69 / 158
1章 後編
日常(夢とドレイクの苦手になってしまったこと)
しおりを挟む
数日前まで、悲しい夢をよく見ていた。
とても大切な夢で1番幸せな夢。なのに、最後はとても悲しく辛い夢。内容もあやふやで覚えいないが感情だけは覚えている。だけど詳しくは思い出せない不思議な夢。
暫くボォーっとしていると、霧散して分からなくなる。
だが最近は見なくなった。本当に何だったんだろう?
レインは首を傾げ伸びながら、起き上がった。
リビングに行くと、ドレイクがコーヒーを片手にアカシックレコード・ミニを見ていた。対面側には目玉焼きにウィンナーと炙ったトーストにバター、それとサラダとフルーツ牛乳が置いてあった。
実は彼、前世では料理上手でたまに凝ったものを作っていた。後片付けも完璧に主夫顔負けであった。
しかし今世では、どうも種族がらなのか、まだ子供の状態だからなのか力の加減が出来ず、革手袋をした状態で焼く切る以外出来ないでいる。どうしても時間のかかる料理すると、見た目美味しそうな毒物・激物が出来るらしい。
彼曰く、スカルドラゴンの力(死者を確実にあの世に導く力、死の気配)のコントロールが難しく、練習して見ても革手袋をしてサッと出来る料理以外作ることは今のところ出来そうもないらしい。
キッチンには彼専用の革手袋が吊るしてある。これがないと料理ができないのだとか。
因みに、彼の作る料理は彼自身には効かないそうで食べれるらしい。少し舌がピリピリしたり、少し眠くなったりするそう。だが、他人には食べれたものではないし、確実にあの世に逝くだろうとも言っていた。
とても大切な夢で1番幸せな夢。なのに、最後はとても悲しく辛い夢。内容もあやふやで覚えいないが感情だけは覚えている。だけど詳しくは思い出せない不思議な夢。
暫くボォーっとしていると、霧散して分からなくなる。
だが最近は見なくなった。本当に何だったんだろう?
レインは首を傾げ伸びながら、起き上がった。
リビングに行くと、ドレイクがコーヒーを片手にアカシックレコード・ミニを見ていた。対面側には目玉焼きにウィンナーと炙ったトーストにバター、それとサラダとフルーツ牛乳が置いてあった。
実は彼、前世では料理上手でたまに凝ったものを作っていた。後片付けも完璧に主夫顔負けであった。
しかし今世では、どうも種族がらなのか、まだ子供の状態だからなのか力の加減が出来ず、革手袋をした状態で焼く切る以外出来ないでいる。どうしても時間のかかる料理すると、見た目美味しそうな毒物・激物が出来るらしい。
彼曰く、スカルドラゴンの力(死者を確実にあの世に導く力、死の気配)のコントロールが難しく、練習して見ても革手袋をしてサッと出来る料理以外作ることは今のところ出来そうもないらしい。
キッチンには彼専用の革手袋が吊るしてある。これがないと料理ができないのだとか。
因みに、彼の作る料理は彼自身には効かないそうで食べれるらしい。少し舌がピリピリしたり、少し眠くなったりするそう。だが、他人には食べれたものではないし、確実にあの世に逝くだろうとも言っていた。
0
お気に入りに追加
190
あなたにおすすめの小説

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?

婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています

ドアマット扱いを黙って受け入れろ?絶対嫌ですけど。
よもぎ
ファンタジー
モニカは思い出した。わたし、ネットで読んだドアマットヒロインが登場する作品のヒロインになってる。このままいくと壮絶な経験することになる…?絶対嫌だ。というわけで、回避するためにも行動することにしたのである。

前代未聞のダンジョンメーカー
黛 ちまた
ファンタジー
七歳になったアシュリーが神から授けられたスキルは"テイマー"、"魔法"、"料理"、"ダンジョンメーカー"。
けれどどれも魔力が少ない為、イマイチ。
というか、"ダンジョンメーカー"って何ですか?え?亜空間を作り出せる能力?でも弱くて使えない?
そんなアシュリーがかろうじて使える料理で自立しようとする、のんびりお料理話です。
小説家になろうでも掲載しております。

悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる