荒くれ竜が言うことを聞かない

遠間千早

文字の大きさ
上 下
38 / 38
飛竜と海竜は惹かれ合う

小話② 無自覚な空軍中将

しおりを挟む
※別連載している『悪役令息レイナルド・リモナの華麗なる退場』が書籍化します。記念にこちらも書き下ろしてみました。





 この数日、リアンは悩んでいた。

 軍部の力関係とか、政治の中枢である貴族院との駆け引きに苦悩しているわけではない。そういう日頃からの煩わしい軋轢には慣れきっているので、今更そこに苦慮したりはしない。
 最近頭を悩ませているのはごく個人的な、かつ誰かに相談することも憚られるほどの馬鹿馬鹿しい問題だった。

「リアン様、どうかされましたか?」

 燕の中にある会議室で、会議が終わっても席から立ち上がらないリアンを気にしたローレンが声をかけてきた。座ったまま見上げると、ローレンの真っ白な髪は室内灯に照らされると透けるようにきらきらと輝く。それは一見飛竜の銀髪のようにも見えるから、しばらく顔を合わせていない同胞を見たような気持ちになって束の間和んだ。

「いや……。大丈夫だ」
「大丈夫だというお顔ではありませんが。先ほどの話し合いの中で何か気になることでも?」

 食い下がってくるローレンを瞬きして見上げる。
 この副官はリアンが海に落ちて行方不明になってから、少し人が変わった。それまではリアンの言うことに口を挟むような真似は一切しなかったし、一歩下がって静かに控えているのが常だった。
 しかしあの事件の後からは、彼はリアンの心身にそれまで以上に気を遣ってくれる。近頃ではリアンが無理して休まないでいるとローレンの方から物申してくるようになった。
 人と親しい人間関係を築くのが苦手なリアンからすると、その変化は信頼の証のようで嬉しい。ローレンが以前よりもリアンを身近に感じてくれているのだと思える。
 軍部では恐れられ浮いている自分も、もしかしたらそのうち士官達と自然に話ができるようになるかもしれない。
 それを海蛇を訪れているときに何かの弾みでヴァルハルトに話したら、奴は何故か物凄く不機嫌になり、壁際に追い詰められて凄まれた。

『俺言ったよな? あの白髪頭があんたに妙な気起こすなら海に沈めるって』
『……お前はどうしてそう短絡的なんだ。今の話をどう解釈したらそんな結論になる。ローレンが以前よりも私に気を遣って心配してくれる、という話をしているだけだろう』
『いーや気に入らねぇ。あんたが副官に隙を見せんのも、そのちょっと照れたみたいなクソ可愛い顔を空軍の奴らに拝ませんのも我慢ならねぇ』
『かわ……? お前は何を言っている』
『あんた自覚ねぇんだろ。今まで空軍のヒュドラなんて呼ばれてた氷の女王様が、士官達と少しは馴染めるかも、なんて言いながら伏し目がちになって照れてたら兵卒は全員惚れちまうだろうが』
『何故それで惚れるんだ。意味がわからない。私はヒュドラでも女王でもない。そもそも雄だ』
『やめだやめだ。あんた絶対にその話白髪頭の前でも司令部の中でもするなよ。俺は心が狭い。そのうちあんたを燕に隠そうとする奴らが出てきたら迷いなくミサイル撃ち込むからな』
『……お前、気は確かか?』

 絶句して奴の顔を見上げたら、ヴァルハルトは低く唸ってリアンに覆いかぶさってきた。
 そこからの回想は会議室で思い出すにはいかがわしいので頭を軽く振り、脳内から記憶を追い出す。

 相変わらず、あの男の頭はおかしい。
 番に対して多少狂っているというのが海竜の本性であるとわかってはいるが、日に日に悪化している気がする。最近リアンの階級が中将に上がり、ますます忙しくなって海蛇を訪れるのが二日か三日に一回になったから、おそらくそれも奴の暴走に拍車をかけている。毎回やりすぎるなと釘を刺すのに、行けば必ず精魂尽き果てるまで貪られる。そして次の日に響く。ヴァルハルトは明らかに以前よりも野獣味が増してきた。
 それがごく最近の個人的で、かつ阿呆らしい悩みの種だった。

「リアン様?」

 ローレンの声で我に返り、慌てて椅子から立ち上がった。

「すまない。最近、ますますおかしくなったバカのことを考えていた」
「ヴァルハルト様ですか?」
「そうだ。あいつはなんというか、少し執着が過ぎる」

 こんな話をローレンにするなんて以前なら絶対にあり得ないが、ローレンにはヴァルハルトと番になったことも、先日の一連の事件も目撃されているので隠す必要がない。
 リアンがぽろりと漏らしたセリフを拾って、ローレンが小さく頷いた。

