私の転生先を神様(竜神様)が"勝手に"決めました ~ドラゴンテイマーになりました~

黒炎 瑠懿

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閑話 ~箸休めにどうぞ~

ドレイクの1週間異世界旅行 18 (~ヤバい話~)

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「お疲れ様。あの......陰蝶は全て戻って来たのか?出来れば担当ごとに分かれてほしい」
 そう言うと、陰蝶達は3つの塊になり空中を漂いながら念話話し始めた。

≪領地には、人化できる6体以外は全員戻って来た!≫
≪お土産!預かって来た!≫
≪書類預かって来た!≫
≪録画媒体!預かって来た!≫
≪領地。荒れてた≫
≪住む人苦しんでた≫
≪何人か主様の下、行きたがっている≫
≪連れて来たら良いか人化できる個体が聞いてた。近くにいる≫

あのオッサンあの貴族のところ行って来た≫
≪危ないところ!≫
≪明日売られる、奴隷一杯いた。泣いてた≫
≪誘拐したり、親殺されたりで集められてた≫
≪護衛、犯罪者匿ってた≫
≪悪い奴一杯!≫
≪背後に他の貴族いる≫
≪集まってた≫
≪他の貴族にも偵察行った≫
≪悪い奴しかいない≫
≪証拠集め簡単だった≫

≪城下町の東側≫
≪闇奴隷市出来ている≫
≪場所分かる!教える?地図!教える?時間も分かる!教える?≫
≪オーナーが人族。この国に侵入してた≫

 聞くだけでヤバいことが分かった。これは前皇帝陛下や現皇帝陛下に即刻報せるべき案件だ。

 俺は取り敢えず羽ペンと紙に陰蝶からの証言と、前皇帝陛下と現皇帝陛下の至急の手紙を各々に書き、陰蝶を数体戻し残り数体を例の領地に飛ばした。
 陰蝶とサラから渡されたお土産をマジックバッグに入れ、証拠品のマジックパックを持って、サラに手紙を預けて両皇帝陛下に渡すよう命じた。
 その時、自分の持っている国章が刻まれた懐中時計をわたしておいた。


 数分後、使用人から至急の応接室に来るようにと連絡が入った。手櫛で髪を整え、服のシワを伸ばす。

 それでは、開始だ。
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