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2章 前編
星の砂丘にて(探索1日目 ~小さな独占欲~)
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あれから十数時間、レイン達のいる東側の面積は少ないが印が15個あり、割りと近場にもあった。今日の成果は5ヵ所が終わり、戦闘も少しだけあった。
しかし、スパイダー部隊の西側は広い面積に対して17か所もある。数が多く砂に足をとられないスパイダー部隊に、西側を任せた成果は凄かった。
先程、Γ小隊からの連絡で西側だけで1/4が終了してしまった。なので探索はここまでにして、今日はここで野宿になった。
この事はスパイダー部隊に連絡をしたら≪了解≫と返ってきた。
レイン達は、岩を囲むように結界を張り夕食を食べてから岩を背にして、元の姿に戻ったドレイクといつかのように寄り掛かりながら眠った。
翌日、レインが目覚めるとドレイクがなぜか人化しいて、岩に寄り掛かりながらレインを腕に抱き寝ていた。
いつの間に......しかも、逃げれないようにがっちりとホールドされている。
仕方ないので、ドレイクの顔を眺めている。今はまだ、14才たが整った顔立ちをしている。間違いなく国宝級(フィルター付きレイン両目)のイケメンに育ってきた。良く見ると睫毛が長く、白銀の髪と同じ色をしていることに気付いた。
レインはドレイクの瞳が気に入っている。
彼の濃いアメジストに縦に割られた瞳孔。正直に言うとやっぱり彼が好きだ。誰にも獲られたくはない。彼の頬に手を伸ばす。
するとそれよりも早く目が覚めたらしい。まだボーとしている。しかしレインを見るや微笑み、額と頬にキスを落とした。
その後に耳元で「おはよう」と寝起きの掠れた声なので、一気に顔か赤くなった。
その様子を見ていたドレイクは、かなり機嫌が良いようだレインの頭に頬擦りしている。
彼の癖のようなモノだ。
気が付くと、彼の骨尻尾や骨羽がレインを包むように抱き締めた。
ヤバいと思い彼から距離をとりたいのにびくともしない。半泣きになりながらドレイクを見上げるレイン、彼のか笑みが濃くなる。
この後レインは散々ドレイクに構い倒され、顔を真っ赤にして力無く彼に寄りかかる。ドレイクはといえば、満足そうにレインを抱き締める。
彼は根っからのSなのだ。肌に艶がある。
多分敵わないだろうと、レインは悟ったのだった。
しかし、スパイダー部隊の西側は広い面積に対して17か所もある。数が多く砂に足をとられないスパイダー部隊に、西側を任せた成果は凄かった。
先程、Γ小隊からの連絡で西側だけで1/4が終了してしまった。なので探索はここまでにして、今日はここで野宿になった。
この事はスパイダー部隊に連絡をしたら≪了解≫と返ってきた。
レイン達は、岩を囲むように結界を張り夕食を食べてから岩を背にして、元の姿に戻ったドレイクといつかのように寄り掛かりながら眠った。
翌日、レインが目覚めるとドレイクがなぜか人化しいて、岩に寄り掛かりながらレインを腕に抱き寝ていた。
いつの間に......しかも、逃げれないようにがっちりとホールドされている。
仕方ないので、ドレイクの顔を眺めている。今はまだ、14才たが整った顔立ちをしている。間違いなく国宝級(フィルター付きレイン両目)のイケメンに育ってきた。良く見ると睫毛が長く、白銀の髪と同じ色をしていることに気付いた。
レインはドレイクの瞳が気に入っている。
彼の濃いアメジストに縦に割られた瞳孔。正直に言うとやっぱり彼が好きだ。誰にも獲られたくはない。彼の頬に手を伸ばす。
するとそれよりも早く目が覚めたらしい。まだボーとしている。しかしレインを見るや微笑み、額と頬にキスを落とした。
その後に耳元で「おはよう」と寝起きの掠れた声なので、一気に顔か赤くなった。
その様子を見ていたドレイクは、かなり機嫌が良いようだレインの頭に頬擦りしている。
彼の癖のようなモノだ。
気が付くと、彼の骨尻尾や骨羽がレインを包むように抱き締めた。
ヤバいと思い彼から距離をとりたいのにびくともしない。半泣きになりながらドレイクを見上げるレイン、彼のか笑みが濃くなる。
この後レインは散々ドレイクに構い倒され、顔を真っ赤にして力無く彼に寄りかかる。ドレイクはといえば、満足そうにレインを抱き締める。
彼は根っからのSなのだ。肌に艶がある。
多分敵わないだろうと、レインは悟ったのだった。
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