「おそらく、心配なのではないかと。リアン様は最近変わられたので」
「……変わった? 私が?」

 扉まで歩こうとして足を止め、ローレンを振り向く。
 彼は紫色の瞳でリアンを見つめ、不思議そうな顔をしたリアンと目が合うと表情を和らげた。

「はい。空軍の中ではもっぱらの評判ですから。多分、尉官達を通して海軍や陸軍にも噂が広まっているんじゃないでしょうか」
「噂? 何のだ」
「リアン様が以前よりも柔らかくなられたと。リアン様の方から声をかけてくれるようになったと、皆喜んで陰で盛り上がっています」

 そう言われて、驚いたが腑に落ちた。

「最近、士官達の行動がおかしいと思っていたが、それが関係していたのか」
「おかしい、ですか?」

 首を傾げたローレンを眺めながら、腕を組む。ここ数日のことを回想しながら口を開いた。

「近頃、妙に士官達から視線を感じると思っていた。以前なら私が艦内を歩いていても皆目を逸らしていたが、ここ最近は何故か私の姿を目で追ってくる」

 リアンの言い分を聞いて、ローレンが意を得たというように頷いた。

「リアン様の雰囲気が柔らかくなられて、歩く姿を直視できるようになったので、皆目に焼き付けようと必死なんだと思います」
「……? 階級章が曲がっていたり靴が汚れている者を見つけて注意したら、皆涙目になって震えるから怯えられているのかと思っていたが」
「リアン様に話しかけていただけて、感動に打ち震えているんだと思います」
「では尉官の訓練計画の打ち合わせに佐官達の休憩室に行くと、頼みもしないのにサーベルや靴を磨かれ、コーヒーや茶菓子が山のように出てくるが、あれも私が恐れられているわけではないのか」
「佐官の皆さんも、ようやくリアン様にかしずくことができて本懐を遂げたと喜んでいるんだと思います」
「は……?」

 一体空軍の兵士達はどうしたんだ……?

 立ち止まってローレンの顔を見たまま、数秒思考が停止した。
 軽やかにボールを打ち返すような受け応えをするローレンの説明も、よくよく聞くと少しおかしい。
 空軍の内部は落ち着いたと思っていたが、先日の事件の影響でやはり皆どこか精神の安定を欠いているのではないか。そう懸念を口に出そうとしたとき、ローレンが微笑した。

「皆、以前からリアン様に憧れていました。ですが、リアン様はグラディウス家の飛竜ですから、何者も寄せつけないというような孤高のオーラがありました。前大将と中将の目もあって、表立ってリアン様を見つめられなかったんです。最近リアン様は私や佐官達にも気安く話しかけてくださいますから、それで皆も態度に出しやすくなったのではないかと」

 話を聞いてまた驚いた。
 てっきりローレンの態度が軟化したのだと思っていたら、自分の方も少し変わっていたらしい。
 そう言われると、確かに心当たりはある。
 海蛇でのヴァルハルトは、海軍の佐官や尉官に気安い。恐れられ、緊張感があるのも軍隊としては必要なことだが、ある程度の信頼関係も大事なのだと海軍の様子を見て実感していた。空軍にはもう飛竜がほとんどいない。なおのこと竜と人間が信頼を築くのは重要だろうと思い、探り探りだが最近佐官達には用事を作って自分から話しかけるようにしていた。言葉にすれば一言程度だが、それが周りから見たらリアンの雰囲気が柔らかくなったように見えたらしい。

「……そうか。私は皆から浮いていると思っていたが、怯えられているのではないなら、よかった」

 しみじみと呟くと、リアンの顔を見ていたローレンは目を丸くして、それから微笑んだ。

「きっとそのうち、私がしている細々した仕事を皆が奪い合うようになりますよ。リアン様の外套を預かるとか、鞄持ちとか」

 苦笑しながら話すローレンに、少し考えてから首を横に振った。

「誰に渡せばいいのかわからなくなるのは不便だから、それは引き続きローレンがやってくれ」
「……はい」

 満足そうに目を細めたローレンを連れて、今度こそ会議室の扉から通路に出る。司令部に戻ろうとしたら、ちょうどその方向から尉官が一人走ってきた。

「グラディウス中将! こちらを」

 そう言って差し出されたのは、司令部に置いてきた携帯用の通信機だった。

「ああ、わざわざご苦労」
「クルト中佐より、先ほど通信機が鳴っていたとのことで、急ぎお渡しするようにと」
「ありがとう。……緊急ではないだろうから問題ない。すぐに司令部に戻る」

