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25、帰還と出会い 1
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王都へ帰還した。すぐに城へ報告に行くのかと思ったのだが、そうではないらしい。
今回の遠征で私が精霊王という爆弾をもって帰ってきたため、何やら準備をするみたいだ。私はその手伝いを…させてもらせなかった。何でと理由を聞いてもはぐらかされ、私が聞いた人全員が「 お楽しみ 」とニッコリ笑うばかりだ。解せぬ。
それからしばらくの間団長さんに呼ばれるのを待っていた。アズマとヒライにぎゅうぎゅうに抱きしめられながら。
『おい、ヒライ。ナナキに触りすぎじゃ』
《あァ?何だと、てめーもだろうがよ》
喧嘩をするのは別に構わないんだけどさ、私を間に挟んだ状態でするのは止めてくれませんかね。
……ボフンッ
「ふふん、それなら俺にも考えがあるぜ?」
ヒライ、いきなり人型にならないでくれないかな?心臓に悪い。
『ほほぅ、それは何だろうな。楽しみだのぅ』
アズマも煽らないでよ。
「ねー」
『「あ?」』
ちっ
「うざい、騒ぐなら今すぐ私の半径五メートル圏内から離れて」
キレた私がそう言うと、途端に二人の顔は青ざめ、謝罪をしてきた。
『「ごめんなさい」』
「わかればよろしい」
しかし、よくよく考えてみればこの光景は異様すぎる。5歳児を取り合う大人達と、その大人達を叱り謝らせた子ども。……ヤバい、見る人によってはすごい引かれる。
「えー、えっと、ナナちゃん。ちょっといいっスか?」
うわー!見られてた。いくら事情を知ってる人だとしてもこれは恥ずかしい。
「う、うん!全然大丈夫!だから、このこと他の人に言いふらしたりしたら殺るからね!」
「いや、いやいや、ちょっと落ち着いて!全然大丈夫じゃないっスよ!?」
「はっ、ご、ごめんね。ちょっと動揺しちゃって」
「うーん、ちょっとどころじゃなかったっスけど…落ち着いたみたいでよかったっス」
本当に申し訳ない。しかし、羞恥心というか何かが振り切れると人間とち狂ったことを言うものなんだね。気をつけよう。
「あのー、それで何か用事があったの?もしかして、団長さんに呼ばれたのかな?」
「あぁ、そうだったっス。団長に呼んでこいって言われたんスよ。ついて来てもらえるっスか?」
「何で?」
「何でって…、そ、そうだ!見てからのお楽しみっス!」
いや、意味わかんないし。だけどついて行かないという選択肢は私にはないし、大人しくついて行った。
そして私が連れてこられたのは訓練場。…またか。
さて、しかしそこには私が見たことのない人達が沢山いる。私に気づいた人は片っ端からソワソワして落ち着きがない。
(むぅ、そんなに私変かな?あ、もしかして男装してる女の子ってのバレてる?)
相変わらずの自分の容姿に対しての無頓着ぶりがここでも発揮された。
ちなみにここにいる人達の心の声は、
(うわぁ、なにあの子すげー可愛い)
(この国では珍しい容姿だな)
(ヤバい、俺ノーマルのはずなのに違う道に踏み外しそう)
最後の奴は危険だと思うが、大抵の人たちはこれと似たようなことを考えていた。
「えー、ではここになぜ集まってもらったのかはちゃんと各隊の隊長からそれぞれ説明をしてもらったと思うが、一応ここでも言っておく」
団長さんは近くに来た私を抱きかかえて皆から私が見える位置へ移動した。
……私、一応5歳児だから結構重量あると思うんだけど…凄いね。
感心して思わず凝視してしまった。
「ここにいる少年は数日前から俺の第一小隊で保護している。他の隊のメンバーの中でもこの子の存在を、知っている者がいるかもしれないが、とりあえず自己紹介をさせる。……ナナキ」
いきなり自己紹介しろって…せめて前もって教えてよ。とりあえず、頭の中で言うことを整理して…。
「えっと、はい。この度、カイン団長の騎士団に保護していただくことになりましたナナキと申します。親もおらず、この世界と言いますか…知らないことがたくさんあり、皆さんから見ると不審におもわれる点がたくさんあると思いますがよろしくお願いしましゅ」
(うわぁ、最後噛んじゃった)
顔を赤くしながら自己紹介を終わらせるとみんな呆気に取られていた。
最近というかここに来てから何回も似たようなことって起きるよね…毎回思うけど繰り返さないと話進まないのかな?…なんか団長さん顔赤いっていうか喜んでない?何で?
