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第一部
番外編 薔薇色アクシデント 後*
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「は……あ」
多分陶然とした、締まりのない顔をしているだろう。絶頂からなかなか降りて来られない身体が全身びりびりと痺れている。その気持ちよさに耐え切れず涙がぽろぽろ溢れた。乱れた呼吸がなかなか整わない。
目の前にあるグウェンの首に汗が伝うのをぼんやり目で追っていると、俺の上で身動きした彼が短く息を吐いた。視線を上げたら目が合い、思わず荒く吐いていた息を飲み込んだ。
俺を見下ろすグウェンの眼が、笑っている。
その男前な顔に壮絶な色気を漂わせながら目元を緩ませて、呼吸を乱して泣いている俺の顔をじっと見下ろしていた。
涙を零して震える俺が愛しくてたまらないという顔をして、このままドロドロに溶かしてしまいたいと言わんばかりに怪しい熱を孕んだ黒い瞳が俺を見ている。
「あ……」
グウェン。
さっき言ったこと謝るから。
頼むから、俺より先に理性を飛ばすなよ。
「グウェ」
「レイナルド」
俺の声を遮ったグウェンは口元を緩めながら目を細めて、頭の形を確かめるように掌で俺の顔の輪郭をなぞった。普段より熱の篭った指先が、汗ばんだ俺の髪をかき上げる。
「良い機会だから、君は存分に思い知るといい」
「いや、もう、じゅうぶ、んっ、あっ」
足を担がれたまま、中に挿入っている未だ硬度を保ったものにぐりっと奥を突かれる。びくっと身体が震え、尾てい骨からずくんと痺れて形容し難い悦楽に呑まれた。魔力を受け止め続けている内壁がさざめき立って次の波を強請るように煽動する。
「待って、んっ、グウェっ、んぁっ」
「かわいい」
だめだ。
こいつ完全に飛んでる。
本格的に動き始めたグウェンの突き上げに抵抗も出来ずに翻弄された。ぐずぐずに濡れた中を彼の硬い熱に何度も侵される。
さっき出されたものがかき混ぜられて、繋がった場所からぐちゅぐちゅと湿った音が聞こえてくる。耳を塞ぎたいのに動きについていくのに必死でその余裕がない。
涙が止まらない。
怖いくらいの快感。
もう何を口走っているのかさえわからなくなるほどの。
「あっ、ふぁ、んんっ、グウェンっ、グウェ、あ、んんっ、きもちっ」
快感のピークが下がらない。
太腿を強く掴まれて大きくグラインドされても、その力任せな動きにすら感じる。
多分俺ももうどこかおかしい。
楽しそうに俺をさいなむグウェンの顔を見てぞくぞくするほど感じてしまう。
「んっ、グウェン、きもちいいっ、から、もっと、んっ、ぁああっ!」
びくびく震える身体に魔力が入ってくる。
俺の中に入ってきて法悦の中に溶けていく。
「グウェン、好きっ、あっ、すき、んっキスして」
泣きながら強請ると爛々とした目で俺を見下ろすグウェンが笑い、俺の頭をやや乱暴に掴んだ。上を向かされて開いた口に噛み付くようにキスをされる。
目の前の首に腕を回してしがみつきながら俺からも必死で舌を絡ませた。
口の中からも魔力が流れてくる。
もうずっとふわふわしていてまともなことを考えられない。
これはまずい。
俺はどうなってしまうんだ。
グウェンは止まらない。
押し潰されるように抱かれて揺さぶられるとがくがく震えながら何度も達してしまう。もう既に出るものも出なくなってきている。
俺がイキまくっているのに、グウェンは達する気配がない。さっき一度出してるからか余裕さえ感じられる。俺ばっかり体力ゲージがガツガツに削られている。終わりの見えない快楽責めに気を抜くと意識が飛びそうだった。
「んっ、ふ、あっ、ああっ、ヤバい」
痙攣する濡れた隘路の中を硬い熱の塊が深く潜り込んでくる。奥まで入り込んで、擦りながら引き抜かれて、また突き込まれる。
自分でもイってるのかどうかさえわからなくなる程の強烈な快感。身体中の血液が沸騰しているんじゃないかと思うくらい全身が熱い。