 通信機の画面を確認し、そこに表示された相手側の通信機の番号を見て断言する。
 ヴァルハルトの番号だ。
 おそらく全く緊急ではない。会議中に鳴るのが嫌であえて司令部に置いておいたが正解だった。

 用もないのにかけてくるのをやめろと言っているのにあの竜は、と冷ややかな顔になったリアンを見て青ざめた尉官は姿勢良く敬礼すると、通路の端に避けて壁に背を向けた。
 司令部に向かおうと足を進めたが、ふと途中で止まる。

「そういえば、昨日の戦技訓練を見た。少尉のドッグファイトは圧巻だった。君はいいパイロットになるだろう。期待している、ルース少尉」

 敬礼したままの尉官にそう言うと、相手は目を大きく見開いた。

「私の名前を……?」
「? 空軍の尉官なのだから、当たり前だろう」

 驚愕している少尉の顔を見てこちらが困惑すると、硬直していた少尉はぱっと頬を紅潮させた。

「光栄です! 微力ながら、グラディウス中将のお役に立てるよう今後も尽力いたします!」
「ああ、よろしく頼む」
「はっ」

 もう一度びしっと敬礼した少尉に頷くと、通路を先に向かって歩を進めた。
 後ろについて来ているローレンが小さく嘆息したので、何かあったのかとちらりと斜め後方を振り返り視線を向けると、目が合ったローレンは苦笑した。

「これでまた、少尉達は我先に出世しようとするでしょうから、空軍の士気が高まってなによりです」
「……よくわからないが、意欲のある者が増えるのはいいことだ」

 先ほどの少尉は、リアンを見てかなり緊張していたが、怯えているようではなかった。
 グラディウスの品位を守れと命じられていた以前の自分なら、あんな声かけはしなかっただろう。
 士官達に声をかけるだけで士気が高まるなら、軍を統率する上ではグラディウスの栄光を誇るよりもよほど有用だ。それに遠巻きにされてすれ違うたびに目を逸らされていた頃よりも、先ほどの少尉の反応の方が居心地もいい。

 そう思っていたら、手に持っていた通信機が鳴った。
 画面を見ると、またヴァルハルトの番号だ。

「だからあいつは何故用もないのにかけてくるんだ」

 歩きながら愚痴を呟き、仕方がないので受信のボタンを押す。
 途端に不機嫌そうな番の声が喧しく響いたが、それに言い返そうとして途中で思い立った。足を止めて通信機を見下ろす。

「ヴァルハルト」
『あんた次はいつこっちに……って、え? 今なんて』
「お前に一つ言っておきたい。空軍には将来有望な若者が揃っている。ミサイルを撃ったところで無駄だ。全て迎撃する」
『は?』
「明日以降私を誘き寄せようとしても無駄だということだ」
『……ちょっと待て。なんであんた急に燕に立て篭もろうとしてんだ?!』
「お前が毎回毎回私の言うことを聞かずに好き放題やるからだろう。しばらく海には下りない」
『いや、ちょっ、ちょっと待てって! 何だそれ?!』
「反省しろ。来週の定例会議の日は海蛇に行ってやる」
『おいリアン!!』

 ブチっと通信を切った。
 間髪を容れず通信機の電源を落とす。
 清々した。
 奴には一度わからせねばならないと思っていた。これでしばらくは仕事に集中できる。悩みの種が一つ消えたな。
 ふん、と鼻を鳴らして通信機をしまい、再度足を踏み出した。

「リアン様、大丈夫なのですか?」
「構わない。本当の緊急事態が生じれば海軍大将から通信が入る」
「いえ、そういうことではなく……」
「ローレン、今日の案件が片付いたら久しぶりに晩酌に付き合わないか」

 振り返らずに告げると、何か言いかけていた副官はすぐに返事をした。

「はい、もちろんです」
「偶には非番の大佐達も呼ぶか。来たいという者がいたら呼んでおいてくれ」
「わかりました。皆さん喜んで来られると思います」

 心なしか嬉しそうな声のローレンを連れて、艦艇の中を歩く。
 来週王宮で顔を合わせたら、ブチ切れたヴァルハルトと殴り合いになるだろうが、自分も溜まったストレスの解消になるからちょうどいい。

 言うことをきかない野蛮な竜に仕置きをするのも、番の役目だ。

 そう思ったら久しぶりに爽快な気分になり、あの男の不機嫌そうな顔を想像して口角を上げた。
しおりを挟む
感想 25

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(25件)

りうにゃん
2025.01.18 りうにゃん

こんにちは!
竜要素と強い受けが好物なので、読ませていただきました!主にムーンさんの方で読んでますが、こちらにも来てみました。
ドンピシャです(≧▽≦)ケンカップルに溺愛に…これ好きが大盛りでした!
自分がかなり気に入っているのが「爺さん同士のラブコメ」というところでした。リアルに吹きました笑
無口だったはずの大将がまさかの!
気がつくとまたそのエピソード読んじゃっている自分がいます(*^_^*)
ステキな作品ありがとうございます!

