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第二部
八十九話 陽気で不作法な座談会 後
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「じゃあ、あいつを鈴園の広場に誘き寄せて、ルシアの浄化魔法でアシュラフ皇帝から悪魔を引き剥がしてから、二度と取り憑かれないように呪いを解呪するっていう段取りですね。ということは、最後に考えなきゃいけないのは、ルシアが浄化魔法をかける前に広場に呼び出したあの悪魔の動きをどうやって止めるか……」
声に出して今までの話を整理しながら、最終問題に取りかかった。
多分、それが一番重要で、そこさえクリアできればもう皇帝からアシュタルトを引きはがすことは難しくない。
俺はグウェンの男前な顔を見上げながら考え始めた。いつもながらすんなりした鼻梁が絶妙な均衡で綺麗だな。擦り付きたくなる。
「魔物を倒す時に使う柵状結界を張り、逃げられないようにするというのはどうだ」
俺の視線を感じて目を落とした彼がそう聞いてきた。
「柵状結界?」
「魔物の方を中に閉じ込めて、外に出ないようにする方法だ。騎士団では教会から入手する特殊な縄で作るが、ルシア嬢なら護符のような形で作れるのではないか」
それを聞いてルシアが答えた。
「多分、出来ると思います。普段の結界を逆向きに展開すれば良いということだと思うので、範囲が狭くて大丈夫なら、護符がなくても多分できます」
はっきりと頷いたルシアを皆と感嘆の気持ちで眺めていたが、彼女は「ただ……」と少し眉を下げた。
「私の結界が、あの皇帝陛下に通用するか、という懸念はあります。少しの間なら出られないようにすることは可能かもしれませんが、破られたらその後が心配です」
確かに、アシュラフ皇帝の神聖力は相当強いから、いくら光属性が優位とはいえ力任せに破壊される可能性はあるな。
俺は考えながらテーブルに目を落として、さっきのロレンナの話を思い出した。
「それなら、ルシアが結界を張った後でロレンナさんの退魔の剣を使おう」
目の前にある短剣を目にした瞬間、俺は山の頂上にたどり着くための最後の道筋を見つけた気分になった。
そうだ。
この素晴らしいアイテムがあったんじゃないか。
「これをあいつに刺せばいいんだ。もしかしたら動きを止めるか、眠らせることが出来るかもしれない」
その言葉にロレンナが頷いた。
「陛下がいざという時は使えとおっしゃっていた以上、何らかの効果は現れるはずです」
彼女の言葉に俺も同意して、俺たちに注目する皆を見回し、誰からも反対の声が上がらないのを確認した。
「そうと決まれば、問題は誰が退魔の剣をあいつに刺すかだな……」
「私がやろう」
グウェンがすかさず立候補してくる。
顔を見上げると墨色の瞳が何となく物騒な色になっているので、彼は短剣を刺すついでに今までの恨みを晴らそうとしてるな、と俺は察した。
もうそれしか術がなければ仕方がないが、なるべく穏便に短剣だけ素早く刺したい。
あまりボコボコにすると悪魔を剥がして呪いを解呪した時に、アシュラフ皇帝が苦しみ始めたら怪我が原因なのか呪いの解除が失敗してるのかわからなくなるし。
「グウェンが行くと本気の闘いになるよな。それ皇帝の方は無傷じゃ済まないんじゃないか」
「腕の一本や二本は必要な犠牲と思うしかない」
あっけらかんと恐ろしいことを言い放つグウェンのセリフを聞いて、マスルールが顔を引き攣らせた。
「すみません、出来れば五体満足で呪いを解きたいのですが……」
今回の件で彼を怒らせることをしてきた自覚があるからか、マスルールは控えめに主張してくる。
あの悪魔が皇帝の身体でめちゃくちゃやってきた事は事実だが、乗っ取られた上に腕がなくなるのは何か皇帝が可哀想だな。
「うーん。あいつがアシュタルトならグウェンのことも多分覚えてるだろう。見た瞬間攻撃してくる気がする。マスルールさんも警戒されるだろうし。短剣が通用するかわかるまでは、なるべく不審に思わせずに側に近寄る必要がある。不意をついてすぐに剣を刺すだけなら、俺でも大丈夫な気はするんだけど」
そう言うと、すぐにグウェンは剣呑な顔になった。不服らしい。
そうは言っても歳下の女の子たちには危険だからやらせられないし、マークスもクリスとライネルも、がたいがいいから突然目の前に来たら警戒されそうだ。それに皆闘技場で顔を見られてる。
「悪魔の意表を突くなら、レイナルド様の女装なんじゃ……」
急にルシアがぽつりと呟いて、俺はぎょっとして「は?」と大声をあげた。
何か考えるような顔になったルシアが俺を見つめながら言う。
「今日の試験でレイナルド様が女装して広間に来られた時、皇帝陛下は珍しく動揺していました。あの時だけ急に隙ができたように見えたので、レイナルド様がもう一度女装をすれば不意をつけるかもしれません」
「えっと、そう言われてみれば、確かに……」
意味は分からなかったが、確かに奴は驚いていたし、あの衣装を見て気が削がれるとも言っていた。
さっき闘技場で殴ったときも、そう言われれば俺の顔を見て一瞬隙が出来たんだよな。
誠に不本意だが、あいつの不意をつけるならもう一度あれを着ることもやぶさかではない。
そう思ったとき、ルシアが感心したようにぼそっと呟いた。
「つまり、悪魔をも惑わせる姿なんですよ、レイナルド様の女装は」
「ルシア、ちょっと待って。聞こえてるから」
惑わせる姿って何?
