269 / 306
第三部
五十六話 再びの絶叫系 中②
しおりを挟む
止まない怒りに声を出して悪魔と蛇を罵倒しようとしたとき、俺の怒り心頭という顔を眺めていたアシュタルトが、突然「ほう」と呟いて腕を組んだ。面白そうに口端を歪め、俺の隣にいるグウェンを見る。
「お前、以前見たときと比べて何かおかしいと思ったら、この蛇に記憶を盗られていたのか。それは愉快だな」
悪魔の言葉に、げっと顔が引き攣る。蛇神の中でどう攻防しているのか知らないが、どうやらそこに気がついたらしい。
俺とグウェンを眺めながらしばらく黙っていたアシュタルトは、不意に何か思いついたという顔になった。
それからすっと俺を指差してくる。
「私にこの身体から出ていけと言ったな。私の言う条件を呑むなら、考えてやらんでもない」
「条件?」
急に譲歩する姿勢を見せる悪魔を半目で見た。
隣のグウェンが俺の腕を引き、警戒した顔で小さく首を横に振る。後ろにいたオズも「気をつけて、罠かもしれない」と硬い声を出した。
悪魔が言うことだからな。頭から信じるつもりもないし、叶えられるような条件を言うとは思わない。もっといい依り代を寄越せと言われても困るし、王宮の地下にある封印結界を退けろなんて言われても従えるわけがない。
しかし、条件とやらを聞くだけは聞いてやろうと思い、俺は胡乱な眼差しを向けた。
「なんだよ。呑むかどうかは約束しないけど、聞くだけ聞いてやる」
俺が聞くと、アシュタルトは目を弓なりに細めた。
「この身体の中にあるそこの人間の記憶を読んだ。蛇神の妨害で全ては見えないが、その人間とまぐわっているときのお前の顔はなかなかそそる。この身体から出ていってほしければ私に抱かれろ」
「……は?」
「私に抱かれろ。そうすればこの身体から出ていってやる」
え??
抱か……れろ?
一瞬意味がわからずきょとんとした。
抱かれろって……つまり、人間でいうところの性交渉っていう……そういうこと? 俺が抱かれるの? 蛇神の身体に入ってる悪魔に?
「…………はあ!!!???」
今世紀最大の衝撃が俺を襲う。
「ち、ちょっと待て!!」
総帥達の方にも響き渡る声で絶叫した。
待てよ、今記憶を読んだって言った?!
グウェンの記憶を?! まさかこの前のあのコスプレ?
おいなんだよその羞恥プレイ!!
蛇神クソ野郎お前がグウェンの記憶を盗んだせいで悪魔がとんでもねーこと言ってんじゃねぇか!!
時間差で隣にいるグウェンが「!?」という顔で俺を見下ろした。
そうだよね、話が違うと思ったよね。ごめんね俺昨日嘘ついてたの。
蛇神に飽き足らず、悪魔にまであれを見られたと理解した俺は赤面して息絶えそうになった。
グウェンを上目でそろりと見上げたら、狼狽えた顔のグウェンが黒い瞳をいっぱいに見開いている。心なしかグウェンも耳が赤い。君の心は今ティーンだもんな。ごめんね急にR18をぶっこんで。
「どうする。お前の顔はあいつに似ているから私も興がのる。この蛇の身体ならまぐわうには都合がいいだろう。さっさとこっちに来い」
愉快そうに笑う奴の言葉に、穴が開くほど俺を見つめていたグウェンが我に返った。途端にブワッと殺意を感じさせる顔つきになって悪魔を睨み、俺を腕の中に隠すように引き寄せてくる。
俺も慌ててグウェンの胴に抱きついて勢いよく首を横に振った。
「行くわけねーだろ!! 絶対嫌だわ!!! なんだその要求は?! お断りだ!! 死ね変態!!」
