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40、休養日 4
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さてさて、たくさんの男を引き連れて外に出た私は皆の注目の的だ。
(いたたまれない)
騎士団の中でも美形で力を持っているため、必然的にその人たちがついていってる私に視線が向く。私なんか見ても面白くないんだぞと思いながら、その人達を視界の外に追いやりふたつある太陽や虹色の鳥を見ていた。
(なんで太陽二個あるのかな…暑くないの?でも、一個消えても平気だね)
それの感想を心の中で述べていると、突然ゼウスが方向転換した。それはもうグリンっと効果音がつくくらい勢いよく。
「なに、どうしたの?」
『みるな、あれを見てはダメだ。見られてもダメだ』
そんなに言うなら尚更見てみたいと思うではないか、ゼウスの肩越しにそっと覗いてみると…
「やぁやぁ、カインくんご機嫌いかがかい?」
「どっか行けクソジジイ」
おぅふ.....、王様がいた。すぐに隠れてみたが、私が隠れても意味はなかったようだ。なぜなら……
「あれ?カインくんそこの色男は誰だい?」
ゼウスが目立っていたから。キラキラオーラが半端ないゼウス達は目立つ存在だということを忘れていた。
「あぁ?アイツは…入団希望者だ」
『は?ちが……』
「ゼウス、シーっ」
団長さんが誤魔化そうとしているのに、なに台無しにしようとしてくれてるんだ。小声で説明すると納得して黙った。
「へぇ、試験は終わってないのかい?」
「あぁ」
「じゃあ今から始めようか」
「はァ?」
団長さんじゃないけど、このおっさん何言ってんの?
「せっかく来たんだから、ナナキ君の様子見のついでに僕が直々に見てあげようと思ってね」
「何言ってんだよクソジジイ、てかなんで俺らが帰ってきたこと知ってんだよ」
確かに。
「ふふっ、ひみつー」
「あぁ?吐けや」
団長さん頑張れー。
「えー、嫌だよ。だって絶対カインくん怒るだろ?」
「安心しろ、もう怒ってる」
まるで子どもの言い合いのようだ。二人が話してるのを見ていると、ふいに団長さんと目が合った。団長さんは王様に気づかれないように手を軽く振って「移動しろ」とつたえてくる。
(なるほど、私達を逃がすためにわざと注意を引いてるのか…)
と思ったのだが、
「怖いなー、そんなんだから子ども達に逃げられるんだよ?」
「ちっ、余計なお世話だ!いいから帰れよクソジジイ!」
(あぁ、違うわ。普通に怒ってる)
団長さんは完全に切れていた。それからバレないようにそっと部屋へ戻った。
キーッ………パタン。
「ふぅ、よかったー」
『ドキドキしたな!』
私は安堵したが、ゼウスは何やら楽しそうだ。脳内はお花畑なのだろうか…?
「もういいや、歩いてないけど疲れちゃった。ゼウス、寝るからベッド運んで」
『ハイよ』
疲れきった私は、そのままベッドに運んでもらい、再び眠りに落ちた。
幸い、王様は来なくてご飯の時間までぐっすり寝ることができ、次に起きた時には支えられながらも歩けるようになるまで回復した。
ハデス&ノッポさんのご飯は絶品だった。私の記憶の中にある料理でもダントツだった。気になったのでどうして料理当番じゃなかったのかノッポさんに聞いてみると、「面倒…だから…」とあっさり返されてしまった。そんな理由で!?なんて思うはずもなく、普通に納得出来る答えだった。
今日は騎士団のみんなの意外な一面?というか、変な…変態なところを見てしまったので、少し……というか、かなりショックだった。思わず、「ここは変態…もとい、ロリコン、ショタコン騎士団なのですか?」と聞きたくなるほど衝撃的で、認めたくない現実だった。
まぁ、とても濃い一日だった。としか言えないだろうな。
(いたたまれない)
騎士団の中でも美形で力を持っているため、必然的にその人たちがついていってる私に視線が向く。私なんか見ても面白くないんだぞと思いながら、その人達を視界の外に追いやりふたつある太陽や虹色の鳥を見ていた。
(なんで太陽二個あるのかな…暑くないの?でも、一個消えても平気だね)
それの感想を心の中で述べていると、突然ゼウスが方向転換した。それはもうグリンっと効果音がつくくらい勢いよく。
「なに、どうしたの?」
『みるな、あれを見てはダメだ。見られてもダメだ』
そんなに言うなら尚更見てみたいと思うではないか、ゼウスの肩越しにそっと覗いてみると…
「やぁやぁ、カインくんご機嫌いかがかい?」
「どっか行けクソジジイ」
おぅふ.....、王様がいた。すぐに隠れてみたが、私が隠れても意味はなかったようだ。なぜなら……
「あれ?カインくんそこの色男は誰だい?」
ゼウスが目立っていたから。キラキラオーラが半端ないゼウス達は目立つ存在だということを忘れていた。
「あぁ?アイツは…入団希望者だ」
『は?ちが……』
「ゼウス、シーっ」
団長さんが誤魔化そうとしているのに、なに台無しにしようとしてくれてるんだ。小声で説明すると納得して黙った。
「へぇ、試験は終わってないのかい?」
「あぁ」
「じゃあ今から始めようか」
「はァ?」
団長さんじゃないけど、このおっさん何言ってんの?
「せっかく来たんだから、ナナキ君の様子見のついでに僕が直々に見てあげようと思ってね」
「何言ってんだよクソジジイ、てかなんで俺らが帰ってきたこと知ってんだよ」
確かに。
「ふふっ、ひみつー」
「あぁ?吐けや」
団長さん頑張れー。
「えー、嫌だよ。だって絶対カインくん怒るだろ?」
「安心しろ、もう怒ってる」
まるで子どもの言い合いのようだ。二人が話してるのを見ていると、ふいに団長さんと目が合った。団長さんは王様に気づかれないように手を軽く振って「移動しろ」とつたえてくる。
(なるほど、私達を逃がすためにわざと注意を引いてるのか…)
と思ったのだが、
「怖いなー、そんなんだから子ども達に逃げられるんだよ?」
「ちっ、余計なお世話だ!いいから帰れよクソジジイ!」
(あぁ、違うわ。普通に怒ってる)
団長さんは完全に切れていた。それからバレないようにそっと部屋へ戻った。
キーッ………パタン。
「ふぅ、よかったー」
『ドキドキしたな!』
私は安堵したが、ゼウスは何やら楽しそうだ。脳内はお花畑なのだろうか…?
「もういいや、歩いてないけど疲れちゃった。ゼウス、寝るからベッド運んで」
『ハイよ』
疲れきった私は、そのままベッドに運んでもらい、再び眠りに落ちた。
幸い、王様は来なくてご飯の時間までぐっすり寝ることができ、次に起きた時には支えられながらも歩けるようになるまで回復した。
ハデス&ノッポさんのご飯は絶品だった。私の記憶の中にある料理でもダントツだった。気になったのでどうして料理当番じゃなかったのかノッポさんに聞いてみると、「面倒…だから…」とあっさり返されてしまった。そんな理由で!?なんて思うはずもなく、普通に納得出来る答えだった。
今日は騎士団のみんなの意外な一面?というか、変な…変態なところを見てしまったので、少し……というか、かなりショックだった。思わず、「ここは変態…もとい、ロリコン、ショタコン騎士団なのですか?」と聞きたくなるほど衝撃的で、認めたくない現実だった。
まぁ、とても濃い一日だった。としか言えないだろうな。
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