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第三部
四話 パーティーの準備 後*
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※R18回です。ご注意ください!苦手な人はUターン!!!!
◆
これが夜だったら、俺もまぁ雰囲気に流されてもいいかなとは思う。
でも今はちょっと無理だろう。大きな問題がある。
「グウェン、待って。まだダメだって。マーサさん下にいるから」
唇を離してそう訴えると、グウェンは一時手を止めて何か考えるような顔になった。
「夕食まではまだ少しかかるだろう。扉は閉まっている。問題ない」
「いやあるだろ?!」
ぎょっとした俺を真顔で見下ろして、グウェンは強引にキスを再開してくる。
「ちょっ……うそ、んっ」
唇を割って再び熱い舌が入ってくる。
抵抗しようとしたら、体重をかけられて身動きを封じられた。
俺の口の中を舌先で探りながら、器用に長袍の裾をまくってくる手が綿ズボンのウエストにかかった。
「んぅ、待って、グウェ」
ズボンを引き下ろそうとしてくる手を止めようと彼の腕を掴んだが、攻防の末に抵抗虚しくズボンと下着を纏めて引き抜かれた。グウェンが少し起き上がり、緑の長袍を着ただけの俺の身体をじろじろ見てくるから涙目になる。
「お前、最近ちょっと強引」
文句を言いながら太腿まで捲り上がった裾をなんとか下げようと足を動かした。
もう。スカートを捲られる恥ずかしさなんて俺は知りたくなかったよ。
なんなんだよこれ。いつもなら服を脱いで裸を見られてもさほど気にならないのに、隠れてるものをめくって見られると思うとなんでこんなに恥ずかしいんだよ。
折り返しのある両手の長い袖で「うう」と顔を覆っていると、不意にワンピースのスリットからするりと熱い手のひらが入ってきた。
「ひぅっ」
「この衣装は、少し問題があるのではないか。こんな作りになっているのはよくないだろう」
そう言いながらしっかり俺の太腿を撫でている騎士団長。
恋人が着てるチャイナ服のスリットに手を入れて足を撫でるなんて、前世で地球にいた全男の夢だろう。
なんで異世界のお前が叶えてんだよ。
「だから、下にズボン履くから。生足なわけないだろ、んっ」
「ダメだな、これは。少し変な気分になる」
腰の方に上がってきた手に際どいところを撫でられてぴくっと震える。必死に袖で口元を覆っている俺を見下ろしたグウェンは、なんというか、いつにも増してギラついた目をしていた。
ヤバい。
これは止められないかもしれない。
まだ下にマーサいるのに。
「グウェン、落ち着け。やるなら飯食べてからにしよう」
袖を顎まで下ろしてそう説得を試みたが、聞こえないフリをされた。
俺を跨いでいたグウェンが体勢を変えて、俺の足を開かせてその間に陣取ってくる。
「ちょっ、うそ」
ソファの背もたれに片足を乗せる勢いで開脚させられて驚愕する。膝裏を持たれて長袍の長い裾が全部捲れ上がり、緑色の生地が腹の上に皺になって重なった。隠れていた秘所を余すところなく晒される。じっと見下ろされるととんでもない羞恥に襲われて、一気に顔が熱くなった。グウェンの顔を直視できずにぎゅっと目を瞑ったら、その瞬間性器がぬめった温かさに包まれる。