「ならばこの蛇の身体は返さないが、いいのか」
「仕方ない! それは仕方ないよ! 軽率に乗っ取られた蛇神が悪い。俺は悪くない。蛇もわかってくれる」
グウェンにしがみつきながら叫んだら、悪魔はおかしそうに眉を上げた。
「この身体でこの地を滅ぼすが、いいのか」
そう言われて俺はほんの少し考えた。
ーーいや、無理。
「仕方ない。嫌だよ例え世界を救うためであってもグウェン以外の奴に抱かれるなんて。お断りだ!! お前もそう思うだろ、グウェン」
ぎゅうぎゅうに抱きしめながら見上げると、彼は俺と目を合わせて迷いなく頷いた。
「あなたが犠牲になる必要はない」
「グウェン……」
見つめ合っている俺達に、悪魔は少し意外そうな声を出した。
「いいのか? 私がこの身体を完全に支配したら、お前達も死ぬのだぞ」
そう言われても、グウェンは真剣な表情で俺を見つめながら淡々としている。
「私が今本心から守りたいと思うのは彼だけだ。レイナルドが私以外は嫌だと言うのならそうする」
「世界は滅びるが?」
「彼の尊厳を犠牲にして救われる世界なら、滅びてもやむを得ないと思う」
「グウェンー」
俺は感動してグウェンにまた抱きついた。グウェンもぎゅっと力を入れて抱きしめ直してくれる。
なんだよぉ、その感動的な言葉。
惚れてしまうだろ。もう惚れてるけど。
記憶がなくてもお前は本当ぶれないな。愛してるぞ。
「ありがとう。レイナルドって呼んでくれるの、嬉しい」
「なかなか自然に口にできずすまない」
「いいよぅ。硬派なグウェンもすき」
俺達が顔を寄せ合ってイチャイチャし始めたら、アシュタルトはつまらなそうな声でふん、と鼻を鳴らした。
「ならばそこで見ているがいい。私がこの蛇を乗っ取ったあかつきには、まずお前達二人を真っ先に殺す」
「うるせぇバーカ。今いい雰囲気なんだから邪魔すんな」
グウェンを見つめたまま面倒そうな声で吐き捨てると、悪魔の方からイラッとした空気を感じた。
「あの、レイナルド……? そろそろ口挟んでいい?」
俺がグウェンの唇に狙いを定めて伸び上がろうとしたとき、横からオズが割って入ってきた。
「ん? なんだよ」
邪魔されてムッとしながら、グウェンの背中に腕を回した状態でちらっとオズに視線を向ける。
もはや驚きを通り越して呆れた顔をしたオズが生暖かい目で俺とグウェンを見ていた。更に後方に視線をずらすと、あんぐりと口を開けている神官長とリビエール上級神官、額に片手を当てて頭を抱えている総帥が見えた。シスト司教は驚いた目をしつつも口元に薄く微笑みを浮かべている。前から思ってたけど、この司教本当に肝が据わってるよな。
「うん……あの、世界が終わるかもしれないってときにラブシーンに突入できる二人は大物だよね」
「たりめーだろ。俺達は魔界でもラブストーリー紡いでんだよ」
悪魔が意味不明なことを言い出したせいで俺も振り切れている感はあるが、今は照れよりもグウェンが俺を守ろうとしてくれてることが嬉しい。空気は読めてないけど仕方ないだろう。
オズは「緊張感出ないな~」と言いながら頭を掻き、神官長達を振り返った。
「神官長も総帥も、レイナルドを生贄っていう方向はなしでいいのかな。一応確認するけど」
「ええ……はい。悪魔の言うことですから、例えレイナルド様を捧げたとして本当に主神様から離れるとも思えませんし」
まだ色々な衝撃が抜け切らないのか気圧された顔をしながらルロイ神官長が答え、それに同意するようにリビエール上級神官が若干引いた顔で頷く。
