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飛竜と海竜は惹かれ合う
第三十一話 飛竜と海竜は番い合う 後
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結局、あの夜の激しさを更新する勢いで貪られた。宿に着いたのは夕方になる前だったと思うが、窓から見える空はもう完全に夜が更けていて暗い。
出るものも出なくなってぐしゃぐしゃになったシーツに突っ伏し、頭だけでヴァルハルトを振り返って睨む。
「も、いい加減にしろ……」
荒い呼吸をしながら掠れた声で詰ると、熱っぽくなって潤んだリアンの眦に後ろから口付けてくる男はようやく気がすんだのか、機嫌よさそうにリアンの解けて絡んだ髪を指で撫で付けてくる。
「竜のくせにへばんの早くね」
「獣のお前と一緒にするな。もう無理だ」
「そういやあんたあの夜も最後の方はもうイケないって泣いてたもんな。めちゃくちゃかわいかった」
「は?」
低い声を出したらくっと笑う声がして、うつ伏せになった肩を掴まれて身体を反転させられた。正面から抱きついてくる大柄な男が体重をかけてのし掛かってきて少し重い。
唇を軽く舐められてから深く合わさってきて優しく食まれた。急に穏やかになるキスに戸惑いながらリアンも応えた。
「リアン、愛してる」
至近距離で見つめ合っていたら唇が少し離れて不意にヴァルハルトが囁いてきた。
もう止めろと訴えているのに散々好き勝手した後に言うセリフがそれか。
そんなことを言われても誤魔化されないからなと思いながらも、柔らかく緩んだ青い瞳を見ていたらじわりと胸の中がぬくもった。
この男にそんなことを言われる日が来ようとは、数ヶ月前の自分は想像もしていなかったが、今はその言葉を素直に受け止めて自分のものにするだけの感情が自分の中には確かにある。
「あんたは一生俺の番だからな」
耳を甘噛みしながら擦り寄ってくる竜がくすぐったくて、身を捩りながらリアンは答えた。
「私はお前のことを愛していないが、番になってもいいのか」
「……は⁈」
がばっと顔を上げて見下ろしてくるヴァルハルトを、眉間に皺を寄せて見返した。
「私はまだ、よくわからない。確かに竜を番にするならお前しかいないし、お前以外はいらないと思うが、好きという感情がどういったものを指すのかいまだに掴みきれない」
飛竜の子供を作るために自分は人間と結婚するのだと思っていたから、今まで己の恋愛感情について考えたことなどなかった。この男に対しては一連の事件を通して信頼を寄せているし、離れがたいという思いは確かに感じるが、それが愛なのかと問われると自分にはまだよくわからない。
それを言わないで番うのも良くないと思い口にすると、目を丸くしたヴァルハルトは何故か少し顔を赤らめてリアンを凝視していた。
「なんか、熱烈な愛を囁かれたような気もすんだけど、ま、いいや。別にいい。あんたの気持ちは多分俺の方があんたよりわかってる。あんた顔と口には出ないけど、その分眼で言ってんだよ」
そう言われて瞬きすると、リアンの番が笑う。
「あの夜からずっとそうだ。あんたは眼で俺に言ってた。離れるなって。俺はあんたがそれに気づくのを待ってたんだよ。だから眼が合うだけであんたの気持ちは俺に伝わってる」
そっと唇に触れるだけのキスを落としたヴァルハルトは、透き通るような青い海の瞳でリアンを覗き込んでくる。
眼を見ればわかるなんて、本当だろうか。
この男に人の感情の機微を読み取れるような繊細な情緒があるのかと一瞬疑いを抱く。リアンのことは把握しているというような訳知り顔を見ていると、どこからその自信が出てくるのかと思わないでもないが、どうしてか自分はヴァルハルトのその言葉に安心して、ふっと肩の力を抜いた。
「……なら、いい」
眼を逸らしてぶっきらぼうに言うと、また笑う気配がしてぎゅうぎゅうに抱きしめられた。
自分が初めて番になりたいと思った相手はよりによって天敵だった海竜だったから、正直今も少なからず不安はある。飛竜の未来を考えると本当にこれでいいのかという躊躇いも捨てきれていない。
それでも、リアンは自分の中の竜を信じたいと思った。
信じていいのだと願っている。
この荒れ狂う海のような苛烈な竜に、自分の翼を預けてみたい。