そんなに俺の女装は化け物じみてたってこと?
悪魔に隙ができるくらい?
ちょっと涙目になっていたら、俺を支えていたグウェンの腕に力が入った。
「私は反対だ。君が危険すぎる。最初から私が相手になった方がいいだろう」
きっぱりと断言してくる彼に思わずきゅんとしながらも、俺はもう一度最適解を考えた。
……うん。やはり、俺が適任なんじゃないか。
「いや、俺がやるよ。……そんな顔するなって。無茶しようって言ってるんじゃなくて、多分俺なら、あいつは警戒せずに油断する。それにさっき死んだはずなのにまだ生きてるところを見たら、その理由も知りたがるはずだ。急に攻撃したりはして来ないと思う」
俺がこの二日間、あいつに対して全くの無力だったということはあの悪魔も把握している。目の前に現れても、俺にはそんな攻撃力があるはずがないと油断するだろう。
もう一度女装した俺のホラーな姿を見れば度肝を抜かれて隙ができるかもしれない。素早く近寄って短剣を刺すくらいなら出来そうな気がする。
そう考えて自信を持ってグウェンに言うと、彼はまだ眉を寄せてギロッとした目で俺を見下ろしていた。
眼光が鋭くて怖いが、瞳の中には俺を案じる色が浮かんでいるのがわかり、気持ちが緩んだ。
俺はメルを片手で抱え直し、彼の頬にもう片方の手を添えて、その綺麗な黒い瞳を真っ直ぐに見つめた。
「俺が適任だよ。こういう厄介な場面には慣れてるし、今度はグウェンも側にいてくれるから怖くない。鈴園の中なら転移してどこかに連れていかれる心配もないだろ。もし失敗したらその時は全面戦争だけど、それは仕方ないから、いざとなったらグウェンとマスルールさんでタコ殴りにしてあいつの動きを封じてくれればいい」
ゆっくりと説得すると、グウェンは眉間に皺を寄せたまま黙った。
皆の見てる前だが致し方ない。最後の一押しだ。
上体を起こして少し伸び上がると、彼の唇にキスをした。触れるだけですぐ離れるが、驚いた彼が剣のある雰囲気を消して俺を見る。
「絶対に無茶はしない。危なくなったら逃げるから、俺の後ろにいて」
グウェンの顔を至近距離で見つめて囁くと、彼は顔を硬らせて眉間に力を入れ、しばらく黙ってから渋々頷いた。
「君が危険になったらすぐに離脱させる」
「うん」
多分納得はしていないが、了承されたことにほっとして、俺はグウェンから視線を外した。少し顔を赤らめた女の子達と、見ないふりをしてくれる男性陣、こんなとこで何してんだという顔のライネルが俺たちを見ていた。
「じゃあ、それでいいですか。段取りが決まったってことで」
さすがにちょっと恥ずかしくなってつっけんどんな感じで言うと、マスルールとダーウード宰相は俺を真剣な顔で見てきた。
「私たちは構わないが、君にそんな負担を強いていいだろうか」
「大丈夫です。俺も危なくなったら躊躇わずに逃げますから。というか、俺よりもルシアとライルの方が重要なのでマスルールさんは彼女達をちゃんと守ってください」
「わかりました」
最後は少し無理やりまとめた感じはあったが、これで作戦は全て練られた。
後は解呪の準備をして鐘を鳴らし、あの悪魔を誘き出すだけである。
俺たちはそれぞれが必要なものを確認し、全て整ったらもう一度広場に集合することにした。
声に出して今までの話を整理しながら、最終問題に取りかかった。
多分、それが一番重要で、そこさえクリアできればもう皇帝からアシュタルトを引きはがすことは難しくない。
俺はグウェンの男前な顔を見上げながら考え始めた。いつもながらすんなりした鼻梁が絶妙な均衡で綺麗だな。擦り付きたくなる。
「魔物を倒す時に使う柵状結界を張り、逃げられないようにするというのはどうだ」
俺の視線を感じて目を落とした彼がそう聞いてきた。
「柵状結界?」
「魔物の方を中に閉じ込めて、外に出ないようにする方法だ。騎士団では教会から入手する特殊な縄で作るが、ルシア嬢なら護符のような形で作れるのではないか」
それを聞いてルシアが答えた。