総帥は言うことなし、というように髭を弄ってるし、シスト司教はこの場合ナミア教国の代表として異議を唱えてもよさそうなものだが、「私はこの国の者ではありませんので」と穏やかな顔でオズの問いを受け流した。
よかった。誰も俺に抱かれて来いなんて言い出さなくて。もっとも、神官長には刺激が強すぎる話だったのか、理解の範疇を超えてますって顔してまだ固まってるけど。
皆の答えを聞いて苦笑いしたオズは、俺とグウェンに顔を戻した。
「皇室としてもレイナルドの生贄はなしの方向で。やれって言ったら団長と戦争になるんでしょ? そうなったらどちらにしろ国が滅ぶから」
「確かにな」
グウェンがどこまで本気になるかはわからないが、バーサーカーモードになったら総帥くらいしか止められないだろう。まぁ、実際のところ悪魔に抱かれて来いなんて言われたら、俺はグウェンと家族を連れて一目散に国外に逃げるが。
「ふん、この国の者は昔から頭がおかしい。私が滅ぼすと言っているのだから、人一人くらい捧げて然るべきだろう」
アシュタルトがつまらなそうに舌打ちしている。
悪魔に頭おかしいって言われるのもわけのわからない展開だな。
心の中でツッコミを入れつつ、俺はそろそろ頭を切り替えるか、とグウェンの背中から腕を離した。
「お前、以前見たときと比べて何かおかしいと思ったら、この蛇に記憶を盗られていたのか。それは愉快だな」
悪魔の言葉に、げっと顔が引き攣る。蛇神の中でどう攻防しているのか知らないが、どうやらそこに気がついたらしい。
俺とグウェンを眺めながらしばらく黙っていたアシュタルトは、不意に何か思いついたという顔になった。
それからすっと俺を指差してくる。
「私にこの身体から出ていけと言ったな。私の言う条件を呑むなら、考えてやらんでもない」
「条件?」
急に譲歩する姿勢を見せる悪魔を半目で見た。
隣のグウェンが俺の腕を引き、警戒した顔で小さく首を横に振る。後ろにいたオズも「気をつけて、罠かもしれない」と硬い声を出した。
悪魔が言うことだからな。頭から信じるつもりもないし、叶えられるような条件を言うとは思わない。もっといい依り代を寄越せと言われても困るし、王宮の地下にある封印結界を退けろなんて言われても従えるわけがない。
しかし、条件とやらを聞くだけは聞いてやろうと思い、俺は胡乱な眼差しを向けた。
「なんだよ。呑むかどうかは約束しないけど、聞くだけ聞いてやる」
俺が聞くと、アシュタルトは目を弓なりに細めた。
「この身体の中にあるそこの人間の記憶を読んだ。蛇神の妨害で全ては見えないが、その人間とまぐわっているときのお前の顔はなかなかそそる。この身体から出ていってほしければ私に抱かれろ」
「……は?」
「私に抱かれろ。そうすればこの身体から出ていってやる」
え??
抱か……れろ?
一瞬意味がわからずきょとんとした。
抱かれろって……つまり、人間でいうところの性交渉っていう……そういうこと? 俺が抱かれるの? 蛇神の身体に入ってる悪魔に?
「…………はあ!!!???」
今世紀最大の衝撃が俺を襲う。
「ち、ちょっと待て!!」
総帥達の方にも響き渡る声で絶叫した。
待てよ、今記憶を読んだって言った?!
グウェンの記憶を?! まさかこの前のあのコスプレ?
おいなんだよその羞恥プレイ!!
蛇神クソ野郎お前がグウェンの記憶を盗んだせいで悪魔がとんでもねーこと言ってんじゃねぇか!!
