私の転生先を神様(竜神様)が"勝手に"決めました ~ドラゴンテイマーになりました~

黒炎 瑠懿

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1章 前編

家に帰ってから(生活が安定してきた)

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 家の中に入ると、綺麗に掃除されていた。いったい誰が掃除しているのだろうか?
 鑑定してみると全ての部屋に自動掃除、除菌、消臭がされるシステムがあるそうだ。助かります。
 取り敢えず、汚れた服と下着を洗濯機に入れるため次いでにお風呂に入りに行く。ドレイクと一緒に入ろうと言ったら頑なに拒否された。哀しみに暮れながら1人風呂を満喫した。


  脱衣所から出た後に、ドレイクも入りに行っていたので、単純に一緒には入らないだけだったみたい。脱衣所から小さな姿のドレイクが出てきた。うっすら赤色に染まった姿で、小さな手拭い(ハンドタオル)を首に引っ掻けながら出てきた。若干漂うオヤッサン臭。
 何処かで見たような無いような。気のせいかな?



 誰かの視点

 夕食や後片付けを済ませたら、そのまま睡魔に襲われたらしい。レインはベッドに倒れ意識を手放した。
 衝撃で怪我をしないように、俺は大きさを変え全身でレインを受け止めた。彼女の体温は子供らしい高さと柔らかさがある。
 取り敢えず、彼女を懐に入れ包むように眠る。
 彼女が幼い頃、もしかしたらこんな感じだったのかもしれない。前の世界では、成人して数年たった彼女しか見たことが無い自分として、かなり美味しい思いをしている。
 前と容姿は若干違うが、黒髪だけは彼女の色合いを残してる。
 甘い匂いの彼女。自分だけが知っている匂い。自分のモノだと主張する本能。



 ヤバい思考に堕ち要りそうになり、慌てて頭を振るう。
 今日は満月。12才になり初めての夜。ようやく、願っていた姿になれる夜。彼女は驚くだろうか?楽しみだ。


 理性が戻って来た所で彼女の頬にすり寄る。暖かい彼女の温もり。
 この時間が永遠に続きます様に...
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