「多分、出来ると思います。普段の結界を逆向きに展開すれば良いということだと思うので、範囲が狭くて大丈夫なら、護符がなくても多分できます」
はっきりと頷いたルシアを皆と感嘆の気持ちで眺めていたが、彼女は「ただ……」と少し眉を下げた。
「私の結界が、あの皇帝陛下に通用するか、という懸念はあります。少しの間なら出られないようにすることは可能かもしれませんが、破られたらその後が心配です」
確かに、アシュラフ皇帝の神聖力は相当強いから、いくら光属性が優位とはいえ力任せに破壊される可能性はあるな。
俺は考えながらテーブルに目を落として、さっきのロレンナの話を思い出した。
「それなら、ルシアが結界を張った後でロレンナさんの退魔の剣を使おう」
目の前にある短剣を目にした瞬間、俺は山の頂上にたどり着くための最後の道筋を見つけた気分になった。
そうだ。
この素晴らしいアイテムがあったんじゃないか。
「これをあいつに刺せばいいんだ。もしかしたら動きを止めるか、眠らせることが出来るかもしれない」
その言葉にロレンナが頷いた。
「陛下がいざという時は使えとおっしゃっていた以上、何らかの効果は現れるはずです」
彼女の言葉に俺も同意して、俺たちに注目する皆を見回し、誰からも反対の声が上がらないのを確認した。
「そうと決まれば、問題は誰が退魔の剣をあいつに刺すかだな……」
「私がやろう」
グウェンがすかさず立候補してくる。
顔を見上げると墨色の瞳が何となく物騒な色になっているので、彼は短剣を刺すついでに今までの恨みを晴らそうとしてるな、と俺は察した。
もうそれしか術がなければ仕方がないが、なるべく穏便に短剣だけ素早く刺したい。
あまりボコボコにすると悪魔を剥がして呪いを解呪した時に、アシュラフ皇帝が苦しみ始めたら怪我が原因なのか呪いの解除が失敗してるのかわからなくなるし。
「グウェンが行くと本気の闘いになるよな。それ皇帝の方は無傷じゃ済まないんじゃないか」
「腕の一本や二本は必要な犠牲と思うしかない」
あっけらかんと恐ろしいことを言い放つグウェンのセリフを聞いて、マスルールが顔を引き攣らせた。
「すみません、出来れば五体満足で呪いを解きたいのですが……」
今回の件で彼を怒らせることをしてきた自覚があるからか、マスルールは控えめに主張してくる。
あの悪魔が皇帝の身体でめちゃくちゃやってきた事は事実だが、乗っ取られた上に腕がなくなるのは何か皇帝が可哀想だな。
「うーん。あいつがアシュタルトならグウェンのことも多分覚えてるだろう。見た瞬間攻撃してくる気がする。マスルールさんも警戒されるだろうし。短剣が通用するかわかるまでは、なるべく不審に思わせずに側に近寄る必要がある。不意をついてすぐに剣を刺すだけなら、俺でも大丈夫な気はするんだけど」
そう言うと、すぐにグウェンは剣呑な顔になった。不服らしい。
そうは言っても歳下の女の子たちには危険だからやらせられないし、マークスもクリスとライネルも、がたいがいいから突然目の前に来たら警戒されそうだ。それに皆闘技場で顔を見られてる。
「悪魔の意表を突くなら、レイナルド様の女装なんじゃ……」
急にルシアがぽつりと呟いて、俺はぎょっとして「は?」と大声をあげた。
何か考えるような顔になったルシアが俺を見つめながら言う。
「今日の試験でレイナルド様が女装して広間に来られた時、皇帝陛下は珍しく動揺していました。あの時だけ急に隙ができたように見えたので、レイナルド様がもう一度女装をすれば不意をつけるかもしれません」
「えっと、そう言われてみれば、確かに……」
意味は分からなかったが、確かに奴は驚いていたし、あの衣装を見て気が削がれるとも言っていた。
さっき闘技場で殴ったときも、そう言われれば俺の顔を見て一瞬隙が出来たんだよな。
誠に不本意だが、あいつの不意をつけるならもう一度あれを着ることもやぶさかではない。
そう思ったとき、ルシアが感心したようにぼそっと呟いた。
「つまり、悪魔をも惑わせる姿なんですよ、レイナルド様の女装は」
「ルシア、ちょっと待って。聞こえてるから」
惑わせる姿って何?
