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飛竜と海竜は啀み合う
第三話 険悪な二人 後
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「リアン」
定例会議を終えて、輸送機で空中艦艇に戻る途中で通路を挟んだ隣に座っていた叔父が話しかけてきた。リアンが顔を向けると、飛竜の証である銀色の髪に黄色の瞳を持つ壮年の男性が微かに眉間に皺を寄せてこちらを見ている。
「あの海竜に関わるのをやめなさい。グラディウス家の品位が下がる」
「申し訳ありません。士官達から助けを求められましたので」
叔父であるリカルド・グラディウスは空軍の中将で、リアンの育ての親である。定例会議の場では何も言及してこなかったが、今日の騒動もしっかり耳に入っていたようだ。
素直に謝罪すると、叔父は煩わしそうな眼をしてため息を吐いた。昔から飛竜と海竜はそりが合わない。グラディウス家の者は皆一様に海竜のことを毛嫌いしている。
「聞いたところによると、今回奴に手を出されたのはうちの者達ではなく陸軍だったんだろう。なおのことお前が手を出すまでもなかったはずだ」
「すみません」
「空軍が侮られるならば仕方がないといえ、それ以外の理由で海竜を大人しくさせるために私達が手を煩わせる必要はない。こちらにまで無用な瑣事が飛び火する。関わるな」
「はい。気をつけます」
ヴァルハルトにお堅いと揶揄される通り、グラディウスの一族の者は皆冷徹で飛竜の血が何よりも尊いと思っている。そのため一族の上下関係や飛竜の威信を守るための教えに厳格だ。
グラディウスの直系の血を引くリアンも当然その伝統の中で生きている。自分達は崇高な竜の血を受け継いでいるのだから、自分を律して生き、個人の意思よりも一族の繁栄を優先することが正しいと思う。だから横暴で自分勝手に振る舞うあの男のことが余計に鼻につく。
「リアン、来週の見合いは忘れるな」
漫然と窓の外を眺めていたリアンの耳に叔父の抑揚のない声が聞こえた。
その声で、無意識にさきほどの中庭での出来事を思い返していたが我に返った。
「覚えています」
「相手は人間だが、王都の有力な貴族の娘だ。上手くいけば竜印を持つ子どもが生まれる可能性もある。新月の日だが、やむを得ない。双方の都合を勘案した結果その日しか時間を合わせられなかった。昼間だから問題ないだろう」
淡々と告げられる内容にただ頷いた。人間の女性に会うのが憂鬱である、という本心は見せるわけにはいかないので何も言わなかった。
叔父はリアンの方を見ずに腕を組みながら目を伏せた。
「己がグラディウス家存亡の鍵を担っているのを忘れるな。大将もお前に期待している」
その言葉が唯一リアンの胸に残った。忘れてはいない。飛竜の血を絶やすわけにはいかないという一族の命題を、その身に背負っているのは自分だということは身にしみてわかっている。
「はい」
窓の外に流れていく白い雲を見ながら、リアンはもう一度頷いた。
結婚相手を見つけなければならないという使命感は抱いているのに、来週会うという見合いの相手には関心を持てないから、それ以上の詳細は聞かなかった。
飛龍の一族であるグラディウス家は、今過去に例を見ない断絶の危機にある。
一族には竜印を持つ雌がいない。雄でも強力な竜印を持つのはリアンと叔父と祖父だけで、あとは傍系の親族に力は弱いが竜印を持つ飛竜が数人いる。空軍大将である祖父は危機感を募らせて、今年三十になるリアンに早く配偶者を決めて子どもを作るようにと、ことあるごとに叔父に命じているらしい。
若い飛竜の雄は傍系にもう二人いるが、竜印が弱い。強い飛竜の血を残すには、リアンが子どもを作る以外に道がない。叔父も常日頃からリアンにグラディウス家の血を絶やすなと言い聞かせてくる。彼自身は若い頃に人間の女性と結婚したが、子どもには恵まれなかった。叔母は飛竜の子どもを産めなかったことに重責を感じ、十年以上も前に王都にある実家に去っていった。
竜印を持つ者は、竜の力が強いほど人間よりも寿命が長く、老いにくい。
