息をするように、

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青月

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のどかなにちじょう、のどかなひび。
あたたかいかてい、あたたかいかんきょう。
なにも、こまることのないせいかつ。

わあっ、みんな、たのしそう。
パパとママにかこまれて、たのしそう。

しあわせだなぁ、しあわせだなぁ。

じぶんもおなじだよ。
パパとママにかこまれて、しあわせなまいにち!

パパはもう、なーんにもおはなししてくれないしどこにもつれてってくれないけど。
ママもまいにちないてばかりたけど。

でも、まいにちいっしょ!
かぞくさんにん、いっしょだね!

あっ!きょうのつきはあおいねー!
なんねんか、なんじゅうねんかにいちど、つきはあおくなるってパパがいってた!

しゅくふくのひ、なんだって!

きねんびだね、きねんびだね!

だから、ね、きねんびだから。なにをしたって、ゆるされるんだ。

そうだよね、ママ?


ーーそれから青い月を再び見たのは‥‥数十年後のことだ。

そう、祝福の日、記念日。

おっと、話す順序が違うか!まだ早いね!
ここに至るまではまだ早い!
中身を話していかないとだからね!

って‥‥おーい、まだ聞いてる?
ははは。これは最長記録かもしれないな!
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