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閑話 ~箸休めにどうぞ~
異質な蜘蛛達(初体験 終わり)
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ここからは、弟蜘蛛の話
僕は蜘蛛。森の掃除屋。
最近流れ着いたこの場所で主に会い、ここで生活している。
半数の子蜘蛛達は拠点から少し離れた場所で集落を作り生活している。
主達は知らないかもしれないが、長達が亡くなった後親蜘蛛達は静かに亡くなっている。
だから今、この拠点にいるのは1人を除き全員子蜘蛛達(すでに親蜘蛛とかわりない大きさ)だ。
この中で僕は成長がかなり遅れている。脱皮はしているが、大きさはあまり変わらない。早くお姉ちゃんと同じ大きさになって、人化するんだ!!と意気込んでいたが全然大きくならず、お姉ちゃんに人化のコツを聞いたら濁された。後で知ったのだが、姉は正しい順序を辿らずに呪いで人化したらしい。大人達から「お前は堕ちるでない」と窘められた。
姉は本当の姉でなく、遠縁の蜘蛛で僕が姉としたっているだけで血の繋がりはほぼ無い。
早く人化して姉の隣に立ちたい僕は日々悶々として過ごしていた。この時までは......
今、僕は広場のスライム牧場に主の番の護衛(小間使い)の1匹として彼女の肩にいた。何でそんな所にいるかと言うと、他の子よりもかなり小さいので、見やすい場所にいることを厳命されたからだ。
今スライム牧場では、障害物競走の会議が行われていた。スライム実況者(自称)のマイムスが「こんな仕掛けは出来るか?」や「こんなのあれば面白いかも」などレインとあーでもないこーでもないと議論している。
時々、簡易的に作り出したギミックを動かしながら話し合いが行われていた。
出逢いは突然に現れた。なぜ、あの仕掛けだけであの様な動きが出来るのか?どうなっているのだろうか?など、様々な方向から刺激を受けた僕は次第にそれにのめり込み始め、自分からもアイディアを出した。スライム達と主の番、それに僕で様々なカラクリを作り上げていった。
気付けば僕は進化していた。他の蜘蛛達とは別種らしい。それでもやっぱり小さい体の僕は気にせずあらゆるものを造り続けた。魔法回路を使った魔道具や動力を使わない仕掛け箱。ある時は主の番に聞いてアイディアの参考にしたりもした。日々は充実してきた。
ただ、1つだけ願うのならやっぱり今の体は使い勝手が悪い。姉さんのようになりたいのは願い過ぎなのかな。
しばらくして僕は進化した。
今度は姉さんと対等になってまた、もの作りに没頭して......
僕は蜘蛛。森の掃除屋。
最近流れ着いたこの場所で主に会い、ここで生活している。
半数の子蜘蛛達は拠点から少し離れた場所で集落を作り生活している。
主達は知らないかもしれないが、長達が亡くなった後親蜘蛛達は静かに亡くなっている。
だから今、この拠点にいるのは1人を除き全員子蜘蛛達(すでに親蜘蛛とかわりない大きさ)だ。
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出逢いは突然に現れた。なぜ、あの仕掛けだけであの様な動きが出来るのか?どうなっているのだろうか?など、様々な方向から刺激を受けた僕は次第にそれにのめり込み始め、自分からもアイディアを出した。スライム達と主の番、それに僕で様々なカラクリを作り上げていった。
気付けば僕は進化していた。他の蜘蛛達とは別種らしい。それでもやっぱり小さい体の僕は気にせずあらゆるものを造り続けた。魔法回路を使った魔道具や動力を使わない仕掛け箱。ある時は主の番に聞いてアイディアの参考にしたりもした。日々は充実してきた。
ただ、1つだけ願うのならやっぱり今の体は使い勝手が悪い。姉さんのようになりたいのは願い過ぎなのかな。
しばらくして僕は進化した。
今度は姉さんと対等になってまた、もの作りに没頭して......
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