そのためリアンは三十にはなるが、子どもを作るうえではまだまだ猶予がある年齢である。二十を超えて軍部に慣れた頃から人間の女性と見合いを続けているが、上手くいった試しがない。強力な竜印を持つリアンは兵卒や士官からは崇拝されているが、基本的に人間の女性には恐れられる。見た目は人間と変わらないはずなのに、何か人でないものを感じるのか、人間の女性達は皆リアンと長い時間一緒にいられない。釣り書でリアンを気に入ったと向こうから見合いを申し込まれても、実際に会ってみると形容しがたい何かを感じるのか、不思議なほどに会話が上手くかみ合わない。
最近ではリアンと見合いができる相手を探すことすら難しくなってしまい、叔父は頭を悩ませている。
しかし見合いが失敗に終わるたびに、リアンは落胆と共に微かな安堵を覚える。早く飛竜の子を誕生させなければならないとわかっているのに、それ以前に人間の女性に全く惹かれない自分がいることもわかっているからだ。
竜印を持つ者は、その力が強ければ強いほど竜の血が濃い。そのせいで厄介なことに、人間には惹かれない。自分の中を流れる竜の血が、同じ生命である竜を求めるが故に、配偶者を決めるのに難儀する。人間と番うことは可能だが、子どもができにくい。苦心して子どもが生まれても竜印を持たないか、力が弱い場合が殆どである。それでも今グラディウスの一族には飛竜の雌がいないのだから、リアンは人間と番う他ない。
リアンは竜印を持つ父と人間の母のもとに生まれたが、非常に珍しく幸運なことに強力な竜印を持っていた。そのせいなのかわからないが、母はリアンを産んでじきに亡くなり、父は配偶者を失ってある日突然姿をくらませた。今に至るまでその生死はわかっていない。リアンは子どもがいなかった叔父に引き取られ、生まれてからずっと空軍が保有する空中艦艇の中で一族と共に生活している。
◆
「やはり、キツいな……」
一週間後、叔父と別れて一人になってから、リアンは小さくそうこぼした。
表面上ではつつがなく見合いは終わった。相手の女性は人間の貴族の娘らしく、品が良く話し方も穏やかで、それでいて隙がなかった。叔父とリアンを出迎えた女性は和やかな雰囲気で見合いを進行してくれたが、きっと今回もダメだろうということは肌感覚でわかった。彼女の瞳の中には、リアンに対する畏れが見えた。何か得体の知れない生き物を目の前にしたような、緊張感と忌避感があった。
王都にある貴族の邸宅の前で叔父とは別れた。リアンが王宮で王太子殿下に会う用事があると言うと、「今日は陰の日だから遅くなる前に戻りなさい」と言い残して叔父は急ぎ足で先に帰っていった。
「人間の女性は、やはりキツい」
誰も聞いている者がいなくなってからそうぼやく。相手側もリアンには引いているが、リアンの方も本能的にこれではないと思ってしまう。
これではない。自分が求めているのは。自分の本能が求めているのは、多分竜なのだ。雌の飛竜がいない今、叶うはずがないことだが。
そう考えてしまってから、頭を振って後ろ向きな思考を霧散させた。
ただでさえ、今日は新月で日が悪い。自分の中の竜が弱っているから、余計にそう感じてしまうのだろう。その上今日は朝から体調が悪かった。おそらく昨日哨戒機が故障したせいで、かなり上空まで長い時間生身のまま飛行していたせいだ。朝から悪寒がする。
リアンは王都の路地裏から飛び立ち、単身で王宮の上空まで飛んで移動した。空軍の軍服を着ているから、城壁の上で見張りをしている陸軍に発見されても射撃されるようなことはない。一人くらい地竜がいれば、確実にリアンだということがわかるだろう。地竜は皆目がいい。
「まだ当分日は落ちないから、問題ないな」
飛びながら雲の上を確認する。見合いは少し時間が押して後ろにずれ込んだが、日が落ちるまでは十分時間がある。夜になる前には艦艇に戻れるだろう。
新月の日は、飛竜には陰の日と呼ばれる凶日だ。新月の日はどの飛竜も竜印の力が弱くなる。夜になるにつれ、竜の力が弱まっていき、下手をすると飛ぶことすらできなくなる。普通飛竜なら新月の日の夜は自分の部屋から出ないが、今日は見合いの日を変えることができなかった。しかも王太子殿下に会える日ともなると、次にいつゆっくり時間をとれるかわからない。もし飛べないほどに竜印が弱まってしまえば王都の宿で一泊するしかなくなるが、そうなる前には地上を発とう。
そう考えながら、王宮の中庭に下り立った。一週間前に荒らした芝生は元通り整えられている。吹き飛ばした噴水の彫刻は最初からなかったという体になったのか、リアン達が破壊した部分が綺麗に削り取られていた。天使がいたはずの台座はつるつるにならされていて、職人の意地を感じさせる大理石の滑らかな光沢を見たリアンは、やはり今度庭師に謝罪の品を贈る必要があるなと思った。
