私の転生先を神様(竜神様)が"勝手に"決めました ~ドラゴンテイマーになりました~

黒炎 瑠懿

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1章 前編

迷いの森にて(レッツ狩り 中編1 ※グロ注意)

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※少し長めです。グロ注意

約3時間後ーーー

 ドレイクが飛び去って行った後、レインたちは力を合わせて残りの魔物を全て倒した。まだ、ドレイクは帰ってきていない。レインたちはとりあえず、使える魔物の素材と処分する素材に分け、使えない素材は聖水で浄化した後深い穴を掘りその中に捨てていった。また、【オーク】や他の肉になる魔物は全てその場で解体していく。
 最初レインは【オーク】の皮剥がしにかなりためらいがあった。しかし、この世界で生きるならば最低限"解体このくらい"は出来なければお話にならない。そう思い意を決し解体を開始したレインは【オーク】の死体の首にナイフを当て一気に刺した。最初に感じたのは、肉が断ち切られる生々しい感覚と錆びた鉄臭い匂い。彼女はサァーと青くなりながら他の死体も首を切りに行く。その間サリーたちは蔓やロープを使い、首が切られた遺体の足に括り付け近くにある巨木の枝に蔓やロープをまわし、逆さ吊りにし血抜きしてくれた。かなり集中していたらしいレインは気が付けば、何十体の【オーク】等の首を切り落としていた。そして、近くにある巨木は恐ろしいオブジェが実る血塗られた巨木に進化をした。あの協力してくれた巨木には後で聖水で洗い落としてあげようと心の中で誓うレインだった。


 血抜きが終わりいよいよ解体を進める。最初に巨木に吊るした1体を下ろし腹を切り開いた。ここまでは特に問題なく進められたレインだったが次は内蔵を取り出さなければならない。恐る恐る開いた腹に手を入れる。グチュリと音がなり柔らかいが弾力のある物体に触った瞬間固まる。【オーク】の内蔵には毒素がありほとんど食べれない。また、内蔵を傷付けると毒素が身体中に回ってしまうらしい。唯一心臓と消化器官は毒素がない。なので仕留める際は心臓だを狙うようにして倒したのだ。慎重に内蔵を取り出していく。ますます、顔色が悪くなるレインとそれを応援するサリーたち。なんとか内蔵を傷付けずに取り出した。気絶し掛けていたがなんとか持ち堪えた。後は皮を剥いだり、部位ごとに分けながら、マジックバッグの中にある時間停止機能付きの小袋(巾着袋)に入れていく。
 そしてついにレインは解体苦行をやり遂げた。また、消化器官と素材に使えるもの以外は全て聖水で浄化し穴に放り込んだ。

 1通り出来たので後は、流れ作業が如く一度覚えた感覚が忘れない為にも解体を進めていく。
 全てが終わったのは昼を少し過ぎた頃だった。その頃にはドレイクも帰ってきていた。
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