時間差で隣にいるグウェンが「!?」という顔で俺を見下ろした。
そうだよね、話が違うと思ったよね。ごめんね俺昨日嘘ついてたの。
蛇神に飽き足らず、悪魔にまであれを見られたと理解した俺は赤面して息絶えそうになった。
グウェンを上目でそろりと見上げたら、狼狽えた顔のグウェンが黒い瞳をいっぱいに見開いている。心なしかグウェンも耳が赤い。君の心は今ティーンだもんな。ごめんね急にR18をぶっこんで。
「どうする。お前の顔はあいつに似ているから私も興がのる。この蛇の身体ならまぐわうには都合がいいだろう。さっさとこっちに来い」
愉快そうに笑う奴の言葉に、穴が開くほど俺を見つめていたグウェンが我に返った。途端にブワッと殺意を感じさせる顔つきになって悪魔を睨み、俺を腕の中に隠すように引き寄せてくる。
俺も慌ててグウェンの胴に抱きついて勢いよく首を横に振った。
「行くわけねーだろ!! 絶対嫌だわ!!! なんだその要求は?! お断りだ!! 死ね変態!!」
「ならばこの蛇の身体は返さないが、いいのか」
「仕方ない! それは仕方ないよ! 軽率に乗っ取られた蛇神が悪い。俺は悪くない。蛇もわかってくれる」
グウェンにしがみつきながら叫んだら、悪魔はおかしそうに眉を上げた。
「この身体でこの地を滅ぼすが、いいのか」
そう言われて俺はほんの少し考えた。
ーーいや、無理。
「仕方ない。嫌だよ例え世界を救うためであってもグウェン以外の奴に抱かれるなんて。お断りだ!! お前もそう思うだろ、グウェン」
ぎゅうぎゅうに抱きしめながら見上げると、彼は俺と目を合わせて迷いなく頷いた。
「あなたが犠牲になる必要はない」
「グウェン……」
見つめ合っている俺達に、悪魔は少し意外そうな声を出した。
「いいのか? 私がこの身体を完全に支配したら、お前達も死ぬのだぞ」
そう言われても、グウェンは真剣な表情で俺を見つめながら淡々としている。
「私が今本心から守りたいと思うのは彼だけだ。レイナルドが私以外は嫌だと言うのならそうする」
「世界は滅びるが?」
「彼の尊厳を犠牲にして救われる世界なら、滅びてもやむを得ないと思う」
「グウェンー」
俺は感動してグウェンにまた抱きついた。グウェンもぎゅっと力を入れて抱きしめ直してくれる。
なんだよぉ、その感動的な言葉。
惚れてしまうだろ。もう惚れてるけど。
記憶がなくてもお前は本当ぶれないな。愛してるぞ。
「ありがとう。レイナルドって呼んでくれるの、嬉しい」
「なかなか自然に口にできずすまない」
「いいよぅ。硬派なグウェンもすき」
俺達が顔を寄せ合ってイチャイチャし始めたら、アシュタルトはつまらなそうな声でふん、と鼻を鳴らした。
「ならばそこで見ているがいい。私がこの蛇を乗っ取ったあかつきには、まずお前達二人を真っ先に殺す」
「うるせぇバーカ。今いい雰囲気なんだから邪魔すんな」
グウェンを見つめたまま面倒そうな声で吐き捨てると、悪魔の方からイラッとした空気を感じた。
「あの、レイナルド……? そろそろ口挟んでいい?」
俺がグウェンの唇に狙いを定めて伸び上がろうとしたとき、横からオズが割って入ってきた。
「ん? なんだよ」
邪魔されてムッとしながら、グウェンの背中に腕を回した状態でちらっとオズに視線を向ける。
もはや驚きを通り越して呆れた顔をしたオズが生暖かい目で俺とグウェンを見ていた。更に後方に視線をずらすと、あんぐりと口を開けている神官長とリビエール上級神官、額に片手を当てて頭を抱えている総帥が見えた。シスト司教は驚いた目をしつつも口元に薄く微笑みを浮かべている。前から思ってたけど、この司教本当に肝が据わってるよな。
「うん……あの、世界が終わるかもしれないってときにラブシーンに突入できる二人は大物だよね」
「たりめーだろ。俺達は魔界でもラブストーリー紡いでんだよ」
悪魔が意味不明なことを言い出したせいで俺も振り切れている感はあるが、今は照れよりもグウェンが俺を守ろうとしてくれてることが嬉しい。空気は読めてないけど仕方ないだろう。
オズは「緊張感出ないな~」と言いながら頭を掻き、神官長達を振り返った。