そこまではちゃんと覚悟を決めたから、この先もし自分が弱気な感傷を抱いたときは、その嵐のような激しさで未熟な己の弱さを掻き消してほしいと思う。
◆
「まさかリアンとヴァルハルトが番になるとはね。そこまではさすがに俺も想定してなかったな」
アドルが感嘆するような顔でリアンを見ていた。
いつかのように王宮の中庭で二人で立ち話をしている。祖父と叔父、それから計略に関わった者たちの処罰や後始末のために折を見て会議が開かれるのでリアンはたびたび王宮に来ている。
この案件は公にすると国民に不安を抱かせると判断され、祖父の叛逆については官僚と上級貴族の中だけで話を止め、世間には祝祭日で警備が手薄になったところを敵に襲撃されたと公表された。
それでも当初は王都にグートランドの戦闘機が迫ったということで、国民には大きな衝撃が走ったが、二ヶ月経ってようやく落ち着いてきた。
会議を終えて帰ろうとしたところで「ちょっと待って」と興味津々という顔をしたアドルに捕まり、予想通りヴァルハルトとのことを問い詰められた。
隠してもそのうちバレるし、仕方がないと割り切って成り行きでそうなったと説明した。一番最初のきっかけであるあの夜のことはとても言えたものではないので、リアンが行方不明になったときに探し出して海賊船まで来てくれたのだということを話したら、何かあの男の美談みたいになったので面白くなかった。
「そうか、へぇ。ヴァルハルトが。いつもリアンにちょっかいかけるなとは思ってたけど、実は好きだったんだな。なるほどねぇ」
腕を組んで頷くアドルは悟ったような顔をしているが、リアンにしてみればあれは本当にそうだったのか、という気持ちである。定例会議のたびに奴は本気で斬りかかってきていたが、あれが愛情表現だったとするとかなり捻くれた危ない奴だろう。
「とにかく、自分でも何故こうなったのかはよくわからないのだが、そういうことになった。正式に所帯を持つわけではないから、軍の中に公表まではしなくていいと思っている」
「発表したら空軍と海軍の士官たちは大混乱しそうだね。それはそれで面白そうだけど、まだ気を抜いていい時期じゃないし、俺も今回の件が完全に落ち着くまでは見送っておいていいと思うよ」
顎に手を当てて笑いながら、アドルが頷く。
「大将も中将もあんなことになって、リアンはこの先どうするんだろうって心配だったけど、安心した。殿下にも早速教えてあげなきゃ」
「……殿下には、来週会うから私から言う」
「本当に? 言葉を濁さずにちゃんと番が見つかったってはっきり報告するんだよ。殿下は行方不明になったリアンのことずっと心配してたんだから」
「ああ」
事件の後リアンのことを心配したダイアン王子には何回か会っているが、ゆっくり話すような時間はなくヴァルハルトのことはまだ言えていなかった。
散々人間の番を見つけると見合いを繰り返していたリアンが選んだのが海竜で、しかも雄だという事実を伝えるのはかなり忍びない。だが隠しているとあの懐っこい王子は拗ねてしばらく口を聞いてくれなくなるかもしれない。弟のように可愛い殿下に素気なくされるのはダメージが大きいので、ようやく決意して来週時間を調整してもらった。
「当分は君が大将代理になるのかい? しばらくは大変だね」
「仕方がない。先に引退した親戚で、事件に関わりのない者に声をかけて何とかもたせる。それにもう竜に拘る必要はないから、長く軍にいる准将達を上げるつもりだ」
「そっか。うちもまだ地竜の雄は少ないからだいぶ前から人間の将官は増えてるけど、まぁ全く問題はないよね。竜がいれば国民に対して箔はつくけど、いないならいないでなんとかなるよ」
リアンよりも長く軍部に籍を置いているアドルの言葉には説得力がある。
「じゃあ俺も来週時間を合わせて同席しようかな」
と言って空を仰いでいるアドルに、リアンは口を開いた。
「ヒースレイ、王都に迫ったグートランドの戦闘機を撃墜したとき、お前も基地にいたのか」
そう聞くと、アドルはリアンに視線を戻して頷いた。
「ヴァルハルトから内密に連絡をもらって、朝から基地にいたよ。燕から緊急通信があって上空を警戒してた。……撃墜に中将を巻き込んだのは悪かったと思ってる。近づいてくるステルス機の翼を撃った彼が機体の近くにいるのが上手く確認できなかったんだ」
眉尻を下げてすまなそうな顔をする地竜の表情を、じっと見つめた。砂色の彼の瞳はいつものように穏やかだった。リアンは静かに言う。