「んっ、んっふぁっ、あっぁあっ、グウェ、も、しんじゃう! とめてっ」
涙腺が壊れたかもしれない。
泣きじゃくってるくらいの涙が出ている。
離れる度に塞いでくる唇から頭を振って逃げ、ぶるぶる震える手でグウェンの肩に爪を立てたら、俺の顔を見た彼は目を細めて俺の耳に口を寄せた。
「もう少し」
「んっ、は?!」
嘘だろ。
俺のこの有様見てまだいけると思ってんのか。
絶望の顔をした俺を見下ろして、グウェンはまた嬉しそうに口元を緩めた。覆いかぶさっていた上体を起こして俺の両膝の裏を掴み、持ち上げて肩に担ぐ。
「う、そっ、もっ、やっ、もうむりっ、むりだからっ、あっ、やめ、ぁああっ」
結局許してはもらえないまま、俺は快楽の波にざぶりと呑まれてしまった。もう途中から俺も理性が飛んでいってしまってほとんど記憶がない。
終盤、すっかりぐだぐだになった俺の身体をグウェンは体位を変えながら飽きもせずずっと揺さぶって腰を突き入れてきた。イキすぎて意識が朦朧としてきた俺が泣きながら許しを請うと、彼は耳に噛みついてきて「愛してる」と何度も囁いた。それを聞く度に俺はまた泣いて、苦しいくらいの快楽の海に再び沈められてしまう。もう何が何だかわからなくなっていた。
こいつ、マジでめちゃくちゃにやりやがって、覚えてろよ、と心の中で散々彼を罵倒しながらも、それでも俺はグウェンの腕や首にしがみついた手は離さなかったし、強く囲い込んでくる彼の腕の中で確かに幸せを感じていた。
身体が軋んで目を覚ました。
足の関節がおかしい。特に股関節が。痛みに動けないくらい。
いつものように俺に腕を巻き付けて寝ているグウェンドルフも俺も、まだ服をきていなかった。シーツと身体は綺麗になっているが、いつもなら俺が疲れて眠ってしまったら寝室着まで着せてくれるのに、流石に昨日は彼もその体力がなかったらしい。
昨日の惨事をありありと思い出した俺は、心の中で声にならない叫びをあげ、おそるおそる目だけで自分の身体を確認する。
尋常じゃない量の鬱血が身体中に散らばっていた。
どうしたんだこれ。ところどころに噛み跡みたいなのまである。俺に巻きついてるグウェンの腕と肩にも、同じような痕がたくさん。多分こっちは俺がつけた。肩には痛そうな爪の跡も。
一体昨日の俺はどうしたんだ。
どうかしていたとしか考えられない。
グウェンだってそうだ。いつもならやっていても自分の快楽より俺への心配が勝るという抱き方をするくせに、昨日は完全に理性が飛んでいた。本能のままに貪られて怖いくらい感じた。
片手で近くにあったクッションを引き寄せて、頭の上に被った。
俺が身じろぎしたからグウェンも目を覚ました気配がする。
「レイナルド?」
クッションで顔を覆って羞恥に憤死しそうな俺に、グウェンドルフが気遣うようなトーンで話しかけてくる。
「レイナルド、大丈夫か」
「……けだもの」
声が掠れてほとんど出なかった。
そう言われれば喉も痛い。あれだけ喘がされて泣き喚いたら確かに喉も枯れるだろう。
「……すまなかった」
グウェンドルフから反省していますという雰囲気を感じて、俺はクッションを少しだけ下げて目だけ出すと俺を覗き込んでいるグウェンを怨みがましく見上げた。
「もう絶対に、魔力暴走の時はやらない」
例え最初に誘ったのが俺だったとしても、途中でやめるなと泣いて嫌がったのが俺だったとしても、そんなことは関係ない。
こんな絶望的に恥ずかしすぎる状況、グウェンに当たってないとやってられない。
「すまない。無理をさせすぎた」
落ち込んだトーンのグウェンの声を聞いて、俺はもう一度クッションで顔を覆った。
怖々と俺の様子をうかがう彼の気配を感じて、しばらく黙ってからぼそりとつぶやく。
「これがくせになったら、絶対にまずいだろ……」
それを聞いて、グウェンは無言になった。
俺が手探りで彼の手を探してぎゅっと握ると、小さく笑う気配がして、彼は安心した様にクッションの隙間から反対の手を差し入れて俺の頭を優しく撫でてきた。
