90 / 158
1章 後編
新たな≪仲間≫を求めて(契約は後始末後に)
しおりを挟む
※少し長め
こうして、【ゲルート】を倒し終えてからその場所を見ると、なんと探していた蜂系の魔甲虫が、数体こちらを伺っていた。
今すぐにでもテイムしたい。
が、先ず始めにしたのは湖に浄化石を撒いて、岩に浄化の魔方陣を彫り発動させた。
蜂達はその光景を眺めていた。
湖の浄化が終わってから、次は土壌浄化を開始した。使う魔法【聖なる雨】だ。
字の如く聖魔法の雨を降らし、土を生き返らせる効果のある魔法だ。また生き返らせるだけでなく、土壌改良や栄養士にもなるので、たまに自宅の畑に撒いている優れものだ。
何ヵ所か、土がドロドロに腐り使い物ならない場所があったので、そこを重点的に聖魔法をかける。
大体の作業が終わり、途中から蜂達も手伝ってくれた。
そうこうしている間にドレイクは歩いて来た。
来たのはいいのだが、腕の中にいる色とりどりの【スライム】数匹。どうしてこうなったのかわからず気になった。
「お帰りなさい。その腕の中にいる【スライム】達はどうしたの?」
「ただいま。【スライム】達は俺がテイムしたんだ。この子達を飼うよ。プニプニでひんやりして気持ちいいから」
宣言された。透明な子を1匹渡してきた。本当にひんやりしていて気持ちいい。取り敢えず鑑定した。
鑑定結果 : 【アクアスライム(聖水)】
特徴 : 【アクアスライム】は水から生まれる【スライム】で、他の個体より透明度が高く見付けにくい。なお、この個体は体の約99.9%が聖水で出来ているため、浄化魔法を使うことが出来る。
また、浄化装置として使われる。
飼い方 : 池と陸地のある柵に入れておくこと。柵は迷子対策のため。
と出た。君たち迷子になりやすいのか。気を付けねば。他の個体はない【アクアスライム】 がもう1匹と【陸スライム】14匹と出た。
【陸スライム】は普通の【スライム】より透明度が高いが問題ないそう。この子達もお持ち帰りするのか。かわいいので許す。サリー達も1匹ずつ腕に抱き込み、プニプニを堪能していた。
その子達も満更ではないようで、攻撃してこない。かなり平和だ。
そろそろ、蜂達に視線を向ける。
待ってましたとばかりに前に躍り出る。
蜂達の数が増えている。それに明らかに"女王蜂"がいるよね。兵隊蜂に囲まれて出て来たぽい。
レインに向かってお辞儀をする各群れの"女王蜂"。
するとレインの目の前にウィンドウが出て来た。そこに書かれている内容に驚いた。
"女王蜂"達は仲間になりたそうにこちらを伺っています。仲間にしますか?≪Yes or No≫
と出て来た。これは、魔甲虫から仲間になりに来る≪スカウト≫が発動したみたいだ。何かに感銘を受けると、低確率で仲間にしてもらうための魔獣や魔甲虫側からのアピール行動だ。
勿論、Yesしかない。
こうしてレイン達に、また新たな仲間が来たのだった。
こうして、【ゲルート】を倒し終えてからその場所を見ると、なんと探していた蜂系の魔甲虫が、数体こちらを伺っていた。
今すぐにでもテイムしたい。
が、先ず始めにしたのは湖に浄化石を撒いて、岩に浄化の魔方陣を彫り発動させた。
蜂達はその光景を眺めていた。
湖の浄化が終わってから、次は土壌浄化を開始した。使う魔法【聖なる雨】だ。
字の如く聖魔法の雨を降らし、土を生き返らせる効果のある魔法だ。また生き返らせるだけでなく、土壌改良や栄養士にもなるので、たまに自宅の畑に撒いている優れものだ。
何ヵ所か、土がドロドロに腐り使い物ならない場所があったので、そこを重点的に聖魔法をかける。
大体の作業が終わり、途中から蜂達も手伝ってくれた。
そうこうしている間にドレイクは歩いて来た。
来たのはいいのだが、腕の中にいる色とりどりの【スライム】数匹。どうしてこうなったのかわからず気になった。
「お帰りなさい。その腕の中にいる【スライム】達はどうしたの?」
「ただいま。【スライム】達は俺がテイムしたんだ。この子達を飼うよ。プニプニでひんやりして気持ちいいから」
宣言された。透明な子を1匹渡してきた。本当にひんやりしていて気持ちいい。取り敢えず鑑定した。
鑑定結果 : 【アクアスライム(聖水)】
特徴 : 【アクアスライム】は水から生まれる【スライム】で、他の個体より透明度が高く見付けにくい。なお、この個体は体の約99.9%が聖水で出来ているため、浄化魔法を使うことが出来る。
また、浄化装置として使われる。
飼い方 : 池と陸地のある柵に入れておくこと。柵は迷子対策のため。
と出た。君たち迷子になりやすいのか。気を付けねば。他の個体はない【アクアスライム】 がもう1匹と【陸スライム】14匹と出た。
【陸スライム】は普通の【スライム】より透明度が高いが問題ないそう。この子達もお持ち帰りするのか。かわいいので許す。サリー達も1匹ずつ腕に抱き込み、プニプニを堪能していた。
その子達も満更ではないようで、攻撃してこない。かなり平和だ。
そろそろ、蜂達に視線を向ける。
待ってましたとばかりに前に躍り出る。
蜂達の数が増えている。それに明らかに"女王蜂"がいるよね。兵隊蜂に囲まれて出て来たぽい。
レインに向かってお辞儀をする各群れの"女王蜂"。
するとレインの目の前にウィンドウが出て来た。そこに書かれている内容に驚いた。
"女王蜂"達は仲間になりたそうにこちらを伺っています。仲間にしますか?≪Yes or No≫
と出て来た。これは、魔甲虫から仲間になりに来る≪スカウト≫が発動したみたいだ。何かに感銘を受けると、低確率で仲間にしてもらうための魔獣や魔甲虫側からのアピール行動だ。
勿論、Yesしかない。
こうしてレイン達に、また新たな仲間が来たのだった。
0
お気に入りに追加
190
あなたにおすすめの小説

