の向こうへと姿を消した。
私は緩やかに落下しながら千鳥へ向けて想いを放つ。姫からは距離を離さなければならない。後方へ浮かぶように跳ねる千鳥の足元へ放たれた銃口は地面で爆ぜていく。その間にもヤハズが水球に包まれた姫へとたどり着き、形の残る左手を伸ばした。
「そんなこと・・・させない!」
千鳥は後方へ跳ねながら傘を広げる。開かれた傘を回転させると傘の先端が震える。震えた後に地面を砕きつつ波動がヤハズへと向かい、姫へと視線を置くヤハズの体を吹き飛ばした。砕かれた地面はまっすぐと轍を作りあたりは濡れている。ヤハズ! と姫の口元が動いた。
人と物の境界は脆くて曖昧だなと息を吐く。
跳ね飛ばされたヤハズが視界の外に消える。土煙だけが舞っていた。
「夜桐ヤハズは人形だったのね。奇妙だと思ったわ。人なのに人ではない。人だったならちりぢりになっていたはずなのに、惜しいことをしたわ」
クスクスと笑う千鳥は私へと傘の先端を向ける。私は羽織を煙に巻き地面を裂きつつ向かってくる衝撃を受ける。羽織を振るって衝撃をそらし、銃口を再び千鳥へと向ける。視界の端に立ち上がる彦助が見えた。彦助は千鳥に向かって振り返りながら出刃包丁を振り上げる。
「もうやめよう姉さん! そんな姉さんを見たくはない!」
雛菊・・・そう呟いて振り上げた出刃包丁の剣尖は伸びた。あたりへ降りしきる水滴を裂きつつ千鳥へと向かう。千鳥が剣尖へと傘を向け、私は引き金を引く。
「砂塵よ・・・風に舞え」
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