「ゴホンっ、それではこれからよろしく頼む。解散していい。朝からすまなかったな、あぁ、各隊の隊長と副隊長は残ってくれ」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
むむむ、よくこれだけで納得出来るね。私だったら監視をつけるなりしないと落ち着かないね。人が良すぎだ。逆に心配になるよ。
何十人もいた中から6人が残り、他の人達は各場所で訓練を始めた。私は団長さんに連れられその人たちと一緒に第一小隊の執務室へ向かった。
執務室へ到着後、私は周りを囲まれた。イメージしづらいと思うので例えを言ってみるが、かごめかごめ状態だ。分からないなら、集団リンチを考えてみてほしい。
(うぅ、体が大きいからちょっとどころかかなり怖いんだけど…)
小刻みに震えていると、ふわりと頭を撫でられた。ビックリしてその人を見ると優しく微笑まれた。……いや、誰だよ。
「はじめまして、僕はマリエル・ローレンス。第四小隊の隊長だよ。性別は男だから間違えないように。これからよろしくね」
なんとも可愛らしい人物だ。栗色の髪に髪と同じ色の瞳、色合いは普通だが顔立ちが可愛らしい。はっきり言って女顔だ、そして美人だ。
「む、マリエル隊長が先に挨拶をしましたか。では次に私が。私はマクベル・ハーツ、第四小隊の副隊長だ。よろしく頼む」
性格堅そう。でも、イケメンだ。真面目そうなイケメンだ。青い髪に同じ色の瞳、少し褐色の肌がまたいい。
「はいはーい、次は私ね?私はハイル・ローレンス、第三小隊の隊長でマリエルとは兄弟になるの。よろしくね?女の子同士仲良くしましょっ!」
ほほう、これはまた綺麗なおねーさんだ。マリエルさんと同じ配色だが印象が異なる。マリエルさんが可愛いお姉さんって感じでハイルさんはお淑やかなお姉さんのようだ。片方は男だけど。…それよりさっき女の子同士って言わなかった?気のせいだよね!?
「あ?なーにが女の子同士だこのカマ野郎、男だろうが。あ、俺はザン・ガードナー、第二小隊の隊長だ。これからよろしくガキんちょ」
まさかのハイルさんは男だった。まぁ、多少違和感はあったよ?ちょっと低めの声とか高めの身長とかさ。喉仏もあったけど。でも、知りたくなかったよね。現実から目をそらしたかったんだよ。隊長さんがオネェとか嫌だから。
そして、このガサツな男性もイケメンだ。ワイルドイケメンだ。紺色の髪に金色の瞳、夜の星空をイメージしそうだが、はっきりいって全く違う。獲物を見るような目つきをしたさまは、まさしく野獣だ。
「……ライル・ローウェン、第三小隊の副隊長。…よろ」
なんか眠そうな人だな、髪がボサボサでよく顔がわかんないけど優しい視線を感じる。私のことは認めてくれてるようだ。
「あーあ、本当に嫌になっちゃうなうちの隊長。ガサツすぎ、口悪い。ボクはネロ・ハーミット、第二小隊の副隊長。気軽にネロちゃんって呼んでね♪呼ばないと締めちゃうよ?」
(いや、呼べないよ!?しかも脅してきたし!)
最後の一人はこの中で1番背が低い。可愛い見た目にコロッと騙されそうだが、よく見ると少し黒そうだ。色ではなく心の中が真っ黒だ。絶対ドSだ。淡い桃色の髪に同じ色の瞳、天使のようだがとんだ小悪魔だ。
さて、全員の自己紹介が終わると、団長さんが私を集団の中から引っ張りあげた。いつものように首根っこを引っ掴んで。そして、次に団長さんから発せられた言葉で私の頭の中が固まった。
「それでは、事前に皆には伝えたがこの子はナナキ。正式にはナナキ・カミシロ、5歳の女の子だ」
何ばらしてくれちゃってんの??
