私の転生先を神様(竜神様)が"勝手に"決めました ~ドラゴンテイマーになりました~

黒炎 瑠懿

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2章 前編

星の砂丘にて(砂漠を目指して ~旅立ちは突然に~)

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 翌日、レイン達は新しく追加された砂漠に向けて飛び立った。時間短縮の為ドレイク(ドラゴンバージョン)に股がり砂漠を目指す。
 メンバーはレイン、ドレイク、各種【スパイダー(子供達)】【フォレストスパイダー(引率役)】と【スライム(雫)】だ。【スパイダー(子供達)】は途中の森に糸をパラシュートのようにして近くの森に降りて行った。【フォレストスパイダー(引率役)】に聞くと念話で≪旅立っただけ≫≪数が多すぎると餌が足りなくなる≫≪自分達だけで暮らすことを望んだから離れただけ≫≪戻ることも認められない≫≪後は自然の摂理に任せるだけ≫≪主達には襲わないことになっている≫≪安心して≫と、跡切れながらも文章になていた。どうやら特殊進化したのだろう。
 その子供達も強くなり、自分達の意思で旅をしたくなったもの達が、ここに集まっているのだろう。
 引率者(仮)にあなたも旅立行くのか聞くと≪自分は見届け蜘蛛この事を新たな長に報告するだけ≫と返された。

 暫くすると【スパイダー(子供達)】の4分の3ほどが旅立った。どうやら、残りは見送りと私達に付いていくらしい。探究心が強い子達だ。もしかしたら最後の進化まで行くかもしれないと思いながら、旅立った子蜘蛛の最後を見送った。
 空は晴れ渡り雲が穏やかに流れている。実にいい天気だ。このまま、この天気が続きます様にと祈りつつ砂漠を目指した。
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