「ひぁっ、それやめ」
暴れようとしたが太腿を強く掴まれて押さえつけられた。身をよじろうとしたら咎めるように舌で鈴口をぐりぐり責められる。
「あっ、ぁ」
自分の性器を口淫されるのは未だに慣れないし、強すぎる背徳感で訳もなくぞくぞくしてしまう。
前に一度許したら、グウェンは次から当然のように咥えようとしてくるから困る。こいつの怖いところは、一度許容すると次からはそれがOKなラインとして基本ベースに組み込まれるところだ。
やめろって言っても「え?」という顔できょとんとされるから始末におえない。グウェンは絶対わかってやってる。絶対俺をちょろいと思ってる。
「ん、んっ……ダメ。も、離して」
裏筋を舐められたり先っぽをくりくり虐められると腰が揺れる。衣装の袖で口元を覆いながら首を横に振った。
達しそうになって咄嗟にグウェンの頭を掴んだ。艶のある髪の毛に指を絡ませて顔を剥がそうとしたが、余計にきつく吸われて押し負けた。
「やぁ……んっ、ぁ、イくっ」
我慢できずにグウェンの口の中に出してしまった。半泣きになってひくひく震えると、躊躇いなく白濁を飲み込んだグウェンは最後の一滴まで舐めとって口を離した。
「飲むなよぉそんなの……」
「君のものは全部ほしい」
「ダメなものはダメなんだって……」
毎回ダメって言ってるのに飲むのをやめないから、もう何の効果もないことはわかっているけど文句を言う。言わなくなったらそれはそれで許容したことになっちゃうし。どっちにしろ飲まれるっていう結果になるのが釈然としない。
達して脱力していたら、着々と次に移行しているグウェンは開かせたままの俺の足の間に手を入れて後ろの穴をほぐし始めた。
本当にこのままやるつもりなのか。
どうしよう。ヤバいよ。マーサ下にいるのに。
「ね、グウェ、さすがにそれは」
「長引かせない」
「そういう問題じゃ、んっ」
思い留まらせようと言葉を探すが、グウェンはやめる気配を見せない。いつもは俺に泣きが入ると少し冷静になるのに、今日は珍しく余裕がない目をしている。
ああもう。
コスプレ衣装なんて、軽い気持ちで着るんじゃなかった。
中をほぐされて、弱い部分を指で擦られたら俺も意識がバカになってきた。一度イッたにも関わらずまた勃ち上がり始めたのに気づいて、いくらか冷静な思考が戻ってくる。
「グウェ、汚れるっ……服」
たとえ今着ている衣装が去年のものだったとしても、こんなことで汚すのは居た堪れない。このままだと自分が出したものが服に飛ぶだろう。挿入されたら絶対に一回はイかされる。
中を抜き差しする指を止めずに、グウェンが俺の顔を見て頷いた。
「君は出さずにいけるから大丈夫」
何も大丈夫じゃない。
バカ。ふざけてんのか、と怒ろうとしたら竿を強く握られた。
「んっ、あ、まさか」
「出ないように持っている」
「は⁈ ちょっと、やめろ、んっ」
少し前に散々やられた焦らしプレイを思い出す。
あのときは出せないように戒めたまま中を指で弄られたが、挿入した状態であれをやられたら多分ヤバい。本当に出さずにイかされるかもしれない。
お前な!!
マーサが下にいるって言ってんだろ!!
なんでこういうときにマニアックなプレイに走るんだよ!!