遠間千早
2025.01.19 遠間千早

りうにゃんさん、初めまして!
コメントありがとうございます!
ちょっと前の話なのですが、見つけて読んでくださりありがとうございました。唐突にケンカップルのツン受けが書きたい病にかかり、勢いで書いた話なのですが、私も気に入っているキャラ達なので趣味を分かち合っていただけて嬉しいです。
爺さん達のラブコメ、お気に入りに入れてくださりありがとうございます笑。ヴァルハルトの爺さんが実は一番執着拗らせてるのでは、と思ってます。そういう脇キャラが好きで…本当にありがとうございます。同志を見つけた気持ちです。
こちらこそ、感想まで送ってくださりありがとうございました✨✨また小話書きたいな〜と思っているので、よろしくお願いします😉💕

解除
turarin
2024.11.09 turarin

相変わらず眼福なクセ強カップル!!
堪能しました。
よみ終ってしまって残念な気持ちになりました。もっと読みたかった!
父(1人は母?)になった2人の様子なども見てみたいです。
ローランの心境や出生の秘密なども気になるし…
余力と時間のあるときに、是非是非!お願いします。
勿論、レイナルドとグウェンにも、いつでも、お会いしたいです。

遠間千早
2024.11.11 遠間千早

turarinさん!!
待っておりましたturarinさん…!
コメントありがとうございます✨こっちの竜の二人も気に入ってくださって嬉しい…☺️
いつか親になる…まではまた一悶着くらいはありそうな二人なので、まだ書けそうな余地があるんですよね…。私ももう少し書きたいな、と思っています。レイナルドの方が落ち着いたらまた続きを書けるかなと思うので、気長にお持ちください🙏続編希望ありがとうございます、ありがたい〜💓
お声かけありがとうございました🫶✨お名前を拝見できて嬉しかったです☺️💕

解除
えりっく
2024.10.22 えりっく

遠間さん〜!
こちらもSS嬉しいです〜🥰🥰🥰

久々の荒くれ竜🐉
ツンなリアンと押せ押せのヴァルハルトの2人が大好きです〜😍
無自覚美人の恋人を持つと大変ですね💦💦
通信機切った後、速攻ヴァルハルトがリアンを攫いに来そう😂

もっと続きが読みたいです〜!!
荒くれ竜は続編書かないんですか?

遠間千早
2024.10.22 遠間千早

えりっくさん、レイナルドの方もこっちもありがとうございます!
この二人久々ですよね…でも書いてみたらあっという間にできたので自分で驚いています。このカップルは二人とも尖ってるので、書きやすかったようです笑
通信機切られた後、ヴァルハルトはブチ切れで燕に乗り込んで来そうですよね…いやでも次の定例会議で殴り合いしてほしいな…← それで海蛇にリアンを連れ帰って我が儘言い倒して喧嘩しながらベッドインしてほしい。書くか…😂
荒くれ竜の方にも続編希望してくださってありがとうございます~😊💕なんてありがたいお言葉…!
レイナルドの方がなんとかなったら書く余裕が生まれそうなので、頭の中で考えておきます!
えりっくさんのお名前をたくさん見て元気が出ました。いつもありがとうございます😊💕💕
引き続きよろしくお願いします✨

解除

あなたにおすすめの小説

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

愛されない皇妃~最強の母になります!~

椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』 やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。 夫も子どもも――そして、皇妃の地位。 最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。 けれど、そこからが問題だ。 皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。 そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど…… 皇帝一家を倒した大魔女。 大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!? ※表紙は作成者様からお借りしてます。 ※他サイト様に掲載しております。

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい

金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。 私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。 勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。 なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。 ※小説家になろうさんにも投稿しています。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

【奨励賞】恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する

SKYTRICK
BL
☆11/28完結しました。 ☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます! 冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫 ——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」 元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。 ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。 その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。 ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、 ——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」 噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。 誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。 しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。 サラが未だにロイを愛しているという事実だ。 仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——…… ☆描写はありませんが、受けがモブに抱かれている示唆はあります(男娼なので) ☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。