撫でてもらって少しは気分が落ち着いたけど、俺は心に誓ったからな。
もう絶対にやらないぞ。
少なくとも来月は。
多分陶然とした、締まりのない顔をしているだろう。絶頂からなかなか降りて来られない身体が全身びりびりと痺れている。その気持ちよさに耐え切れず涙がぽろぽろ溢れた。乱れた呼吸がなかなか整わない。
目の前にあるグウェンの首に汗が伝うのをぼんやり目で追っていると、俺の上で身動きした彼が短く息を吐いた。視線を上げたら目が合い、思わず荒く吐いていた息を飲み込んだ。
俺を見下ろすグウェンの眼が、笑っている。
その男前な顔に壮絶な色気を漂わせながら目元を緩ませて、呼吸を乱して泣いている俺の顔をじっと見下ろしていた。
涙を零して震える俺が愛しくてたまらないという顔をして、このままドロドロに溶かしてしまいたいと言わんばかりに怪しい熱を孕んだ黒い瞳が俺を見ている。
「あ……」
グウェン。
さっき言ったこと謝るから。
頼むから、俺より先に理性を飛ばすなよ。
「グウェ」
「レイナルド」
俺の声を遮ったグウェンは口元を緩めながら目を細めて、頭の形を確かめるように掌で俺の顔の輪郭をなぞった。普段より熱の篭った指先が、汗ばんだ俺の髪をかき上げる。
「良い機会だから、君は存分に思い知るといい」
「いや、もう、じゅうぶ、んっ、あっ」
足を担がれたまま、中に挿入っている未だ硬度を保ったものにぐりっと奥を突かれる。びくっと身体が震え、尾てい骨からずくんと痺れて形容し難い悦楽に呑まれた。魔力を受け止め続けている内壁がさざめき立って次の波を強請るように煽動する。
「待って、んっ、グウェっ、んぁっ」
「かわいい」
だめだ。
こいつ完全に飛んでる。
本格的に動き始めたグウェンの突き上げに抵抗も出来ずに翻弄された。ぐずぐずに濡れた中を彼の硬い熱に何度も侵される。
さっき出されたものがかき混ぜられて、繋がった場所からぐちゅぐちゅと湿った音が聞こえてくる。耳を塞ぎたいのに動きについていくのに必死でその余裕がない。
涙が止まらない。
怖いくらいの快感。
もう何を口走っているのかさえわからなくなるほどの。
「あっ、ふぁ、んんっ、グウェンっ、グウェ、あ、んんっ、きもちっ」
快感のピークが下がらない。
太腿を強く掴まれて大きくグラインドされても、その力任せな動きにすら感じる。
多分俺ももうどこかおかしい。
楽しそうに俺をさいなむグウェンの顔を見てぞくぞくするほど感じてしまう。
「んっ、グウェン、きもちいいっ、から、もっと、んっ、ぁああっ!」
びくびく震える身体に魔力が入ってくる。
俺の中に入ってきて法悦の中に溶けていく。
「グウェン、好きっ、あっ、すき、んっキスして」
泣きながら強請ると爛々とした目で俺を見下ろすグウェンが笑い、俺の頭をやや乱暴に掴んだ。上を向かされて開いた口に噛み付くようにキスをされる。
目の前の首に腕を回してしがみつきながら俺からも必死で舌を絡ませた。
口の中からも魔力が流れてくる。
もうずっとふわふわしていてまともなことを考えられない。
これはまずい。
俺はどうなってしまうんだ。
グウェンは止まらない。
押し潰されるように抱かれて揺さぶられるとがくがく震えながら何度も達してしまう。もう既に出るものも出なくなってきている。
俺がイキまくっているのに、グウェンは達する気配がない。さっき一度出してるからか余裕さえ感じられる。俺ばっかり体力ゲージがガツガツに削られている。終わりの見えない快楽責めに気を抜くと意識が飛びそうだった。
「んっ、ふ、あっ、ああっ、ヤバい」
痙攣する濡れた隘路の中を硬い熱の塊が深く潜り込んでくる。奥まで入り込んで、擦りながら引き抜かれて、また突き込まれる。
自分でもイってるのかどうかさえわからなくなる程の強烈な快感。身体中の血液が沸騰しているんじゃないかと思うくらい全身が熱い。
「んっ、んっふぁっ、あっぁあっ、グウェ、も、しんじゃう! とめてっ」
涙腺が壊れたかもしれない。
泣きじゃくってるくらいの涙が出ている。