「アドル、地竜は目がいい。その中でもお前は抜きん出て視力がいいはずだ。人間には目視できない距離だったとしても、お前に叔父がわからなかったなんてことはないだろう」
リアンの指摘に、アドルは瞬きして黙った。
出るものも出なくなってぐしゃぐしゃになったシーツに突っ伏し、頭だけでヴァルハルトを振り返って睨む。
「も、いい加減にしろ……」
荒い呼吸をしながら掠れた声で詰ると、熱っぽくなって潤んだリアンの眦に後ろから口付けてくる男はようやく気がすんだのか、機嫌よさそうにリアンの解けて絡んだ髪を指で撫で付けてくる。
「竜のくせにへばんの早くね」
「獣のお前と一緒にするな。もう無理だ」
「そういやあんたあの夜も最後の方はもうイケないって泣いてたもんな。めちゃくちゃかわいかった」
「は?」
低い声を出したらくっと笑う声がして、うつ伏せになった肩を掴まれて身体を反転させられた。正面から抱きついてくる大柄な男が体重をかけてのし掛かってきて少し重い。
唇を軽く舐められてから深く合わさってきて優しく食まれた。急に穏やかになるキスに戸惑いながらリアンも応えた。
「リアン、愛してる」
至近距離で見つめ合っていたら唇が少し離れて不意にヴァルハルトが囁いてきた。
もう止めろと訴えているのに散々好き勝手した後に言うセリフがそれか。
そんなことを言われても誤魔化されないからなと思いながらも、柔らかく緩んだ青い瞳を見ていたらじわりと胸の中がぬくもった。
この男にそんなことを言われる日が来ようとは、数ヶ月前の自分は想像もしていなかったが、今はその言葉を素直に受け止めて自分のものにするだけの感情が自分の中には確かにある。
「あんたは一生俺の番だからな」
耳を甘噛みしながら擦り寄ってくる竜がくすぐったくて、身を捩りながらリアンは答えた。
「私はお前のことを愛していないが、番になってもいいのか」
「……は⁈」
がばっと顔を上げて見下ろしてくるヴァルハルトを、眉間に皺を寄せて見返した。
「私はまだ、よくわからない。確かに竜を番にするならお前しかいないし、お前以外はいらないと思うが、好きという感情がどういったものを指すのかいまだに掴みきれない」
飛竜の子供を作るために自分は人間と結婚するのだと思っていたから、今まで己の恋愛感情について考えたことなどなかった。この男に対しては一連の事件を通して信頼を寄せているし、離れがたいという思いは確かに感じるが、それが愛なのかと問われると自分にはまだよくわからない。
それを言わないで番うのも良くないと思い口にすると、目を丸くしたヴァルハルトは何故か少し顔を赤らめてリアンを凝視していた。
「なんか、熱烈な愛を囁かれたような気もすんだけど、ま、いいや。別にいい。あんたの気持ちは多分俺の方があんたよりわかってる。あんた顔と口には出ないけど、その分眼で言ってんだよ」
そう言われて瞬きすると、リアンの番が笑う。
「あの夜からずっとそうだ。あんたは眼で俺に言ってた。離れるなって。俺はあんたがそれに気づくのを待ってたんだよ。だから眼が合うだけであんたの気持ちは俺に伝わってる」
そっと唇に触れるだけのキスを落としたヴァルハルトは、透き通るような青い海の瞳でリアンを覗き込んでくる。
眼を見ればわかるなんて、本当だろうか。
この男に人の感情の機微を読み取れるような繊細な情緒があるのかと一瞬疑いを抱く。リアンのことは把握しているというような訳知り顔を見ていると、どこからその自信が出てくるのかと思わないでもないが、どうしてか自分はヴァルハルトのその言葉に安心して、ふっと肩の力を抜いた。
「……なら、いい」
眼を逸らしてぶっきらぼうに言うと、また笑う気配がしてぎゅうぎゅうに抱きしめられた。
自分が初めて番になりたいと思った相手はよりによって天敵だった海竜だったから、正直今も少なからず不安はある。飛竜の未来を考えると本当にこれでいいのかという躊躇いも捨てきれていない。
それでも、リアンは自分の中の竜を信じたいと思った。
信じていいのだと願っている。
この荒れ狂う海のような苛烈な竜に、自分の翼を預けてみたい。
そこまではちゃんと覚悟を決めたから、この先もし自分が弱気な感傷を抱いたときは、その嵐のような激しさで未熟な己の弱さを掻き消してほしいと思う。
◆
「まさかリアンとヴァルハルトが番になるとはね。そこまではさすがに俺も想定してなかったな」
アドルが感嘆するような顔でリアンを見ていた。