定例会議を終えて、輸送機で空中艦艇に戻る途中で通路を挟んだ隣に座っていた叔父が話しかけてきた。リアンが顔を向けると、飛竜の証である銀色の髪に黄色の瞳を持つ壮年の男性が微かに眉間に皺を寄せてこちらを見ている。
「あの海竜に関わるのをやめなさい。グラディウス家の品位が下がる」
「申し訳ありません。士官達から助けを求められましたので」
叔父であるリカルド・グラディウスは空軍の中将で、リアンの育ての親である。定例会議の場では何も言及してこなかったが、今日の騒動もしっかり耳に入っていたようだ。
素直に謝罪すると、叔父は煩わしそうな眼をしてため息を吐いた。昔から飛竜と海竜はそりが合わない。グラディウス家の者は皆一様に海竜のことを毛嫌いしている。
「聞いたところによると、今回奴に手を出されたのはうちの者達ではなく陸軍だったんだろう。なおのことお前が手を出すまでもなかったはずだ」
「すみません」
「空軍が侮られるならば仕方がないといえ、それ以外の理由で海竜を大人しくさせるために私達が手を煩わせる必要はない。こちらにまで無用な瑣事が飛び火する。関わるな」
「はい。気をつけます」
ヴァルハルトにお堅いと揶揄される通り、グラディウスの一族の者は皆冷徹で飛竜の血が何よりも尊いと思っている。そのため一族の上下関係や飛竜の威信を守るための教えに厳格だ。
グラディウスの直系の血を引くリアンも当然その伝統の中で生きている。自分達は崇高な竜の血を受け継いでいるのだから、自分を律して生き、個人の意思よりも一族の繁栄を優先することが正しいと思う。だから横暴で自分勝手に振る舞うあの男のことが余計に鼻につく。
「リアン、来週の見合いは忘れるな」
漫然と窓の外を眺めていたリアンの耳に叔父の抑揚のない声が聞こえた。
その声で、無意識にさきほどの中庭での出来事を思い返していたが我に返った。
「覚えています」
「相手は人間だが、王都の有力な貴族の娘だ。上手くいけば竜印を持つ子どもが生まれる可能性もある。新月の日だが、やむを得ない。双方の都合を勘案した結果その日しか時間を合わせられなかった。昼間だから問題ないだろう」
淡々と告げられる内容にただ頷いた。人間の女性に会うのが憂鬱である、という本心は見せるわけにはいかないので何も言わなかった。
叔父はリアンの方を見ずに腕を組みながら目を伏せた。
「己がグラディウス家存亡の鍵を担っているのを忘れるな。大将もお前に期待している」
その言葉が唯一リアンの胸に残った。忘れてはいない。飛竜の血を絶やすわけにはいかないという一族の命題を、その身に背負っているのは自分だということは身にしみてわかっている。
「はい」
窓の外に流れていく白い雲を見ながら、リアンはもう一度頷いた。
結婚相手を見つけなければならないという使命感は抱いているのに、来週会うという見合いの相手には関心を持てないから、それ以上の詳細は聞かなかった。
飛龍の一族であるグラディウス家は、今過去に例を見ない断絶の危機にある。
一族には竜印を持つ雌がいない。雄でも強力な竜印を持つのはリアンと叔父と祖父だけで、あとは傍系の親族に力は弱いが竜印を持つ飛竜が数人いる。空軍大将である祖父は危機感を募らせて、今年三十になるリアンに早く配偶者を決めて子どもを作るようにと、ことあるごとに叔父に命じているらしい。
若い飛竜の雄は傍系にもう二人いるが、竜印が弱い。強い飛竜の血を残すには、リアンが子どもを作る以外に道がない。叔父も常日頃からリアンにグラディウス家の血を絶やすなと言い聞かせてくる。彼自身は若い頃に人間の女性と結婚したが、子どもには恵まれなかった。叔母は飛竜の子どもを産めなかったことに重責を感じ、十年以上も前に王都にある実家に去っていった。
竜印を持つ者は、竜の力が強いほど人間よりも寿命が長く、老いにくい。
そのためリアンは三十にはなるが、子どもを作るうえではまだまだ猶予がある年齢である。二十を超えて軍部に慣れた頃から人間の女性と見合いを続けているが、上手くいった試しがない。強力な竜印を持つリアンは兵卒や士官からは崇拝されているが、基本的に人間の女性には恐れられる。見た目は人間と変わらないはずなのに、何か人でないものを感じるのか、人間の女性達は皆リアンと長い時間一緒にいられない。釣り書でリアンを気に入ったと向こうから見合いを申し込まれても、実際に会ってみると形容しがたい何かを感じるのか、不思議なほどに会話が上手くかみ合わない。