今回の遠征で私が精霊王という爆弾をもって帰ってきたため、何やら準備をするみたいだ。私はその手伝いを…させてもらせなかった。何でと理由を聞いてもはぐらかされ、私が聞いた人全員が「 お楽しみ 」とニッコリ笑うばかりだ。解せぬ。
それからしばらくの間団長さんに呼ばれるのを待っていた。アズマとヒライにぎゅうぎゅうに抱きしめられながら。
『おい、ヒライ。ナナキに触りすぎじゃ』
《あァ?何だと、てめーもだろうがよ》
喧嘩をするのは別に構わないんだけどさ、私を間に挟んだ状態でするのは止めてくれませんかね。
……ボフンッ
「ふふん、それなら俺にも考えがあるぜ?」
ヒライ、いきなり人型にならないでくれないかな?心臓に悪い。
『ほほぅ、それは何だろうな。楽しみだのぅ』
アズマも煽らないでよ。
「ねー」
『「あ?」』
ちっ
「うざい、騒ぐなら今すぐ私の半径五メートル圏内から離れて」
キレた私がそう言うと、途端に二人の顔は青ざめ、謝罪をしてきた。
『「ごめんなさい」』
「わかればよろしい」
しかし、よくよく考えてみればこの光景は異様すぎる。5歳児を取り合う大人達と、その大人達を叱り謝らせた子ども。……ヤバい、見る人によってはすごい引かれる。
「えー、えっと、ナナちゃん。ちょっといいっスか?」
うわー!見られてた。いくら事情を知ってる人だとしてもこれは恥ずかしい。
「う、うん!全然大丈夫!だから、このこと他の人に言いふらしたりしたら殺るからね!」
「いや、いやいや、ちょっと落ち着いて!全然大丈夫じゃないっスよ!?」
「はっ、ご、ごめんね。ちょっと動揺しちゃって」
「うーん、ちょっとどころじゃなかったっスけど…落ち着いたみたいでよかったっス」
本当に申し訳ない。しかし、羞恥心というか何かが振り切れると人間とち狂ったことを言うものなんだね。気をつけよう。
「あのー、それで何か用事があったの?もしかして、団長さんに呼ばれたのかな?」
「あぁ、そうだったっス。団長に呼んでこいって言われたんスよ。ついて来てもらえるっスか?」
「何で?」
「何でって…、そ、そうだ!見てからのお楽しみっス!」
いや、意味わかんないし。だけどついて行かないという選択肢は私にはないし、大人しくついて行った。
そして私が連れてこられたのは訓練場。…またか。
さて、しかしそこには私が見たことのない人達が沢山いる。私に気づいた人は片っ端からソワソワして落ち着きがない。
(むぅ、そんなに私変かな?あ、もしかして男装してる女の子ってのバレてる?)
相変わらずの自分の容姿に対しての無頓着ぶりがここでも発揮された。
ちなみにここにいる人達の心の声は、
(うわぁ、なにあの子すげー可愛い)
(この国では珍しい容姿だな)
(ヤバい、俺ノーマルのはずなのに違う道に踏み外しそう)
最後の奴は危険だと思うが、大抵の人たちはこれと似たようなことを考えていた。
「えー、ではここになぜ集まってもらったのかはちゃんと各隊の隊長からそれぞれ説明をしてもらったと思うが、一応ここでも言っておく」
団長さんは近くに来た私を抱きかかえて皆から私が見える位置へ移動した。
……私、一応5歳児だから結構重量あると思うんだけど…凄いね。
感心して思わず凝視してしまった。
「ここにいる少年は数日前から俺の第一小隊で保護している。他の隊のメンバーの中でもこの子の存在を、知っている者がいるかもしれないが、とりあえず自己紹介をさせる。……ナナキ」
いきなり自己紹介しろって…せめて前もって教えてよ。とりあえず、頭の中で言うことを整理して…。
「えっと、はい。この度、カイン団長の騎士団に保護していただくことになりましたナナキと申します。親もおらず、この世界と言いますか…知らないことがたくさんあり、皆さんから見ると不審におもわれる点がたくさんあると思いますがよろしくお願いしましゅ」
(うわぁ、最後噛んじゃった)
顔を赤くしながら自己紹介を終わらせるとみんな呆気に取られていた。
最近というかここに来てから何回も似たようなことって起きるよね…毎回思うけど繰り返さないと話進まないのかな?…なんか団長さん顔赤いっていうか喜んでない?何で?