離れる度に塞いでくる唇から頭を振って逃げ、ぶるぶる震える手でグウェンの肩に爪を立てたら、俺の顔を見た彼は目を細めて俺の耳に口を寄せた。
「もう少し」
「んっ、は?!」
嘘だろ。
俺のこの有様見てまだいけると思ってんのか。
絶望の顔をした俺を見下ろして、グウェンはまた嬉しそうに口元を緩めた。覆いかぶさっていた上体を起こして俺の両膝の裏を掴み、持ち上げて肩に担ぐ。
「う、そっ、もっ、やっ、もうむりっ、むりだからっ、あっ、やめ、ぁああっ」
結局許してはもらえないまま、俺は快楽の波にざぶりと呑まれてしまった。もう途中から俺も理性が飛んでいってしまってほとんど記憶がない。
終盤、すっかりぐだぐだになった俺の身体をグウェンは体位を変えながら飽きもせずずっと揺さぶって腰を突き入れてきた。イキすぎて意識が朦朧としてきた俺が泣きながら許しを請うと、彼は耳に噛みついてきて「愛してる」と何度も囁いた。それを聞く度に俺はまた泣いて、苦しいくらいの快楽の海に再び沈められてしまう。もう何が何だかわからなくなっていた。
こいつ、マジでめちゃくちゃにやりやがって、覚えてろよ、と心の中で散々彼を罵倒しながらも、それでも俺はグウェンの腕や首にしがみついた手は離さなかったし、強く囲い込んでくる彼の腕の中で確かに幸せを感じていた。
身体が軋んで目を覚ました。
足の関節がおかしい。特に股関節が。痛みに動けないくらい。
いつものように俺に腕を巻き付けて寝ているグウェンドルフも俺も、まだ服をきていなかった。シーツと身体は綺麗になっているが、いつもなら俺が疲れて眠ってしまったら寝室着まで着せてくれるのに、流石に昨日は彼もその体力がなかったらしい。
昨日の惨事をありありと思い出した俺は、心の中で声にならない叫びをあげ、おそるおそる目だけで自分の身体を確認する。
尋常じゃない量の鬱血が身体中に散らばっていた。
どうしたんだこれ。ところどころに噛み跡みたいなのまである。俺に巻きついてるグウェンの腕と肩にも、同じような痕がたくさん。多分こっちは俺がつけた。肩には痛そうな爪の跡も。
一体昨日の俺はどうしたんだ。
どうかしていたとしか考えられない。
グウェンだってそうだ。いつもならやっていても自分の快楽より俺への心配が勝るという抱き方をするくせに、昨日は完全に理性が飛んでいた。本能のままに貪られて怖いくらい感じた。
片手で近くにあったクッションを引き寄せて、頭の上に被った。
俺が身じろぎしたからグウェンも目を覚ました気配がする。
「レイナルド?」
クッションで顔を覆って羞恥に憤死しそうな俺に、グウェンドルフが気遣うようなトーンで話しかけてくる。
「レイナルド、大丈夫か」
「……けだもの」
声が掠れてほとんど出なかった。
そう言われれば喉も痛い。あれだけ喘がされて泣き喚いたら確かに喉も枯れるだろう。
「……すまなかった」
グウェンドルフから反省していますという雰囲気を感じて、俺はクッションを少しだけ下げて目だけ出すと俺を覗き込んでいるグウェンを怨みがましく見上げた。
「もう絶対に、魔力暴走の時はやらない」
例え最初に誘ったのが俺だったとしても、途中でやめるなと泣いて嫌がったのが俺だったとしても、そんなことは関係ない。
こんな絶望的に恥ずかしすぎる状況、グウェンに当たってないとやってられない。
「すまない。無理をさせすぎた」
落ち込んだトーンのグウェンの声を聞いて、俺はもう一度クッションで顔を覆った。
怖々と俺の様子をうかがう彼の気配を感じて、しばらく黙ってからぼそりとつぶやく。
「これがくせになったら、絶対にまずいだろ……」
それを聞いて、グウェンは無言になった。
俺が手探りで彼の手を探してぎゅっと握ると、小さく笑う気配がして、彼は安心した様にクッションの隙間から反対の手を差し入れて俺の頭を優しく撫でてきた。
撫でてもらって少しは気分が落ち着いたけど、俺は心に誓ったからな。
もう絶対にやらないぞ。
少なくとも来月は。
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