抗議しようとしたら指を引き抜かれて、すぐに熱い切っ先が後ろの窄まりに触れた。
何か言う前につぷ、と張り出した部分が入ってくる。本当に俺の性器を戒めたままで。
「も、バカ、ゆるさな、あっんっ……」
ずず、と長大なものがゆっくり入ってくる衝撃で顎が上がった。
「ひ、あっ」
止める間もなくゆるゆると動かれて抵抗できなくなった。最初から俺の弱いところを狙って執拗に擦ってくる。無理やり快楽に引きずり込んでなし崩してくるなんてやり方が汚い。
グウェンはズボンをくつろげただけでシャツも脱いでないし、俺も長袍を着たままだから熱い。身体に籠る熱であっという間に二人とも汗だくになった。
結局汗で衣装は汚れるんじゃないか。
二人してこんなに汗かいてたら後で拭ったとしてもマーサに勘付かれる。一階に下りる前にシャワーを浴びないといけなくなった。いやそれもあからさまだ。どうするんだよこれ、と思うが、次第に動きが大胆になるグウェンに奥を突かれて思考が霧散した。びくっと背中がそり返る。
「あっ、んっ」
思わず高い声が出てしまって動揺する。
「グウェ、まって、声、でる」
ぎゅっと両手の袖を口元に押し当てて耐えるが、揺すられるたびに押し殺したようなくぐもった声が隙間から漏れる。
相変わらず性器を握られていてもどかしい。突き上げられるたびに眦に涙が溜まってきた。
「んっ、ん」
真っ赤になって耐えている俺を見下ろすグウェンはいつになく興奮した眼をしていて、俺の全身を舐めるように見つめてくる。
屈んできた彼に、汗で額に張りつく前髪を搔き上げられた。突き上げながら顔を覗き込んでくる彼の目元がうっとりと緩んでいる。
「かわいい」
「んっ、ふ、んぅ」
バカ。ムッツリすけべ。イケメンマッチョ。ゆるさないからな。
心の中で喚きながら罵倒した。
袖を口元に当てながら睨むと、何故か中の雄が更に大きくなって最奥を押し潰してきた。
「ひぅ、んっ……」
がくがく震えても戒められた性器からは何も出せない。気持ちいいのに辛い。
とうとう完全に泣きが入って目尻からぽろぽろ涙が溢れる。
グウェンが熱を孕んだ目をすがめて、愛しいものを見るような柔らかな笑みを浮かべる。顔の横に片手をついて覆いかぶさってきて、俺の涙を舐めとった。優しく顔中にキスしながら耳元に囁いてくる。
「かわいい。愛してる。レイナルド、君は私の全てだから、私から離れるのは絶対に許さない」
「ん、うっ、うん……わかった、からっ、もっ、イッて、んぁっ」
もう頭の中が快感でいっぱいになって耐えられない。グウェンの首に腕を回して縋り付くと、その瞬間捏ねるように奥まで一気に貫かれてびくびくっと震えた。出さずにイッたかもしれない。爪先までビリビリした痺れが走り抜ける。
グウェンが動きを止めて息を詰めた。中に出されたな、と思ったけれど、達した衝撃で頭が真っ白になってしまい、気づいたら意識が飛んでいた。
◆
これが夜だったら、俺もまぁ雰囲気に流されてもいいかなとは思う。
でも今はちょっと無理だろう。大きな問題がある。
「グウェン、待って。まだダメだって。マーサさん下にいるから」
唇を離してそう訴えると、グウェンは一時手を止めて何か考えるような顔になった。
「夕食まではまだ少しかかるだろう。扉は閉まっている。問題ない」
「いやあるだろ?!」
ぎょっとした俺を真顔で見下ろして、グウェンは強引にキスを再開してくる。
「ちょっ……うそ、んっ」
唇を割って再び熱い舌が入ってくる。
抵抗しようとしたら、体重をかけられて身動きを封じられた。
俺の口の中を舌先で探りながら、器用に長袍の裾をまくってくる手が綿ズボンのウエストにかかった。
「んぅ、待って、グウェ」
ズボンを引き下ろそうとしてくる手を止めようと彼の腕を掴んだが、攻防の末に抵抗虚しくズボンと下着を纏めて引き抜かれた。グウェンが少し起き上がり、緑の長袍を着ただけの俺の身体をじろじろ見てくるから涙目になる。
「お前、最近ちょっと強引」
文句を言いながら太腿まで捲り上がった裾をなんとか下げようと足を動かした。
もう。スカートを捲られる恥ずかしさなんて俺は知りたくなかったよ。
なんなんだよこれ。いつもなら服を脱いで裸を見られてもさほど気にならないのに、隠れてるものをめくって見られると思うとなんでこんなに恥ずかしいんだよ。
折り返しのある両手の長い袖で「うう」と顔を覆っていると、不意にワンピースのスリットからするりと熱い手のひらが入ってきた。
「ひぅっ」