「ゴホンっ、それではこれからよろしく頼む。解散していい。朝からすまなかったな、あぁ、各隊の隊長と副隊長は残ってくれ」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
むむむ、よくこれだけで納得出来るね。私だったら監視をつけるなりしないと落ち着かないね。人が良すぎだ。逆に心配になるよ。
何十人もいた中から6人が残り、他の人達は各場所で訓練を始めた。私は団長さんに連れられその人たちと一緒に第一小隊の執務室へ向かった。
執務室へ到着後、私は周りを囲まれた。イメージしづらいと思うので例えを言ってみるが、かごめかごめ状態だ。分からないなら、集団リンチを考えてみてほしい。
(うぅ、体が大きいからちょっとどころかかなり怖いんだけど…)
小刻みに震えていると、ふわりと頭を撫でられた。ビックリしてその人を見ると優しく微笑まれた。……いや、誰だよ。
「はじめまして、僕はマリエル・ローレンス。第四小隊の隊長だよ。性別は男だから間違えないように。これからよろしくね」
なんとも可愛らしい人物だ。栗色の髪に髪と同じ色の瞳、色合いは普通だが顔立ちが可愛らしい。はっきり言って女顔だ、そして美人だ。
「む、マリエル隊長が先に挨拶をしましたか。では次に私が。私はマクベル・ハーツ、第四小隊の副隊長だ。よろしく頼む」
性格堅そう。でも、イケメンだ。真面目そうなイケメンだ。青い髪に同じ色の瞳、少し褐色の肌がまたいい。
「はいはーい、次は私ね?私はハイル・ローレンス、第三小隊の隊長でマリエルとは兄弟になるの。よろしくね?女の子同士仲良くしましょっ!」
ほほう、これはまた綺麗なおねーさんだ。マリエルさんと同じ配色だが印象が異なる。マリエルさんが可愛いお姉さんって感じでハイルさんはお淑やかなお姉さんのようだ。片方は男だけど。…それよりさっき女の子同士って言わなかった?気のせいだよね!?
「あ?なーにが女の子同士だこのカマ野郎、男だろうが。あ、俺はザン・ガードナー、第二小隊の隊長だ。これからよろしくガキんちょ」
まさかのハイルさんは男だった。まぁ、多少違和感はあったよ?ちょっと低めの声とか高めの身長とかさ。喉仏もあったけど。でも、知りたくなかったよね。現実から目をそらしたかったんだよ。隊長さんがオネェとか嫌だから。
そして、このガサツな男性もイケメンだ。ワイルドイケメンだ。紺色の髪に金色の瞳、夜の星空をイメージしそうだが、はっきりいって全く違う。獲物を見るような目つきをしたさまは、まさしく野獣だ。
「……ライル・ローウェン、第三小隊の副隊長。…よろ」
なんか眠そうな人だな、髪がボサボサでよく顔がわかんないけど優しい視線を感じる。私のことは認めてくれてるようだ。
「あーあ、本当に嫌になっちゃうなうちの隊長。ガサツすぎ、口悪い。ボクはネロ・ハーミット、第二小隊の副隊長。気軽にネロちゃんって呼んでね♪呼ばないと締めちゃうよ?」
(いや、呼べないよ!?しかも脅してきたし!)
最後の一人はこの中で1番背が低い。可愛い見た目にコロッと騙されそうだが、よく見ると少し黒そうだ。色ではなく心の中が真っ黒だ。絶対ドSだ。淡い桃色の髪に同じ色の瞳、天使のようだがとんだ小悪魔だ。
さて、全員の自己紹介が終わると、団長さんが私を集団の中から引っ張りあげた。いつものように首根っこを引っ掴んで。そして、次に団長さんから発せられた言葉で私の頭の中が固まった。
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