そんなに俺の女装は化け物じみてたってこと?
悪魔に隙ができるくらい?
ちょっと涙目になっていたら、俺を支えていたグウェンの腕に力が入った。
「私は反対だ。君が危険すぎる。最初から私が相手になった方がいいだろう」
きっぱりと断言してくる彼に思わずきゅんとしながらも、俺はもう一度最適解を考えた。
……うん。やはり、俺が適任なんじゃないか。
「いや、俺がやるよ。……そんな顔するなって。無茶しようって言ってるんじゃなくて、多分俺なら、あいつは警戒せずに油断する。それにさっき死んだはずなのにまだ生きてるところを見たら、その理由も知りたがるはずだ。急に攻撃したりはして来ないと思う」
俺がこの二日間、あいつに対して全くの無力だったということはあの悪魔も把握している。目の前に現れても、俺にはそんな攻撃力があるはずがないと油断するだろう。
もう一度女装した俺のホラーな姿を見れば度肝を抜かれて隙ができるかもしれない。素早く近寄って短剣を刺すくらいなら出来そうな気がする。
そう考えて自信を持ってグウェンに言うと、彼はまだ眉を寄せてギロッとした目で俺を見下ろしていた。
眼光が鋭くて怖いが、瞳の中には俺を案じる色が浮かんでいるのがわかり、気持ちが緩んだ。
俺はメルを片手で抱え直し、彼の頬にもう片方の手を添えて、その綺麗な黒い瞳を真っ直ぐに見つめた。
「俺が適任だよ。こういう厄介な場面には慣れてるし、今度はグウェンも側にいてくれるから怖くない。鈴園の中なら転移してどこかに連れていかれる心配もないだろ。もし失敗したらその時は全面戦争だけど、それは仕方ないから、いざとなったらグウェンとマスルールさんでタコ殴りにしてあいつの動きを封じてくれればいい」
ゆっくりと説得すると、グウェンは眉間に皺を寄せたまま黙った。
皆の見てる前だが致し方ない。最後の一押しだ。
上体を起こして少し伸び上がると、彼の唇にキスをした。触れるだけですぐ離れるが、驚いた彼が剣のある雰囲気を消して俺を見る。
「絶対に無茶はしない。危なくなったら逃げるから、俺の後ろにいて」
グウェンの顔を至近距離で見つめて囁くと、彼は顔を硬らせて眉間に力を入れ、しばらく黙ってから渋々頷いた。
「君が危険になったらすぐに離脱させる」
「うん」
多分納得はしていないが、了承されたことにほっとして、俺はグウェンから視線を外した。少し顔を赤らめた女の子達と、見ないふりをしてくれる男性陣、こんなとこで何してんだという顔のライネルが俺たちを見ていた。
「じゃあ、それでいいですか。段取りが決まったってことで」
さすがにちょっと恥ずかしくなってつっけんどんな感じで言うと、マスルールとダーウード宰相は俺を真剣な顔で見てきた。
「私たちは構わないが、君にそんな負担を強いていいだろうか」
「大丈夫です。俺も危なくなったら躊躇わずに逃げますから。というか、俺よりもルシアとライルの方が重要なのでマスルールさんは彼女達をちゃんと守ってください」
「わかりました」
最後は少し無理やりまとめた感じはあったが、これで作戦は全て練られた。
後は解呪の準備をして鐘を鳴らし、あの悪魔を誘き出すだけである。
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