「この衣装は、少し問題があるのではないか。こんな作りになっているのはよくないだろう」
そう言いながらしっかり俺の太腿を撫でている騎士団長。
恋人が着てるチャイナ服のスリットに手を入れて足を撫でるなんて、前世で地球にいた全男の夢だろう。
なんで異世界のお前が叶えてんだよ。
「だから、下にズボン履くから。生足なわけないだろ、んっ」
「ダメだな、これは。少し変な気分になる」
腰の方に上がってきた手に際どいところを撫でられてぴくっと震える。必死に袖で口元を覆っている俺を見下ろしたグウェンは、なんというか、いつにも増してギラついた目をしていた。
ヤバい。
これは止められないかもしれない。
まだ下にマーサいるのに。
「グウェン、落ち着け。やるなら飯食べてからにしよう」
袖を顎まで下ろしてそう説得を試みたが、聞こえないフリをされた。
俺を跨いでいたグウェンが体勢を変えて、俺の足を開かせてその間に陣取ってくる。
「ちょっ、うそ」
ソファの背もたれに片足を乗せる勢いで開脚させられて驚愕する。膝裏を持たれて長袍の長い裾が全部捲れ上がり、緑色の生地が腹の上に皺になって重なった。隠れていた秘所を余すところなく晒される。じっと見下ろされるととんでもない羞恥に襲われて、一気に顔が熱くなった。グウェンの顔を直視できずにぎゅっと目を瞑ったら、その瞬間性器がぬめった温かさに包まれる。
「ひぁっ、それやめ」
暴れようとしたが太腿を強く掴まれて押さえつけられた。身をよじろうとしたら咎めるように舌で鈴口をぐりぐり責められる。
「あっ、ぁ」
自分の性器を口淫されるのは未だに慣れないし、強すぎる背徳感で訳もなくぞくぞくしてしまう。
前に一度許したら、グウェンは次から当然のように咥えようとしてくるから困る。こいつの怖いところは、一度許容すると次からはそれがOKなラインとして基本ベースに組み込まれるところだ。
やめろって言っても「え?」という顔できょとんとされるから始末におえない。グウェンは絶対わかってやってる。絶対俺をちょろいと思ってる。
「ん、んっ……ダメ。も、離して」
裏筋を舐められたり先っぽをくりくり虐められると腰が揺れる。衣装の袖で口元を覆いながら首を横に振った。
達しそうになって咄嗟にグウェンの頭を掴んだ。艶のある髪の毛に指を絡ませて顔を剥がそうとしたが、余計にきつく吸われて押し負けた。
「やぁ……んっ、ぁ、イくっ」
我慢できずにグウェンの口の中に出してしまった。半泣きになってひくひく震えると、躊躇いなく白濁を飲み込んだグウェンは最後の一滴まで舐めとって口を離した。
「飲むなよぉそんなの……」
「君のものは全部ほしい」
「ダメなものはダメなんだって……」
毎回ダメって言ってるのに飲むのをやめないから、もう何の効果もないことはわかっているけど文句を言う。言わなくなったらそれはそれで許容したことになっちゃうし。どっちにしろ飲まれるっていう結果になるのが釈然としない。
達して脱力していたら、着々と次に移行しているグウェンは開かせたままの俺の足の間に手を入れて後ろの穴をほぐし始めた。
本当にこのままやるつもりなのか。
どうしよう。ヤバいよ。マーサ下にいるのに。
「ね、グウェ、さすがにそれは」
「長引かせない」
「そういう問題じゃ、んっ」
思い留まらせようと言葉を探すが、グウェンはやめる気配を見せない。いつもは俺に泣きが入ると少し冷静になるのに、今日は珍しく余裕がない目をしている。
ああもう。
コスプレ衣装なんて、軽い気持ちで着るんじゃなかった。
中をほぐされて、弱い部分を指で擦られたら俺も意識がバカになってきた。一度イッたにも関わらずまた勃ち上がり始めたのに気づいて、いくらか冷静な思考が戻ってくる。
「グウェ、汚れるっ……服」
たとえ今着ている衣装が去年のものだったとしても、こんなことで汚すのは居た堪れない。このままだと自分が出したものが服に飛ぶだろう。挿入されたら絶対に一回はイかされる。
中を抜き差しする指を止めずに、グウェンが俺の顔を見て頷いた。
「君は出さずにいけるから大丈夫」
何も大丈夫じゃない。
バカ。ふざけてんのか、と怒ろうとしたら竿を強く握られた。
「んっ、あ、まさか」
「出ないように持っている」
「は⁈ ちょっと、やめろ、んっ」
少し前に散々やられた焦らしプレイを思い出す。
あのときは出せないように戒めたまま中を指で弄られたが、挿入した状態であれをやられたら多分ヤバい。本当に出さずにイかされるかもしれない。
お前な!!