ここは貴方の国ではありませんよ
水姫
ファンタジー
傲慢な王子は自分の置かれている状況も理解出来ませんでした。
厄介ごとが多いですね。
裏を司る一族は見極めてから調整に働くようです。…まぁ、手遅れでしたけど。
※過去に投稿したモノを手直し後再度投稿しています。

3回目巻き戻り令嬢ですが、今回はなんだか様子がおかしい
エヌ
恋愛
婚約破棄されて、断罪されて、処刑される。を繰り返して人生3回目。
だけどこの3回目、なんだか様子がおかしい
一部残酷な表現がございますので苦手な方はご注意下さい。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。

婚約破棄され、平民落ちしましたが、学校追放はまた別問題らしいです
かぜかおる
ファンタジー
とある乙女ゲームのノベライズ版悪役令嬢に転生いたしました。
強制力込みの人生を歩み、冤罪ですが断罪・婚約破棄・勘当・平民落ちのクアドラプルコンボを食らったのが昨日のこと。
これからどうしようかと途方に暮れていた私に話しかけてきたのは、学校で歴史を教えてるおじいちゃん先生!?

転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。

次は幸せな結婚が出来るかな?
キルア犬
ファンタジー
バレンド王国の第2王女に転生していた相川絵美は5歳の時に毒を盛られ、死にかけたことで前世を思い出した。
だが、、今度は良い男をついでに魔法の世界だから魔法もと考えたのだが、、、解放の日に鑑定した結果は使い勝手が良くない威力だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる