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2章 後編
ドレイクのいない島にて(別れは突然に)
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老い狼が急死した。あまりにも唐突でビックリした。魔狼達は何か分かっていた様に、周りに集まり1匹ずつ亡き老い狼の頬に刷り寄せあい、別れを惜しんだ。
1匹の魔狼の代表が近付き話し合った。
内容は何時もいた老い狼の定位置の木の根元に埋葬してほしいとの事。了承し翌日火葬が執り行われた。
レインは石を削りある形を作り出した。
夜の内に、出来上がった彫刻の台座の裏に風化や浸食を防ぐ魔方陣を彫り、ある場所に安置してから布を被せた。
翌朝魔狼達を集めお披露目会を行った。
布を捲るとそこには2匹の魔狼が寄り添いながら子狼達が遊ぶ丘を見つめている石像だった。
台座にはこの世界の言葉が刻み込まれており『何時もあなた方の側にいて見守っている』と掘ってある。
この石碑を見た魔狼達は天に向かい遠吠え上げた。
まだ、夜中にも遠吠えがしていたが大分落ち着いたらしい。
魔狼達は何匹かは暗部隊に配属し、周囲の警備を行っている。また、他は子守りと捜索隊に配属し周囲探索を開始している。
今はまだ、こちらに向かっている気配はないらしい。
レインも仕事の合間に、フリスビーとヒモ骨やボールなどを作り子狼達と一緒に遊んでいる。
【魔狼】とは、全てのウルフ系の頂点にして分岐点であり、この【魔狼】から【フェンリル】や【人狼】それから【ケルベロス】などに特殊進化する。
ウルフ系の中にはごく僅かに魔力量が非常に高い者がおり、種族により【魔狼】時の毛色が変わる。多くは銀や金の毛色で、変わり種に黒鋼や朱雀色などがある。
条件が揃わない限り進化しない種族である。自信で進化の道に至るのは極秘と握りであり、多くの【魔狼】は進化できずに一生を終えると去れている。また、【魔狼】から生まれる子は元のウルフ系ではなく【魔狼】である。
ドレイクが帰って来たら、【魔狼】を紹介しようと考えている。
早く帰って来てほしいと考えるレインだった
1匹の魔狼の代表が近付き話し合った。
内容は何時もいた老い狼の定位置の木の根元に埋葬してほしいとの事。了承し翌日火葬が執り行われた。
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今はまだ、こちらに向かっている気配はないらしい。
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【魔狼】とは、全てのウルフ系の頂点にして分岐点であり、この【魔狼】から【フェンリル】や【人狼】それから【ケルベロス】などに特殊進化する。
ウルフ系の中にはごく僅かに魔力量が非常に高い者がおり、種族により【魔狼】時の毛色が変わる。多くは銀や金の毛色で、変わり種に黒鋼や朱雀色などがある。
条件が揃わない限り進化しない種族である。自信で進化の道に至るのは極秘と握りであり、多くの【魔狼】は進化できずに一生を終えると去れている。また、【魔狼】から生まれる子は元のウルフ系ではなく【魔狼】である。
ドレイクが帰って来たら、【魔狼】を紹介しようと考えている。
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