私の転生先を神様(竜神様)が"勝手に"決めました ~ドラゴンテイマーになりました~

黒炎 瑠懿

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2章 前編

星の砂丘にて(探索5日目 2 ~ついに最後のピース発見~)

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※少し長目


 次の場所では何が出てくるのか楽しみなった、レインは意気揚々と探索を再開した。
 ちなみに、他の部隊の話によると孵卵器は何ヵ所か出土しているそうだ。発掘されたものは全て持ち帰ることが出来るように、お弁当袋とは別に素材袋(中を縮小化する袋)を部隊毎に何枚か渡していた。念の為に渡しておいて正解だった。あの時の行動を感謝するレインだった。



 その後もレイン達は探索と採取を積極的に行い。後2ヵ所まで印を減らした。
 その間にΘ、Β、Γ編成部隊は秘宝の欠片の回収に成功し、神殿に向かってもらっている。
 Σ部隊とΘ部隊とレイン達で念話会議した結果、秘宝の欠片は後1つ残っていると判明した。また、秘宝を1つにするための同じ素材が必要との事。
 ただし、先ほどΣ部隊が回収した鉱石の中に素材の原石があったのでそのまま使うことにし残りの秘宝を探すという事に決まった。
 話しも纏まったので会議が終了した。
 取り敢えずレイン達は残りの2ヵ所を探索する事にした。



 先ず1ヵ所目は、レアアイテムと鉱石が見つかった。念の為に回りも慎重に掘っていくがレアアイテムや鉱石は見つからなかった。ので、今回も回収をΣ部隊にお願いしてレイン達は最後の目印に向かう事にした。


 さっきまでいた場所から、2キロちょい離れた場所に最後の場所があった。ゆっくりと慎重に掘っていく。回りも掘ったがアイテムも鉱石すら出てこない。今までとは明らかに違う感じかする。
 1メートルぐらい掘っただろうか。急に岩のような硬い塊が出て来た。慎重に回りに着いた泥(砂?)を刷毛を使って払い落とす。それは黄金色というより鼈甲や琥珀の様に透明な魔石だった。大分年月が経っているらしく、所々亀裂や欠けている場所があった。
 取り敢えず、魔石を慎重に袋に入れて穴から抜け出すと、今の時刻は午後3時を少し回った辺りだった。やっと見つけた。秘宝が入っている袋を抱き締めるレインだった。
 それから砂を戻した後、点呼を取りみんなが待つ神殿に向かう。
 行きは3日かかったが、帰りはみんなでドレイクの背中に乗せてもらった。とても快適だったが、ドレイクは疲れているか尋ねたら「特に疲れてはいない」とのこと。
 基本は探索よりも敵索の方が向いているとのことだったので、護衛をお願いした。
 まぁ、2日前は諸事情によりでお願いしたが......(詳しく聞くでない)
 無事終わって良かったよ。見つからない時はどうしようかと思ったが、誰も欠けること無く神殿に向かう。



 約数分間のフライトを楽しみ神殿に向かうレイン達だった。
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