息をするように、

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鋭利

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鋭利なものを集めてみた。

普通に刃物だろう。まあ、ガラスの破片だとか、先端の尖ったもの?
これもいいのかもしれない。
生き物から剥いだ爪。

まず小さいものをチクリと突き刺してみた。これぐらいは痛くないだろうーーと思ったが、でもどうやら痛いらしい。

捕まえて来た時から何か叫んでいたが、それよりも更に悲鳴は大きくなり、様々な奇声を発している、おもしろい。

じゃあ自分とは違う生き物の爪は?
剥いだ時のまま、血がこびりついたそれ。
それを何か認識できず、ますます顔は恐怖の色を浮かべる。

それは一体なんなんだ、と言うような顔だ。

あっ。牙もいいかもしれないな。

カッター、包丁、ナイフ、金槌、鎌。
これらは普通のものだから別に新鮮味はないが、それを突き刺す物体はいつも違う。
だからそれがいいんじゃないか?
そんなことはない?

はは、まあそんな顔しなくてもいいじゃないか。
価値観が違うのは、みんな人間だからだし。当たり前、あたりまえ。

それに、動かなくなった物体は腐る前に胃の中に入ることもあるんだから。
最後まで有効利用できるっていうのはイイことだ。
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