最近ではリアンと見合いができる相手を探すことすら難しくなってしまい、叔父は頭を悩ませている。
しかし見合いが失敗に終わるたびに、リアンは落胆と共に微かな安堵を覚える。早く飛竜の子を誕生させなければならないとわかっているのに、それ以前に人間の女性に全く惹かれない自分がいることもわかっているからだ。
竜印を持つ者は、その力が強ければ強いほど竜の血が濃い。そのせいで厄介なことに、人間には惹かれない。自分の中を流れる竜の血が、同じ生命である竜を求めるが故に、配偶者を決めるのに難儀する。人間と番うことは可能だが、子どもができにくい。苦心して子どもが生まれても竜印を持たないか、力が弱い場合が殆どである。それでも今グラディウスの一族には飛竜の雌がいないのだから、リアンは人間と番う他ない。
リアンは竜印を持つ父と人間の母のもとに生まれたが、非常に珍しく幸運なことに強力な竜印を持っていた。そのせいなのかわからないが、母はリアンを産んでじきに亡くなり、父は配偶者を失ってある日突然姿をくらませた。今に至るまでその生死はわかっていない。リアンは子どもがいなかった叔父に引き取られ、生まれてからずっと空軍が保有する空中艦艇の中で一族と共に生活している。
◆
「やはり、キツいな……」
一週間後、叔父と別れて一人になってから、リアンは小さくそうこぼした。
表面上ではつつがなく見合いは終わった。相手の女性は人間の貴族の娘らしく、品が良く話し方も穏やかで、それでいて隙がなかった。叔父とリアンを出迎えた女性は和やかな雰囲気で見合いを進行してくれたが、きっと今回もダメだろうということは肌感覚でわかった。彼女の瞳の中には、リアンに対する畏れが見えた。何か得体の知れない生き物を目の前にしたような、緊張感と忌避感があった。
王都にある貴族の邸宅の前で叔父とは別れた。リアンが王宮で王太子殿下に会う用事があると言うと、「今日は陰の日だから遅くなる前に戻りなさい」と言い残して叔父は急ぎ足で先に帰っていった。
「人間の女性は、やはりキツい」
誰も聞いている者がいなくなってからそうぼやく。相手側もリアンには引いているが、リアンの方も本能的にこれではないと思ってしまう。
これではない。自分が求めているのは。自分の本能が求めているのは、多分竜なのだ。雌の飛竜がいない今、叶うはずがないことだが。
そう考えてしまってから、頭を振って後ろ向きな思考を霧散させた。
ただでさえ、今日は新月で日が悪い。自分の中の竜が弱っているから、余計にそう感じてしまうのだろう。その上今日は朝から体調が悪かった。おそらく昨日哨戒機が故障したせいで、かなり上空まで長い時間生身のまま飛行していたせいだ。朝から悪寒がする。
リアンは王都の路地裏から飛び立ち、単身で王宮の上空まで飛んで移動した。空軍の軍服を着ているから、城壁の上で見張りをしている陸軍に発見されても射撃されるようなことはない。一人くらい地竜がいれば、確実にリアンだということがわかるだろう。地竜は皆目がいい。
「まだ当分日は落ちないから、問題ないな」
飛びながら雲の上を確認する。見合いは少し時間が押して後ろにずれ込んだが、日が落ちるまでは十分時間がある。夜になる前には艦艇に戻れるだろう。
新月の日は、飛竜には陰の日と呼ばれる凶日だ。新月の日はどの飛竜も竜印の力が弱くなる。夜になるにつれ、竜の力が弱まっていき、下手をすると飛ぶことすらできなくなる。普通飛竜なら新月の日の夜は自分の部屋から出ないが、今日は見合いの日を変えることができなかった。しかも王太子殿下に会える日ともなると、次にいつゆっくり時間をとれるかわからない。もし飛べないほどに竜印が弱まってしまえば王都の宿で一泊するしかなくなるが、そうなる前には地上を発とう。
そう考えながら、王宮の中庭に下り立った。一週間前に荒らした芝生は元通り整えられている。吹き飛ばした噴水の彫刻は最初からなかったという体になったのか、リアン達が破壊した部分が綺麗に削り取られていた。天使がいたはずの台座はつるつるにならされていて、職人の意地を感じさせる大理石の滑らかな光沢を見たリアンは、やはり今度庭師に謝罪の品を贈る必要があるなと思った。
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