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2章 前編

束の間の日々(得意不得意あって当然。※グロ注意※)

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 今、森に向かいレインとドレイクに、ギリージュ先行部隊と名も無きスパイダー軍団で食肉調達班(仮)を結成した。
 名前をどうするか検討中だが、取り敢えず食肉確保に当たることにした。

 早速、オーク達と出会う。最初は数が多かったので、ドレイクにオークの首を切り落としてもらった。その後スパイダー達にオークの足を糸で吊るしてもらい血抜きする。そして、私と数匹のスパイダー達で、血抜きの終わったモノから解体していく。さすがスパイダー達だ。瞬時にオークを解体し骨と皮それに肉の部位に分けて捌いている。

 約4時間掛けて全てのオークを解体した。その間にドレイクは多くのバジリスクとミノタウロスを仕留めて来た。肉の捌き方や血抜きする方法など1通り教えた。
 何匹かは狩りの補助に行ってしまったので、多分合わなかったのだろう。
 そう結論付けドレイクに、狩り班の名前を決めて貰うことにした。

 こうして、全てが終わる頃には日が暮れてきた。明日も食肉調達班(仮)を引き連れ肉を狩ることにした。



 約1週間肉狩りをし、あることが気になったので狩りに行かず、懸命に解体をしている名も無きスパイダー軍団に聞いてみた。

肉ならどっちのが好き?豚肉オークor鶏肉バジリスクor牛肉ミノタウロス

 結果、見事に別れた。約半部ほどだ。なので捌き方が上手いスパイダーに名前を着けた。
 ズハリ、肉の部位を濁した名前集に決めた。
 最初にミノタウロス担当で隊長のカブリと小隊長のタツ、シャト、ギアー、ロイそしてリブロー。
 続いてバジリスク担当で隊長のテシモと小隊長のササ、ネム、トカワ、ネハトそしてカロラ。
 最後にオーク担当て隊長のロスと小隊長のラバル、チャー、ルフレ、ロコルそしてカロスと名付けた。そして、彼らの下に部下達を付けた。もちろん、年や性格なども考えて均等に配置した。
 この部隊を、食肉調達班(仮)から食肉解体部隊と名付け、統括総長をどの肉を捌いても、うまく捌いていた1匹のスパイダーにパルトと名付け彼に任命した。

 みんな喜んでいたが、ドレイクだけは肩を震わせていた。どうやら彼のツボにはまったらしい。
 解せぬ。
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