マーサが下にいるって言ってんだろ!!
なんでこういうときにマニアックなプレイに走るんだよ!!
抗議しようとしたら指を引き抜かれて、すぐに熱い切っ先が後ろの窄まりに触れた。
何か言う前につぷ、と張り出した部分が入ってくる。本当に俺の性器を戒めたままで。
「も、バカ、ゆるさな、あっんっ……」
ずず、と長大なものがゆっくり入ってくる衝撃で顎が上がった。
「ひ、あっ」
止める間もなくゆるゆると動かれて抵抗できなくなった。最初から俺の弱いところを狙って執拗に擦ってくる。無理やり快楽に引きずり込んでなし崩してくるなんてやり方が汚い。
グウェンはズボンをくつろげただけでシャツも脱いでないし、俺も長袍を着たままだから熱い。身体に籠る熱であっという間に二人とも汗だくになった。
結局汗で衣装は汚れるんじゃないか。
二人してこんなに汗かいてたら後で拭ったとしてもマーサに勘付かれる。一階に下りる前にシャワーを浴びないといけなくなった。いやそれもあからさまだ。どうするんだよこれ、と思うが、次第に動きが大胆になるグウェンに奥を突かれて思考が霧散した。びくっと背中がそり返る。
「あっ、んっ」
思わず高い声が出てしまって動揺する。
「グウェ、まって、声、でる」
ぎゅっと両手の袖を口元に押し当てて耐えるが、揺すられるたびに押し殺したようなくぐもった声が隙間から漏れる。
相変わらず性器を握られていてもどかしい。突き上げられるたびに眦に涙が溜まってきた。
「んっ、ん」
真っ赤になって耐えている俺を見下ろすグウェンはいつになく興奮した眼をしていて、俺の全身を舐めるように見つめてくる。
屈んできた彼に、汗で額に張りつく前髪を搔き上げられた。突き上げながら顔を覗き込んでくる彼の目元がうっとりと緩んでいる。
「かわいい」
「んっ、ふ、んぅ」
バカ。ムッツリすけべ。イケメンマッチョ。ゆるさないからな。
心の中で喚きながら罵倒した。
袖を口元に当てながら睨むと、何故か中の雄が更に大きくなって最奥を押し潰してきた。
「ひぅ、んっ……」
がくがく震えても戒められた性器からは何も出せない。気持ちいいのに辛い。
とうとう完全に泣きが入って目尻からぽろぽろ涙が溢れる。
グウェンが熱を孕んだ目をすがめて、愛しいものを見るような柔らかな笑みを浮かべる。顔の横に片手をついて覆いかぶさってきて、俺の涙を舐めとった。優しく顔中にキスしながら耳元に囁いてくる。
「かわいい。愛してる。レイナルド、君は私の全てだから、私から離れるのは絶対に許さない」
「ん、うっ、うん……わかった、からっ、もっ、イッて、んぁっ」
もう頭の中が快感でいっぱいになって耐えられない。グウェンの首に腕を回して縋り付くと、その瞬間捏ねるように奥まで一気に貫かれてびくびくっと震えた。出さずにイッたかもしれない。爪先までビリビリした痺れが走り抜ける。
グウェンが動きを止めて息を詰めた。中に出されたな、と思ったけれど、達した衝撃で頭が真っ白になってしまい、気づいたら意識が飛んでいた。
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