子犬?いえいえ、フェンリルです。

気がつくと何やら布を被せた檻の中にいました。……って、そんな馬鹿な!
産まれてすぐに連れ去られた私は、なんと、フェンリルの子どもらしいです。
毛の色は赤黒く、血で濡れたみたいでちょっと泣きそうです。
そういえば私って、もしかしなくてもピンチですよね?よし、逃げよう!

親から産まれてすぐに引き剥がされたフェンリルの子ども。
違法魔物ハンターから逃げ出すも、途中で意識を失う……しかし、次に目を覚ますと?

『ご飯うまうま、ろーさん大好き!』
「ははっ、よく食べるな。お前は」

元英雄とフェンリルの子ども、そして、砦の人達とのほのぼの?ドタバタ?ストーリー!

楽しんでいただけたら幸いです。
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