私の転生先を神様(竜神様)が"勝手に"決めました ~ドラゴンテイマーになりました~

黒炎 瑠懿

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閑話 ~箸休めにどうぞ~

ドレイクの1週間異世界旅行 3 (~質問に答える~)

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 色々と話をした。「何処でこの魔導具を手に入れたか?」とか「この国に来た理由」とか「滞在期間は?」後「出身地」などの話をした。
 魔導具については分からないと答えた。実際に手紙が括り付けられた魔導具で、≪"平穏"と"安らかな眠り"の柱なる者はこれをたどって欲しい。そして、御父様にお会いして欲しい≫としか書かれいなかった。しかも名前がない。

 この国に来た理由は、取り敢えず、その手紙を渡して納得してもらうしかない。差出人が誰なのかも分からないと付け加えた。
 そして、滞在期間は1日だけにした。その後に中央大陸に向かい、前皇帝陛下に"安息の島"の使者として謁見を申し込む予定とも答えた。もちろん、この流れで出身地は"安息の島"とだけ答えた。

 すると、上官さんは紙になにかを書き部下に渡す。そして、2、3話をして部下は急いで何処かに向かう。
 しばらくは上官さんとテイマーのことで話した。もちろん、質問の中には「何匹テイムしているかのか」や「今連れているモノは」なども聞かれたので、数は分からないと答えたが連れを見せ「大半はこの子達の種属だ」と答えると納得していた。
 上官さんとの話は面白く、気付けば1時間になっていた。



 辺りは白み始めて、ようやく開放され巨大な橋を渡る許可が取れたのだ。
 先程上官さんから聞いた話、ドラゴンの姿で飛んで渡っても良いとの事だったので、飛んで渡り目的地に着く。また、門があったがそこで人化出来るか聞かれ、人化してから門の内側に入った。
 目の前には、静かな城下町が建ち並び朝を待っている。
 現在時刻は朝の4時半。大分明るいがまだ、大半の者は夢の中だろう。そこを進み城の城門前に辿り着く。

 気合いを入れ前に進むと、城門の小さな扉が開き中に通された。城門は開く時かなり大きな音がするので、決まった時間にしか開けないようにしているのだとか。
 今回は非公式の訪問なので、この方法を選んだが次からは、気を付けるよう上官さんに言われた。


 さぁ、いよいよだ。お祖父様に会う時が来た。謁見の間の扉が開いた。
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