「神官長も総帥も、レイナルドを生贄っていう方向はなしでいいのかな。一応確認するけど」
「ええ……はい。悪魔の言うことですから、例えレイナルド様を捧げたとして本当に主神様から離れるとも思えませんし」
まだ色々な衝撃が抜け切らないのか気圧された顔をしながらルロイ神官長が答え、それに同意するようにリビエール上級神官が若干引いた顔で頷く。
総帥は言うことなし、というように髭を弄ってるし、シスト司教はこの場合ナミア教国の代表として異議を唱えてもよさそうなものだが、「私はこの国の者ではありませんので」と穏やかな顔でオズの問いを受け流した。
よかった。誰も俺に抱かれて来いなんて言い出さなくて。もっとも、神官長には刺激が強すぎる話だったのか、理解の範疇を超えてますって顔してまだ固まってるけど。
皆の答えを聞いて苦笑いしたオズは、俺とグウェンに顔を戻した。
「皇室としてもレイナルドの生贄はなしの方向で。やれって言ったら団長と戦争になるんでしょ? そうなったらどちらにしろ国が滅ぶから」
「確かにな」
グウェンがどこまで本気になるかはわからないが、バーサーカーモードになったら総帥くらいしか止められないだろう。まぁ、実際のところ悪魔に抱かれて来いなんて言われたら、俺はグウェンと家族を連れて一目散に国外に逃げるが。
「ふん、この国の者は昔から頭がおかしい。私が滅ぼすと言っているのだから、人一人くらい捧げて然るべきだろう」
アシュタルトがつまらなそうに舌打ちしている。
悪魔に頭おかしいって言われるのもわけのわからない展開だな。
心の中でツッコミを入れつつ、俺はそろそろ頭を切り替えるか、とグウェンの背中から腕を離した。
1,380
お気に入りに追加
8,598
あなたにおすすめの小説

巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
他サイトでも公開中

侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
公爵家の次男は北の辺境に帰りたい
あおい林檎
BL
北の辺境騎士団で田舎暮らしをしていた公爵家次男のジェイデン・ロンデナートは15歳になったある日、王都にいる父親から帰還命令を受ける。
8歳で王都から追い出された薄幸の美少年が、ハイスペイケメンになって出戻って来る話です。
序盤はBL要素薄め。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編をはじめましたー!
他のお話を読まなくても大丈夫なようにお書きするので、気軽に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
*
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、自らを反省しました。BLゲームの世界で推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】
国を救った英雄と一つ屋根の下とか聞いてない!
古森きり
BL
第8回BL小説大賞、奨励賞ありがとうございます!
7/15よりレンタル切り替えとなります。
紙書籍版もよろしくお願いします!
妾の子であり、『Ω型』として生まれてきて風当たりが強く、居心地の悪い思いをして生きてきた第五王子のシオン。
成人年齢である十八歳の誕生日に王位継承権を破棄して、王都で念願の冒険者酒場宿を開店させた!
これからはお城に呼び出されていびられる事もない、幸せな生活が待っている……はずだった。
「なんで国の英雄と一緒に酒場宿をやらなきゃいけないの!」
「それはもちろん『Ω型』のシオン様お一人で生活出来るはずもない、と国王陛下よりお世話を仰せつかったからです」
「んもおおおっ!」
どうなる、俺の一人暮らし!
いや、従業員もいるから元々一人暮らしじゃないけど!
※読み直しナッシング書き溜め。
※飛び飛びで書いてるから矛盾点とか出ても見逃して欲しい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。