いつかのように王宮の中庭で二人で立ち話をしている。祖父と叔父、それから計略に関わった者たちの処罰や後始末のために折を見て会議が開かれるのでリアンはたびたび王宮に来ている。
この案件は公にすると国民に不安を抱かせると判断され、祖父の叛逆については官僚と上級貴族の中だけで話を止め、世間には祝祭日で警備が手薄になったところを敵に襲撃されたと公表された。
それでも当初は王都にグートランドの戦闘機が迫ったということで、国民には大きな衝撃が走ったが、二ヶ月経ってようやく落ち着いてきた。
会議を終えて帰ろうとしたところで「ちょっと待って」と興味津々という顔をしたアドルに捕まり、予想通りヴァルハルトとのことを問い詰められた。
隠してもそのうちバレるし、仕方がないと割り切って成り行きでそうなったと説明した。一番最初のきっかけであるあの夜のことはとても言えたものではないので、リアンが行方不明になったときに探し出して海賊船まで来てくれたのだということを話したら、何かあの男の美談みたいになったので面白くなかった。
「そうか、へぇ。ヴァルハルトが。いつもリアンにちょっかいかけるなとは思ってたけど、実は好きだったんだな。なるほどねぇ」
腕を組んで頷くアドルは悟ったような顔をしているが、リアンにしてみればあれは本当にそうだったのか、という気持ちである。定例会議のたびに奴は本気で斬りかかってきていたが、あれが愛情表現だったとするとかなり捻くれた危ない奴だろう。
「とにかく、自分でも何故こうなったのかはよくわからないのだが、そういうことになった。正式に所帯を持つわけではないから、軍の中に公表まではしなくていいと思っている」
「発表したら空軍と海軍の士官たちは大混乱しそうだね。それはそれで面白そうだけど、まだ気を抜いていい時期じゃないし、俺も今回の件が完全に落ち着くまでは見送っておいていいと思うよ」
顎に手を当てて笑いながら、アドルが頷く。
「大将も中将もあんなことになって、リアンはこの先どうするんだろうって心配だったけど、安心した。殿下にも早速教えてあげなきゃ」
「……殿下には、来週会うから私から言う」
「本当に? 言葉を濁さずにちゃんと番が見つかったってはっきり報告するんだよ。殿下は行方不明になったリアンのことずっと心配してたんだから」
「ああ」
事件の後リアンのことを心配したダイアン王子には何回か会っているが、ゆっくり話すような時間はなくヴァルハルトのことはまだ言えていなかった。
散々人間の番を見つけると見合いを繰り返していたリアンが選んだのが海竜で、しかも雄だという事実を伝えるのはかなり忍びない。だが隠しているとあの懐っこい王子は拗ねてしばらく口を聞いてくれなくなるかもしれない。弟のように可愛い殿下に素気なくされるのはダメージが大きいので、ようやく決意して来週時間を調整してもらった。
「当分は君が大将代理になるのかい? しばらくは大変だね」
「仕方がない。先に引退した親戚で、事件に関わりのない者に声をかけて何とかもたせる。それにもう竜に拘る必要はないから、長く軍にいる准将達を上げるつもりだ」
「そっか。うちもまだ地竜の雄は少ないからだいぶ前から人間の将官は増えてるけど、まぁ全く問題はないよね。竜がいれば国民に対して箔はつくけど、いないならいないでなんとかなるよ」
リアンよりも長く軍部に籍を置いているアドルの言葉には説得力がある。
「じゃあ俺も来週時間を合わせて同席しようかな」
と言って空を仰いでいるアドルに、リアンは口を開いた。
「ヒースレイ、王都に迫ったグートランドの戦闘機を撃墜したとき、お前も基地にいたのか」
そう聞くと、アドルはリアンに視線を戻して頷いた。
「ヴァルハルトから内密に連絡をもらって、朝から基地にいたよ。燕から緊急通信があって上空を警戒してた。……撃墜に中将を巻き込んだのは悪かったと思ってる。近づいてくるステルス機の翼を撃った彼が機体の近くにいるのが上手く確認できなかったんだ」
眉尻を下げてすまなそうな顔をする地竜の表情を、じっと見つめた。砂色の彼の瞳はいつものように穏やかだった。リアンは静かに言う。
「アドル、地竜は目がいい。その中でもお前は抜きん出て視力がいいはずだ。人間には目視できない距離だったとしても、お前に叔父がわからなかったなんてことはないだろう」
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